2017年1月18日水曜日

星野源の実家に迷惑かけて閉店させた奴はファンとは呼ばない





少し前の話題になるが星野源の実家のjazz喫茶が閉店したそうだ。


理由は「聖地」としてファンが殺到したことを起因としている。

「混雑による近隣への配慮のため」とされているが、やはり心ないファンの迷惑行為も少なからず影響していたようだ。


音楽業界に関わらず、有名人にとってはつきまとう問題である。


今回はあくまでも音楽好きから見た目線で書こうと思う。








アーティストの実家問題




気持ちは分かる。

確かに大好きなアーティストのルーツがお店としてあるのならば、行ってみたくなるのがファン心理というものだろう。
それは僕は否定しない。

しかし、結果的に迷惑行為に繋がったのであれば、それはアーティストにとっては迷惑なだけである。


そもそも実家に行くことをあまり良しとしてないアーティストだっているのだ。Mr.Childrenの桜井さんは以前「これ以上実家にファンが行ったら活動を辞める」というような発言をしていたりする。


前に昭仁さんが会報で「実家について、父親も年なのであまり人がたくさん来ると大変だから、なるべく行かないで欲しい」というようなことを書いていた。記憶を頼りに書いたのでニュアンスは少し違うかもしれないが。
とても大人な対応の書き方だし、昭仁さんの性格もあるからとても柔らかく書かれてはいたけど。


一部を除けばアーティストの両親や親戚はあくまでも僕らと同じ一般の人である。それはたとえお店をしていようと変わらない。

だからこそ、配慮が必要ではと思うのだ。
※もちろん一部にはそれを利用している人もいる


因島はもはやポルノグラフィティを観光の一部として売り出しているので、あくまでも実家という点である。


ファンはアーティストの写し鏡




「君たちがいたからやってこれました」


ポルノに限らずこのような発言をライヴなどでアーティストから聞いたことはないだろうか。

ファンはアーティストにとってはなくてはならない存在である。

だからこそ、ファンの行為はアーティストそのものと結びつけられてしまうのだ。



人間というのは単純なものなので、一部の人の印象で全体を決めつけてしまいがちである。


よく云われているが「一部のファンの心ない行いのせいでファン全体が悪く見える」というのはまさにその典型だ。僕がゆとり世代というだけでひとくくりにされるのとも似ている。全くゆとり教育受けてねー。


またミスチルを例に出すと2013年のサマーソニックでMr.Childrenのファンが出番までの間前方エリアでじっと居座る、座り込むいわゆる「地蔵行為」を行った。






この行為は当時だいぶ叩かれていた記憶がある。そして結果的にミスチルの印象を悪くしたのだ。「サマソニ  ミスチル」で調べるとまず先にこの問題が出てくるほどだ。
このように一部のファンの行いが全体の評価を貶めてしまうという事例は本当にたくさんある。これは音楽だけに関わることではない。


星野源の件についてもちゃんと、混んでたら長居しないようにしたり、常連の人に配慮したりしていればもっと違った結果になったかもしれない。
周りを見ればあちこちで起こっているから忘れがちだけど、飲食店って開業するのも閉店するのも当事者にとっては人生のかかった重大な決断なのだ。


あまりに行きすぎた行為はアーティストにとっては迷惑でしかない。

「好きだからこそ」は構わないが、それではストーカーの言い訳と変わらないじゃないか。何をしてもいいという訳では決してない。


チケットの転売の件とかもそうだけど、自分が良ければって考えてばかりはいられない。
ファンがアーティストの支えであるなら、支えがしっかりしなくてはいけないのではないだろうか。

大切なアーティストなら、しっかり迷惑かけず応援してあげませんか。














このエントリーをはてなブックマークに追加
 

0 件のコメント:

コメントを投稿