2019年2月22日金曜日

【心霊】ほんとにあった!呪いのビデオは「本物」か「やらせ」か









心霊ものが好きで「ほんとにあった!呪いのビデオ」をはじめ、様々なシリーズを見ている。

といっても、近年は本当に数が多過ぎて、とても網羅できる量ではないが、なるべく主要なものは見ている。何の義務感だろうか。

心霊ものの感想を書いてる人が好きで、見るたびに検索して眺めている。ホラーの感想はツッコミの勉強にもなるのでオススメしたい。

そこでよくサジェストされるのが「◯◯ 本物」「△△  やらせ」などの言葉である。

面白いと思い、そのことについて書いてみたい。




本物かやらせ








そもそも僕は「やらせ」という言葉はあまり好きではない。
なにかとすぐ「やらせ」と言う人がいるが、そう言うことで面白くなることがあまりないからだ。


元も子もないが、心霊ものを楽しむ人で「これは本物か?」なんて目線で見ている人は、いるのだろうか。

「本物かやらせか」と気になっているのは、心霊ものを普段そこまで見ない人(つまりは普通の人)が、検索していることと思われる。


そこに、心霊もの好き(普通じゃない人)とそうでない人の決定的な差が生まれるのだ。


では、心霊好きは何を求めているか、そう言われるとまた、玉石混淆の趣味がある。本物っぽい路線を求める人、本物っぽさなんて度外視で強烈な映像を求める人どちらもいる。

近年、心霊ものが雨後の筍のごとく乱立したことによって、ホラーファンは映像に「刺激」を求めるようになった。なので、感覚的には後者が多いと思われる。

そして心霊ものの楽しみといえば、スタッフのドタバタ劇である。「そんなものいらねぇ」という派閥もあるが、心霊映像よりもスタッフの取材シーンで個性を出すシリーズは多い。

そんな取材シーンで個性を出そうとするほど、リアリティとは乖離していく。これも好きと嫌いがはっき分かれる要素である。


変に「騙されまい」とか「本物の映像が見たい!」と構えて見る人は、おそらくこの手のホラーは向かないのではないだろうか。


極論となってしまうが、「フィクションだと分かった上で、もしこれが本当なら?」という感覚で見るくらいのつもりで没入して楽しむべきなのである。




たとえば「ハリー・ポッター」の世界は実在しないのに、あの世界観を楽しんでる。実はホラーも同じで「そんな世界があるかもしれない」という世界観を楽しむものだと思う。

そう、ホラーとはファンタジーなのだ。

「ハリー・ポッター」に対して「え?これ本物なの?」と女の子に言えるだろうか、いや言えない(反語)。


「それじゃ『ほんとにあった!』は嘘ではないか」という声は大変正しい。だが、それを僕に言われても困る。
(これ消費者庁に「虚偽ですよね?」って言ったら負けるのでは)










解明








たとえば、あるBSの番組で海外の心霊とされるビデオを検証するものを見た。

キッチンでポルターガイスト現象が起きて、カメラが撮るなか、一瞬にしてキッチンの整頓されていたものが散乱しているというものである。

そこで「ビデオがブレた瞬間に編集して画面を切り替えている」と紹介されていた。

それを見ても「……でっていう」という感覚にしかならなかった。
「カメラを素早く動かした瞬間に編集点を入れる」というのは、投稿もののセオリー、というのは心霊投稿ものにおいては常習手段なのである。なので、テレビというメディアを使ってまで、それをドヤられても、という話だ。


繰り返すが「本物か偽物か」という点は面白いかどうかには直結しない。

「ほんとにあった!呪いのビデオ」も監督の趣向によってリアリティを求めるのか、地味な映像になっている時期も定期的に訪れる。


しかし「ほん呪」もいよいよシリーズはナンバリングだけでも80を越えた。それを追い掛けてきた視聴者は、もはや「本物」を求めているだろうか。


いや、本当に求めるものは「見ている時間を楽しめる映像 」なのだ。


一概には言えないが、近年は目に見えて「フィクションとノンフィクション」、「本物と偽物」、「本当とヤラセ」などに線を引きたがる傾向が強い。

本来オカルトなどというものは、白と黒の間にある「グレーの世界」を楽しむものだ。

「本物じゃない=つまんねぇ」と思うのは先入観である。そもそもホラーの世界は「本物っぽい、けどつまんねぇ」で溢れている。


「やらせ」は好きではないが、ホラーという予算のない世界でアイデアでそれを乗り切ろうとするスタッフが愛しいのだ。
それはもう「やらせ」という概念では語れない。


それでも名の知れた、数を重ねているシリーズたちにはそれなりに魅力がある。

真実を求めることは楽しさを追求することではない、そんなグレーを楽しめる力こそ、ホラーを楽しむ大切な要素なのだ。


全くフォローになってないな。


ほんとにあった!呪いのビデオシリーズでマジで怖かったオススメ話まとめ7選
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【ホラー】ほんとにあった!呪いのビデオ78 ネタバレ感想




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2019年2月20日水曜日

尊敬してるギタリスト〜その15「今剛(こん つよし)」







書くのがあまりに畏れ多くて、今まで避けていたに等しいが、やはりこの人のギターについて触れないわけにはいかない。

ギター仙人こと今剛(こんつよし)。


日本で最も優れたギタリストの1人である。
正直、凄すぎて何から語れば良いかわからない。



尊敬してるギタリスト〜その15「今 剛(こん つよし)」




2019年2月17日日曜日

Pg'zホームページから言葉を拾ってみよう Part.2 機材・制作関係








Part.1はこちらから。
新藤晴一 「Pg'z」ホームページから言葉を拾ってみる Part.1 デビューに向けて


ギタリストが機材を買って、ウキウキとしている瞬間は好きですか。

僕は大好きです。

なぜなら、ギターを買ってしまう自分が正当化された気分になるからです。

ということで、新藤晴一の運営していたホームページ「Pg'z」からダイアリーを掘り起こす記事第2弾は機材関連はじめ「制作」に関するもの。音楽が産み出される辺りを中心に。

ギターをやらない人にとっては何が楽しいのか分からないかもしれないが、その気分の高揚が少しでも伝わればと思う。
しかしながら、基本的に楽器わからないファンに向けてるんので全く分からないほどマニアックではないと思うので、お気軽に。

というか、引用タグを使ってはいるものの、オッケーかどうか定かでないので、問題が発生したら消します。







6月20日
※1999年

いけないことをします。そう、「うちのぼくちゃん」公開!自分ちの愛犬を他人に見せても相手が反応に困ると知りつつも、僕は公開します。スゴロクです。すごろく写真(1)どうだ!犬ばかと言われようが、「可愛かろぉ?へへへっ」ミニチュア・シュナウザーのスゴロクは・・・と続けていくと本当に「愛犬家のホームページ」になってしまうのでこの辺で止めときます。スゴロク好きの人はお便り下さい。本当のテーマは一緒に写ってる「うちのギターちゃん」の話です。(Gibson Lespaul Jr)というギターなんだけど、すげえお気に入りなの。POPなカラーと音がいい。今年の初めごろプロとして自分の音にいろいろ責任を持つという意味で機材をそろえた時に購入。この時ギター2本買って、いつのまにか8本になったんだけど、このギターが一番。値段的には他の7本のギターの方が高いんだけど、ライブに使うのもこのギター。レコーディングの時は本間さんと相談してこのギターを含めて4本を使い分けるんだけど、やっぱりこれが登場することが多い。ついでに他の3本は(81年Gibson ESー335)(74年Fender ST)(Gibson LP)。また次の機会にこれらのギターの紹介とレコーディングでの役割も紹介します。



チャリティに出されて、今はどこかのファンの家にあるはずのレスポールJr.。
初期のポルノグラフィティを支えた大切なギターである。

このギターをメインにした理由は個性を求めてということを『別冊俺』で語っている。

そしてこの時点ではまだギターが8本しかないということが驚きである。
※2018年時点で58本



1999/11/17 4:09:13 PM

ただいまレコーディング期間。昨日も朝まで、おっきな音でギター弾いてた。今回のレコーディングでは今までしたことのない挑戦もする予定。例によって詳しいことはまだ言えないけど。

レコーディング現場はいい感じ。プロデューサーの本間さんや他のスタッフの人たちの「その場を楽しむ」というノリに、僕もリラックスしてギターが弾ける。ただリラックスしてギター弾いたからって、うまく弾けるわけじゃないんだけどね。こんな雰囲気が、夜3時をすぎたあたりから加速度を増していく。もう誰が何を言っても面白く感じていく。もう昭仁の眼鏡がずれただけで面白い。紅茶のティーバックにお湯のポットと間違ってコーヒー注いでしまっても大笑い。大人が10人くらい集まって、夜中に「SPEEDの解散」についての考察であんな盛り上がってるって少し異様かもしれない。伝わらないだろうなぁ・・。この雰囲気・・。あの場にいないと。断っておくけど普通ならそんな話することない。まぁこんな感じで順調に?進んでいます。


機材とはちょっと違うけど、レコーディング現場。
プロフェッショナルな現場って厳しいイメージだけど、本間さんはじめそれ以上に愉快な「楽しい大人」が集まってるのが伝わってくる。

もちろん音へのこだわりは尋常じゃないけれど、そうした中でのレコーディングは時間を忘れてしまうのだろう。



2000/01/08 4:33:43 AM

なんか楽しいぞ、レコーディング。ここんとこ3日間はリズム録り。要するにカラオケをつくってる。それがすげえ楽しい。今は昔からライブでずっとやってた曲を録ってるから気兼ねせずにガガーンといけるわけ。ギャギャーンとかな?どっちでもいいや。ギターテクニシャンとして来ていただいてる太郎さんが、所有しているアンプ(約7台)を曲に合わせてチューニングしてくれるという贅沢な環境でやらせてもらってるから、僕はギター弾くだけ。マーシャルだけで4台。僕が何を言ってるかわかんない人は最寄りのギタリストに聞いて下さい。いい音でコード一発鳴らすだけで、もう絶対楽しいはずだって教えてくれるはず。んで、アポロやヒトリノ夜が歌を引き立てる伴奏として楽しいギターだとすると、ここんとこの曲は歌に挑んでいく感じのやつだからギター弾きとしてはたまらない。歌をつぶすという意味じゃないよ。玉も僕と同じ理由かどうか知らないけど楽しそう。明日からのボーカル録りでは、昭仁も演奏に負ける気なんてサラサラないだろうし。そういうギシギシした感じがバンドの楽しさなんだろうって再確認した今日この頃でした。


これがプロの現場というやつなのだと思う。

アンプの種類をどうするかではない。同じマーシャルでもそこに個性があって、楽曲に合うサウンドを求めて追求していく。
そしてそれぞれの楽器の1音1音がせめぎ合い、ぶつかり合う。

こうしたサウンドが詰め込まれているのだから、「音楽を良い音で聴いて欲しい」という願いがわかるのではないだろうか。




2000/02/12 1:03:06 AM

昭仁が新しいギター買いやがった。昼頃電話があった。メンバーの誰かが新しい機材を買うと、僕も欲しくなる。あーギター欲しい。なんかさぁ玉も機材買うなんて話してたなぁ・・。

あっ!言っとくけどさぁ、昭仁の事書かんよ。掲示板やメールで「昭仁さんの日常をもっと教えて」だとかさぁ、「玉さんに頑張って下さいって伝えて下さい」だとかさぁ、書いてるのあるけど、お断りします。きっぱりとね。常連の人は僕の性格を知ってると思うけど。別にあいつらがキライとか、僕を好いてくれる人を増やそうとか思ってるわけじゃないよ。そういうのを全部網羅したらこのページはポルノグラフィティの広報になってしまうからね。昭仁のことで書きたい事があったら書くし、玉でもいっしょ。新井さんでもね。公平にメンバーのことを知りたかったらソニーのオフィシャル・ホームページの方をご利用下さい。

あ、で楽器の話。僕はレコーディングで使えるレベルのギターを5・6本持ってる。因島にいた頃、雑誌とかで憧れてたギブソンが中心。やっぱりね、これもトラウマといえるのかなぁ?田舎の高校生には一本20万円前後するギターは夢のまた夢で。それが、自分が働くようになって、頑張ればなんとか買えるようになったら、そればっかり買ってた。それを買うためにバイトしてたとも言える。最初にギブソンを自分で買ったのは、22才の時かなぁ?今もレコやライブで活躍してるレスポールってヤツかな。覚えてるよ、16、3000円。割引してもらってね。ダイトウ楽器で。ものすごく嬉しかったの。それまでも、その金額に近いギターを持ってたけど、なんかギブソンを自分が所有するのは早いと思ってて。だってイメージ的にプロの持つものじゃったんじゃもん。お前はプロに持たれるものとして生まれてきたのに、ごめんね僕が買ってしまって・・・って感じだった。だから、みんなには分かり難いかもしれないけど、その黒いレスポールを肴に酒が呑めるほど愛してた。はたから見れば、鉄の弦を張ったただの木なのにね。今もそう。今はメインとして黄色いギブソンを使ってるけど、なんかやっぱり尊敬の念っていうの?あるもん。・・・だから、僕もロックミュージシャンじゃん?当然できることなら、お金持ちにもなりたいわけよ。もし、嘘でもそうなれたとしたら、やっぱ一番最初に欲しいと思うのはギブソンのギターじゃね。


2001/02/23 03:22:26 AM
今日は嬉しいこと面白いことがいっぱいあった1日だった。嬉しいことと言えば、願ってもない夢が叶った日。いちギタリストとしてね。Gibsonありがとう。詳しくは、まだ書けないけれども、ポルノグラフィティとして、その中のギタリストとしてGibsonっていうギターメーカーの最高峰の会社に、一定の評価をしてもらうのは嬉しい。誇りがもてる。今回のツアーに来てもらえると、僕が何を言ってるのか分かるかも知れない。わかんないしれない。けど、君がポルノグラフィティの音楽を愛してくれるから応援してくれるから、Gibsonっていう頑固一徹職人からポルノグラフィティ、ちょっと誉められたって感じ。

面白かったこと、これもまだ詳しく書けない。引っ越すかどうかわかんないからね。今現在、また「G」のいない家への引っ越しを考えてて、内見(実際に興味のある物件の中を見せてもらう)の日々。そこの物件の地下駐車場で思いがけず、見慣れた車を見かけたって話し。東京って狭いね。でも気にいったんだよね・・そこ。そこに引っ越すことになったらまた報告します。
ちなみにポルノグラフィティ、今日もまたレコーディング中。デモ録り。



この時代になると「ギブソン」というネームに憧れを持つ事が少ないかもしれない。
フェンダーは今でも使用者が多いけれど、ハイエンドのブランドの数も増え、もうブランドでギターを選ぶ時代ではないのかもしれない。

しかし、僕もギリギリ「憧れのギタリストと同じものが持ちたい」という世代なので、ステージでギブソンを搔き鳴らす姿を見て育ってきた。

初期衝動だからこそ、純粋でいつまでも大切にしたい心だ。

あと一番わかるのが、人がギター買った話を聞くと自分も欲しくなるというやつ。

ギブソンに認められたというのはエンドースメント契約を結んだ辺りの話だろうか。
認められた結果は↓










2002/06/11 01:57:43AM
昨日、リハスタに外人が来まして。5・6人。山野楽器の人といっしょに。けしてロシアフーリガンじゃないです。楽器フェアかなんかで来日していた、GIBSON社の偉い人。どれくらい偉いか簡単に説明すると、「このレスポールが僕のメインギターです」と流暢な英語で自慢げに僕が言うと、「あぁこれ俺が創った」的な偉い人達。わかるかなぁ?会えた事だってもちろん嬉しいけど、わざわざリハスタまで来て下さったことが嬉しい。僕にとっては、フィーゴに会うよりも嬉しいね。女性の方でこの意味が分からない方は是非、お近くのギター少年と付き合ってください。「すっげぇよ」て言うと思います。僕なら言います。
そこで・・・神様は多分、僕のダイアリー見てるね。その偉い人たちがCS-336っていう新しくGIBSONにラインナップされるギターを置いていってくれた。使ってみる?って。下のを見てるとしか思えんじゃん。
まだ一日しか使ってないけど、これすごいよ。



2002/06/14 01:54:46AM
今日は、もうギター弾かねぇぞ。リハもいよいよ大詰めで、スタジオでも家でもギター弾きっぱなし。指ちびそう。
大詰めということで、リハスタに人が多くなってきた。ツアーの各セクションのチーフの人が集るだけで大人数だからね。実際のツアーになると、もっと増えてきて民族大移動みたいになってくる。それがまた楽しい。
CS-336ね。これいいよ。Gibsonには、これの元になってるES-335という名器が昔からあってこれももってるけど、これのいい所を残して、ロック、ロックブルーズを演奏する環境においてハウリング等の問題点を解決した感じ。グレードアップするギターを迷ってる人や、演奏性の高さから女の人にも良いんじゃないかな。この336でオアシスのノエル・ギャラガー君あたりが名演をすると一気に名器になるんじゃないかな。
ここだけの秘密だけど、明日また新しいギターが届くんだ。ヒヒヒ。


たとえでノエルが出てくるところにニヤニヤしてしまうオアシスファンである。




2001/05/23 05:25:32 AM
いやぁ、ツアーだねぇ。しかも後半だねぇ。前半は緊張感と興奮の中で弾いてたけど(あがってると言うことじゃない)、このあたりになると、ツアーが終わるのを、惜しむように弾いてるってかんじかなぁ?

僕らはツアー中といえど、ライブ以外の時間、酒ばかりを飲んでるわけじゃない。新しい自分らの分身、つまり新しい曲を作ってたりする。それは必ずしもリリースすると約束されてはいないけども、作り続けることが大切。今日もそれのミックスダウンだった。音楽に正解はない、なんて言い方よくするけど本当。リズムが明らかにズレてるとか、計算じゃないミストーンとかは、まぁ間違いと言えるかもれないけど、あとは「好み」、これに尽きる。好きか嫌いか。例えば、あるパートでギターを聞かせるか、シンセ系を聞かせるか、とかね。その判断の時に、どっちの場合もボーカルにかぶってくるとかの悪影響がないとすれば、後は「好み」じゃん?だから僕ら3人「好み」によって違う意見になったら、さぁ大変。喧嘩するわけじゃないよ。むしろ、それぞれ意見に明確な理由があって、喧嘩する事ができるとしたら、そっちの方が解決策も見つけやすい。やっかいなのは「なんとなく、A案よりB案のほうが好きだな・・・」の時。自分の好きにも理由はつけれないし、相手の好きだって間違ってるわけじゃないし。まぁ今日も「好み」っていう話をしたんだけどね。いつもの様に平和的に解決したんだけどね。




2000/03/20 3:01:33 AM

名古屋やっつけてきました(敬礼)。来てくれた人に助けられた部分も多いような気もするけど、全体的にはやっつけてきました(再敬礼)。

あー首が痛い。ライブを張り切ってやると、必ず次の日に首が痛くなる。玉も昭仁もいっしょって言ってた。首の筋肉なんて、右向いたり左向いたりする為の物であって、頭を振り回す用にできてないんよね。あー筋肉痛。でも、今回はだいぶ冷静にできたんじゃないかな?右手の人差し指に水脹れもできてないし。冷静といっても熱くなってないわけじゃないよ。ある程度冷静に演奏できたんじゃないかなってことね。長い間、僕もライブやってきたから善し悪しの判断材料のひとつになるんだけど、演奏の部分まで過剰に熱くなりすぎると、指に水脹れができたりするのね。それは普通「ピック」というプラスティックの板みたいな物を人差し指と親指で持ってギターの弦を弾くんだけど、それが熱くなりすぎると指まで弦にぶつけてしまう。となると、なんかギターをかき鳴らしているという精神的なものはあるけど、そういう状態だと実際にはギターはいい音がしない。なので、ある程度の冷静さを持ってやれた名古屋のライブは良かったんじゃないの、と自分では思ってる。今、昨日のライブビデオ(反省用)見て修正しないといけんとこもいくつかあるけど。ほんと名古屋のみなさんありがとうございました。さあ!次は東京地方をやっつけるぞ!!


普通、ピックを使ってれば指はそんなにぶつかることはない。僕は下手なのでたまにぶつかるけど。
それに気付かないくらいの熱でギターにぶつけたということでもある。たまにある傷を見るまで傷みに気付かないみたいな感覚といえばいいか。

それでもプロとしてそれほど熱中してしまうことは必ずしも善しとはいえない、という想いが面白い。
冷静さも大切な武器なのだ。



2000/07/24 5:01:26 AM

見たぁ?ポカリスエットのCM。梅雨明けくらいからOAが多くなってきてると思うんじゃけど。さわやかじゃろ?因島高校さわやか部副主将の僕もさすがに、杏ちゃんにはかなわんね。CMの雰囲気を曲があってるみたいで、よかった。

で、ミュージック・アワー。多くの人が気に入ってくれてるみたい。恋するウサギ(ハート)ちゃんも大喜び。こういう時期いつも書くけど、やっぱりチャートに入ると嬉しい。チャートは比べっこだから、最終的な目標にはならんけど副産物として嬉しい。愛されてる実感があるし、それが目で見えるから。僕らほんといっしょうけんめいあいされてるね。そんな興奮も冷めぬうちに、君ら4th シングルの事も知っとん?また期待に添えると思うよ。ちょっと大人な感じ。

で、僕らが今、何をしてるかというとレコーディング。結局いっつもしてるんだけどね。レコーディングは。本チャンだったりプリプロだったりはするけど。最近さぁ、他の二人が自宅でレコーディングできる機材を集めだしてさぁ。今ん所はデモテープを作る程度だけど、便利なんよね。最近の機械といったら。そんなに高価じゃなくて、高音質で録音できるし。前にアキヒトの機材で、アキヒトにオペレーターしてもらってデモテープ作ったんだけど。その時はアイツも、そんなに慣れてなくて、マニュアル片手に四苦八苦してた。僕はその横で「まーだぁー?」って。でも僕らがアマチュアの時作ってたデモテの比じゃない、仕上がりが。今作ってる曲も幾つかは、そのうち聞いてもらえるんじゃないかな?このままあいつらに、機材を集めていってもらおう。そして、ときどき貸してもらおう。頑張って!


そしていつしかメンバーはそれぞれにプライベートでスタジオを構えることに。
今ではそこで録音したものが、そのまま発売できるクオリティになれるほどのレコーディングができる。

時代の移り変わりもあるけれど、テープにデモを録音していた時代からの変化は興味深いし感慨深いものがある。



2001/03/29 01:40:12 AM
恐るべし、福山雅治・・。今夜のオールナイトスーパーを聞いてくれた人は分かると思うけど。うまく言えないけど、日本にひとりしかいない福山雅治って感じだった。ニュアンスとして。
番組中でも言ったけど、福山さんがギターかしてくれるって。思えば初めてお会いした時に、その今回おかりする「Gibson SG」の話をちょこっとした。「ピーチ(表記は違うと思う)」でよく使ってた。白くてちょっと尖ったやつね。3ピックアップの。確か60年代のSGだから、まだ「Lespaul custom」と呼ばれてた時代のギター。デビュー前に何かのパーティーの席で。正直、今の僕はたくさんギターを持ってる。だからギターがかりれる事自体だけが嬉しいんじゃなくて、その当時、仰ぎ見るような存在だった福山さんに、仰ぎ見るような存在だったGibsonを今日、直接「使う?」って言ってもらったのが嬉しい。ギターってただの道具じゃないからね。ギターを弾く人にとって。所有してるギターすべてに平等じゃないにしても、少なからず魂みたいなのは入ってるはずだから。大袈裟な言い方になるし、「使ってないから」ってかしてくれた福山さんは笑うかもしれないけど。明後日のツアー初日から使えるかどうかは、僕の慣れもあって分からないけど、必ずどこかで使うから来てくれる人は見てて。


これ、いつだかMステかなんかで話してた気が。
結局返してないんだっけ?



2001/11/18 01:56:13AM

このツアーで、また新しい事に挑戦したいなぁって思ってて、興味があったので人に借りて試していたマッチレス、買うことにしました。ギターアンプです。アンプって言っても分からない人には、敢えてスピーカーと言いましょう。エレキギターは、ギターだけじゃなく実際に音を出す(プリアンプ、パワーアンプ、スピーカー部を含めた総称である)アンプも含めて楽器なんです。このアンプ、タッチがめちゃくちゃ出る。またこのタッチって言い方が、楽器をやらない人には分かりにくいとは思うが。弾いたままに出る。感情を込めて、その通り弾けたら、その感情のままに音になる。それがこのアンプのすごいとこ。ただ「そのとおり弾けたら」っていうのがミソ。例えばメール。気持ちを伝えるには誤字脱字は論外として、ある程度の文章力が必要でしょ?更に、それを書いている瞬間の表情まで添付される感じ。音として。・・・まぁ要するに、下手だったら、その下手もそのまま出るってことだよ。ギタリストの林部さんが言ってた。マッチレスについて。「思った通りのトーンが出ないのは、もうこのアンプのせいじゃない、自分だよ」って。オッケー。頑張る。


マッチレスのアンプは今でもメインで活躍している。
わからない方のために書くと、マッチレスってメーカーのアンプはめっちゃ良い音だけど、めっちゃ高いアンプと理解してくれれば良い。

ギターという楽器は自分が弦を震わせたことで音が出る。その弦の触れ方ひとつでサウンドは変わってしまう。
マッチレスというアンプは「弾いた通りそのまま」の音を出してくれる。

細かいニュアンスもしっかり出してくれるので、繊細な表現ができる。逆に言えばミスであっても、一瞬のためらいや迷いもそのまま出てしまう。そんなのがこれに書いてある。


ということで、機材や制作現場について見てみた。

ギターという楽器はいつまでも大人を子どもにしてくれる素敵なオモチャであり、夢を描くペンである。



【感想】新藤晴一 ポルノグラフィティ (GUITAR MAGAZINE SPECIAL ARTIST SERIES)
新藤晴一使用機材~レスポールJr.TVイエロー編
「作曲:岡野昭仁/ 作詞:新藤晴一」と見たときの高揚感は異常
ダイアリー 08/06/09を弾き語りしていたら号泣した話


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