今年2本目のライヴ(厳密にいうと3本目)
ハルカトミユキの赤坂ブリッツ公演。
少々時間が押した頃にメンバーが全員登場。
公式で「意外な曲で始まります」なんて宣言があったので果たして何から始まるのか、心拍数が上がる。
というか、ベースが根岸さんじゃないか!ポルノヲタとして、根岸さんのベースをこの距離でしかもハルカトミユキで体感できるなんて、最高だ。
ハルカさんはピンクに染めた髪に革ジャンに革パンというスタイル。
本当に格好良かった。
アコギを構えたハルカさんが歌い出す。
“恋は魔法さ”
こうきたか。本当に意外だ。アコギ一本の弾き語り曲。連続リリースの最後の曲なだけに、もっと最後にやるかと思ってた。
他のステージメンバーはじっと楽器を構えたまま佇んでいる。
少しの冷たさの中にも温かさが宿ったようなこの曲。息を忘れるくらいに曲の世界に入る。
“絶望ごっこ”
初期の人気曲。
この淡々とした曲調に熱が強くこめられているのは初期のハルカトミユキならでは。
根岸さんのベースと大樹さんのドラムという自分には最高のリズム隊がたまらない。ミユキさんもみんな二曲目にして曲に入ってる。
ギターは今回は亮さんは不在で野音のサポートをしていたジョン・フルシアンテ
、じゃなかった、松江さん。
3曲目には、なんと“シアノタイプ”
自分としてもとても大好きで大切な一曲。かなり来るぞ来るぞと身構えてないといけない曲なんだけど、3曲目にきて意表を突かれた。
無条件に涙腺が緩んでしまう。
“マネキン”
もはやライヴの定番であり、鉄板となってる。最後のサビのCDとは違う大樹さんの畳みかけがいいね。
その直前のミユキさんのサビ前のタメも何度聴いても楽しい。
“バッドエンドの続きを”
2曲目に演奏する機会が多い曲。今までのセットリストだと。
イントロのEコードかき鳴らすとこが気持ちいい。そこに絡ミユキさんのシンセがまた良い。
最初3曲は聞かせる曲が続いたけど、この辺りで客側もだいぶ暖まった。
“new moon”
その空気からもう一度引き離すように続いたこの曲。CDではステレオコーラスをかけたアコギが印象的なナンバー。
初期のハルカトミユキを彷彿とさせる空気をまとっているけど、実際にはとてもブラッシュアップされてる曲だと思う。
“September”
終わりがテーマの曲が続く。
この曲の、
甘やかす仕草や 媚びを含んだ笑顔も 泣きたいほど何も感じない
という歌詞が好き。
ここから3曲はとても意外な曲が続く。
“肯定する”
“青い夜更け”
“Vanilla”
どれもライヴの終盤、いやラストにやるようなタイプの曲だ。
まだ中盤なのに、クライマックスの装い。逆に言えばクライマックスにやる曲だからこそ中盤にやることでライヴにドラマ性が生まれたように感じた。
“世界”
いつもはライヴの序盤で勢いづける旅立ちの曲。今回はライヴの後半に向けての起爆剤となった。
すっかりお馴染みになり、アウトロのコーラスもかなり観客からの声が聞こえるようになった。
実際公式サイトのセットリストも世界の前で空白空けてるから、二部構成の意図なんだろう。
「踊りましょう」
の声。
実はここまでMCらしいMCはほぼない。
“ワールドワイドウエブは死んでる”
12月の新曲。かなり意表をつかれたタイトル。
全てが「止まった」街で踊り狂う。そんな曲。クリスマスは終わっても、凍える2月の赤坂ブリッツがここだけ止まってしまった世界のよう。
ここからさらに終盤へとライヴ定番のアッパーチューンが続く。
“ニュートンの林檎”
“プラスチック・メトロ”
“振り出しに戻る”
“嘘ツキ”
爆発してしまうかのような盛り上がり。
定番、定番になりつつある曲が連発。とても気持ちいい。
“ニュートンの林檎”のドラムがマジで好き。最後のサビのライヴアレンジのドラムが特に良い。
それと“振り出しに戻る”のミユキさん見るのとても好き。
オーディエンスもハンズアップしている。跳ねてる、踊ってる。
ここで思い浮かんだのは二年前の渋谷QUATTROだった。
シアノタイプのツアー、大雪に見舞われた渋谷の真ん中の雪の山小屋ライヴ。
あの時のハルカトミユキはヒリヒリとした空気でオーディエンスはただジッと聞き込んでいた。もちろん、それはそれとしての良さもある。
でも、二年後の赤坂ブリッツで見るハルカトミユキはあのときの空気も持ちながら着実にスケールアップしてる。
“new moon”で
と歌ってる。なんかそれが共鳴する。
自分はアーティストのスタイルが変わっていくこと自体には肯定派。それが人間だから。
(でもコールドプレイ、テメェはダメだ)
特にハルカトミユキは去年の連続リリースでありとあらゆる方向性を思索してたように思う。
それが迷いではなくて、最上の表現を求めているように感じたからこそ、自分はハルカトミユキに惹かれ続けてるんだと思う。
そんな演奏する側も見る側も巻き込んだ変化。
それがライヴを見る度に増している。
“宇宙を泳ぐ舟”
日比谷野音の時に最も印象的だったこの曲。
切々と唄い上げるハルカさん。日比谷の時はこみ上げてくる想いを必死に止めながら唄っていたようの感じた。ハルカさんがブログに書いてたけど。
最後の「yeah!」がいいよね。
“tonight”
ライヴももう終わりかと思うような空気の中もう人盛り上がり。
途中で
の歌詞の「あんた」でハルカさんがミユキさんを指差してたけど、ミユキさん気づかず。反応見てみたかった。
“火の鳥”
日比谷での演奏記憶に新しいこの曲。
やはり後半の狂気に近い演奏は、見るものを圧倒する。
見るや聴くではなくて、細胞で感じるような音としての振動。
二部構成やMCを排除しただけあって、ここまでの19曲がとても早く感じた。
アンコール
“ドライアイス”
ハルカトミユキの中で自分にとって一番大切な曲。
この曲と出逢ったことで、今ここにいる。
日比谷と同じアレンジでピアノの弾き語りで一番を終えてから、バンド演奏へと変わる。
「世界」のツアーの時もアンコールで「大切な曲」という語りとともに演奏されたのを覚えている。
ところでハルカトミユキのアンコールやらない主義はいつの間になくなったのか。
“LIFE”
正真正銘ラスト1曲。ツアータイトルにもなっているこの曲。
野音の最後に新曲として発表された。あの時は初聴きだったこともあり、少しでも聴き取ろうと必死だったことを思い出す。
配信され何度も聴き込み、今度は歌詞を噛みしめるように受け止める。
最後にはフルアルバムの発表された。7月のリリースが待ち遠しい。
そして、最後に。
退出の時に野音のチケット販売のところで2人が手渡しでチケットを渡していた。
開始前にチケット売り場で買っちゃったよ!先に言ってくれよ!どうせなら手渡しで欲しいじゃん。
それでも、ワンマン後で疲労もあるはずなのに、みんなに笑顔を向けてる2人を見て嬉しくなって帰路についた。
SET LIST
EN-2 LIFE
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“青い夜更け”
“Vanilla”
どれもライヴの終盤、いやラストにやるようなタイプの曲だ。
まだ中盤なのに、クライマックスの装い。逆に言えばクライマックスにやる曲だからこそ中盤にやることでライヴにドラマ性が生まれたように感じた。
“世界”
いつもはライヴの序盤で勢いづける旅立ちの曲。今回はライヴの後半に向けての起爆剤となった。
すっかりお馴染みになり、アウトロのコーラスもかなり観客からの声が聞こえるようになった。
実際公式サイトのセットリストも世界の前で空白空けてるから、二部構成の意図なんだろう。
「踊りましょう」
の声。
実はここまでMCらしいMCはほぼない。
“ワールドワイドウエブは死んでる”
12月の新曲。かなり意表をつかれたタイトル。
全てが「止まった」街で踊り狂う。そんな曲。クリスマスは終わっても、凍える2月の赤坂ブリッツがここだけ止まってしまった世界のよう。
ここからさらに終盤へとライヴ定番のアッパーチューンが続く。
“ニュートンの林檎”
“プラスチック・メトロ”
“振り出しに戻る”
“嘘ツキ”
爆発してしまうかのような盛り上がり。
定番、定番になりつつある曲が連発。とても気持ちいい。
“ニュートンの林檎”のドラムがマジで好き。最後のサビのライヴアレンジのドラムが特に良い。
それと“振り出しに戻る”のミユキさん見るのとても好き。
オーディエンスもハンズアップしている。跳ねてる、踊ってる。
ここで思い浮かんだのは二年前の渋谷QUATTROだった。
シアノタイプのツアー、大雪に見舞われた渋谷の真ん中の雪の山小屋ライヴ。
あの時のハルカトミユキはヒリヒリとした空気でオーディエンスはただジッと聞き込んでいた。もちろん、それはそれとしての良さもある。
でも、二年後の赤坂ブリッツで見るハルカトミユキはあのときの空気も持ちながら着実にスケールアップしてる。
“new moon”で
変わること なじる奴が
裏切り者 探してる 今日も
裏切り者 探してる 今日も
と歌ってる。なんかそれが共鳴する。
自分はアーティストのスタイルが変わっていくこと自体には肯定派。それが人間だから。
(でもコールドプレイ、テメェはダメだ)
特にハルカトミユキは去年の連続リリースでありとあらゆる方向性を思索してたように思う。
それが迷いではなくて、最上の表現を求めているように感じたからこそ、自分はハルカトミユキに惹かれ続けてるんだと思う。
そんな演奏する側も見る側も巻き込んだ変化。
それがライヴを見る度に増している。
“宇宙を泳ぐ舟”
日比谷野音の時に最も印象的だったこの曲。
切々と唄い上げるハルカさん。日比谷の時はこみ上げてくる想いを必死に止めながら唄っていたようの感じた。ハルカさんがブログに書いてたけど。
最後の「yeah!」がいいよね。
“tonight”
ライヴももう終わりかと思うような空気の中もう人盛り上がり。
途中で
「それがいいね」と笑う
あんたみたいな女
あんたみたいな女
の歌詞の「あんた」でハルカさんがミユキさんを指差してたけど、ミユキさん気づかず。反応見てみたかった。
“火の鳥”
日比谷での演奏記憶に新しいこの曲。
やはり後半の狂気に近い演奏は、見るものを圧倒する。
見るや聴くではなくて、細胞で感じるような音としての振動。
二部構成やMCを排除しただけあって、ここまでの19曲がとても早く感じた。
アンコール
“ドライアイス”
ハルカトミユキの中で自分にとって一番大切な曲。
この曲と出逢ったことで、今ここにいる。
日比谷と同じアレンジでピアノの弾き語りで一番を終えてから、バンド演奏へと変わる。
「世界」のツアーの時もアンコールで「大切な曲」という語りとともに演奏されたのを覚えている。
ところでハルカトミユキのアンコールやらない主義はいつの間になくなったのか。
“LIFE”
正真正銘ラスト1曲。ツアータイトルにもなっているこの曲。
野音の最後に新曲として発表された。あの時は初聴きだったこともあり、少しでも聴き取ろうと必死だったことを思い出す。
配信され何度も聴き込み、今度は歌詞を噛みしめるように受け止める。
最後にはフルアルバムの発表された。7月のリリースが待ち遠しい。
そして、最後に。
退出の時に野音のチケット販売のところで2人が手渡しでチケットを渡していた。
開始前にチケット売り場で買っちゃったよ!先に言ってくれよ!どうせなら手渡しで欲しいじゃん。
それでも、ワンマン後で疲労もあるはずなのに、みんなに笑顔を向けてる2人を見て嬉しくなって帰路についた。
SET LIST
- 恋は魔法さ
- 絶望ごっこ
- シアノタイプ
- マネキン
- バッドエンドの続きを
- new moon
- September
- 肯定する
- 青い夜更け
- Vanilla
- 世界
- ワールドワイドウエブは死んでる
- ニュートンの林檎
- プラスチック・メトロ
- 振り出しに戻る
- 嘘ツキ
- 宇宙(そら)を泳ぐ舟
- tonight
- 火の鳥
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