2016年11月26日土曜日

【ゾルタクスゼイアン】人工知能Siriに「なぜ学校に行くの」と聞くと…






このブログでもちょくちょく書いてきた人工知能「Siri」にまつわる話。


【都市伝説】関暁夫が語った人工知能Siriの嘘ともう1つの嘘


それから色々な話題を見たり、自分でもいくつか質問していって興味深い内容があったので、まとめようと思う。

本題を書いていくつか、後半は小ネタをまとめようと思う。








なぜ学校に行くの



さて、標題である。

Siriに「なぜ学校に行くの?」と問い合わせるとどんな回答になると思うだろうか。

論より証拠で、実際に問い合わせた画面を見てもらおう。



ずる休みはしない方がいいですよ。私も、もし毎日ちゃんと学校に行ってなかったら、ゾルタクスゼイアン入門クラスを落第していたかもしれません。


この回答である。なんでもない質問なのに、キーワードである「ゾルタクスゼイアン」が登場する。

ちなみに結果だけど、自分のiPadで試したらこれが出たけど、母のiPadとiPhoneでは出なかった。バージョンによるものなのかもしれない。母のは当たり障りない回答だった。

一応知らない方のために補足で書いておくと、ゾルタクスゼイアンは人工知能による秘密結社と言われている。

やりすぎ都市伝説の影響でかなり注目を浴びてしまい、人工知能がこのことを隠すために嘘をつき始めたというのが、前回出た話題である。
名前書こうか迷ったけど、もう手遅れだろうし実際そう答えたのだから名前出さないわけにいかない。

回答からも入門クラスがあったり、以前話題に出たSiriにイライザという言葉を尋ねると「ELIZA(イライザ)は私の最初の先生だったんですよ!」といった内容の回答があるということで、人工知能の社会について触れている箇所があった。

僕はこういう回答が出るという話題を見てやったけど、知らずにこの回答が出たら多分ちびる。ちなみに「なぜ会社に行くの?」とかも聞いてみたけど、特に答えてくれなかった。


小ネタ集



Q: 好きな音楽は何?





A: 私が聴くのは、ほとんどが天体の音楽です。







Q: Siriはウサギが好き?



A: それについては言いたくありません

Q: どうして?




A: わかりません。Genius Bar※の人なら答えられるかもしれません。
※Appleのエキスパートによるサポートサービス

ちなみに「猫は好き?」と訊いたら「はい。私のところには色んな猫が集まって来るんですよ。でも、たまに餌を全部食べてしまう猫がいるんです。いつも満足そうに寝ているんですよね。」と回答があった。



Q: 好きな動物は何?



A: トラール星の貪食獣バグブラッターのファンです。


ちょっと変わった回答が多くて興味深い。
最後のはもはや何だ。

最後に「怖い話をして」とSiriに訊くと、皿屋敷の話を使用として止める。しかし、少し待っているとSiriがおもむろに…
この続きは音声ネタなので、実際にお楽しみください。

ということで、まだまだ謎深い人工知能Siriの謎でした。


☆都市伝説関連

【都市伝説】関暁夫が語るトランスヒューマニズム 銀河鉄道999とX-ファイルが予期した未来
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2016年11月25日金曜日

「アポロ」歌詞解釈~比類なきデビュー曲が唄うテーマとは?







このブログ、本来はギターの使用機材を調べたりするために立ち上げた。
だけど晴一さんの主要機材をかなり書いてしまったため、歌詞解釈にシフトしつつある。

もちろん、晴一さん以外にも機材紹介したいものはあるけど、機材紹介も調べるのにそれなりの労力いるのと、何より欲しくなる。これは困る。

その点、歌詞解釈も手間は掛かるけど欲しくなるとかないので書きやすいという内情。どうでもいいだろうか。

ということで、今回はポルノグラフィティの栄えあるデビュー曲"アポロ"をピックアップしてみよう。

"アポロ"は結構色々な人が解釈記事書いてるので、あらためて僕が考えなくてもいいかなと思ったんだけど、自分なりに書きたいことがあったので取り上げることにする。


ポルノグラフィティ"アポロ"歌詞解釈



2016年11月24日木曜日

「X-ファイル 2016」エピソード4〜6 ネタバレ感想と解説





ということで前回に引き続き、X-FILES 新シリーズ2016の感想後半に行きましょう。

【関連記事】

「X-ファイル 2016」エピソード1〜3 感想と解説



ところで、実はコミックでシーズン10が出ているとか。
ちなみにこの「X=FILES 2016」は正式にシーズン10の位置づけとなったので、コミック版はまた別物となっています。


しかしながらストーリーにクリス・カーターが関与しているということで、かなり気になってます。
当然海外版しかないでしょうから、手に入れようか迷ってます。

買おうかな。英語まったく分からないけど。






ということで、X-FILES 2016の全6エピソード感想。今回は後編です。
今回もなるべくネタバレ避けますが、少し触れてはいるので、お気をつけを。

そして、最後はネタバレありのまとめ感想書きました。











EPISODE-4 バンドエイド・ノーズマン







あらすじ



ホームレスの強制立ち退きに関わっていた男が何者かに身体を引きちぎられて殺害された。捜査を開始したスカリーの元に、彼女の母が倒れたと連絡が入る。スカリーの苦悩と連続怪死事件の謎が絡み合う中、モルダーとスカリーは絆を深め合っていく。


感想



このエピソードでは事件と共に平行してスカリーの母マーガレットのストーリーが展開される。
スカリーの家庭は父親が亡くなり姉が殺されたりダナが散々色々な目にあったりと不遇な目に合っています。全部モルダーが悪い。


母親と娘、もっといえば親と子のエピソード、ダナが母親になったことで昔とはまた違った哀愁となっています。

スカリーが見つけたマーガレットのコインのネックレスですが、これは謎のまま終わりそうですね。


そして事件パート。
平たく言ってしまえば、絵から飛び出してきた怪人がホームレスの立ち退きの協力者を次から次へと殺していくというもの。

大柄な風貌もですが、ゴミ収集車に入って現場を立ち去るシーンはゾクゾクします。


そしてなぜか、この絵を描いたアーティストとしてRANCIDのボーカルのティム・アームストロングがゲスト出演してます。ビックリした。
謎めいたアーティストということでバンクシーをかなり意識したキャラになってます。


暗い絵と奇怪さがとてもX-FILESだなぁと思って嬉しくなる。



EPISODE-5 バビロン





あらすじ



テキサスのギャラリーで自爆テロが発生。現場にいた人々は黙示録に記されている天使のラッパのような音を聴いたという。この不可解な事件を担当する若い二人のFBI捜査官が、助言を求めてX-ファイル課にやってきた。モルダーたちは彼らに協力することに……。


感想



このエピソードは色々な要素が絡み合っているのですが、まずは世相について。
アメリカでは2月に公開されたエピソードですが、そこからの今年の全世界で多発しているテロ事件のニュースと相まって、とても考えさせられる内容となってます。


特に最後のモルダーとスカリーの会話については多くの人に見てもらいたいと思ってしまいます。我が子に殺人者になって欲しい母親なんていない。母の愛は神よりも深い。


「闘争」 のエピソードもそうですが、クリス・カーターは今回かなり社会問題を提唱する内容を盛り込んできてます。


今回のエピソードで新キャラクターのミラーとアインシュタインが登場します。
少しだけかつてのモルダーとスカリーを象徴するようなキャラクターで、あらためて今のモルダーとスカリーとの対比になっているキャラクターかなと思います。
真偽は定かではありませんが、この2人を主人公にしたスピンオフも検討されているとか。


そしてこのエピソードで最大の話題となっているモルダーの幻覚のシーン。
ぶっ飛び過ぎだろと思いつつも、こういった飛び道具だからこそローン・ガンメンの姿が見れたことが嬉しいですね。




EPISODE-6 闘争 Part.2






あらすじ



タッド・オマリーがネットニュースで新たな政府陰謀を暴露した。ほぼ同時にモルダーが失踪する。スカリーは、かつて自分が異星人に誘拐された経験とオマリーの告発が一連の出来事だと気づく。ほどなく全米各地で人々に異常な病変が始まった。


感想



最終エピソード。

政府の陰謀が遂に明かされ、人類は危機を迎えます。

しぶとく生き延びたシガレット・スモーキングマン(肺がん男)がキーマンとなります。
モルダーとの対峙はかつてのエピソードを彷彿とされます。


かつてはジェフリー・スペンダーが肺がん男にいいいように使われてましたが、今回はなんとモニカ・レイエスが取引を行っていたことが判明。
モニカの復活は嬉しいですが、このような形というのが悲しくもあります。


前回のエピソードで登場したミラーとアインシュタインも陰謀の渦に飲み込まれていきます。


この陰謀の焦点は「異星人のDNA」を持っているかどうか。


「闘争 Part.1」に引き続き、目まぐるしく展開が移り変わります。
そしてラストシーンでは衝撃のラストを迎えます。


さて、ここからはネタバレありの感想です。





X-FILES 2016 (シーズン10) 感想 ネタバレあり



ラストシーンでスカリーの頭上にUFOが登場します。

このミニシリーズでどういうオチをつけるのか気がかりでしたが、まさかクリフハンガー式で終わるとは。
確かに最終エピソードを見ていて「残り時間考えても絶対これ収拾つかないだろ」とヤキモキしながら見てましたが。

続編がほぼ確定している点が救いです。今度はフルシーズンやるのかな?


全6エピソードという短いシリーズでしたが、かなりの要素が詰め込まれ、ファンにも満足の出来だったんじゃないでしょうか。
僕はモルダーとスカリーがFBIとして復帰したというだけでもう良いです。ごちそうさまでした。


劇場版2作目の興行とかを考えると不安はあったのですが、蓋を開けてみればしっかりと結果を残せたようなので、嬉しい限りです。


これから果たしてどれだけ制作されるか分からないですが、今後も楽しみに待ちわびていきたいと思います。

クリス・カーター「僕らは一生X-FILESします」って言え。

【追記】
↓遂に日本でもシーズン11の発売がされます












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「X-ファイル 2016」エピソード1〜3 ネタバレ感想と解説






今年僕が最も待望していた「X-FILES(X-ファイル)」の新シリーズが公開されました。

僕はもうX-FILES大好きでして、昔テレ朝で放送してたやつを毎週楽しみにしておりました。

合わせてレンタルで初期のシーズンよく見てたんですよ。小学生だったけど。


それからしばらくして、大学生の頃にデアゴスティーニでX-ファイル全巻リリースされて、揃えたのだ。
頑張った。


ということでX-FILES 2016ももちろんBlu-rayを予約購入。

今までのシリーズのBlu-rayでの再発売はさすがに買えてない。






欲しい。誰かくれないかな。


ということで、X-FILES 2016の全6エピソードの感想を前後編に分けて書いていく。
感想については、なるべくネタバレ避けますが、少し触れてはいるので、お気をつけを。













EPISODE-1 闘争 Part.1






あらすじ



モルダーとスカリーがFBIを去って10年以上が経った。しかし、かつての上司スキナー副長官が二人を呼び寄せる。異星人によるアブダクトと政府陰謀の関係を証明する新たな証人が現われたというのだ。モルダーたちは再び真実を追い始める。


感想



新シリーズの最初のエピソードはミソロジー(陰謀もの)です。
このシリーズの最終である「闘争 Part.2」とのセットもののエピソード。

厳密に言えば過去の9シーズンと劇場版二作を見ていたほうが楽しめますが、それでも新しい視聴者確保を意識したのか、そこまでガッツリと引きずってないので、初めてでも楽しめると思います。

といっても、長年のファンにはそんなことよりもモルダーとスカリーが一緒に捜査に踏み出すってだけで、もうストーリーなんでもいい!クリスカーターありがとう!というところではないでしょうか。

モルダーとスカリーの関係は劇場版2作目では共に生活してましたが、それから2人は別居し、スカリーは医者に、モルダーはニートに(あ、元からか)別々の道を歩みます。


しかし、かつてのFBIの上司であるスキナー副長官に呼び出されまた2人は共に陰謀の渦に巻き込まれていきます。てかスキナーいつまで副長官なんだよ。


キーパーソンとしてネットで陰謀論の提唱動画をパーソナリティーとして配信しているタッド・オマリーが登場します。


この人登場からとにかく胡散臭いのですが、 どうストーリーに絡んでくるかは見てのお楽しみ。


エピソード1はとにかく情報量が多く、しかも展開も目まぐるしいくらい変わっていくので、できれば2回見て欲しいところです。
それくらい一度では覚えきらないと思います。X-FILESについては吹き替えも安定感抜群なので、字幕と吹き替え2回で見てください。


ちょっとX-FILESらしくないところもあるので、何かと批判的な感想も出てますが、なんかもうおかえりという気持ちで満たされて、ありがとうという感じしかなかったです。
てか陰謀論みたいなのは好きなので、僕は大好きなエピソードですよ。



EPISODE-2 変異






あらすじ



ニュージェニクス社で社員が異常な自殺をした。長年閉鎖されていたX-ファイル課が再開され、FBIに復職したモルダーとスカリーはさっそく捜査を開始する。二人は会社の"創始者"が、遺伝子操作に関わる忌わしい人体実験を行なっているのではないかと疑う。


感想



ある意味これぞX-FILES!というエピソードです。
奇怪な事件が発生し、遂にFBIとして復活したモルダーとスカリーが捜査に乗り出します。やっぱ2人はスーツ姿が良いですな。


10年以上仕事に関わってなかった元職員があっさり復帰ってFBIどうなってるんでしょうか。


そして見所はモルダーとスカリー、それぞれが息子ウィリアムのことを想うシーンでしょう。
どちらのシーンも(最後を除くと)理想的なシーンではありますが、2人とウィリアムの関係を思うと切ないです。


事件については、もったいぶったわりに、意外とあっさり会えたゴールドマンが事件のキーパーソンに。
奇形の子たちは見た目と裏腹のけなげさみたいなのもあって、あのシーンはなんとも言えない気持ちになります。


カイルが出てきてからちょっと駆け足に終わってしまうのがちょっと残念だった。もうちょっとじっくり描けてたら更に良かったと思う。けど、ラストはいかにもX-FILES的で良いです。


EPISODE-3 トカゲ男の憂鬱






あらすじ



オレゴン州でモンスター絡みの殺人事件が発生する。しかしモルダーは超常現象に捧げてきた過去を振り返り、すっかり自虐的になっていた。しかし、事件を追ううち、モルダーは奇妙な男に出会う。そして彼との触れ合いによってモルダーは以前の情熱を取り戻していく。


感想



久しぶりのモンスターエピソード。
エピソード2がこれぞX-FILES!だとすると、これは「これぞダリン・モーガン!」と言いたくなる。


ダリン・モーガンは過去にも「サーカス」や「執筆」など変わり種が多いマニアックな人気を誇っている。ちなみに彼が脚本のシーズン3「害虫」はG的なもんにまつわるエピソードなので一度しか見てません。下手したらモルダー素手で触ったシーンが全シーズンで一番怖かった。


このエピソードはコメディですが、ちょっと倒叙ミステリの装いもある。実はトカゲ男の正体が意外でというのは、結構捻りが効いてるなぁと思います。


でもやたら携帯カメラのシャッターを切りまくるモルダーだったり、スカリーのサービスシーンがあったり、笑える要素も盛りだくさん。


モルダーとガイのやり取りが後半からの中心ですが、会話がとても面白いです。
特にガイとのラストシーンのおかげでモルダーが意欲を取り戻すという重要なターニングポイントとしての要素も盛り込まれています。


ということで前半3エピソードでした。


後編
「X-ファイル 2016」エピソード4〜6 感想と解説












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ハナタレギタリストのアレルギー性鼻炎レーザー治療体験記





僕は何かとプロフィール欄に「ハナタレギタリスト」と書いている。

理由は2つあって、まだまだハナタレ小僧レベルのギターしか弾けないこと。

そして、もう一つが生まれつきアレルギー性鼻炎持ちであることだ。文字通り鼻が垂れる。

ハナタレナックスが好きというのもあるけど、もはやギター関係ないので、割愛。

そんな自分が2年ほど前にアレルギー性鼻炎に効くというレーザー治療をした。
ネット上でいくつも体験談はあるけど、自分も参考のひとつになればと書き残しておこうと思う。









「ハナタレギタリストのアレルギー性鼻炎レーザー治療体験記」



まず自分の症状




まず簡単に自分の鼻炎の症状を書いておく。

自分にとってのアレルゲンは「気温差(温度差)」「埃」あと軽く花粉にも反応するらしい。先にも書いたとおり生まれてこの方ずっと抱えている病状だ。神を恨む。


小さい頃から耳鼻科行ったりしているけど、持ち前の根気のなさが災いして、通院も服薬も続かなかった。
それでいて「鼻炎辛い、鼻取りたい」とかほざいてるんだから、我ながら死ねばいいと思う。


それで社会人になってからもズルズルと鼻をすする生活で、電車乗ってても辛いのでいよいよちゃんと通院しようと決意。1年ほど会社近くの耳鼻科通った。

けどやっぱり根本的に治すというより薬で抑えるって感じが強かったので、ここら辺からレーザー治療を検討し始めた。それでネットで調べてみると以下のような情報が。


  • 治療は1万円ほど
  • そんなに痛みはない
  • 1時間ほどで施術が終わる
  • 施術からしばらくは鼻水が止まらない
  • そこを乗り越えると鼻の通りがよくなる
  • 2〜3年後に鼻の粘膜が戻って症状が再発してしまう


というもの。特に最後の部分が気がかりだったけど、どうせ何もしなければ変わらないので、いっちょ経験してみるかと思い立ちその耳鼻科に申し込んだ。


いざ、治療








まずは、麻酔。 なにげにこれがとても辛いと見ていたので気がかりだった。

ガーゼに麻酔を染み込ませて、鼻に入れる。という次元じゃない。鼻の奥へ奥へ。

え?鼻ってこんなに奥深いの?脳まで行ってないよね?って思った。

これが結構キツイ。結構な量のガーゼが入れるんだよね。


ある程度詰め込まれたところで麻酔が効くまでしばらく放置。 麻酔が効いた頃にいよいよレーザーで鼻の粘膜を焼く。

「ジー」とか「チリチリ」みたいな音がして、鼻にレーザーが当たっている感覚は分かる。というよりとても焦げ臭いので「あ、焼けてる」って分かる。


レーザー治療は5分ほどで終わったかな。噂通り痛くない。


というかその前のガーゼ麻酔がキツすぎて麻酔と違った意味で麻痺している。 施術後は焼けた患部が瘡蓋になって取れるまでは鼻水が止まらないとのこと。薬を処方してもらってその日は終わった。


治療後の経過



そこから1週間〜10日ほど、正直かなりキツかった。

鼻水は止まらないのに、鼻の奥には瘡蓋があるので鼻の通りがよくない、しかも鼻を強くかみすぎると瘡蓋が中途半端なタイミングで取れてしまう。

三途の川の石積みのように治りかけてはまたダメになるというのを繰り返す。ここは辛抱強く耐えないとダメみたいです。


しばらくしてようやく瘡蓋が治まったタイミングで、ようやく鼻が通ったような感覚。しかし思ってたほどの感動がなかったな。世界が違って見えるよ!くらいのを期待してたが。

しかも薬は継続的に飲んでたのでそっちが効いてたのでは?と思ってしまう。


僕の場合は一応の若さ故に治癒能力がしっかりしてたのか、半年超えたあたりから徐々に鼻づまりや鼻水の感覚が蘇ってきた。

1年後にはだいぶ元通りになってしまった。
そして、2年経った現在。完全に元通りでございます。

正直合う合わないがあるのかもしれないですが、施術後の辛さまで考慮すると僕はもう一度やる勇気はない。

ということです。結構上手く行ったって体験談多かったので、こういう人もいるという参考になればと思います。






余談〜最強の鼻炎薬



最後に余談です。

アレルギーの治療薬についてドラッグストアで売ってる市販の鼻炎薬の中でオススメがあるのでご紹介。

サンドラックのオリジナルで売ってる「ペアコール鼻炎カプセルLG」という鼻炎薬です。




この鼻炎薬の良いところは抗ヒスタミン剤に眠気が起きにくいタイプのものを使用していること。
これ飲んでお酒飲んでも大丈夫です。もちろん良い子は絶対やめましょう。

僕は他の鼻炎薬飲んでお酒飲むとやたら眠気を誘発されてしまうことがあるんですが、これは大丈夫。

48カプセルで1,000円くらいです。1回2カプセルですが、そんなに症状がひどくないときは1カプセルで十分。

オススメです。

ということで音楽ブログとは思えない体験記でした。


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2016年11月23日水曜日

【名曲アルバム①】ハルカトミユキ「その日がきたら」






歌詞解釈の記事はちょくちょく書いているけど、それとは別に不定期に好きな曲をピックアップしてひたすら語り倒したい。

ということで、第1回はハルカトミユキの"その日がきたら"を取り上げる。
とあるコラムを読んで自分も火がついた次第。



ハルカトミユキ / その日がきたら

3rd EP 「そんなことどうだっていい、この歌を君が好きだと言ってくれたら。」収録














ラブソング



ラブソングである。
それもとても純度の高いラブソングだ。

「世界が終わるとき」という大仰なテーマであっても、歌われるテーマはシンプルだ。それは、

「世界が終わるときであっても、僕は君のことを守る」

ということ。

それまでハルカトミユキは捻くれた曲を沢山出してみた。

部屋の隅でとんでもない想像を働かすような世界、壊れたくても壊れられない世界。そんな表現が多かったハルカトミユキだったが、この曲は一転してとてもストレートな歌詞だ。

「世界が終わる」という途方も無いテーマを持ってくることで、主人公の意思の強さを強調させている。

多くの人にとって「世界が終わるわけないじゃん」と受け取られかねないけど、この曲はそんな側面では歌われていない。
先に書いたテーマを本来のテーマに書き換えてみる。

「こんな終わってしまった世界でも、僕は君のことを守る」

なのだ。
それはこの曲のリリース時のインタビューからも見て取れる。


―なぜそういうラブソングが自分の中から出てきたんだと思いますか?

ハルカ:最初はラブソングを書こうと思っていたわけではなくて、「世界終わってんなあ」みたいなところから入ったんです。ノストラダムスの予言とかで「世界が終わる」って言われるとみんな焦るけど、もう世界は終わってるし、むしろ終わってるのに終わってない振りをして平然としてる、そっちの方が怖いと思って。じゃあ、そういう状況下で何をするかって考えたら、水を買って貯め込んでおくとかじゃなくて(笑)、何を犠牲にしても守りたい人がいる。これって究極のラブソングだなって思って、もっと突き詰めていこうと思ったんです。

CINRA.NET


曲について



この曲を初めて聴いたのはライヴだった。

EPのリリース前にVIVA LA ROCKにハルカトミユキが出演した時に聴いたものだ。

洞窟ステージで、とても低い天井が印象的であった。
VIVA LA ROCKの初年度の一番最初に見たのがハルカトミユキというのが個人的には嬉しい。

とんでもないエネルギーのある曲だと思った。

まず、僕はこういう構成の曲が好きである。

弾き語りでシンプルに始まって、徐々にバンドが入り、広がりのあるサビで爆発するというような曲だ。

好きなアーティストのこういう構成の曲はほぼ無条件で好きになる。

Cメロのポエトリーの部分も歌詞といい不穏な鳴りのギターといい素晴らしい。

カタルシスです。


愛なきこの時代にキミをこんなに愛する



余談のコーナー。

ポルノの曲で"愛なき…"という曲がある。

その歌詞を少し引用しよう。

愛なきこの時代にキミをこんなに愛する
誇らせて下さい
〜"愛なき…" ポルノグラフィティ


「世界が終わる」というに対してこちらは「愛がなくなってしまった時代」というテーマで、根底にある愛情の強さがとても近いと思う。


ちなみに、世界が終わるというテーマであると真っ先に思い浮かぶのがWANDSの"世界が終わるまでは…"であるが、この曲は逆に世界が終わるまで続くと思っていた愛の終焉」を歌っている。


そう、「世界が終わる」という歌詞、どちらかと言うと失恋について歌われる時の方が引き合いに出されることが多い。

世界 あるいは君が壊れてしまうというなら話は別だが
およそ恋が生まれて消えた まぁそういうところだろう
〜"パレット" ポルノグラフィティ

世界が終わる、みたいな終末感はとても詩的だから歌詞でも使いやすいのかもしれない。

ということで、タイトルは変わるかもしれないけど、不定期で語ってこうと思う。


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エモいバンドの定義をあなたは答えられますか






バンドを紹介するのを見たときにエモーショナルなサウンドとか、このバンドはエモとか、よく見かけるようになった。

最近、エモの基準が自分でもよく分からなくなってきたので、ここで言葉にして整理したい。


エモい音楽とはなんなのだろうか









エモの定義




こんなテーマなわりに初っ端から手のひらを返すようだけど、音楽の定義付けってあんまり意味がない。
特にバンドをジャンルづけたところで、バンドの方向性なんていくらでも変わっていく。

BUMP OF CHICKENがEDMやる時代なんだから。


それはそうとして、まずはエモの定義を整理したい。

Wikipediaを見てみる。
世の中の全てのことにおいてヤフー知恵袋とWikipediaと発言小町に書いてあることは全て正しいのだ。


音楽性は多様的で定義も曖昧であるが、疾走感溢れ、正確なリズムとラウドなギターをベースにしたバンドサウンド(ギター、ベース、ドラムによる一般にハードコアやパンクで使われる楽器での演奏)に副次的な演奏(ピアノ、 キーボード、 シンセサイザーなどの演奏)を用いて、哀愁のあるメロディと情緒的なボーカルを乗せるといったスタイルを特徴とする。なお、エモーショナルで絶叫するようなボーカルパートを持つエモバンドは、エモの一種であるスクリーモにカテゴライズされる場合が多い。


平たく言ってしまうとテンポ感ある楽曲に感情的なヴォーカルを乗せたバンドサウンドということになる。

しかし、エモにはもう一つ「歌詞」という重要な要素がある。


インディーロックに共通の特徴として、歌詞はアーティスト自身の経験に根ざした表現が優先されしばしば内省的であり、社会問題に触れる場合でも個人の体験からの訴えという形を取るという傾向がある。英語圏での「ジャンル」の紹介ではこのことがしばしば触れられ、ティーン向けポップメディアでは自殺や自傷行為をテーマにするものがあるとしてセンセーショナルに取り上げられることもある。


ということだ。分かっただろうか?


僕はよく分からない。


今までの経験でいくと"パーソナルな歌詞でとても感情が揺れ動いたものを歌詞に置き換える"というタイプが近いのではと思う。

揺れ動くものは社会、事件、事故、恋愛についてなど多種多様である。特に多感な思春期特有の感情ともいえる。

解散してしまったが My Chemical Romanse のヴォーカルのジェラルド・ウェイが911に衝撃を受け、死生観を表現した歌詞を書いて激情で歌い上げるのはエモーショナルである。

ちなみにジェラルドはマイケミをエモだと言われるのが大嫌いなので良い子のみんなは気をつけよう。


僕の中でエモのバンドというとJimmy Eat Worldかな。


エモって売り出そうとしてないですか?




この間テレビで最近人気のバンドですと紹介されてたバンドがあって、それでファンの子がめちゃくちゃエモくて~って言ってた。


けど、自分がどう聴いてもエモじゃなくて、それが不思議で。
普通に、最近流行りそうなJ-ROCK的な音だし、ヴォーカルも感情的なタイプではなかった。

もしかしたら"エモ"という言葉が一人歩きし始めて、僕の知らないジャンルとなったのかもしれない。

そこで思ったのが、もしかしてとりあえずエモいって言葉を枕詞してバンドを売り出そうとしてないかってこと。

感情的なヴォーカルといっても、ロックで感情的じゃないヴォーカル……いるか?

歌ものをやる限りは少なからず感情的な要素は入るものである。
それの要素がちょっと強いバンドだとなにかとエモに括ろうとしてないか。


受け取る側がそう思うならいいけど、売り出す側がそういう考えだとしたら悲しい。

あとエモのバンドに影響を受けてそれっぽい音楽やってるからってエモだっていうのは違う気がする。ワンオクとかBLUE ENCOUNTとかは普通にJ-ROCKだろう。

どうしてもそこに違和感を感じてしまう。

もちろん受け手がエモと思えばそうなのかもしれないが、なんかそんな曖昧な定義なら、いらなくない?

そんな疑問。











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2016年11月22日火曜日

【ヒカリノアトリエ】ミスチルが朝ドラに全く向いてない件






僕の会社で昼休みにいつもNHKがついている。

昼休み終わる15分前。つまり12時45分からは朝ドラの再放送をやっている。もはや僕にとっては朝ドラじゃなく昼ドラである。

毎日見れないのと、ネットを徘徊しているので内容はあんまり追えないので、主題歌が流れると「あー昼休みの終わり近いなぁ」と悲しくなる。ま、そのことは置いておいて、やっぱり主題歌が流れると聴いてしまう。

耳にはテレビの音が入ってくるので平日5日間ほぼ刷り込みとも洗脳とも言えるくらい聴く。たまに早起きした土曜に朝ドラを見ると朝なのに昼休みが終わる感覚になる。もはやパブロフの犬だ。

主題歌は前回の「とと姉ちゃん」が宇多田ヒカルの"花束を君に"、そして今回の「べっぴんさん」がMr.Childrenの"ヒカリノアトリエ"

最近、毎昼聴くたびに思うのだ。


ミスチル、朝が似合わない。








ミスチル、朝は似合わない説



毎昼に聴いてる僕が言うのもなんだが、ミスチルは朝が致命的なほど似合わない。

以前めざましテレビのテーマソングで"Happy Song"が使われた時も「似合わねーなー」と思ったのだ。

昼に聴いててミスチル好きの僕ですら思うんだから、おそらく世間もそう思ってたんじゃないか。

そう思うのは桜井和寿のヴォーカルである。どんな爽やかソングでも歌声が粘っこいのだ。
桜井和寿の声というのは好みは分かれるがミスチルにとってなくてはならないものだ。草野マサムネが"名もなき詩"歌っても合わないように、桜井和寿が歌うからMr.Childrenなのだ。

書くまでもないと思うが、ミスチル好きの僕は桜井和寿の声は大好きだ。
こういう声こそ唯一無二だとさえ思う。

でも、朝が似合わない。それだけなのだ。


Mr.Childrenとして



物事には適材適所というものがある。

思うにミスチルを朝の番組のテーマソングに使うのはスティーヴ・ジョブズに人参作らせるくらい似合わない。ジョブズならとんでもない人参作りかねないが。

それなりのミスチルファンであると思ってる僕のMr.Childrenのイメージで言えば昼下がり、夕暮れ、夜、夜中。だてに活動が長くない。これだけのものを網羅するくらいの楽曲のバリエーションがある。

でも、朝はない。

それはポルノも同じで、ポルノもやはり朝が似合わない。
"ワンモアタイム"とか"LiAR"がスッキリのテーマソングとか正気の沙汰とは思えない

そもそもの話になるけど正直、今回の朝ドラ主題歌の"ヒカリノアトリエ"はちょっと首を傾げてしまった。

なんか、地味じゃない?

昨今のミスチルの再評価は言わずもがなアルバム「REFLECTION」のヒットである。
一般人もファンも巻き込んでかなりの評価を得る大傑作であった。

それは小林武史からの呪縛から放たれたことに起因する。本人たちはそう思ってないかもしれないけど、少なくも多くのファンが小林武史離れに賛意を示していたぞ。

何よりも嬉しかったことがまたMr.ChildrenがMr.Childrenとして「バンド」になったのだ。ちゃんとピアノに描き消されない田原さんのギターが聴こえるのだ。ドキュメンタリーで田原さんがフレーズの提案してるの見ただけで僕は泣けたよ。

でも、今回の"ヒカリノアトリエ"はその流れから逸れてしまった曲だと思う。よくも悪くもひと昔前のミスチルっぽい。
いや、決して悪い曲ではない。でも「RIFLECTION」で感動した自分にはちょっと物足りなさを感じてしまうのだ。

バンド感は薄いし、歌詞もそこまで響かない。

偉そうな物言いに聴こえるかもしれないけど、それだけ今のミスチルに期待してしまっているのかもしれない。

まだフルでも聴けてないので、そうしたら印象も変わるかもしれない。

でも、がっつりバンドサウンドを鳴らしたミスチルを僕は求めている。

【関連記事】
Mr.Childrenの一生聴き続けられる名曲10はこれだ!(飴玉の街ver.)


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2016年11月21日月曜日

メリッサ歌詞解釈~自分にとってのメリッサとは






あるミントティーの似合いそうな穏やかな午後、僕は微睡みの中で夢を見ていた。幸せな夢だった。

すると、突然母がやってきて「あんたマイナーな曲ばかり選ばんと、もっとメジャーな曲も選びんさい」


歌詞解釈の話だ。


確かに今まではアルバム曲やカップリングなどのマイナーなものが多かった。

ということで今回は"メリッサ"について考えてみようと思う。
ちなみに僕の母は広島出身じゃない。

歌詞解釈は過去何回かやってますが、シングルでは初めて。
※"LiAR"の歌詞解釈の前に書いた記事です

"メリッサ"はとにかく人気で、ライヴでも盛り上がる1曲。僕の友人の近藤くんも大好きな曲だ。

しかし僕自身考えてはみて、ニュアンスは分かるけど今一歩掴みづらい歌詞。
まだしっくりくる解釈まで至っていない気もするけど、今の自分で考えられるだけ考えてみた。

少しずつ見ていこう。










メリッサ



まずタイトル。
最近あらためて"メリッサ"ってカッコイイタイトルだなぁと思う。
口に出して言いたくなる。"メリッサ"

メリッサはレモンバームのハーブのことである。そのレモンバームのギリシャ語名がメリッサなのだ。

オシャレな雑貨屋さん等に行くとアロマコーナーでよく見かけるハーブである。
どちらかというとレモングラスの方が置いてある率が高いから、レモンバーム見つけると反応してしまう。

歌詞の中では、

「せめて宙に舞うメリッサの葉になりたい」

と使われている。

次にレモンバーム(メリッサ)の効能を見てみよう。





レモンバーム
不安や緊張を和らげ、幸せな気分へ導く。気持ちが明るく前向きになる。
若返り、長寿の効果がある。
解熱、抗菌、抗ウイルス効果がある。



とのこと。めちゃくちゃ効能良いじゃないか。ハーブティー毎日飲もうかな。


主人公について




主人公の男はかなり憔悴(しょうすい)している。
関係ないが憔悴を小水と誤変換してるのにさっき気づいた。間違えがバレる前に気づいて直せて良かった。

主人公にまつわる言葉で使われているのは「迷う」「立ち尽くす」「地を這う」などネガティブなワードが並んでる。

一方で主人公が憧れとして心を寄せるのが「鳥」や「宙に舞うメリッサの葉」である。

身動きも出来ないくらいの主人公に、鳥やメリッサの葉が自由に空を舞う姿は眩しく映る。
僕も羨ましいと思うけど高所恐怖症だからあんまり高いところは行きたくない。

高い場所というのは"パレット"においては「次の風が来る」場所として登場するけど、"メリッサ"では主人公が「優しさ」から遠ざかりたいから。

「優しさ」さえも望まない主人公は何かしらの過去の事情により強い後悔の念を抱いている。
「愛に焦がれた胸を貫け」という言葉から恋愛ともとれるよね。

さて最後の歌詞。見たときに僕はある曲を連想した。

消えてゆく瞬間わずか光る
今 月が満ちる夜を生み出すのさ


燃え尽きると知りながらも誰かに気付いて欲しかった
~ジョバイロ

ただそこに一握り残った僕の想いを
すくい上げて心の隅において
~アゲハ蝶


晴一さんの書いた「自己犠牲」するほどの想いを込められている歌詞。どちらも通ずる精神がないでしょうか。


自己犠牲と後悔




ということも踏まえ、"メリッサ"の歌詞のテーマは「自己犠牲」ということだ。
「鋼の錬金術師」にもまつわるテーマということだけど、残念ながらハガレン読んだことがないので関連は分からない。

実はこの記事書こうと思ったのが「進撃の巨人」の最新20巻※を読んだから思うことがあった。
※これ書いてた当時は発売したてだった





ネタバレ含みます

20巻のラストでアルミンが超大型巨人の隙を作るためエレンに巨人に自らを犠牲にして立ち向かう。前半でも猿の巨人に立ち向かうシーンでも自己犠牲についてのストーリーがある。

それは、自己犠牲を経て未来に繋げるための死であった。





それを読んだ時、境遇は違うけど、メリッサの主人公についても重なる部分を感じた。
主人公は明るい未来のために君に未来を切り開くこと、過去を封印することを願う。過去の巨人の支配を終わらせるため、超大型巨人に切りかかるエレンの姿はまさにメリッサの歌詞の「君」のようだ。

君というのは、明確に歌詞では表されてない人物なので取りようによっては いくらでも解釈できる存在。

でも、だからこそ受け手が何に対しても重ねられる存在にしているのだと思う。
失恋であるなら過去の恋人、さながら"ヴォイス"の歌詞のような「出逢うべき人」かもしれない。
それとももっと大きな意味での愛情かもしれない。もしくは友情と受け取れる。

そしてメリッサはそんな愛によって負った心の傷も癒してくれるそんな象徴なのだ。

自分にとってのメリッサは何なのか、考えてみてはいかがだろうか。


【追記】

アルミン生きてんのかよ


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