2018年7月13日金曜日

The Yellow Monkey ”Spark” 歌詞解釈~絶望の花の意味とは








The Yellow Monkeyのヒット曲”Spark”

人気曲であり、ライヴでもとても盛り上がるナンバーだ。

歌詞について、これまでかなり表面的に捉えていたが、あらためて考えてみると、なかなか一筋縄ではいかないことが解った。

ということで、あらためて歌詞を整理したい。








Spark



「アッパーな曲を創る」
「セックスを違う表現で」

という目的で創られたのが"Spark"だ。

タイトルは歌詞の中にある火花のことである。
そしてその火花とは、人の一生を示しているのではないだろうか。

「命は生まれいずれ消えゆく」

という歌詞にもあるとおり、銀色の大空に輝く星たちに比べれば、人の命など泡沫に過ぎない。

その星の下で君と抱き合うこと。

それは君との永遠を探す行為でもある。

主人公は"本当"を探している。

「本当の君の顔」「本当の愛」を、真理を求めて。
一瞬の真理に触れること、そうすることで、主人公の愛は永遠のものになる、そう信じて。

永遠、とはなんだろうか。

命はいつかは消える。しかしそれは受け継がれていく。

そうなるとして。

「命は生まれ(命を繋いで)いずれ消えゆく」

そう聴こえる。

「彼方までもう少し」彼方とは絶頂のことであり、まさに"飛ぶ"を暗示している。そこに辿り着ければ、君との愛が永遠となる。

いや、もしかしたらしれだけではないのかもしれない。

本当に古くからある、使い古された表現。
恋に落ちる瞬間、人は雷に打たれたようになる、そういう表現がある。

それもひとつの"Spark"ではないか。

一瞬の火花、それによって運命を変えてしまう、決定づけてしまう。










絶望の花




そんな主人公であるが、引っ掛かる言葉がある。

それがサビの前にくる"絶望の花"というフレーズである。

そこまでは「彼方までもう少し」と言っているにも関わらず、ここで「頭の中で絶望の花が咲き乱れても」というフレーズがくるのが引っ掛かった。

絶望が頭を支配する、なぜだろか。

そうした時にサビ前に入る「are you ready to spark?」が、君にへの問い掛けられてるなら。
主人公は君と永遠を求めるが、君はそう思っていなかったとしたら。

そうした一瞬宿った疑問が主人公を支配してしまったのかもしれない。

しかし、それを撥ね飛ばすほど、尚も君を愛し続ける。



さて、ここからは恒例のこじつけタイムである。

これがなければ、僕が書く意味がない。

絶望の花がある女性を想像させた。


愛のスピーク→「あの人は夢を呟き」

一瞬の火花の中でうごめく獣のように→「ケモノみたいな目とは」



「真実を欲しがる俺は 本当の愛で眠りたいのさ」



遥かな世界へ 夜明けは
君と溶けたままで 眠りたい
遥かな世界へ 幻のような
君の中で 眠りたい
〜"遥かな世界"


「絶望の花が咲き乱れても」


"絶望"の花言葉を持つ花。


ある日アポロンはクリムノンの恋心に気付き、彼に対し愛情を抱くようになります。

しかし、雲の神がそのことを知り、嫉妬でアポロンを雲で覆い隠してしまいます。クリムノンがアポロンに会えない日が8日ほど続くと、クリムノンは嘆き悲しみ、倒れてしまいます。そして、目を覚ますことなく、亡くなってしまったのです。

そのことを知ったアポロンは、彼をこの花へと変身させ、アポロンに会えずに亡くなったクリムノンの心情から「絶望」や「悲嘆」という花言葉が誕生したと言われています。

『アポロン神話』より


その花は。


マリーゴールド


マリー


もし、そうだとしたら


火花、とは


一瞬の光


発砲

銃声


一瞬で永遠の走馬灯

そして


僕は、永遠を得る。







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2018年7月10日火曜日

楽器で脳トレ 演奏は脳に良いのでギターを買っても良い説を提唱したい




たとえば、ギターを買った時。

僕は最高の気分となり、これは友人に自慢しなくてはと思う。

茹でたジャガイモのようにホクホクとしながら友人に伝える。


僕「ギター買った! 」
友「バカじゃねぇの?」


ならば、と別の友人にも言ってみる。


僕「ギター買った! 」
友「バカじゃねぇの?」


悔しい。

言い返せない。

ならばせめてもの反撃をしたいと思う。

「楽器演奏をすることは脳に良い」

聞いたことがないだろうか。

ギターをやっていることで聡明な僕はどう考えても「楽器は脳に良い」から「ギターを買っても良い」に繋げることが理論上不可能とは知りながらも、その説を立証するために書いていくことにしよう。




楽器演奏がもたらす効果




結論から書いてしまうと、楽器の演奏は確実に脳に影響を与え、その刺激が良い効果をもたらすことが研究の結果明らかになっている。

アメリカのバーモント大学のHudziak博士らのチームが、楽器演奏の教育を受けた経験のある6歳から18歳までの健康的な子ども232人の脳をMRIでスキャンした。

その結果明らかになったのは、

・脳の運動野(運動機能をつかさどる部位)が活性化する
・行動を制御する脳の領域にも変化が見られた


細かな指の動きや、別の動きを同時に行うことでワーキングメモリ(作業記憶)と呼ばれる概念が向上するそうだ。

ワーキングメモリとは、パソコンでいうところのキャッシュとか一時ファイルみたいなもの。閲覧したエロ画像やエロ動画のページの情報を記録しておくと、次に見る時にスムーズに画面が開けるようになる、あれ。

なぜ良いかというのが、下に引用する内容である。

脳は左脳・右脳に分かれていて、それぞれ役割が異なると考えられています。
例えば数学的な思考は左脳が行い、創作活動は右脳が行うという感じです。
これに関連して楽器の演奏は、脳梁と呼ばれる部位の活動に大きく関わりを持っています。
つまり、楽器を演奏することで右脳・左脳をつなぐ脳梁が鍛えられ、右脳・左脳両方の役割をスムーズにこなすことができるようになるとういうわけです。


脳梁が刺激されることで、左右の脳のやり取りがスムーズになる。

なんでもスムーズになりすぎて楽器とはクレ5-56か、新卒就活生くらいの潤滑油なのではないかと思えてくる。


すごく余談なのだけど、昔『サトラレ』という漫画があって、ドラマや映画にもなってわだかまりになった。その主人公は言葉にしなくても相手に思考が伝わってしまう"サトラレ"という病気という設定。この病気が"先天性R型脳梁変成症"といい名前だった。






もちろんフィクションだから架空の病気なんだけど、当時「自分はサトラレなんじゃないか」と思い込む病が軽い流行を見せた。こういうことって誰しもが一度は考えてしまうことだから、そこに上手くフィットしたのだろう。
そういう精神病が新たに誕生したのではと今でも思う。

余談終わり。











大人のための音楽療法




上の内容は幼い頃にやるほど効果が大きいとされる。

では大人になってしまった人間には関係ないのか?
ちなみにここでいう大人とは年齢だけのことで、身体は大人で精神年齢が幼稚、つまり僕のような人物も含まれる。

大人になっても脳を刺激することが良いことに変わりはない。楽器演奏が認知症やアルツハイマーへの治療、予防効果が期待されるという研究結果が出ている。

アメリカの研究チームが双子を対象に、双子のうち一人が楽器演奏をする人は、しない人に比べて認知症になる確率が64%も低くなることが明らかになったそうだ。

楽器演奏以外だと将棋、チェス、麻雀なども脳に刺激を与えていいらしいが、それだとギターを買っていい口実にならないので、ここでは楽器演奏が一番効果があると断言しておこう。

演奏はしなくても、音楽療法としては、音楽を聴くだけでもストレスの解消になったりなど効果があるが、それだとギターを買っていい(以下略)

僕がポルノの音楽をずっと聴いていて、それはそれで病気だと思うがここでは考えないこととする。


このように楽器演奏は、脳に大変素晴らしい影響を与えることが判った。

脳に良いから新しいギターを買っても良いわけだ。

そんなわけないだろ。


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