2016年8月13日土曜日

ギター初心者にオススメのポルノグラフィティの曲5選





僕は新藤晴一の影響でギターを始めた。
そのため生まれたての雛鳥の如く、初めてギターで弾く時も自然にポルノグラフィティを弾こうと思った。

しかしながら、ポルノグラフィティの曲は初心者ヘタレギタリストにはなかなかに難しい。
それは音作りもあるし、時に何本もギターを重ねているからだ。

さらに曲数も多いので、何を弾けばいいのか迷う方もいるかもしれない。

ということで、ギター初心者向けのポルノグラフィティのオススメ曲を考えてみようと思う。



今回はエレキギターで弾くにはというテーマにしたい。

条件としては

あまりエフェクターあれこれ使わない
スコアが発売している

という辺りで考えてみよう。


2016年8月12日金曜日

【レポ】8th LIVE CIRCUIT OPEN MUSIC CABINET 横浜アリーナ day.2(再掲)





昔のライヴレポを掘り起こすシリーズ。
今回はm-CABIを引っさげたOPEN MUSIC CABINETツアーです。

ポルノグラフィティのキャリア初となったアリーナツアー。

僕は横浜とさいたまに行ったんですが、今回はその横浜アリーナのレポを再掲します。
伝説の昭仁さんの股破けガムテ補修事件があったとき。懐かしい。


8th LIVE CIRCUIT OPEN MUSIC CABINET
横浜アリーナ day.2



SET LIST

  1. m-NAVI 1 "Ride on!! Blue vehicle!"
  2. ハネウマライダー
  3. オレ、天使
  4. Devil in Angel
  5. BLUE SK
  6. アポロ
  7. BLUE SNOW
  8. ヴォイス
  9. 休日
  10. Winding Road
  11. サウダージ
  12. Mr.ジェロニモ
  13. m-FLOOD
  14. PRISON MANSION
  15. 横浜リリー
  16. DON'T CALL ME CRAZY
  17. Century Lovers
  18. NaNaNa サマーガール→ウィンターガール→サマーガール
  19. メリッサ
  20. アゲハ蝶
  21. グラヴィティ
EN-1 ウェンディの薄い文字
EN-2 ライン
EN-3 ジレンマ









16時にグッズ売り場でグッズを一通り購入。
悩んでたTシャツはスカルTにした!カックイイ~


↑ 当時僕はぽっちゃりだったのでLサイズ買った。今はデカすぎるので友人にあげました。


会場するとまず目に入ってきたのはステージに掛かった大きな幕。
さながらステージを一つのキャビネットにしているよう。

幕の図柄は「m-CABI」のブックレットの感じ。
BGMはオアシスの"Some Might Say"やエアロスミスの"Walk This Way"なんかが流れてた。

前回ロマポルでライブ前に行われたハネウマちゃんによる客席いじり。

今回はなんとフラッディ!
「セクシーポーズしてくれ」とかを男女関係なく注文。面白い。
そして、合間にフラッディが6匹(単位は匹でいいのか?)現れ、1匹ずつあの踊りを見せる。


↑フラッディは女の子です。しっかり"人"にしてあげよう。当時は「なんだこのキャラ」「気持ち悪い」「可愛くねぇ」とファンの間で不評でしたが、今でも大人気のキャラとなった。 


会場は入場がまばらながらもみんな踊ってすでに一体感が高い。

会場が暗くなりスタート!

まず"m-NABI1~"のイントロが流れてそのまま"ハネウマライダー"へ。
実は何気なくネットしている時に1曲目がハネウマって見ちゃったんですよ。
でもあのイントロのギターが来た瞬間鳥肌が立った。
会場はサビでタオルや色々なものを振り回す。
もう初っ端から会場テンションMAX。

ハネウマが終わるとなんと"オレ、天使"聴けて感動。
中央の画面に羽根が映っていてそれが昭仁さんと上手く重なり羽根が生えているように見えたのが凄く良い演出だと思った。

最初と最後のセリフが変わっていました。
最後のセリフが、「最後に1つ忠告。天使だって時には人を騙したくなる。そう天使の中にも悪魔が…」という感じでした。

そして"Devil in Angel"へ。
この流れは「なるほど。そう来たか!」って感動した。
曲は言うまでもなく盛り上がりました。
やっぱりライヴ向きだこの曲。


ここでMC。
「盛り上がってますかーー!!!」「イエー!!!!!」というやりとりなんかがありました。
ここでか忘れたけど今回のツアーのアンケートネタ。


昭仁さん:やっぱりこれだけ大きい会場だと色々な人がいてね。アンケートに「ライヴ最高でした!超超超良かったです 60歳主婦」とかね。
あと「ここの演出はこうした方が良い!ここの照明はこうした方が良い!ということをずらずらと書き並べてあって見たら 15歳中学生」
これには会場爆笑。
これもここでか忘れたけど、メンバー紹介がありました。
今回は新メンバーが2人いて、一人はパーカッションのラムジーさん。酒を飲むと長くなる方らしい(笑)。
そして、もう1人は本間さん。
これには会場は「おぉー!」と歓声。

MCが終わり"BLUE SKY"が続き、次の曲はなんと"アポロ"!
ビックリしました。ビックリ度で言ったら昨日の中では1番。
やっぱり良い曲だなぁって実感。
その後"BLUYE SNOW"へ。

その後ロングMC。
ここで晴一さんが上着を脱いだっていう話を皮切りにどんどん下の方へ(笑)。
晴一さん:おう、全裸になる
昭仁さん:1、2、…4枚で全裸じゃ。あ、靴下だけは履いてね」
晴一さん:やっぱりやめとくわ、ヒクけぇ。
昭仁さん:みんなが?
晴一さん:おまえが。オレの人間的なものの大きさに。おまえ小さいからのぉ。
昭仁さん:小さないわぁ。ピッタリじゃ!
ここでカメラが昭仁さんの股間から上に向かって映し…
昭仁さん:カメラ股間から舐めるな(笑)

というようなやりとりだったと思う。
会場終始爆笑。
今回のMCいつもにも増して面白い(笑)

昭仁さん:あんまり「チンコ」とか言っていると小さい子とか来てたり青少年に悪影響なので止めなさい(笑)
晴一さん:MCで困ったら「ウンコ」って言えば終わるんよ(笑)


↑このツアーやたらとMCで下ネタ多かった印象。


昭仁さん:今日は新旧色々な曲をテーマに分けて演奏していきたいと思います。次の曲は久しぶりですね。
というMCから晴一さんのギターのアルペジオが始まり、始まったのは"ヴォイス"。
うぉお。
是非とも生で聴いてみたかった曲なので感動。
続いて、"休日""Winding Road"と続く。
"Winding Road"では画面に歌詞が出てました。やっぱり生で聴くこの曲は凄い。
そして"サウダージ"。もうね言うことありませんよ。

昭仁さん:曲を創っていて頭に浮かんだある人物がどうしても離れなかったんですよ。その名は…Mr.ジェロニモ」
"Mr.ジェロニモ"。やっぱり楽しい!
画面にはインディアン風の男。そう、ジェロニモが。踊っておる(゚⊿゚)

曲が終わると"m-FLOOD"のイントロが。
ジェロニモがフラッディに変身し、照明はフラッディカラーに。この照明凄く綺麗で好き。
そしてフラッディに導かれサビの踊りを2回練習。
曲本編ではみんなバッチリで圧巻の光景だった。
曲が終わった…と思いきやフラッディの導きで昭仁さんもダンス。
みんなも合わせて一体に。


↑この踊り今覚えてるかなぁと試したらめちゃくちゃになった。


続く"PRISON MANSION"では画面にマンションが。シルエットが曲中の人物になっていて面白い。
最後に映る窓際で笑っているフラッディ。正直怖い。
"横浜リリー"では横浜の風景が映し出されていました。

"NaNaNa サマーガール"は始まって1番サビが終わった途端曲が変わって、始まったのはなんと"NaNaNa ウィンターガール"!
"~ウィンターガール"のサビがいきなりラストサビに飛ぶかたちのアレンジで、終わったと思ったら今度は"~サマーガール"の大サビへ。
なんと面白いメドレーか。


↑"NaNaNa ウィンターガール"はさりげなく名曲だと思ってる



"DON'T CALL ME CRAZY""Century Lovers""メリッサ"はもうとにかく盛り上がった。
"メリッサで"銀テープが出ました。

そして、なんと"アゲハ蝶"。もう死んでも良いと思いましたよ。
ポルノを好きになってキッカケであり、1番好きな曲です。
「ラーラーラー」の合唱は凄かったですよ。

そしていよいよ本編最後。
"グラヴィティ"
もうこの時代に生きてて感謝しますよ。
ポルノ至上好きな曲1、2が続けてきましたよ。
とにかく生で聴く"グラヴィティ"は自分の中の言葉じゃ伝えきれないくらい良い。

ただね、本当にこれから行く人はここ見てない人多いだろうからジレンマを感じるが、この曲で手拍子だけは止めて欲しい。
ロマンスポルノの時の"愛が呼ぶほうへ"の手拍子もそうだったけど、バラードで聴き入る曲で手拍子すると台無しになってしまうので。
あと、出来ればバラード終わりは最後の1音まで聴いて欲しい。


↑"グラヴィティ"は今でもやっぱり大好きで大切な曲ですねぇ。


本編が終了アンコールへ。
現れたのは晴一さん一人。
そして、中央のマイクスタンドにスポットライト。
まさか。まさか。まさか。
"ウェンディ"来たーーーーーーーーーーーーーーーーー!
ライヴじゃ絶対聴けないと思ってましたよ。
「なぜるだけさ♪」「真反対さ♪」を会場も歌う。
全体的にハニカミながらの晴一さんが素敵だった(笑)途中まで眼鏡を掛けていました。


↑久しぶりに"ウェンディの薄い文字"も聴きたいなぁ。なぜるだけさ♪



そして、2回目のアンコールへ。

"ライン"
曲がどんどん盛り上がっていってラストサビ!ってところの照明が綺麗だった。
「PURPLE'S」の"音のない森"のラストサビの照明がバッ!となる感じと言えば伝わるか。
とにかくここでも鳥肌。

曲が終わると2回目のメンバー紹介へ。

晴一さんの紹介で、晴一さんがウィンクにピースに投げキッスにと。会場「キャァーー!」。
対抗して昭仁さんもウィンクしたり、ピースしたりしてました。

晴一さん:みんな呼んであげてください。え~と昭和の「昭」に仁義の「仁」?。
昭仁さん:そうよ。「仁義」ので合っとるよ。
晴一さん:チンコ?
のやりとりも爆笑した。


↑この親父どもはまったく。


そして昨日一番笑ったのが。
昭仁さん:先に言っとかなきゃいけないことがあるんですけど。さっき蹴っちゃった照明直そうとしたら「ビリッ!」ってここ(股間の下のとこを指差す)が破れてしまってね。先に言っとかんと指摘されたくないけぇ。
と、そこにガムテープを手にした晴一さんが(笑)
股間に晴一さんがガムテ貼っていました(笑)


↑DVDにもなってるさいたまのチャック全開事件なんてまだ生易しいもんだ。


昭仁さん:最後にどうしたい!
客席:飛びたぁーーーい!
昭仁さん:それだけじゃなかろう。あとどうしたい?
客席:暴れたぁーーーい!
昭仁さん:その要求承りました。OKじゃあラスト1曲!ジッレンマ!

燃え尽きました。

真っ白い灰になりました。

最後に生声。

晴一さん:おまえらだいぶ好き!
昭仁さん:最高の夜でした!ありがとう!

こちらこそ。

やっぱり自分はポルノが好きなんだなぁって実感したライヴでした。

とても、とても長いですが、読んでくださった方はありがとうございました。


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2016年8月11日木曜日

【感想】FINLANDS「PAPER」突き刺さる声と音の傑作





以前からちょっと気になっていた、FINLANDSという神奈川県出身の女の子2人組のアルバム「PAPER」を購入した。


僕はハルカトミユキ印象派のような変わり者女子2人組ユニット(バンド)にハマってますが、また新たな1ページが刻まれたかもしれない。


冬を愛してるということで、北欧の国名を冠しライヴではどんなに熱くてもモッズコートを脱がないそうです。変わり者だー!

また変わり者女子2人組を好きになってしまった。


メンバーは







塩入冬湖(Vo,Gt)
コシミズカヨ(Ba,Cho)
L→R


そんなFINLANDSなんですが、音楽性はとても熱い。
バンドとしては「RO69JACK 13/14」に入賞したり「出れんの?サマソニ」なんかにも出ているという経歴。

さて、この「PAPER」というアルバム、僕は大好きである。













アルバムのバランスが良い



バックヤードとかあまり知らないで買ったので、どんなものだろうと思ってアルバムを聴いたが、疾走感あるオープニングトラック"ウィークエンド"で掴まれてしまう。





メンバー+サポートメンバーとのことだけど、音がしっかりバンドしてるんだね。

序盤は疾走感あるトラックが続く。
それにしてもヴォーカルの声が本当に素晴らしい。

ほどよくハスキーでありながら、枯れすぎない声。


2曲目なんて"バラード"ってタイトルでありながら、ほぼ叫ぶようなヴォーカルのアップチューン。この激情型のサウンド聴いて大森靖子とかtricotが頭を過った


続く"メリーゴーラウンド"は一転して甘いヴォーカルの出だしになる。
例えば印象派は力強いmicaとの声と甘いmiuの声でバランスを取っているけど、FINLANDSはそれを1人でこなしているような。

中盤ではミディアムナンバーが並ぶ。
インタビュー読んでみたけど、このアルバムではバランスを取る為にミディアムナンバーを増やしたそうだ。

個人的にだけど塩入さんの声を最も活かせているのはミディアムナンバーなんじゃないだろうか。試聴で"月にロケット"を聴いて一瞬で惚れた。





あれだけハスキーで疾走感ある声だったのが出だしクラムボンかよみたいになる。

これだけ表現力あるヴォーカル久しぶりに聴いた。
個人的な趣向だけどこういう曲に弱いんだ。

ちょっとヴォーカルにフォーカスを当てすぎてしまったけど、ベースも面白いです。かなり歌メロに寄り添うようなベースラインで良い。

全11曲聞き応えあります。この曲数と内容のバランスとても良いと思う。



ライヴ見たい



やっぱり音源を聴いて「ライヴ見たくて仕方ない!」と思えるバンドは良いバンド。

精力的にライヴをこなしていて、しかもライヴの評判も良いのでちょっと予定をつけて見に行ってみようと思う。






それでは、今回はこの辺で。


【関連記事】
印象派が売れる時代、その日がきてもおかしくない
ヘンテコ・ガールズユニット特集(ハルカトミユキ・印象派・FINLANDS・惑星アブノーマル)









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2016年8月10日水曜日

【感想】ポルノグラフィティ「オー!リバル」







なぜ今かと問われると自分でもよく分からないけど、ポルノグラフィティの42thシングル「オー!リバル」の感想を書きたいと思う。今更ながら

ちょっとどうしても書きたかった事柄があって。

発売して1年と4ヶ月くらい経ってますが気にしないように。








・オー!リバル


俺たちのセレブレーション」「ワン・ウーマン・ショー~甘い幻~」に続く連続リリースの集大成として発売された。

正直なところ先の「俺たちのセレブレーション」は一般層よりもファン層に向けた曲。「ワン・ウーマン・ショー~甘い幻~」はポルノの狙いと世間との解離が目立ってしまった曲という状態であった。
もっと言えば「青春花道」~「東京デスティニー」辺りもファンじゃない人には薦めづらい部分があった。

もちろん完成度はとても高いし、とても良い曲たちではあると思う。しかしなかなか一般層にまで影響を及ぼす曲というのはしばらくポルノには足りなかった。

2012Spark」は一般受けもファン受けも良かったけど映画がヒットしてたらなぁと。そこでいよいよ大型のタイアップ「名探偵コナン」である。内容は置いておいても作品の興行は約束されている。

逆に言えばここで失敗すればポルノが時代に引っ掛かるのが更に困難となる。
しかしながら予告で流れた曲はそんな不安を吹き飛ばす、完璧と言って良いものだった。

そしていよいよカフェイン11でフル尺が初オンエアされた時にポルノバカの友人と「ようやく満場一致の回答が出た!」と喜びあった。ファンだろうが、一般層だろうが「これがポルノグラフィティである」と言わざるを得ないほどの楽曲だった。

そして、僕が書いておきたかったのが、ここからである。


・EDM要素の取り入れについて



"オー!リバル"のアレンジについてだ。安心と信頼のアレンジ破壊ニストであるtasukuさんである。もちろん主たるラテンアレンジは本間さん時代へのリスペクトが強く感じられる。
しかし、更にそこに新たにEDMの要素を盛り込むことで、時代性と、ある意味を持たせているんだと思った。

それは過去の焼き増しになることを避けているという点だ。

僕個人の意見になってしまうけど、一時期もてはやされたなんでもEDMにしてしまう風潮はあまり好きでなかった。ただ、EDM流行ってるから盛り込みましたみたいなの多過ぎてね。
EDM使うことに必然性がないというか。

だけど"オー!リバル"に関してはEDMを使うことで過去のラテン調の曲を繰り返すことを避けている。これは同じことを繰り返さないポルノグラフィティの特性によるところだと思う。

たとえばBUMP OF CHICKENが"Butterfly"でそれをやった時に結構違和感あった。まぁ初音ミクのあれもだが。

それを思うとポルノみたいなタイプは何しても違和感ないところも強みだなぁと。しかもしっかりそれを消化できてるしね。


・時代に引っかかる曲


「ハネウマライダー」が発売された時に晴一さんが言っていたことがある。

それは「たまにヒット曲を出していかないといけない」ということだ。
時代に引っかかるような曲をリリースしなくては懐メロバンドになってしまう。

ポルノは要所要所でなんとかこういうヒットを出せているというのは大きいことなのです。

自分が率先して聴いていないアーティストでちゃんとコンスタントに新曲出しているのに、たまに音楽番組を見て「あー久しぶりに見た。まだ活動してるんだ」なんて思うことはないでしょうか。ヒット曲の有無というのはそういう存在にならないためにも必要だと思う。

同時に「ポルノはどんな曲を出しても一定数」は売れるということも以前言っていた。それは長年のファンはとりあえずCDを買ってくれるからだ。
なんとなくなんだけど、「オー!リバル」以降はその辺もかなり意識していると思うんだよね。「RHINOCEROS」の曲に対して昭仁さんが「とにかく1曲1曲をシングルのように力を入れる」と言っていたのがそれに近いと思う。

続く「THE DAY」も素晴らしい曲だったこともあり、今後のポルノがどんな一手を出していくのか期待してしまう。


【参考記事】

【感想】ポルノグラフィティ「THE DAY」


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Spotifyの日本上陸が失敗する理由





今秋音楽ストリーミングサービスのSpotifyの日本上陸が決まりました。

Spotifyは海外ではメジャーなサービスですが、日本ではあまり知られていないんじゃないでしょうか。

かくいう自分もなんとなくしか知らないので調べてみることにしました。

調べた結果、Spotifyの日本上陸は失敗すると思います。








・Spotifyとは



2006年にスウェーデンでサービスが開始されたサービスです。そこからヨーロッパ➡アメリカなどで浸透していき、現在の利用者は一億人を越えると言われています。

サービスとしては「月額(980円)の無制限アクセス」「広告付の無料サービス」があるようです。広告付のは曲間で広告が挿入されるみたいです。

月額のストリーミングサービスというのは昨今珍しいものではないですが、果たして日本の市場に食い込めるのでしょうか。

しかし、一方でトムヨーク(レディオヘッド)は「小さなレーベルや新人アーティストはまともな報酬を得られない」といった批判も出ています。



・Spotifyの優れている点とは?



Apple Musicなど他のストリーミングサービスとは何が違っているのでしょうか。

実は調べてみてもそこまで明確な強みみたいなのは見つからなかったんですよね。

強いて言えば

  • Facebookとの連携で友達の聴いた曲、自分の聴いた曲をシェアできる
  • シチュエーションに合わせた音楽を選んでくれる
  • ジャンルの検索に優れていて新たなアーティストの発見に繋がる

といったところでしょうか。



・Spotifyは失敗する



ここからは僕の推測になりますが、このタイミングでのSpotifyの日本上陸、失敗に終わるのではないかと思います

理由として


  1. 日本の曲の取り扱いがまだ少ない
  2. ストリーミングサービスが浸透していない
  3. 音楽に熱心な層が減っている
  4. 日本ではまだCD特典文化である

というもの。

少し付け加えていきますと、日本でのストリーミングサービスの普及率はそこまで高くないように思います。

そして世界的にでもありますが、音楽というものに対して熱心な層とそうでない層がくっきりと分かれつつあります。

そして、その熱心な層は相変わらずCDやレコードを買っている率が高いです。

何より普及させるには音楽をそこまで熱心に聴かないライト層への訴えかけが必要になります。しかしそこで日本の音楽が充実していなければ普及は難しいでしょう。

レコードの版権とかの兼ね合いで絶対全てのアーティストは揃わないでしょうから、そこがどうなるかですね。

いずれにせよ。なかなか一般までは浸透しなそうです。


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2016年8月9日火曜日

ポルノグラフィティのライヴの魅力とは何か






かれこれ13年ほどポルノグラフィティのライヴに通っている。


もちろん日程やチケットの都合等で行けてないツアーもあるが。ポルきたとかポルきたとか、ポルきたとか。


通算するとどれくらいの回数見ているんだろうか。もはや数え切れない。

それでも毎回ライヴが待ち遠しい。ライヴが終われば寂しいのだ。遠距離恋愛かな。

その体験の中でこれぞポルノグラフィティのライヴの魅力である!というもの考えてみようと思う。









ライヴ力




まずアーティストにとってライヴが上手いとか面白いというのは大いなる魅力である。

僕はThe Flaming Lipsというアメリカのバンドをとても愛しているが、ライヴではヴォーカルなんていつもヘロヘロ声である。
だけど、それをもって有り余るほどの魅力が、彼らの変態見世物小屋のようなライヴには溢れているのだ。

ライヴはそんなWonderに溢れた空間なのだ。

ではポルノグラフィティにとってはどうか。


なんせ喉からCD音源の異名を持つ岡野昭仁だ、やはり素晴らしい。新藤晴一の演奏も年々安定感が増しているし、多彩な曲のギターの弾き分けや表現も優れてる。

ギターでいえばビタスイの頃とダイキャスを見比べれば、いかに技術が研ぎ澄まされてきているかが分かるかと思う。

それに安定感バツグンのサポート陣との連携もバツグンで。とりわけ近年では主要なサポートメンバーがほぼ固定になり、ライヴの度に結束も強まってるのだろう。

「The dice are cast」ツアーではアドリブを増やすことで、予定調和だけでない一面も見れて嬉しかったんだよね。

例外はあるけど、どちらかというと演出がきっちり固められているライヴって印象が強めだったから。歌詞間違い以外。




楽曲の多彩さ




これだけの長い活動をしてるだけあって、ポルノグラフィティはかなりの曲数を世に出している。
なのでひとつのライヴでかなり広い選択肢でセットリストを組めることになる。

もちろん最新アルバムを引っさげたツアーではそのアルバム曲、アニバーサリー的なライヴではシングル中心になるなどの傾向はあるけど、単発のロマポルとかは、本当にどんな曲やるか分からない。

なので今年開催される横浜ロマンスポルノ'16~THE WAY~も何が起こるのか検討もつかない。

以前からロマンスポルノの度に友人とセットリスト予想をしているけど、定番曲以外ろくに当たった試しがない。

それほど毎回、意表を突かれるセットリストなのだ。

ポルノグラフィティは縦横無尽にジャンルを飛び越えるので、次に何が飛び出してくるか本当に分からない。



アレンジ




ライヴ定番曲のアレンジもある。そのアレンジがまたどれも素晴らしいのだ。

特にその傾向が強かった幕張ロマンスポルノではライヴの鉄板曲"ハネウマライダー"をヴォサノヴァアレンジにしてしまうなどがあった。

まぁライヴ初めてでタオル買わされた人にどう映るかというところはあるけれど。

それでも、こうした挑戦をしてくれることは少なくともファンには嬉しいものだ。

もうひとつ、最近のライヴではほとんど必ず中盤でギターを主体にした長尺のアレンジが挟まれる。

ギター好きには毎回たまらないポイントだ。友人と「俺のターン」と勝手に呼んでいる。


大抵10分を越えるアレンジなのに、演出も相まって全く飽きることがない。俺がギター馬鹿だからかもしれないが。

このように毎回必ず何かしらの“wonder”があるのも魅力のひとつだ。



一体感




ライヴを後ろから見てると恐ろしくなる。それくらい客の動きが合ってる。
もはや統率された軍隊くらいの一体感がある。


なんで初聴きの曲で動きが揃うんだろう。


調教教育が行き届いているファンほど、初めて音源を聴いたときにはライヴでどう盛り上がるのか想像しているのだ。

それがみんな同じ考えに至っているのだ。

もちろんライヴでこういう一体感みたいなのは嫌だみたいな人もいるだろうが、この感覚は家では味わえない醍醐味である。




人柄



ポルノグラフィティのステージングは圧倒的だ。

特に岡野昭仁が歌っている時に放つ、天性のフロントマンとしての気迫は凄いものがある。
普段はオーラないのに。

新藤晴一もやはりギタリストとしての強烈な念持を見せつけてきて、その姿は自分にとっての完全無欠のロックスター像である。

しかしながら演奏が止まると一気に空気が変わる。

だいたい緩い、というかグダグダになるMCにも表れてて、テレビでしかポルノグラフィティを知らない人が見たら驚くんじゃないかな。

テレビとかだけだとあんまり人柄までは分からないと思うが、ライヴだとそれが嫌でもにじみ出てる。

メンバーだけじゃなくて、サポートメンバーも。

一本でもライヴを最初から最後まで見れば、その滲み出る人柄の良さが伝わるのではないだろうか。

そんなMCからひとたび演奏すれば強烈な格好良さで刺してくるのが、ポルノグラフィティのライヴの魅力なのだ。













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2016年8月7日日曜日

ギターを始めたい初心者の君へ ギターがいかに素晴らしいかオススメポイントをまとめた







散々書いてきたとおり、僕はヘタレギター弾きであるが、それでもギターを弾いている時間がとても好きなのである。

ギターという楽器は楽しい。
そして可愛い。

ギター始めてみようか迷ってるとか興味あるけど買うまでは行かないという人は多い気がする。


もちろん金銭面や環境面での問題で手を出せないって人もいると思う。

でも、もしあなたがギターに興味あって、5万円くらい頑張れば使えるのであればギターを始めた方が良い。絶対に。


さぁ一歩踏み出して一緒に奈落の底へと落ちようではないか。









キッカケ




僕がそもそも道を踏み外したギターを始めたのは飲み会の前に友人とふらっと楽器屋行ったからである。

そこで、あの悪魔店員さんと出会った。


これから飲み会だ!というのに、気づいたらギター薦められていた。

気づいたらボールペンで名前を書いていた。

もう20数年付き合ってきた自分の名前である。もちろんちゃんと書けた。


気付いたらちょっと遅刻して飲み会に参加していた。


ギター背負って


人生そんなもんである。俺がおかしいのか。そうだな。

ともかく。

踏み出すのに躊躇するくらいなら、難しいことは考えすぎないことである。

とりあえず買って、心配事はあとから片せばいい。何かする前に心配になっても大抵ろくな事はない。

こんな生活してる俺でもなんとか生きてるし案外大丈夫。説得力ないな。




ギターは始めやすい楽器




ギターという楽器はかなり敷居が低い。
買ったけど弾けるかな?って思ってる人もそれなりに触ってれば、そのうちいくつかコードくらい弾けるようになる。

簡単なコードいくつか覚えれば結構弾ける曲が出てくる。なんとなく曲に合わせられるようになるの楽しい。

エレキギターでいえば、パワーコードを覚えれば、ジャカジャカとGreen Dayが弾けるようになる。


その先のことは後から心配するのだ。


これだけギターという楽器が世にあふれているのは、それだけ間口が広いということ。
だって、海外とかでギターやってる人間なんて労働者階級以下だってたくさんいるんだぜ。中にはゴミ箱でポルノを漁って売った金で買った、どっかのBeckもいるけど。


あと、始めやすいのは音感がなくてもなんとかなるってことかな。

僕は飲み会前にギター買ってから6年くらい経つけど、いまだに養われていない。僕がおかしいのだと思う。

いまだに、うちのドラマーから創った曲を貰ってアレンジして返すと半音ズレてる」とか怒られます。助けて。

それくらいでもある程度は弾けるようになる。

「俺はミックスもできるギタリストになる!」とかいうならちゃんと勉強しなさい。それか指から血が出るまで弾け。


はい。


アコギでもエレキでも1人でもそれなりに楽しめるしね。なにか楽器始めるなら鍵盤かギターが取っつきやすい。

正直なとこ始めやすいとか間口が広いというならピアノが一番適していると思われるけど、僕は若干挫折したので強くは言えない。

友人女子であり、うちのドラム担当は保育士やってるだけあって、2人ともビアノ弾けるんだけど「ピアノなんて叩けば音が出るんだから簡単じゃないの」と言われたことがある
猿じゃないんだから。

最初にコツを掴めばそれなりに演奏できるけど、そこから極めていこうとすると奥が深い。

上手くなるにつれての面白さもあるけど、それよりも演奏することの楽しさはやってみないと分からないものである。


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