※敬称略
ここ数日、楠本まきのマンガ『ココハナ』のキャラクターが
「ジェンダーバイアス※のかかった漫画は滅びればいい」と言ったことが物議を醸している。
※性別によって社会的・文化的役割の固定概念を持つこと。
といっても僕は忙しかったのもあり、それが話題になってることを知らなくて、間接的に知った。人と色々話したり、毎週見ている「山田玲司のヤングサンデー」でも取り上げられたことで、ここ数日ずっと考えている。
物議は
楠本まきのインタビューによるもの。
内容を抜粋するが、できれば原文で全て読んでいただいた方が伝えたいメッセージがより分かりやすいと思う。
・
作家が無意識にジェンダーバイアスを投影している可能性がある
・それが次の世代にも影響を与えてまた新たな書き手によってジェンダーバイアスが受け継がれてしまうかもしれない
・
作者は無意識にやっているから気づかないかもしれない、だから編集によって食い止められるのでは
・タバコの表現のように
ガイドラインを設けるべき
・ジェンダーバイアスのある表現を使うなら作家に理由を求め、編集が納得すれば採用、しなければ採用しない
この問題によって
「表現の自由」が焦点になって様々な意見が飛び交っている。正直、記事ひとつで語れるほど単純な問題ではないし、答えの出せるものではない。
しかし、これから先の未来のために、こうしたことが考えられていかなければならないと思うからこそ、書いておくことにする。
賛否、様々な意見があると思う。それでも書いておきたいのは、誰が悪いとか、そういうことではない。
ジェンダー論が発端であるが、差別というテーマであることも踏まえて、それも含めた記事として読んでいただきたい。