2016年7月20日水曜日

サカナクションが好きだからこそ最近のセットリストについて言わせて欲しい




サカナクションが好きです。

僕はサカナクションを初めて見たのは2008年だかなんだかのサマソニでした。

この頃はSONIC STAGEの朝で出演だった。それが今年はマリンステージだもんな。

まだ"アイデンティティ"が発売したての頃で「シングルが発売したので買ってくださいと言ってくださいとビクターの人に言われました」という一郎さんのMCがあったくらいのころ。

それで"アルクアラウンド"にめっちゃハマり。そこからサカナクションを好きになりました。

それでフェスや単独なども機会が合えば見ているのですが、最近ライヴ映像などを見ていて感じることがある。








・セットリストがマンネリ化してきている







たとえば先日のJOIN ALIVE 2016のセットリスト。


  1. ミュージック
  2. アルクアラウンド
  3. モノクロトーキョー
  4. 夜の踊り子
  5. SAKANATRIBE TRANCEMIX
  6. アイデンティティ
  7. ルーキー
  8. 新宝島
  EN-1.  Aoi


よく言えば定番、悪くいえばかなりマンネリ感のあるセットリストだ。

もちろん現時点で最新曲の"新宝島"なども盛り込まれてはいるが、序盤に"アルクアラウンド"があって、終盤で"アイデンティティ"~"ルーキー"への繋ぎがある。
特に"アイデンティティ"~"ルーキー"の流れはここ何年も同じ形で演奏されてきている。

フェスだけに限らず、ワンマンのツアーでもやはり数曲変わるだけで、なかなか中身の展開は大きくは変わらない。



・見逃したくないライヴとは


もちろんフェスなのでサカナクションを初めて見るという人もかなりの割合でいる。そして、ライヴ映像等で見ていて生で見てみたかったという人もいてもおかしくない。

しかし、毎回恒例となってしまうと、その時その瞬間でなければ見れないものという気持ちが薄れてしまう。

「今日見れなかったけど、また次回見れればいいか」と僕なら思ってしまう。

おそらくここ数年のフェスでの演奏はどれも似たような印象になってるはずだ。

僕はやっぱり「このライヴが見れなかったら相当後悔してたな」と思えるようなライヴに行きたい。





・演奏力があるだけに



たとえば、若手バンドでまだライヴの実力に伸びしろがあるというのなら、同じようなセットリストでも、ライヴを重ねるごとに演奏が変化していくのでそれも見所となる。

しかし、サカナクションは本当に5人全員演奏能力が高い。なので、もう限りなく完成されてしまっているのだ。

確実に一定水準を超える演奏が見れるのだ。まぁ普通に考えればバンドとしては絶対的な強みなんだけどね。

変な例えだけど、ボウリングのプロが毎回当たり前にストライク出してたら、最初は凄いと思うけど、何回も見てると飽きてくるっていうのに似てるかな。




・ファンへのサプライズも必要では






初めてサカナクションを見る人にはとても優しいセットリストだけど、バンドを支えてるのは長年のファンなんだよね。
だからそういった長年のファンも新鮮な驚きをライヴで体感するには、やはりある程度定石を崩す必要がある。

最近でいいなと思ったのは「SAKANATRIBE 2014」のライヴだった。「0/100」がテーマで1曲目が"サンプル"でアレンジがかなり加わったものだった。
何が起こるか分からない始まりだったのでワクワクした。その後は定石のサカナクションだったけどね。ほどよくこういうサプライズとまではいかないけど、次に何が起こるか分からない演出というのはファンには嬉しいもの。

演出面では毎回様々な最新技術を取り入れてるけど、本質の楽曲面でも色々な曲聴けたらなぁと思う。曲は変えないで演出を変えるって手法できてるからね。
他にも良い曲たくさんあるんだし。


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