とうとうドラムまでシリーズにしてしまった。
ドラムはバンドの要である。
しかしながらリズム隊はなかなか陽の目を浴びることはない。
ところが中には圧倒的な個性によりそのキャラクターを築き上げる人たちもいる。
分りやすい例を挙げるとXJAPANのYOSHIKIさんなんてまさにそうだろう。
そして、今回はドラマーの枠を越えまくり、活躍の場を広げまくっているこの人。
ピエール中野 (凛として時雨)
※以下敬称略で書いていく
プロフィール
1980年7月18日生まれ、埼玉県越谷市出身である。
その越谷愛から市のページでインタビューまで受けている。
音もパフォーマンスも含め、『圧倒的にすごい!』と思われるドラマーであることが目標
凛として時雨は2002年結成だがピエール中野は2004年に脱退したドラマーの代わりとして正式に加入したという経緯である。
初期メンバーじゃなかったのは知らなかった。
凛として時雨といえばやはりフロントマンであるTKの個性が圧倒的に前に出ているのだが、それを支えているピエール中野のドラムと345のベースも欠くことのできないものである。
ドラマーとしてのスキルの高さなどからサポートやレコーディングのドラマーとしてあちこちからオファーを受けている。
もちろんドラマーとしての腕前が第一だろうが、それプラス人柄の良さもあるだろう。
YouTubeにアップされている「ぷらナタ」という番組(WOWOWとナタリーの共同番組)のMCをやっているが、個人的にドレスコーズの志磨遼平さんがゲストで出た回がとても好きで先日も見返していた。
志磨さんもピエール中野も人柄の良さが滲み出ている。
そういった人柄もあちこちから仕事のオファーがくる要因だろう。
遅すぎる気付き
そうは言っても僕はそんなに熱心に凛として時雨をちゃんと聴いてはいなかった。むしろ友人のが熱心であった。
でも一度だけライヴを見たことがあって、それはテレ朝ドリームフェスティバルである。
以前にも書いたが、ポルノグラフィティがトリを飾った日だったんだけど、flumpool、凛として時雨、星野源、サカナクション、斉藤和義、ポルノグラフィティという今考えてもとんでないラインナップの日であった。
この並びを見ても分かるように凛として時雨はかなり異質な存在であったが、本当に素晴らしいライヴだったと思う。
当時は気付かなかったのだが、後々にちょっとずつ音楽的な知識が増えてくると、この人ドラムめちゃくちゃ上手いと気付いた。数年後くらいに。遅すぎる。
キッカケはMETROCK(メトロック)の映像であった。といっても凛として時雨としてではなく、DJとして登場したピエール中野を見たことがキッカケである。
やたらと前髪を気にしながらアイドルソングやヒット曲をプレイする姿に興味を持った。
凛として時雨もちょくちょく聴いているけど、その後に星野源の曲にゲスト参加したりして、そこであらためてドラマーとして凄い人なんだ!という認識をした。
ようやくである。
サポートドラムの中では星野源の"Crazy Crazy"のドラムとかドレスコーズの"人間ビデオ"のドラムなんて好きだなぁと思う。
エゴサの鬼
最後に1つ記事を紹介したい。
というかこの記事読んだことがこれを書くキッカケとなったのだけど。
「自分の登る山を見つける」ピエール中野のキャリア構築論
Work Switchは主に働き方についての記事が掲載されている。
尊敬している青年失業家ことライターの田中泰延さんかコラムを寄せたことでこのサイトを知った。
この記事がとても面白くて、ピエール中野という人間にさらに興味を持ったのだ。
好きな事をしっかりと続けられて。バンドマンとして「求められる人でありたい」と常に思っていて、今のところそれは続けられているので。
この言葉に全てが表れてると思う。
ドラマーとしてのキャリアを築き上げてきた経緯、ピエール瀧との関係、Twitterのフォローが凄すぎる話、これからの展望なんかを主に語っている。
特にピエール瀧とのエピソードが面白すぎる。電気グルーヴも大好きな自分にはこういうエピソード本当に弱い。めちゃ笑った。
電気グルーヴほんとに好きなんだけど、好きって言えば言うほど距離置かれそうだから、なるべく言わないようにしてたのに昨年末に卓球さんから瀧さんの似顔絵を通じて殺害予告されたのがピエール中野です。「生きろ」は僕が自分で書きました。 pic.twitter.com/mIZ0ZzlJ5V— ピエール中野⚫️凛として時雨 (@Pinakano) 2016年5月15日
Twitter本当に凄いよね。自分でこの記事のこと書いたら15分しないくらいで本人からお気に入り登録とフォローの通知がきた。「エゴサの鬼」は伊達ではない。
ちなみにインタビュー時点で22万人のフォロワーであったが、現在はすでに23万人になっている。
ドラムに関する語彙力の無さがたたり、ドラマーとしての凄さを語れていない気がして申し訳ない。
【関連記事…?】
ドレスコーズビギナーがアルバム「平凡」を聴いた感想と志磨遼平の魅力
【感想】星野源『いのちの車窓から』 アンチにだって読んで欲しい一冊
【ハマケン】浜野謙太という才能、SAKEROCKは星野源だけじゃない
ツイート
0 件のコメント:
コメントを投稿