2016年6月12日日曜日

ギタリストがなぜライヴ中にギターを持ち替えるのか






ライヴに行ったとき疑問に思ったことはないだろうか。


ギターの人、色んなギター使ってるけどなんでだろう?


今回はそんな記事である。
ギターの種類使い分けるのはまだしも、おんなじタイプのギターを使い分けるのはなんでだろうと昔疑問だった。

たぶん同じ人が絶対いると思うので今回3つのタイプを紹介しよう。









曲に合わせたギター選び



真っ先に浮かぶ理由はこれだ。
ギターやってる人には常識と言っていいだろうが。

曲によってギターを使い分けるパターン。

力強い音が欲しければハムバッカーを使い、キレのいいカッティングならテレキャスターのシングルコイルピックアップを選ぶという形だ。
パンク一辺倒みたいなバンドならあんまり持ち替えることはないけど、曲のジャンルが多岐に渡るバンドほど色んなギターが必要になる。

たとえばポルノでいえば"2012Spark"や"Century lovers"のような曲はレスポールが似合うが、レスポールで"Sheep~song of teenage love soldier~"のようなフレンチポップ調の曲はなかなか合わない。軽やかなカッティングの具合はテレキャスが合うだろうみたいなことだ。

赤ワインと白ワインを肉料理と魚料理で飲みわけるみたいなもんだ。

もちろん意図的なアレンジによってそれをわざと外したりもする。
また同じギターでもネックが違ったり載せてるピックアップが違ったりというのもあるかもしれない。


ここからは、同じタイプのギターに持ち替えした場合だ。
個人的にちょっと疑問だった部分だ。レスポールなんかは個体差がそんなに大きくないので何本も使い分ける理由とは。





チューニング




おそらく多くの理由はこれだろう。
長時間のライヴほどギターのチューニングは狂いやすい。

演出が固まっているライヴほど曲間はそこまでないので、ギターを替えてステージ脇でローディーさんがチューニング直すという形が多いと思う。

チューニングという点ではもう一点ある。それは変則チューニング。
レギュラーチューニングから半音下げチューニングが必要な場合いちいち直してる余裕はないので最初から半音下げチューニングのギターを用意しとくということだ。

事前に用意さえしとけば急にロビー・マッキントッシュに「DADGADチューニングね」と言われても大丈夫。

源さんが最近セミアコをよく使ってるけど、サンバーストと黒のES-335の使い分けはまさにそれだ。サンバーストが半音下げかな。


そして、いよいよ最後の理由。




自慢



最後はこれしかないだろう。
ギタリストはえてしてギターを複数本所持する場合が多い。

そうすると持ってるギターを使いたくなるのだ。見せびらかしたいのだ。なんせギタリストなんて自己顕示欲の強い種族だ。でも首狩族だってしとめた獲物の首並べるでしょ?特に男はそういう意識が高い。

以前も書いたがジョン・メイヤーが「Where the Right Is」の公演でストラトだけでも7~8本は使ってる。自慢だ。異論は認めない。

厳密に言うとネックが違ったり、弦が違ったりという使い分けもあるだろうけどね。

近い理由としてはそのギターメーカーとエンドースメント契約していて、広告塔として、色んなギターを持たされているということもある。B'zの稲葉じゃない方の松本がこれ。

ものすごく漠然とはしてるけど、こんな感じでギターを持ち替えるギタリストが多いんじゃないだろうか。


その他としては弾いてる最中に弦が切れた、ギターをEXITしたり、ギターを燃やしたりなどがある。





みんなギターを大切に!


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