2017年1月11日水曜日

【Ambitions】ONE OK ROCKのアメリカ人気が上がっていくと思えない理由






タイトルですでに反感を買いそうである。
あくまでも一個人の意見として訊いて欲しい。刺さないで。

確かワンオクは国内では絶大な人気だし、米ツアーの敢行は容易くできることではない。

だが、そうやって海外のマーケットを見据えてていいのか?という素朴な疑問が発端である。

自分なりの理由を書いて行きたいと思う。








外国人がワンオクを選ぶ理由がない




アメリカという国はとんでもなく大きい。
バカみたいな言い方だけど、そう言う他ない。

日本と比べると全人口2.6倍ほどのアメリカでは、とてつもない数のバンドが攻めぎあっている。そこにさらにイギリスやカナダ他の英語圏のアーティストが名を連ねる。

そんな音楽シーンにおいて保守的なアメリカ人が、わざわざ日本人が英語で歌っている音楽を選ぶだろうか?


映画の話になってしまうが、分かりやすい例があったので引用する。宇多丸のウィークエンドシャッフル関連のトークイベントである。そのテーマが「海外にウケる日本映画とは?」であった。






その中で高橋ヨシキさんの言葉にこんなものがある。


高橋ヨシキ「アメリカのボックスオフィスで売れるのは端的に言って無理です。それは足りてるからいらないんですよね。」
宇多丸「コンテンツはね。特にアメリカは」
高橋ヨシキ「そう足りてるから、別に日本映画見なくていいんだからね。日本でアメコミが狂ったようにベストセラーの一位にならないでしょ」
宇多丸「マンガは十分あるし」
高橋ヨシキ「十分あるし、みんな自分のとこで納得してるんだから」


まさにこれなんだよね。

捕捉するならば、そりゃ話にあるように一部には熱心にアメコミを読む人だっている。それを言い出すと話がいつまでも進まないのであくまでも一般人まで届くかという話で。

このトークショーの内容はタメになるし、何より面白いので是非全部聴いていただきたいと思ってます。


ワンオク側の意図についてはインタビューを引用してみる。


やっぱり自分たちが日本で作って出したCDで戦ったとき、いかに自分たちが自分たちの音楽が好きなファンが中心となってしまって、その半径何km以内のテリトリーの中から出ないように音楽を作っていたかってことを改めて思い知らされたんですよね。自分が好きな音楽は洋楽で、やっとそのステージに立ててるんだけど、自分たちもそれを目指してやってたんだけど、僕らはやっぱり日本人に向けてしか作ってなかったんだなって。その音源を持ってアメリカでライヴをやったときに、当然ながら違和感を感じるんですよ。



よく受けとれば、自分たちの音楽を好いてくれてる人たちだけでなくもっと大きな世界に向けて挑戦していく。
しかし、悪くとらえれば今まで支えてきたファンたちを蔑ろにしているようにも取れる。少なくとも僕は。

よくも悪くもワンオクにはライトなファンも多い。流行ってるから聴いてるって層。
今の10代は趣味の移り変わりは激しい。そんな中、海外ツアーで日本で不在となってしまうワンオクをそれでも一途に待つファンがどれほど残るか。




海外でウケる音楽とは




日本人の音楽が海外でウケる例で、果たして洋楽寄りのものがどれだけあっただろうか。

判りやすい例を挙げれば宇多田ヒカルである。

宇多田ヒカルがかつてUTADAとして海外マーケットをバリバリ意識した作品をリリースした。だが、結局泣かず飛ばすで終わってしまった。

しかし、今年リリースされた日本語歌詞を中心としたアルバム「Fantôme」はiTunesの全米チャートで6位に食い込み本人やスタッフを驚かせた。

それくらい作り手が海外のことを意識してなかったのだ。


そして、近年ではBABYMETALがあった。現在レッチリとツアーしてるんだっけか。

BABYMETALはバックの音楽が凄いのもあるけど、何よりアイドル×メタルなんて組み合わせが日本でしか生まれなかったという革新性があったのだ。


つまり、海外というマーケットで注目されているのは日本人らしさの強調である。


そうして見たときに、洋楽ロックに寄せたワンオクの曲は、上にも書いたようにとても抜け出ているものがない。

ワンオクといえばまずTakaの歌声が良いとか歌が上手いという話になるが、アメリカン・アイドルを見てきた人間からするとアメリカは歌が上手い人間もアホみたいにゴロゴロいるし、その中で選ばれても売れるとは限らないというのが本当によく分かる。


誤解のないように言っておきたいが、ワンオクの音楽は悪くないと思う。僕は普段聴かないけど、"C.h.a.o.s.m.y.t.h."とか"Clock Strikes"は好きだよ。

ただでさえ狙うのが難しい海外マーケットのロックカテゴリは、とても厳しい立ち位置にあるということだ。

仮に売れたとしても日本のファンからは遠い存在となってしまう。
国内でちゃんと売れてイベントも成功してるならそれも大切にしていった方がいいと思うんだけどな。














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