晴一さんの使用機材紹介シリーズ。今回はエフェクターである。
こちらのオーバードライヴを紹介しよう。
ちなみに今回のは僕も使用しているため、最後に簡単なレビューというか感想も少し書いておく。
FREE THE TONE GB-1V / フリーザトーン GB1V
どんなエフェクター
ちょっと詳しいファンでしたら、このエフェクターの経緯もご存知かもしれない。
書いておきますと晴一さんがFREE THE TONEの林さんに「世界一のオーバードライヴを作って」とお願いしたのがキッカケからだった。FREE THE TONEのエフェクターは元々評判が良いようだ。
それが本当に実現してしまうから恐ろしい。
そこで林さんにより開発されたのがこのGIGS BOSONでした。
開発のお話は こちら から読めます。
この記事でもある通り、布袋さんやSUGIZOさんも愛用している。
布袋さんはバッキング用とソロ用で2台使用するほど気に入っているそうだ。
このアリーナツアーの心臓。俺のセッティングには、ひずみでいうと大中小があって、小がアンプのクランチ。大はソロ用。肝要の中が、彼がつくるトーン。 pic.twitter.com/ml4lHwsj— 晴・一 (@blackcaster) 2012年12月22日
晴一さんは主に「PANORAMA×42」ツアーで使用していた。
世界一のオーバードライヴ
晴一さんからのリクエストに応えるべく、かなりのこだわりを持って作られている。
名前の由来からして凄い。
名前の由来
2012年7月4日に、ヒッグス粒子という新たな粒子が発見されました。それは、宇宙誕生の際に、質量を持たない素粒子に質量を持たせる要因となった粒子で、ビックバンや宇宙誕生の重要な一部を構成することとなった「神の粒子」と呼ばれているものです。仮説を唱えたピーター・ウェア・ヒッグスの名をとって、Higgs Boson(ヒッグス・ボーソン)と呼ばれています。 この粒子の発見ですべての仮説粒子が揃い、暗黒宇宙の解明の第一歩となると言われていることから、このエフェクタの出会い(発見)により、GIG(演奏)の世界の発展の新しい第一歩になる事を願って、GIGS BOSON(ギグス・ボーソン)と命名しました。
とても壮大である。
レビュー
僕がボード組もうと思ったとき迷ったのはオーバードライヴを何にしようかといいうことであった。
もう星の数ほどオーバードライヴは出ているので、優柔不断なこともありなかなか決まりかねていた。そこで色々と調べてた中で思い出したのがこのGIGS BOSONだったのである。
試しに弾いてみたら、あら良いじゃないの、ということで購入を決めたのである。
タワレコの視聴機と楽器屋の試奏はなんでこんなに音がよく聴こえるのだろうか。
口笛がなぜ遠くまで聴こえるの?くらい不思議だ。僕の腕前はさておき弾いてても気持ち良かったのだ。
チューブアンプとの相性もとても良くて、ブースター的な役割からGAINを上げていくほどしっかり歪んでくれる。ナチュラルというわけではなくて、GIGS BOSONなりのちょっとクリーミーな味付けがされるので、ナチュラルなサウンドのままブーストしたいとかいう方にはちょっと不向きかもしれない。
白米が玄米になるくらいの感覚と言えばいいだろうか。
僕は何を言っているんだ。
また、GAINを0にしていてもエフェクトをオンにしているだけでGIGS BOSONのクセが出てしまうので、ナチュラルなクリーントーンにはならないので、そういう方は別のブースターなり使う方がいいかと。
そういう方にはケンタウロスってエフェクターがいいらしいですよ(暗黒微笑)
オススメです。
しかし、この音は虜になる人多そうです。現に上記のギタリストからの絶対的な支持もありますしね。
もちろん発案者の晴一さんも気に入って使用していたようだ。
GAINについてはツマミをフルにするとなかなか歪みます。ブルース〜ポップスなんかはこれだけで十分カバーできる。少し物足りない場合GAIN BOOSTを押せばもう少し強く歪みます。
僕がなにより好きな点はとても音の分離が良いこと。
GAINを強くしても音がダマにならなくて気持ちが良いです。おそらく布袋さんがバッキングでも使用したいということでもう1台導入しているのもここに由来するのかなと。
ということでGIGS BOSONの紹介でした。
★機材関係
尊敬してるギタリスト~その1「新藤晴一/ポルノグラフィティ」
ギター
新藤晴一使用機材〜レスポール(1960年製)編
新藤晴一使用機材〜テレキャスター編
新藤晴一使用機材〜Sagoギター編
新藤晴一使用機材〜ポール・リード・スミス編
新藤晴一使用機材〜ES-335(クリス・コーネルモデル)編
新藤晴一使用機材〜レスポールカスタム(1958年製)編
新藤晴一使用機材〜ホワイトファルコン編
新藤晴一使用機材〜レスポールJr. TVイエロー編
新藤晴一使用機材〜ストラトキャスター編(1)
新藤晴一使用機材~エレガットGibson Chet Atkins CEC編
新藤晴一使用機材〜Martin HD-28V編
岡野昭仁使用機材~ Gibson Sheryl Crow Signature編
岡野昭仁使用機材~ES-335編
岡野昭仁使用機材〜ストラトキャスター1960Relic編
アンプ
新藤晴一使用機材〜マーシャル JCM800編
新藤晴一使用機材〜Kemper Profilling Amplifier編
新藤晴一使用機材〜Marshall 1974X編
新藤晴一使用機材~Two Notes / Torpedo Live編
岡野昭仁使用機材〜Orange Rockerverb 100編
エフェクター他
新藤晴一使用機材〜KLON ケンタウロス編
新藤晴一使用機材〜FREE THE TONE GIGS BOSON編+レビュー
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