「SUN」、「恋」と場外ホームランみたいなヒットを飛ばしまくっている星野源。
久しぶりにその使用機材を見てみよう。
僕の中で星野源のギターといえばこれである。
Gibson ES-125
フルアコ
ES-125は1941年に登場し、1970年まで制作された歴史あるギターである。
SAKEROCK時代~ソロデビュー初期の頃はほぼ代名詞ともいえる頻度で使用されていた。
最後のMVとなった"SAYONARA"でも使用している。
ソロのMVでは"化物"などで使用されている。
しかし、近年ではES-335がメインギターとなり、登場頻度は落ちている。
コメンタリーで言っていたが、楽器隊が増えたことでステージ上でのハウリングを懸念してということだ。
フルアコ(フルアコースティック)のギターである。
フルアコはボディがアコギと同じくらい空洞となっている。
そのためエレキでありながら太くて甘いサウンドとなる。
オペラ歌手で太っている人が多いのは身体に空洞をつくるためだ。というのもあながち嘘ではない。
使用頻度については、単純にギター持たない曲が増えたということも大きい。
ピックアップはフロントのポジションにP-90がマウントされている。
コード感を出すのに最適なピックアップだろう。
※P-90については過去記事を参照
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生音でもしっかり"鳴る"ギターであることだろう。
以前にSHINOSアンプを取り上げたが、その際に源さんはこのアンプを「楽器の音がする」とコメントしていたと紹介した。
楽器の音がとても良く出るアンプであるということは、それだけギター本体のポテンシャルが高いということを意味する。
ジャズギター
フルアコのギターというとやはりジャズで使われるギターというイメージである。
クリーントーンでの太くて豊かな音、コードの分離がいい、サステインが短いという特徴がジャズ向きなのだろう。
源さんもSAKEROCKでもソロでもバリバリとテンションコード弾きまくっている。それは両親のジャズ好きから影響を受けているのだろう。
※本人はコード進行とかの知識はないそうです。たぶん本能的にやってる
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今はどちらかといえばブラックミュージックを基にした音楽性を推しているが、ジャズも星野源を語る上で外すことのできないルーツミュージックなのだ。
弾きやすい(らしい)
最後にひとつ余談。
星野源のトレードマークのひとつのギターであるが、長岡亮介が弾いているシーンが見れるものがある。
それがシングル「地獄でなぜ悪い」の初回DVDに入っているレコーディングのドキュメンタリーである。
この時の長岡亮介の「え?いいんですか」の言い方が個人的にとても好きである。
見つけたら是非見ていただきたい。
ということで、生温い感じの記事になってしまったけど、源さんの使用ギターでした。
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