2017年3月8日水曜日

星野源使用機材~Gibson ES-125編






「SUN」、「恋」と場外ホームランみたいなヒットを飛ばしまくっている星野源。


久しぶりにその使用機材を見てみよう。


僕の中で星野源のギターといえばこれである。


Gibson ES-125




フルアコ




ES-125は1941年に登場し、1970年まで制作された歴史あるギターである。






SAKEROCK時代~ソロデビュー初期の頃はほぼ代名詞ともいえる頻度で使用されていた。
最後のMVとなった"SAYONARA"でも使用している。


ソロのMVでは"化物"などで使用されている。







しかし、近年ではES-335がメインギターとなり、登場頻度は落ちている。
コメンタリーで言っていたが、楽器隊が増えたことでステージ上でのハウリングを懸念してということだ。

フルアコ(フルアコースティック)のギターである。

フルアコはボディがアコギと同じくらい空洞となっている。

そのためエレキでありながら太くて甘いサウンドとなる。
オペラ歌手で太っている人が多いのは身体に空洞をつくるためだ。というのもあながち嘘ではない。

使用頻度については、単純にギター持たない曲が増えたということも大きい。


ピックアップはフロントのポジションにP-90がマウントされている。
コード感を出すのに最適なピックアップだろう。

※P-90については過去記事を参照

【関連記事】
ギターのピックアップの違いはなに?part.2  P-90とミニハムバッカー


生音でもしっかり"鳴る"ギターであることだろう。

以前にSHINOSアンプを取り上げたが、その際に源さんはこのアンプを「楽器の音がする」とコメントしていたと紹介した。

楽器の音がとても良く出るアンプであるということは、それだけギター本体のポテンシャルが高いということを意味する。








ジャズギター



フルアコのギターというとやはりジャズで使われるギターというイメージである。

クリーントーンでの太くて豊かな音コードの分離がいい、サステインが短いという特徴がジャズ向きなのだろう。

源さんもSAKEROCKでもソロでもバリバリとテンションコード弾きまくっている。それは両親のジャズ好きから影響を受けているのだろう。

※本人はコード進行とかの知識はないそうです。たぶん本能的にやってる


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今はどちらかといえばブラックミュージックを基にした音楽性を推しているが、ジャズも星野源を語る上で外すことのできないルーツミュージックなのだ。



弾きやすい(らしい)




最後にひとつ余談。

星野源のトレードマークのひとつのギターであるが、長岡亮介が弾いているシーンが見れるものがある。

それがシングル「地獄でなぜ悪い」の初回DVDに入っているレコーディングのドキュメンタリーである。


この時の長岡亮介の「え?いいんですか」の言い方が個人的にとても好きである。

見つけたら是非見ていただきたい。


ということで、生温い感じの記事になってしまったけど、源さんの使用ギターでした。






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