2023年8月8日火曜日

【ライヴレポ】ROCK IN JAPAN FES 2023「ポルノグラフィティ」セットリスト+ネタバレ感想






ポルノグラフィティが4年ぶりに「ROCK IN JAPAN FES」に出演した。

前回2019年は、ポルノグラフィティの20周年の直前であった。

そこからの4年は、大きく時代が変わった。いや、変わってしまった。

様々な変容を経て迎えた2023年のROCK IN JAPAN FES。そこでポルノグラフィティはどんなステージを見せたのか。

ではライヴレポをはじめよう。



ライヴレポ



ポルノグラフィティ
ROCK IN JAPAN FES 2023
2023.8.6 @千葉市蘇我スポーツ公園


その日が来た。

単独ライヴではなく約40分という短めの時間ということで、そこまで気構えているというほとではなかった。

もちろんいくつかの要因もあって、気になっていない訳がないんだけど、まぁ「暁」ツアーが楽しみすぎて身体壊しそうになったのに比べればというレベル。

気負い過ぎないように、心を留めておきたかったからかもしれない。

昼間は暑かったり、唐突な雨が降ったりと天気職人も久しぶりのフェスに荒ぶっている様子。いや、こちとら堪ったもんじゃないんだが。

ポルノグラフィティの開始時刻が近づく。

僕は前方エリアに当選した(友人が当ててくれた)ので、そちらのブロックへ進む。ブロック中央の後方寄りで、肉眼でもハッキリとステージの様子がわかるくらいの距離。良い。

朝の挨拶で主催の渋谷陽一も言っていたけど、この前方エリアの入れ替えシステムはフェスにとって一つの正解だと思う。

それはこれまで様々なフェスで場所取りの問題を見てきた自分でさえも思うのだから、同じ気持ちの人は少なくないと思う。

入場がちょっとギリギリになったけど、リハにはなんとか間に合った。ステージではサポートメンバーによる"ハネウマライダー"が演奏されていた、すでに観客たちがタオルを回して楽しんでいた。

サポートメンバーは心強い近年の定番メンバーたちである。

本番と見紛うような盛り上がりのリハを終え、しばしの間を置いて、いよいよポルノグラフィティのライヴが始まった。


サポートメンバーが再び現れ、この日のために創られたオープニング映像が流れる。フェスの時に新規の映像が流れるけど、毎回凝ってて、本当に抜かりがないチームだと再認する。今回も本気だ。

期待値も気温も最高潮。
少し前に降った雨を吹き飛ばすほどの熱気が、GLASS STAGEに渦巻いてゆく。

新藤晴一、岡野昭仁が登場。
ミュージカルのプロデューサーはサングラス姿である。

さて、ギタリストの新藤晴一は最初から黒テレを構える。近年はライヴでもスポット的な登場しかなかったから珍しい。

演奏が始まった。カラッと乾いたギターが特徴的なファンキーなグルーヴ。
先のアルバムツアー「暁」を触れた人なら、すぐにわかっただろう。

岡野昭仁も「ロックイン!ジャパン!」とかキレキレの煽りに、ツアーの時には返せなかったレスポンスができる歓び。

初めての観客も岡野昭仁が歌い出した瞬間に気づいて、大きな声があちこちで上がる。


1. ミュージック・アワー


ツアーと同じアレンジ。
ファンでもそうでなくとも、一瞬で全てを掌握する。

これはファンの贔屓目にみても、ポルノグラフィティの強みだと思う。

それにしてもファンばかりでないはずなのに、映像に映ったわりと後方まで変な踊りが最初から揃っていたの凄すぎると思う。

バックスクリーンでは「Porno Graffitti」の文字も踊っている。浮かれ気分でロックンロール。

新藤晴一はレスポール(たぶんG'Seven Guitars)に持ち替える。



2. サウダージ


1曲目で夏を盛り上げ、2曲目で会場の最大公約数を掻っ攫う。

たとえポルノグラフィティを知らなくとも知っている領域にある曲ではないだろうか。

前々回のツアーではTHE FIRST TAKEのアレンジだったので、通常のバンドバージョンは結構久しぶり。

それもあって、たぶん玉田豊夢×山口寛雄のリズム隊では初めてなんじゃないかな。

ドラムえげつなすぎて絶頂しそうになった。
本当にこの人のドラム好きぃぃ…

なんていえばいいのかわからないんだけど、ポルノグラフィティも歳を重ねて"サウダージ"がより色気のあるように聴こえてくるようになった気がする。

あーポルノグラフィティいいなぁなんて思ってたら、次の曲でやりやがった。



3. ギフト







『ジャンケットバンク』の大学生コンビ並みにポルノグラフィティを舐めていた。見くびっていた。

いゆ、相応の覚悟ではいたはずなんだけど、やると……思わないじゃん?

本当に何一つ予期してなかった選曲だったので、しばし呆然としてしまった。ていうか半分くらい記憶がない。

よくもやりやがったなポルノグラフィティ

ちょくちょく書いてきたけど、"ギフト"は自己嫌悪の塊として生きている自分にとって、とても大切な曲で、聴くたびに心が洗われるような気持ちになる。

穿った見方かもしれないんだけど、岡野昭仁の声が前に聴いた"ギフト"のそれより熱量が高い気がした。すでに3曲目とは思えない気迫だ。


鳴り止まぬ歓声を浴びる人は遠い世界さ どうせ
どうせ自分なんかって思う その度にギフトが

このフレーズってネガティブな響きだけれど、この日ばかりは違って聴こえて。それが何故かって言ったら僕らが歓声を挙げられるように戻ったからだ。

歓声を挙げる

そのありがたみを教えられた数年間だった。

歓声が戻ったこと、またフェスに歓びを爆発させられる日々が戻ってきたこと。

そんなギフトに溢れていた。

いや、本当にズルい……



MC

※すみません憶えきれてないので、言い回しの細かいニュアンスとかは違うと思います


岡野:盛り上がってますか!
ロックインジャカン!
……ジャカンってなんだロックインジャパン!


間違え方が前のめりすぎる。
「ロックインジャカンってやってなかったっけ?」ととぼけてた。


岡野:僕らは3回目の出演なんですけども。ベテランと呼ばれる枠だと思うので、ロックインジャパンの若い子たちに受け入れてもらえるのかな?って思っていたんです。でも大丈夫そうですね。それならアジャストしないで全力でいくよ!


岡野:そっちの方からも見てくれてるんですね!楽しんでね!
※右後方にフクダ電子アリーナがあってその通路からもステージが見える。ただし基本立ち止まって見てはいけないらしいので注意


ちなみにこのMCはガチ目なファンからすると「この声が聴こえる範囲のやつは逃さんからな」という宣告にも聞こえた。

あと「わしらがポルノグラフィティじゃ!」とメンバー紹介もここでした。


岡野:少しだけ真面目な話をさせてください。


たぶんこの時点で身構えたポルノファンも少なくないと思う。僕もその一人だ


岡野:今日、8月6日は僕らにとって大きな意味がある日です。わしらは広島出身なんだけど、今日は世界で初めて、原子力爆弾が落とされた日です。
政治的なこととか世界情勢がこととか、難しいことを言いたいんじゃありません。
たとえばね、ここにいる一人一人が平和であると思います。その身近な人たち、旦那さんとか嫁さんとか子どもでもいい、そんな身近な人たちを傷つけたくない。それが平和の根本にあるものだと思います。
だから、次の曲でその気持ちを歌わせてください。この気持ちが、この小さな場所から広がっていくようにという気持ちを込めて、次の曲を聴いてもらおうと思います。



4. アビが鳴く


MCからもうめちゃくちゃ刺さってしまって。

岡野昭仁は"アビが鳴く"の制作について「新藤のほうが大変だったと思う。平和を言葉にするって簡単ではないから」というニュアンスのことを言っていた。

そんな岡野昭仁が、自身の言葉で平和というものに向き合ったのが、このMCだったと思う。

最初のMCでもあったように世代間がある中で、どうやって想いを伝えるか、たぶんすごく悩んだと思う。

でもその分、きっとファンじゃなくとも、その言葉は届いたと思う。


こうしてポルノグラフィティが初めて公の場で"アビが鳴く"を初披露した。

8月6日という日付の出演ということで、やるだろうとは思っていたし、やってほしいとも思っていた。

そんな期待と妄想に、ポルノグラフィティは全力で応えてくれた。

厳かなアルペジオにのり、岡野昭仁が歌い出す。スクリーンには歌詞が映される。
そう、この言葉が少しでもちゃんと届くように。

イントロのギターが原曲よりもさらに切なく聴こえた。ちなみに"ギフト"から続いてそのまま黒テレである。

岡野昭仁の歌声もとても熱誠で、原曲を聴いた曲の歌のイメージとは少し異なり、全身全霊すべてを注ぎ込んだかのよう。まるで歌い終わって、その全てがなくなってしまうかのように。

それほどの想いを、この曲に込めていたと思う。

ファンの贔屓目でしか僕は見られないので、ファンでない方に"アビが鳴く"がどう届いたかわからない。

でも新藤晴一の言葉は、誰にも解釈がいらないように、どんな人にも届くように紡がれている。

「若い子たちに受け入れてもらえるか心配だった」みたいなことを言っていたけど、これは"アビが鳴く"についても大きかったんだと思う。

この曲とメッセージが上から目線にならないように、説教臭くならないように。

最後に両手でマイクを握りしめ、祈るように掲げた岡野昭仁の姿が全てを語っていた。

その願いは最後の音を噛みしめるように鳴った拍手が優しく受け止めたことが、最高のアンサーだったのではないだろうか。

もし曲を聞いて感じたものがあれば大切にしてほしい。
そして忘れずにいてほしい。

たとえあの夏を語れなくとも、僕らはこの夏を語ることができるのだから。


惜しむらくは「時間と旅をするの」って歌詞を「時間が旅をするの」と間違えて歌っていたこと。やはり元のフレーズが素晴らしいし、後述するけど後にも大きな意味を持っていただけに残念だった。


当日は"アビが鳴く"を受け止めるのと、その後のライヴを楽しむのに精一杯になってしまった。

けど、こうして改めて想い返して、当日受けたものが自分の中から溢れ出てきて、いまハイボールスタンドで泣きそうになりながら書いている。


岡野:さぁ、真面目な時間のあとはバカ騒ぎの時間です!盛り上がる準備はできていますか!


待って!一般人はそんなに早く心の準備ができない!



5. アゲハ蝶


僕の理性は完全にぶっ壊れた。

新藤晴一がガットギター持った時点で、覚悟したけどさぁ。

ある意味"アビが鳴く"とは別にどうしても、この場所で聴きたかった曲。

割れんばかりのクラップが、会場に響き渡る。

珍しかったのが、バックスクリーンに歌詞が映される演出。今まで"アゲハ蝶"でやったのは、あまりなかったと思う。

流れ的な意味もあると思っていて、そこら辺は最後に考察したい。

また会場の雰囲気が一変し、祝祭のムードに。いちいち切るカードが強すぎる。

ファンの誰もが待ち望んだ「ラララ」の時間。

2019年以来、声を出してまたこれを歌える日が、ようやく帰って来た。

笑ってしまうほど、美しく大きく響いていく。

その声にもっと感傷に浸ってしまうかと思ったけど、想像以上に「いつもの"アゲハ蝶"」として、受け止めることができた。

その感覚がとても嬉しかった。

待ってたんだよこれを、この合唱を。

だから気持ちはわかるんだけど、岡野昭仁よ、急に「胸熱!」って言うな、ワロてまうやろ。


新藤晴一はレスポールへ戻り、ドラムがリズムを刻む。
そのリズムに、もう分かってるファンたちから歓声が上がる。

岡野昭仁が拳を掲げ叫ぶ、自然に身体がそれに続く。コロナの間でも忘れていない、身体に染みついた

そして山口寛雄のベースが響きわたる。



6. メリッサ


冒頭から拳を振り上げ、

岡野昭仁はステージ左右を端まで駆け巡る。

ギターヴォーカルが多いのもあるけど、結構こうしてステージを端から端まで使うミュージシャンも少なくなってきた気がする(当社比)。

そもそもこの歳になっても走ってステージを駆け巡る岡野昭仁は凄いと思う。


"メリッサ"については多くを語る必要はないと思う。

音楽で人間はこんなに幸せになれるんだって、本気で思う。

それにしても。

ギターソロ気持ちいいいいいいいいいいいい。


岡野:次で最後です!"ハネウマライダー"!



7. ハネウマライダー


そんなの、ありなの?

いやリハでやった曲は本編でやらないのがお約束じゃないですか。

だからリハで"ハネウマライダー"やって、「ああ、今回本編で"ハネウマライダー"ないのか」って思ってたのに。なんだろう、急にレギュレーションぶち抜かないでもらえます?

そんな戸惑いも一瞬で奪い去り、"ハネウマライダー"はどこまでも突っ走る。

腕がいつもよりも疲れてたと思ったら、先の雨でタオルが濡れてたからだった。めちゃくちゃ重い……

乱れ舞うタオルが風となり、夏を飲み込んでゆく。

ここは夏の真ん中で、音楽を愛する人々が集まって、ただ音楽に身を委ねて。

少なくともこの場所は平和そのもので。

この場所をいつまでも未来に繋いでいくために、僕らはこの日を決して忘れてはならない。

また、ポルノグラフィティを誇らしく思えた夏だった。


【セットリスト】
1. ミュージック・アワー
2. サウダージ
3. ギフト
4. アビが鳴く
5. アゲハ蝶
6. メリッサ
7. ハネウマライダー


さて、ライヴレポはここまで。
ここからは考察という名の妄想である。

久しぶりのライヴレポでハンドルもブレーキもないので、そのまま突っ走らせてもらう。








考察という名の妄想




個人的なハイライトでもある”ギフト”
平和を語ったMCを経ての”アビが鳴く”
そして、”アゲハ蝶”

この一連の流れにどうしても意味を見出しだくなってしまう。

まず”ギフト”。

セットリストの中で間違いなく一番意外だった選曲だろう。

この曲は自分自身と向き合うこと、悩みと迷いの自己憐憫に浸って、それにすら陶酔してしまう心を歌っている。書いていて胸がキュッとなってきた。

これって突き詰めていくと「シンプルな感情を複雑にして誤魔化している」ということでもあるのではないだろうか。

言い訳と現実逃避で繋いだ明日にかかる橋はいつしか崩れてしまう。
世界を拒むほど、向き合うのは自分だけになる。

僕が”ギフト”に泣くのは、そんな現実を突きつけながらも、それでも「少しは自分にも期待してみたら?」と優しく問いかけてくれるからだ。
“ブレス”もそうだけど、新藤晴一の言葉と岡野昭仁の歌は、自分ではどうしようもないごちゃごちゃに絡まった僕の心を丁寧に解いてくれる。

たとえそれが0.1%の自己肯定であったとしても、0を更新してくれるのは、ポルノグラフィティに他ならない。


ここで”ギフト”を演奏したことが、このあとに続く真面目な話からの”アビが鳴く”に向き合う心を、そっと説いていたんだと思う。

つまりこの”ギフト”はポルノグラフィティからの「君たちはどう生きるか」という問いかけだったのだ。


そして”アビが鳴く”。この曲はそれ自体が全てなので、多くを語る必要はないだろう。
曲そのものがメッセージだからだ。


そこからの”アゲハ蝶”。

“アビが鳴く”の「時間と旅をするの」の歌詞間違いを残念に感じたのは、実は”アゲハ蝶”に繋がるからという理由だ。

言うまでもなく”アゲハ蝶”は旅という言葉がキーだし、”ギフト”の自分と向き合うことというメッセージとそのままダイレクトに繋がっている。

"ギフト"と"アビが鳴く"を踏まえると、"アゲハ蝶"の歌詞が、また違って見える。

 

旅人に尋ねてみた どこまで行くのかと いつになれば終えるのかと
旅人は答えた 終わりなどはないさ 終わらせることはできるけど

 

彼が僕自身だと気づいたのは
今更になってだった


進むことも戻ることもできずに
ただひとり舞台に立っているだけなのだから

 

詩人がたったひとひらの言の葉に込めた 意味をついに知ることはない
そう それは友に できるならあなたに届けばいいと思う



伏線回収が凄すぎて、もはや置き論破と化している。


けど、その問いかけは実は重要なものではなくて、そのあとに僕らに答えをくれる。それが。


ラララの合唱


それが全ての答えだ。


ワンマンじゃないから、様々なアーティストを目当てに、全国からこの場所に音楽を求める人々が集まっている。

多種多様な人々が、ラララと歌い、一つになる。

特別な才能(ギフト)なんて必要ない。

誰しもが持っている普遍的で平易な声の力が集まるだけで、こんなに大きな力になる。

※もちろん歌えないとか、声が出せないという方も中にはいたかもしれないけど、そうであっても心の中で歌った声はちゃんと届くと、僕らはコロナ禍で学んだ。


最後に、これは絶対本人たちは意識して狙ってないと自分でもわかっているんだけど、そうとしか思えなくなったので書いておきたい。

今回のセットリストで特徴的なのは、新曲の"アビが鳴く"を除けば昔の曲たちで構成されていたことだ。
※ちなみに最近と言いたいだろうが"ギフト"でさえ15年前

驚くほど潔くポルノグラフィティの代表曲を並べてきた。

最初に出演した時とか、前回もそうだけどファンとして「ポルノグラフィティは昔のヒット曲だけじゃない」という想いが強かった。

だから"Zombies are standing out"みたいな曲もあるんだと息巻いて布教してきた。
(それがまさにこの間のツアーの岡野昭仁のMCに通ずる)

今回新曲以外すべて昔の曲で揃えているのは、意図があるだと思っていて。

メッセージを伝えるため、最大公約数の注目を引き付けること。
そうすると2曲目に"サウダージ"がくる意味がすごくしっくりきたんだよね。

昔のヒット曲ばかりとか過去のバンドといった印象を持たれる可能性もあったけど、それも織り込み済みだったんじゃないかな。

新曲の"アビが鳴く"を引き立たせる意味もあるけれど、このセットリストの構成自体がまさに「過去も今も未来も変わらず想いは受け継がれる」ということを体言している。それはきっと伝わるはずで。

だってここに集まったのは、どんな時代になっても音楽を愛してきた人たちなのだから。

平和を背負って歌えること、臆せず過去のヒット曲を出せること、それが今のポルノグラフィティの強さなのだと思う。

まぁもっと穿った見方を言えば、興味を持ってもらう種は植えたから、あとは君たちファンが沼へ引きずりこめというようにも取れるけど。

ある意味これもまた現役のバンドじゃないとできないアプローチだったと思うし、正直これしか正解がないとさえ毎回思わされる。ポルノグラフィティ怖い、もうヤダ。


夏の思い出は一生の思い出になる。

それは夏が他の季節よりも急ぎ足に過ぎ去ってしまう季節だからだ。

だからその分、その瞬間を永遠にしたいのかもしれない。

多くの出会いが、この瞬間に繋がって、この瞬間を未来にする。

ポルノグラフィティにとっても忘れられない夏になっただろう。

今回も楽屋で様々なミュージシャンに声をかけてもらったみたいだし。







そして、僕らのパパも。



(真ん中のわんぱく坊や誰)


辛い歴史の日付に、ひとつ楽しい記憶を残せた夏だった。






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