たとえば女の子が部屋に来たとして、部屋の片隅にある"それ"を見つける。そして、
ギターやるの!?なんか弾いてみて!
と云われたら、この世界の片隅で僕は何を思えばいいんだろう、僕は何を弾けば良いのだろう。
そんなことについてダラダラと書いていきたい。
さらっと弾けたらカッコイイのに
そもそもギターがあるからといって、弾けるとは限らないではないか。
うん。あれは眺めながら酒を飲むために飾ってるんだ、なんて言えるだろうか。いや言えない(反語)
そもそも部屋に呼んだ時点でギターどころではないのではないか。
そもそも全く弾けない、というわけではない。それなりなら数曲は弾ける(巧くとは言っていない)
ただし、その曲を「弾いてみて」と言った相手が知っているかどうかと云われれば、絶妙にリアクションに困るような曲しか覚えていないのだ。
たとえばさらっとネタ的にマリオやらトトロやらを弾けたら無難にやりすごせるだろう。
要するに「みんな知っている曲」を弾くことだ。
だって僕ほとんどポルノとかしか弾けないよ。しかも一番知名度ある"サウダージ"だってギターフレーズとしては「あ!これサウダージ!」となるほど判りやすいフレーズはない。
あ、ここまで書いて気付いた「PANORAMA×42」ツアーの時みたくサビのフレーズをさらっと弾けばいいのか。
結構こういう「さらっ」と弾けるフレーズがなかったりする。
ということでもう一つなかなかに困ってしまうのが「試奏」である。
試奏=ある程度弾けるみたいな風潮
試奏するときの謎のプレッシャーは何なのだろう。
分かってるんだ。誰一人僕になんて興味なんてないことは。
僕のような自意識過剰&被害妄想ギタリストはたくさんいるはずである。いてくれ。
本当に初心者であれば店員さんに全て身を委ねていれば良いのである意味楽なのである。
だが中途半端にそこそこ経験のある僕は、手に持った瞬間に「何弾こう」と頭がホワイトアウトしてしまう。
部屋だと適当に弾いてればいいんだけどね。しっかりツケは回ってくる。
いっそ試奏は完全防音の個室とかにしてくれりゃいいのに。
たとえば僕が女子高生~女子大生くらいの女の子であれば「えー何弾いたらいいか分からない☆(ゝω・)vキャピ」といえば、たぶん店員が弾き方からLINEの連絡先から何から何まで教えてくれるだろう。
我ながら書いてて気持ち悪くなってきたのでこれ以上はやめておく。
かつてシド・ヴィシャスが言った。
ただコード弾いてブーンって鳴って、そしたら音楽だ。
もういっそ試奏は「ブーン」の音だけで判別してはダメでしょうか。ダメですね。
「いつも弾いてるフレーズをそのまま弾けばいいんだよ」
とは分かってるんだけど。
なぜ人は簡単なこともできなくなってしまうのだろう。
人はなぜ争い続けるのだろう。
ブーン
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