※2017.5.21追記しました
観てきました!
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス 」
どうしよう、もう
最高なんだが。
興奮の勢いで感想を書いてしまおうと思う。
実は1作目は都合により劇場公開で観ることが出来なかった。
なので、反省を踏まえ今回は公開とほぼ同時に行こうと決意し、早速行ってきました。
立川の極音上映で観たんだけど、もうこれが
最高でね。音楽含め音が重要な作品なのでたぶん極音上映が一番なんじゃ。
先に書いておくが、これだけでも十分楽しめるが、続編の性質上、
第1作目を観てた方が面白いです。
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス」あらすじ&ネタバレ感想
あらすじ
“スター・ロード”ことピーター・クイルをリーダーに、凶暴なアライグマのロケット、マッチョな破壊王ドラックス、ツンデレ暗殺者ガモーラなど、たまたま出会ったノリで結成された宇宙の“はみ出し者”チーム、<ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー>。
小遣い稼ぎに請けた仕事をきっかけに、強大な力を持つ“黄金の惑星”の指導者アイーシャ率いる無敵艦隊から総攻撃を受け、彼らの宇宙船ミラノ号は壊滅寸前に…。間一髪、ガーディアンズを救ったのは“ピーターの父親”と名乗る謎の男エゴと、触れただけで相手の感情が分かる能力を持つマンティスだった。仲間からの忠告にも関わらずエゴに魅了されていくピーターの姿を見て、次第にチームの絆に亀裂が…。
そこへ“ピーター育ての親”ヨンドゥが率いる宇宙海賊の襲撃や、さらに銀河全体を脅かす恐るべき陰謀が交錯していく。はたして、ピーターの出生に隠された衝撃の真実とは? そして、彼らは絆を取り戻し、銀河を救うことが出来るのか?
その運命の鍵を握るのは、チーム一小さくてキュートな、ガーディアンズの最終兵“木”グルートだった…。
脚本・監督:ジェームズ・ガン
製作:ケヴィン・ファイギ,p.g.a.
製作総指揮:ルイス・デスポジート、ビクトリア・アロンソ ジョナサン・シュワルツ、ニコラス・コルダ スタン・リー
共同製作:デヴィッド・J・グラント
撮影監督:ヘンリー・ブラハム
プロダクション・デザイン:スコット・チャンブリス
編集:フレッド・ラスキン,ACE クレイグ・ウッド,ACE
衣裳デザイナー:ジュディアナ・マコフスキー
視覚効果監修:クリストファー・タウンゼント
ビジュアル開発監修:アンディ・パーク
音楽:テイラー・ベイツ
音楽監修:デイヴ・ジョーダンキャスティング:サラ・ハリー・フィン, CSA
キャスト:クリス・プラット、ゾーイ・サルダナ、デイヴ・バウティスタ、ヴィン・ディーゼル、ブラッドリー・クーパー、マイケル・ルーカー
ネタバレ感想
もう興奮しすぎて何から書けばいいのだろうか。
感想を全部「I am Groot!」で終わらせたい。
今作、僕は
大好きです。
では、なぜこんなに愛おしいのか。
第1作で結成された
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」、物語は最初からそのチームの魅力を存分に発揮する。
「可愛いー!」としかいいようのないベビー・グルードのダンスの後ろではチームたちの壮絶な戦いが描かれていたり、そこからタイトルがバン!と出る感じ、
冒頭シーケンスだけでチケット代の元を取った。
前作でも魅力であった色彩豊かな世界観、オフビートな笑い、音楽、ブラックジョークなどは今回も健在である。
親指のブラックジョークとか爆笑してしまった。
とにかく。前作同様出てくるキャラクターがどれも魅力的であり、ずっと観終わりたくない、まだこの世界に浸っていたいと思いながら観ていた。
こんなにエンドロールになって
「終わってしまった」と寂しくなる映画はない。
新キャラクターの中でもポム・クレメンティーフ演じる
マンティスが好き。
マンティスがもう
愛おしくて愛おしくて。
カート・ラッセル演じる
エゴも良かったなぁ。最近では「ヘイトフル・エイト」も良かったし、本当に良い役者だ。
パックマンとかロケットの
「2回目だからギャラ上げてもらうぜ」ってメタ発言とか、笑える場面もたくさんあるけど、同じくらい思わず泣けてしまう場面も多い。
中盤のキャッチボールのシーンや、ラストの畳み掛け。
特にヨンドゥの最期はもう涙腺は即爆破スイッチ押したごとく崩壊である。
僕はライムスター宇多丸ウィークエンドシャッフルのムービーウォッチメンが好きだけど、参考に第1作も見返したし、この時のレビューを聴き直した。
その中で監督のジェームズ・ガンが投げかけるのは
「人間にとって本当に幸せに生きることはどういうことか」
「本当に意義ある人生とは何か」
「人生で一番大事なものは何か」
という普遍的なテーマであると語っている。
それは今作でも健在で、いつまでも人々を感動させるものであった。
だからこそ永遠の命よりも仲間、いや家族を選んだピーターに感動するのだ。
劇場内も笑ったり、泣いたり、みんなが映画を楽しんでいるという空気。
大画面の大音量も魅力だけど、この同じ場所で同じ感動を味わうということも劇場で映画を観ることの醍醐味だろう。
家族
今回は「家族」の物語である。
上映時間136分の中で様々な家族が描かれる。
ピーター・クイルとエゴ、ピーター・クイルとヨンドゥ、ガモーラとネビュラなどを始め、最後は
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」という家族に行き着く。
パンフレットのクリス・プラットが答えていたが親もまた"ガーディアン(ズ)"なんだよね。
ここのところでアントマンを観たけど、これもやっぱり「家族」が根底にあるストーリーなんだよね。
家族だからこそ時には反発しあい、喧嘩となる。
しかし、家族だからこそ簡単にその絆が切れないのだ。
全てを引っくるめて最後に掛かるCat Stevens"Father & Son"の破壊力ですよ。
その他思いつくままに
・原題が「Guardians of the Galaxy Vol. 2」であるように、クイルのウォークマンの「最強ミックステープ」もしっかり
「Vol.2」となっている
・最後にmp3プレーヤーに変わるのは父親の時代から自分たちの時代たちの時代になったということを示している
プレーヤーが変わっても音楽は変わらない
・それにしても「リミックス」なんて何の意味もない邦題付けてしまって次の続編どうするのだろう
・マンティスの「少しなら相手の感情を変えることができる」というのは、映画が持つ力でもあると思う
・「スター・ウォーズ」と同じく父親と息子の
銀河の命運をかけた壮大な親子喧嘩
・“黄金の惑星”ソヴリンの追っ手の無人の宇宙船を操るのが見た目といいチープな音といいアーケードゲームをバリバリ意識した造り
でも、遠隔操作で敵を攻撃するというのは現代の戦争を彷彿とさせる
・
「ゴミパンダ」というパワーワード
・シルベスター・スタローン演じるスタカー・オゴルドは原作では「スターホーク」という名で「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の初代メンバー
・ヨンドゥの死体の脇に添えられるのは前作でオーブとのすり替えに使われた
トロール人形
・ジェームズ・ガンは天才
・お約束出演のスタン・リーだがまさかの大オチ
・英語全然な自分でも「あれ?」と思う箇所があったので字幕だけでなく、吹き替えも観て比べたい
・情報量がとにかく多いので1回では到底全容を把握できない
・エンドロールでピーターがグルートの言葉が分かるようになってる
・ロケットが「ウインクする目を間違えた」というのは、相手に対して右目が好意、左目が悪意を指すことから
・ロケットとヨンドゥは境遇から似た者同士であり、言葉はなくても通じあっていた。だからこそラストはロケットの顔で終わる
・ロケットがピーターを助けようとしたガモーナを撃ち気絶させた場面「仲間を失うのは一人で十分だ」というのはヨンドゥを仲間と認め、彼が死ぬことを分かっていたからこそ
・ロケットがバッテリーを盗んだことで今回の物語が始まるが、ピーター自身がエゴのバッテリーにされかかる、そしてそれをヨンドゥが
「奪って」持ち去る
・エゴは爆発により散り、ヨンドゥは仲間からの盛大な花火により送られる
・テイザーフェイスの「テイザー銃で撃たれたのか?」というが、テイザー銃とは撃ち込んだ相手の身体に電気を流して気絶させるやつ
・IMAXとても良かったです
・サントラが今回も素晴らしい
・歌詞も重要な要素なので掛かっている楽曲の対訳を見れば更に好きになれる
※その他思い出したら随時加筆します
1作目と比べてどうだとかこうだとかどうでもいい。グルートのゲロかけるぞ。
とにかく僕は大好きな作品だ!
「LION」が今年ナンバー1かもと書いていたのに、早速更新してしまった。
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