ポルノグラフィティ44thシングル
「LiAR / 真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ」
が発売となりました。
パチパチ。
ということで感想を書いていきたいと思います。
いつも通り長いです。
1. LiAR
「横浜ロマンスポルノ'16~THE WAY~」で初披露された楽曲。
演奏前に昭仁さんが出来立てホヤホヤと言っていただけあって、そこから歌詞と細かなアレンジも変更になっています。
特に歌詞。Aメロとサビの始まり以外は大幅に変わってます。
特にBメロはカフェイン11で披露された時には「なんて言ってんだこれ?」という感想がたくさん飛び交ってました。
僕は「ラッパッパッパパパイヤー」と聴こえました。
でも2~3回カフェイレで聴いてから、ついつい思い出して口ずさんでしまうのはこのフレーズ。僕はもうラッパッパッパパパイヤーなしでは生きていけない身体にされてしまったのだ。
ここってTHE WAY ver.では「白い裸体が真実ならば」と「揺れる瞳が純情ならば」だったんですよね。
歌詞の流れから言っても変えるのも勿体ないなぁと思ってたんですよ。そもそもなんて言ってるか分からなかったし。それでCD買ってから歌詞カード見たら
「Du Ra Pa Pa Pa Bailar」
と表記されていた。
僕は確か大学でスペイン語も勉強していたので「Bailar」という単語を見て世界がひっくり返された気持ちになった。そう来ます?
こんな気持ちは「キモサブ」以来(とあるミステリー小説の衝撃の一文)。
…とここまで書いていたんですけど、書き始めると全く終わりそうにないので"LiAR"については別途、歌詞解釈の記事書きます。もう書かずにいられない。
※11/11 書きました記事の最後にリンク貼ってます。
要は、ポルノの"とある曲"と繋がっているですよね。
元々この曲の歌詞だけでも好きなのにそんなことされたら、たまりません。
曲はラテン調。横浜の時に意外だと思ったんですよ。次はなんとなくミディアム~バラードくらいの曲になるかなと思ってたので。
あと、「オー!リバル」があったからしばらくこういう曲調は封印するかと思ってたから。
ある意味"オー!リバル"があったらからこそ吹っ切れたのかもしれないですね。
ちょっとだけEDMテイストを加えた打ち込みが効いたという構成も"オー!リバル"からの経脈ですね。それでいて今回はしっかりエレキを鳴らしているので、あんまり似てるって感じもしないです。そんなに派手ではないですがサビのギターフレーズ大好物です。たぶんお寿司の次くらいにこういうギターが好物。
tasukuさんのアレンジ凄く良いですよね。この辺のギターの入れ方は本人もギタリストということながらは。打ち込みの具合も、良い感じに狂ってます。
2. 真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ
発表された段の記事でも書いたけど、まずタイトルが長い。思わず辞書登録してしました。
と思ってたら公式すら「#もやし」呼ばわりする始末。
— ポルノグラフィティ 公式 (@pg_koushiki) 2016年11月8日
頑張って略さずタイトル書くぞ!と気張った俺に謝れ。
さて、上でも書いたようにハイカロリーな「THE DAY」があったから今度のシングルは肩の力が抜けたミディアムテンポくらいの曲がくると思ってたわけですよ。
そうしたらボーカル自らその限界を越えてきた。
これ、ポルノの曲でテンポ最速ですかね?
BPMは168〜170くらいでしょうか。リズム感がないので自信ないですが。
前のめり、とにかく前のめりな曲。息つく間もないという言葉が合いそうな曲。
テンポもさることながら歌メロもこれでもかと詰め込んでます。昭仁さん特有の説明過多な歌詞も相まって、もうなんか凄い。
「三秒後の世界だってわかるはずもない 預言者じゃない」
この詰め込み具合よ。
「預言者じゃない」絶対要らない。
面白いなと思ったのが歌詞の
光と闇はいつも隣り合わせにあって
そのど真ん中に立っていること
という部分。これ見た時に浮かんだのが"THE DAY"の
ここは地獄じゃなくて まして天国のはずもなく
ちょうどそのミシン目のような場所なんだ
という歌詞。なんか呼応するものがないでしょうか。
同じように、
開かない扉の鍵を持った旅人
と"LiAR"の
僕が見つけた鍵じゃどれも
合わないままに泣いた
という部分も。
昭仁さんと晴一さんの目線が同じ先を向いてるのかななんて考えたりしました。
また、この曲もアレンジが凄まじいです。
晴一さんが「ギターは入れたけど、PV撮る時に全然違うものになってた」と言うほど。ヘッドホンで聴くとより分かりやすいですが、Bメロとか真夏の夜の蚊かってくらいシンセが飛び交ってます。
この曲のアレンジャーは破壊者こと江口亮。
控えめに言って、やっぱりこの人頭おかしいわ(最大級の褒め言葉)
とにかくカッコイイ曲です。
ライヴで早く聴きたい。
3. Part time love affair
この記事、ここまで長くなりすぎました。
本当にすみません。長文読んでいただいて本当にありがとうございます。
まだ書きますが。
でもこの曲は手短に。
というのも曲は「ヤベーこれ大好き!」だし、歌詞は「もうちょっと深追いしたい」という状態なのです。
今回はインタビューなどもなかったので、事前にカップリングがどういう曲か分からなかったんですよね。だからさらの状態で聴くのがとても楽しみでした。
それでイントロが流れた瞬間から嬉しくなってしまいました。
イントロ数秒で大好きな曲に認定です。
ジャジーな雰囲気もありながら程よくブラックミュージック感もあり、"LiAR"とは違う意味でアダルトな楽曲ですね。
こういう雰囲気ってポルノになかったですよね(ジャジーな雰囲気だけで言うと"素晴らしき人生かな?"が近い)。トオミヨウさんのアレンジも素晴らしいです。
歌の中では扉の鍵が開けられないと歌っているのに、本人たちはドシドシ新しい扉を開けまくってます。
歌詞がこれもとても好みなのですが、正直まだ掴みきれていません。
これからじっくり回数を聴いて考えたいです。
その他
○初回限定版のDVDについて
台湾のフェス「SUPER SLIPPA 7 2016」から"THE DAY"がの映像が収録されてます。カッコイイ。
カメラアングルとかが普段と違っていて、フェスっぽいなぁという画もあり、欲を言うならライヴをフルで見たかったです。あの被写体に対して斜めのアングルで映す感じとか普段のポルノの映像だとないですよね。
何より昭仁さんの海外のフェスでも「自信持っていけ!胸張って行け!」って言うんですね。日本語で。
○初回版の歌詞カードについて
発売されてから話題になりましたが、歌詞カードが凝っています。僕は10年ぶりくらいに赤透明のシート見ました。
歌詞のところにある仕掛けがあるのですが、答えを書いてしまっても興冷めでしょうから、ヒントをいくつか。
・赤シートを歌詞カードに当てる
・文字の並びは規則性があって並んでいない
・自分で並べ替える
・初回版にしかない仕掛け
・つまり今年見ることに意味がある言葉が隠されている
・音楽関係ない
こんなところですかね。
最大のヒントが
「広」という文字が1文字目。そのまま。
ということで遊び心もあるし、そもそも3曲とも完成度の高い、満足度の高いシングルです。
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