晴一さんの使用機材紹介シリーズ。
今回は世界で最も美しいギターといわれる、こちら。
Gretsch / ホワイトファルコン
晴一さんがblogで綴ったとおり かなりのヴィンテージものみたい。
Gretsch/グレッチ というメーカー
まず、グレッチというメーカーについて。名前は聞くけどだけど、実はどんな特長があるかというと説明できないって人多いんじゃないだろうか。少なくとも僕はできない。
Gretsch(グレッチ)は1883年にフレデリック・グレッチ氏によって創業された。
1950年頃にチェット・アトキンスが使用したことで、一躍人気ブランドの仲間入りをする。チェット・アトキンスは"アゲハ蝶"や"オー!リバル"の時に使用しているエレガットのモデルの人である。
新藤晴一使用機材~エレガットGibson Chet Atkins CEC編
グレッチといえば箱物ギターというイメージではないだろうか。
そして、とにかく見た目が美しいのが特徴だ。
特にホワイト・ファルコンはその美貌から「世界で一番美しいギター」と称されるのも納得がいく。
個人的にはテネシーローズも好き。
ギターというものはまずルックスが良いことが大切な楽器である。このルックスを見れば飾って酒飲みたくもなるものだ。
グレッチのギターはあまり歪ませず、クリーントーンやクラッチくらいのサウンドが心地良いと思っている。
そもそもがあまり歪ませる用途には向かないようだ。
なぜかというとグレッチのフィルタートロンピックアップが低出力なわりにノイジーであることらしい、ということで歪ませるとヤバい。
しかも箱ものだからハウリングもある。
じゃじゃ馬すぎて、保育園児の遠足くらい世話が大変そうだ。
そしてアンプ次第ではペチペチとした、決していい音とは言えないサウンドとなる。
しかしながら、相性の良いアンプで鳴ったときにはグレッチでしか得られない独特のサウンドとなる。
それに魅了されたギタリストも多いはずだ。
グレッチ愛用者は海外ならブライアンセッツァー、日本なら浅井健一辺りではないかな。
リードギターというよりは、どちらかというとフロントマンがアコギから持ち替えて使用したりするイメージが強い。
いつ見れるの?
けれど、晴一さんのギタープレイ見てると、リードギターとしてもかなり優秀ではないかと思う。
ポルノグラフィティのライヴでは"ウォーカー"、"Mr.ジェロニモ"、"Mugen"、"空蝉"辺りで使用されていた。特にウォーカーのしゃがれた感じはとても良い声をしている。
ちなみに僕は「ポルノグラフィティがやってきた」ツアーはチケット全然取れず行けなかった。あぁ。トラウマが…
なので「OPEN MUSIC CABINET」のツアーで見て以来かな。それ以降見たかなぁ。記憶にない。
blogにあったように、大掛かりな大手術を乗り越えたようなので、この間のツアーでいよいよお披露目かと思ったら、全然出て来なかった。
元々アルバム「RHINOCEROS」用にと調整(という名の大手術)をしたけれど、結果的にレスポールを使用したそうだ。アルバムを聴けば、確かに納得。
だけど、その生まれ変わった姿見てみたい。次はいつ生で見れるのだろうか。
【追記】
2016年9月の横浜スタジアムにて、ようやくその姿を再び見ることができた。
ホワイトファルコンで奏でるロカビリーアレンジはたまらなく最高であった。
シリーズ一覧
新藤晴一使用機材
ギター
- レスポール(1960年製)編
- テレキャスター編
- Sagoギター編
- ポール・リード・スミス編
- ES-335(クリス・コーネルモデル)編
- レスポールカスタム(1958年製)編
- ホワイトファルコン編
- レスポールJr. TVイエロー編
- ストラトキャスター編(1)
アンプ
エフェクター
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