2017年8月27日日曜日

尊敬してるギタリスト〜その13「アベフトシ/THEE MICHELLE GUN ELEPHANT」






このブログにおいて、尊敬しているギタリストを取り上げてきているが、今まで故人を取り上げたことはなかった。

僕のような人間が軽々しく取り上げていいのだろうかという迷いだったのだが、今回真摯に向き合って書いていきたいと思う。



尊敬してるギタリストシリーズ その13

アベフトシ/THEE MICHELLE GUN ELEPHANT







先に断りを入れておくが、僕はミッシェルは世代ではなく、かなり後追いである。
なので、リアルタイムではないし、当然ライヴを見た事もない。

ただ、それでも見聞きした音楽性があまりに素晴らしいことから、敬愛させていただいている音楽である。



プロフィール



1966年12月16日生まれ、広島市中区江波出身。

音楽に興味を持ったのは、ウェスタンの映画音楽だったという。

そして14歳で友人の家にあった、友人の兄所有のギターの音をアンプから出した時に「俺これやろう」と、ギターに目覚めた。
最初に覚えたコードが"Em"というエピソードがとても好きである。


1994年に脱退したギタリストに代わり、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTに加入する。
その際のやり取りが以下の通りだ。


チバ『アベくん、うちのバンドは入る条件が2つあるんだよ』
アベ『うん』
チバ『まず、ライブん時はスーツなんだよ』
アベ『いいよ。カッコいいじゃん、スーツ好きだよ』
チバ『あともう一コ。アベくん、クスリやってないよね?』
アベ『ああ、やってないやってない』
チバ『うちドラッグ禁止だから!(笑)』

そしてミッシェルに加入。バンドは1996年に「世界の終わり」でメジャーデビューする。

絶大な人気を博すが、2003年にバンドは解散。解散理由については公言されていないが、「音楽性の違いによる」などの説が囁かれている。
ちなみに、アベフトシの発言としては、

「人間のやってる事だから動物と同じ一緒じゃんか。いつか死ぬ。それがこないだだったっていうだけの話」


という言葉が遺されている。





解散後は細々と活動をしていたが、いつしか彼は広島に帰りペンキ屋をやっていた。
そこで、吉川晃司からのオファーがくる。しかし出逢いは最悪からスタートした。


吉川「ギタリストがギター弾かないでどうすんだよ。ギタリストがペンキを塗るのは本分じゃないだろう」
アベ「吉川晃司ってのはアイドルだろ。なんで俺がアイドルの後ろでギター弾かなきゃいけなんだよ」


はい。殴り合いの喧嘩。

しかし翌日には"お互い様"ということになったようで、アベフトシはギターをまたやろうと決意。吉川のツアーに参加したというエピソードがある。最後には吉川のことを「アニキ」と呼ぶまでになる。

だがそんな矢先。2009年7月22日に急性硬膜外血腫のため急逝。具体的には明かされていないが、自転車による事故ではないかと云われている。


アベフトシについて、個人的に一番好きなのが立ち姿である。
186cmの長身でギターを構える姿はとても格好良く、一度生で見てみたかったと遺された映像や写真を眺めながら考えてしまう。














演奏スタイル




テレキャスターを主に使用したカッティング主体のギタープレイが特徴である。

「そう。速弾きギタリストなんです。左手の指は動かないけど、右手は速い(笑)
オレ、弦は1弦から6弦までで1本の弦だと思ってるから、つねに全部の弦が鳴ってますからね」


という言葉にもそのプレイスタイルが表れている。

そのカッティングの狂気を孕んだ姿は、当時のロッキングオンの編集長山崎洋一郎が「鬼。鬼がいた。」と評したことから、その後も鬼と呼ばれる。

その狂気的な"鬼"の姿は、ライヴ映像を見れば言わずもがなだろう。






↑フジロックの映像。あまりの盛り上がりに危険判断で一時中断となった










↑「鬼」と呼ばれた頃 1998年 YEBISU THE GARDEN HALLの映像。もう、スゲーとして言えない







↑ラストライブの最後の曲となったのはデビュー曲"世界の終わり"



また特徴として、アベフトシはエフェクターを全く使わない、直アンで演奏している。

よく「男は黙って直アン」とは云うが、なかなか体現できているギタリストはいないだろう。


最初にも書いたが、一度で良いから生で見てみたかった。

圧倒されてしまうんだろうな。






☆尊敬してるギタリストシリーズ

  1. 新藤晴一
  2. ジョン・メイヤー
  3. トミー・エマニュエル
  4. ゲイリー・ムーア
  5. マシュー・ベラミー(MUSE)
  6. ノエル・ギャラガー
  7. グレッグ・バーグドルフ
  8. 菊地英昭(THE YELLOW MONKEY)」
  9. 長岡亮介/浮雲
  10. オマー・ロドリゲス
  11. 三輪テツヤ(スピッツ)
  12. 滝善充(9mm Parabellum Bullet)











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