大それたタイトルになってしまったけれど、ポルノグラフィティの歌詞に登場する『永遠』という言葉について考えてみたい。
昔のブログで一度書いたことがあったけど、今一度しっかりまとめ直してみようと思う。
とは言うものの多分そんなに変わらないような気もするが。
「永遠」というのはとても詩的なテーマである。なのでポルノに限らず様々なアーティストによって使われてきた言葉だ。
そんな「永遠」、ポルノグラフィティの歌詞にとって主に2つの性質を持つ。それは「永遠を否定することで生まれる強い意思」と「永遠であるが故に生まれる悲しみ」だ。
意味が分からないだろう。
無理矢理言葉に当てはめようとしてみたけど、上手くいかなくて頭の悪さを露呈してしまったので、具体例で書いていこうと思う。
もちろんそれ以外の使われ方もあるので、その辺については後半で書いてきたいと思う。
永遠を否定することで生まれる強い意思
ここで曲から歌詞を抜粋して見てみたい。
永遠ってものはこの世界にはないようだ
それはこの上ない淡く厳しく儚い真実
だからこそ僕らは一度きりの人生を一秒たりとも忘られぬほどに愛し合おう
~光のストーリー
永遠でなくてもいい 限りある命と
愛しい時が流れて
小さな泡になって消えていく瞬間
それさえ愛したい
~グラヴィティ
僕が"永遠"を好まないのは
今日の次にある明日を求めるから
~Mugen
それはこの上ない淡く厳しく儚い真実
だからこそ僕らは一度きりの人生を一秒たりとも忘られぬほどに愛し合おう
~光のストーリー
永遠でなくてもいい 限りある命と
愛しい時が流れて
小さな泡になって消えていく瞬間
それさえ愛したい
~グラヴィティ
僕が"永遠"を好まないのは
今日の次にある明日を求めるから
~Mugen
どれも「永遠というものはない」であったり「永遠でなくてもいい」というように永遠を否定することで、だからこそ「一秒たりとも忘られぬほど」や「小さな泡になって消えていく瞬間」さえも無駄にはしないという強い決意を示している。
もう少し挙げると
永遠じゃないと知ってる僕らは
歩幅を狭めるか?広げるのか?
~Time or Distance
歩幅を狭めるか?広げるのか?
~Time or Distance
永遠であるが故生まれる悲しみ
では、もう1つの性質を見てみよう。
あなたのそばでは 永遠を確かに感じから
夜空を焦がして 私は生きたわ恋心と
~サウダージ
ずっとこれからも忘れはしないだろう
君が恋しても 僕が恋しても
確かに感じた永遠を
~Winding Road
悲しみが友の様に語りかけてくる
永遠に寄りそって僕らは生きてく
~シスター
夜空を焦がして 私は生きたわ恋心と
~サウダージ
ずっとこれからも忘れはしないだろう
君が恋しても 僕が恋しても
確かに感じた永遠を
~Winding Road
悲しみが友の様に語りかけてくる
永遠に寄りそって僕らは生きてく
~シスター
ということでこちらでも何曲か例に挙げてみた。
どれも永遠であることから生まれた悲しみを表している。
特に失恋曲である"サウダージ"や"Winding Road"は作詞者が違っても同じ意味合いというのが面白い。
ずっと一緒にいたいと思った相手だからこそ、その別れは辛く悲しい結果となってしまう。
近いものでこの曲においての使われ方も近いかなと思う。
永遠という文字がなにより似合うのは 「さよなら」や「後悔」だけなのかな
~ルーズ
永遠に雨が降り続けばいいのに
~小説のように
~ルーズ
永遠に雨が降り続けばいいのに
~小説のように
このようにポルノの曲で永遠という言葉はその想いを強調するという役割を持って使われている。
例外
・例外1
該当しない例のひとつ目(例外がたくさんある時点で上の理論は破綻している)
あの日交わした約束は永遠に続く
~バベルの風
~バベルの風
永遠らしい永遠というと変な感じだけど、真っ当な永遠の使われ方という感じ。
・例外2
"Century Lovers"でも永遠が登場する。
甘く見んなよ!永遠のテーマを
〜Century Lovers
〜Century Lovers
ここで出てくる永遠のテーマとは「恋愛」
当初この曲が2ndシングルとしてリリース予定だったことを思うと「この街がまだジャングルだった頃から 変わらない愛の形探してる」という"アポロ"の歌詞と呼応して良かったのになと、たった今思った。
・例外3
僕らは一人きりでは生きていけない
なのに誰にも縛られたくない矛盾と
永遠に闘い続ける生き物なんだ
~Free and Freedom
なのに誰にも縛られたくない矛盾と
永遠に闘い続ける生き物なんだ
~Free and Freedom
・例外4
So 一度きりのこの出会いよ永遠となっていけ
~INNERVISIONS
今 永遠の恋などと表現して
新しい恋に出会ったとしたら
君は さぁどうしよう
~パレット
~INNERVISIONS
今 永遠の恋などと表現して
新しい恋に出会ったとしたら
君は さぁどうしよう
~パレット
どちらも願望としての永遠だけど晴一さんは「永遠の恋」というものに皮肉に使ってるのが面白い。
・例外5
永遠で一瞬で君にとっての全てだ
~愛が呼ぶほうへ
~愛が呼ぶほうへ
こんなあったか!?(滝汗)
歌詞に「永遠」が入ってるのを忘れてた曲もあり、調べててビックリした。
晴一さんの言葉を借りれば「どんどん増えていく。縁日のヒヨコみたいだ」という気持ち。
ちなみに例外のカテゴライズはどんどん増えすぎて 整理するのが面倒になった カテゴライズしきれない部分も出てきたのであまり気にしないで大丈夫です。
そして、もう上の理論は忘れてください。
ということで書いているうちに破綻しましたが、同じ「永遠」という言葉でも様々な使われ方がされてるんですね(結論が変わった!)
「ポルノグラフィティの楽曲で『永遠』という言葉がいくつ使われているか?」というクイズ、何曲答えられましたか?(主旨も変わった!)
本当にこれで全部かな。不安だ。
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