関ジャムJ-POP史 プロが選ぶ豪華アーティスト9組の最強ベスト10が放送されたけど、ポルノグラフィティがなかったので勝手にやる。
こんな素敵な企画で、本間昭光さえ参加しているのに、なぜポルノグラフィティがないのだ。
納得できない。
なら、いつものように妄想で考えるまでだ。
レギュレーション
とはいえ、自分なりの好きな曲を選んでも「お前が好きなランキングだろ」ということになってしまうので、一応本来のテーマであるプロが選びそうなという基準を重視したい。
問題は自分がプロでもなんでもないということだが、気にしたら負けなので気にしないでほしい。
一応自分なりには、いしわたり淳治っぽい目線で歌詞を語る人を想定している。文章中のコメント妄想で「?」という人が出てくるが、みんなどこの本間昭光か当ててみよう(※当然ながら完全に妄想コメントです)
ついでに言うと、(設定上)地上波で紹介するということである程度マニアックになりすぎない選曲になっている。
平たくいえば、わりとメジャー寄りのシングルが中心だ。
なのでファンとしてはもっとこんな曲があると声を挙げたい気持ちもわかる。だって、これ書いてる本人がそう思ってるから。
人それぞれ意見があるだろうし、人それぞれのポルノグラフィティが心にいる。
異論があればあるほどいい。
異論の数だけポルノグラフィティには魅力的な楽曲がある、その証明となるのだ。
ちなみに雰囲気はかなり「関ジャム」に寄せて妄想しているので、あのナレーションの感じを想像して読んでもらえればと思う。
10位~4位
第10位 : ライヴの鉄板曲 ギターリフ一発で心掴むイントロ
「ポルノグラフィティのライヴでは鉄板の1曲」
「イントロの高揚感そのままに、感情を全部連れ去ってくれる」
"ハネウマライダー"
・2006年にリリースされたポカリスエットのCMソング
・主人公の気持ちをバイクに置き換え描かれた歌詞の世界観が特徴
歌詞に登場する青いバイクのように、一瞬で心と身体を遠くまで連れていってくれるような曲
ライヴではタオルを振り回すのが定番となっていて、会場のボルテージが最高潮に達する。
第9位 : 夏の定番 ラジオDJ風の歌詞が特徴的
「無条件で心がキュンキュンしてしまうような曲」
「夏のワクワク感が全部詰まっている夏曲」
"ミュージック・アワー"
・2000年にリリースの、こちらも同じくポカリスエットのCMソング
・歌詞は架空のラジオ番組を舞台にしている
夏のドライヴで海岸線を走りながら聴きたい曲で、ラジオでの恋愛相談という歌詞が夏というテーマと見事に融合している。
デビュー曲からシニカルな時代と向き合うような歌詞のシングルが続いていた中で、こうしたカラっとした明るい曲が出せるのが凄い。それが今のポルノグラフィティのジャンルレスな魅力とも繋がっている。
第8位 : 視点が特徴的な2003年リリースのミディアムナンバー
「ラブソングは数あれど、愛そのものという目線は斬新」
「ポルノグラフィティはテンポのよい楽曲のイメージが強いが、こうしたミディアムバラードも魅力のひとつ」
"愛が呼ぶほうへ"
・2003年リリースの13枚目のシングル
・ピアノが中心の優しいミディアムナンバー
愛そのものの目線が歌詞になっているのが斬新。
ポルノグラフィティはラテンやロックのようなテンポのいい曲のイメージが強いが、実はこうしたミディアムバラードの名曲も数多くある。その中でも"愛が呼ぶほうへ"は優しさに満ちた温かいナンバー。
第7位 : たった5分の中で描かれる壮大で切ない物語
「1曲の中で映画を見たかのような壮大なストーリーが描かれる」
「限られた文字数でこれだけの物語を描いているのが凄い」
(映像なし)
"カルマの坂"
・2003年にリリースされたアルバムに収録された曲
・アルバム曲ながらベストアルバムなどにも収録され、ファンからの人気も高い
5分少しの曲の中で壮大な世界観が詰まっていて、悲しく、切ないラストの余韻が心に残る。
曲の舞台について直接的な表現はないのに、登場人物やモチーフが世界観を広げ、とても映像的な印象を残す。聴き終わったあとは、まるで大作映画を観終わったあとのよう。
第6位 : ジャンルにとらわれないポルノグラフィティが魅せた真骨頂
「今っぽいサウンドを取り込みながらも、ポルノグラフィティの曲になっている」
「艶やかで背徳感のある歌詞が魅力的」
"カメレオン・レンズ"
・2019年にリリースされたシングル
・テレビ朝日系金曜ナイトドラマ『ホリデイラブ』主題歌
ポルノグラフィティは時代ごとにジャンルを超越したポップソングをリリースしてきたが、ここまで当時の今っぽさを反映させた曲は珍しい。
音数を減らしたトラックや重ねたコーラスなどの要素がありつつも、聴くとしっかりとポルノグラフィティのポップソングとしても成立しているという離れ業をやってのけている。
第5位 : アニメのOPとしてヒット ベースのイントロが特徴的な1曲
「ベースのリフによるイントロが凄い。一瞬で心を掴まれる」
「どこまでも伸びやかなヴォーカルがカッコイイ」
"メリッサ"
・2003年にリリースされた12thシングル
・アニメのオープニングに使用されヒットを記録
一度聴いたら耳から離れないイントロのベースリフからのサビ始まりはインパクト大。
ポルノグラフィティらしい抜けのいいヴォーカルと相まって、空をどこまでも突き抜けていくよう。
第4位 : 時代の要素を取り入れた新しいラテンナンバー
「ポルノグラフィティの魅力のひとつであるラテン調の楽曲にEDMを取り入れて新鮮さを出している」
「パブリックイメージに奢ることのない、ポルノグラフィティの挑戦の姿勢が詰まっている」
"オー!リバル"
・2015年リリースの42作目のシングル
・劇場版『名探偵コナン 業火の向日葵』主題歌
ポルノグラフィティのパブリックイメージの一つであるラテンの要素を全面に出しながらも、そこに当時流行していたEDMの要素を取り入れることで、また新しい魅力を生み出した。
そこに長年活動しながらも同じことを繰り返さないという、ポルノグラフィティの信念が表れていると思う。
第3位 : 2001年のミリオンヒット 夏に聴きたいラテンソング
「文学的で複雑な歌詞なのに、メロディとリズム、滑舌のいいヴォーカルでとても聴きやすい」
?「カップリング曲とどちらをA面にするか迷ったがこちらをA面にして良かった」
"アゲハ蝶"
・2001年にリリースされミリオンを記録したヒット曲
・アルバム曲ながらベストアルバムなどにも収録され、ファンからの人気も高い
5分少しの曲の中で壮大な世界観が詰まっていて、悲しく、切ないラストの余韻が心に残る。
曲の舞台について直接的な表現はないのに、登場人物やモチーフが世界観を広げ、とても映像的な印象を残す。聴き終わったあとは、まるで大作映画を観終わったあとのよう。
第6位 : ジャンルにとらわれないポルノグラフィティが魅せた真骨頂
「今っぽいサウンドを取り込みながらも、ポルノグラフィティの曲になっている」
「艶やかで背徳感のある歌詞が魅力的」
"カメレオン・レンズ"
・2019年にリリースされたシングル
・テレビ朝日系金曜ナイトドラマ『ホリデイラブ』主題歌
ポルノグラフィティは時代ごとにジャンルを超越したポップソングをリリースしてきたが、ここまで当時の今っぽさを反映させた曲は珍しい。
音数を減らしたトラックや重ねたコーラスなどの要素がありつつも、聴くとしっかりとポルノグラフィティのポップソングとしても成立しているという離れ業をやってのけている。
第5位 : アニメのOPとしてヒット ベースのイントロが特徴的な1曲
「ベースのリフによるイントロが凄い。一瞬で心を掴まれる」
「どこまでも伸びやかなヴォーカルがカッコイイ」
"メリッサ"
・2003年にリリースされた12thシングル
・アニメのオープニングに使用されヒットを記録
一度聴いたら耳から離れないイントロのベースリフからのサビ始まりはインパクト大。
ポルノグラフィティらしい抜けのいいヴォーカルと相まって、空をどこまでも突き抜けていくよう。
第4位 : 時代の要素を取り入れた新しいラテンナンバー
「ポルノグラフィティの魅力のひとつであるラテン調の楽曲にEDMを取り入れて新鮮さを出している」
「パブリックイメージに奢ることのない、ポルノグラフィティの挑戦の姿勢が詰まっている」
"オー!リバル"
・2015年リリースの42作目のシングル
・劇場版『名探偵コナン 業火の向日葵』主題歌
ポルノグラフィティのパブリックイメージの一つであるラテンの要素を全面に出しながらも、そこに当時流行していたEDMの要素を取り入れることで、また新しい魅力を生み出した。
そこに長年活動しながらも同じことを繰り返さないという、ポルノグラフィティの信念が表れていると思う。
3位~1位
第3位 : 2001年のミリオンヒット 夏に聴きたいラテンソング
「文学的で複雑な歌詞なのに、メロディとリズム、滑舌のいいヴォーカルでとても聴きやすい」
?「カップリング曲とどちらをA面にするか迷ったがこちらをA面にして良かった」
"アゲハ蝶"
・2001年にリリースされミリオンを記録したヒット曲
・自分自身と向き合う文学性の高い歌詞とテンポのいいリズムが特徴
歌詞を見ると自分自身と向き合う、とても文学的な内容なのに、ノリのいいリズムとキャッチーなヴォーカルがそれを複雑に見せない。一度聴いた時は曲のノリを味わうが、聴くほどに歌詞の深い内容が顔を覗かせ、聴くたびに味が出るスルメのような曲。
?さんによると、カップリングに収録された"狼"と最後までどちらを表題曲にするか議論されていたが、最終的に"アゲハ蝶"が選ばれたエピソードがあるという。
第2位 : 1999年リリース いつまでも色褪せない鮮烈なデビュー曲
「曲、歌詞、演奏、ヴォーカル、どれをとってもインパクト抜群」
「デビュー曲でありながら、今聴いてもまったく色褪せない。これぞ名曲」
"アポロ"
・1999年リリースのメジャーデビューシングル
・オリコンチャート初登場84位だったが、ロングヒットとなり最終的に最高で5位まで順位を上げた
鮮烈なデビュー、そういうしかないほどインパクトがある楽曲。
アポロ計画をテーマにして人類が築き上げてきたもの、変わらずにある愛という存在の対比が見事。
さて、いよいよ1位の発表。
第1位 : 2000年リリースのミリオンヒット 女性目線で書かれたポルノグラフィティの代表曲
歌詞を見ると自分自身と向き合う、とても文学的な内容なのに、ノリのいいリズムとキャッチーなヴォーカルがそれを複雑に見せない。一度聴いた時は曲のノリを味わうが、聴くほどに歌詞の深い内容が顔を覗かせ、聴くたびに味が出るスルメのような曲。
?さんによると、カップリングに収録された"狼"と最後までどちらを表題曲にするか議論されていたが、最終的に"アゲハ蝶"が選ばれたエピソードがあるという。
第2位 : 1999年リリース いつまでも色褪せない鮮烈なデビュー曲
「曲、歌詞、演奏、ヴォーカル、どれをとってもインパクト抜群」
「デビュー曲でありながら、今聴いてもまったく色褪せない。これぞ名曲」
"アポロ"
・1999年リリースのメジャーデビューシングル
・オリコンチャート初登場84位だったが、ロングヒットとなり最終的に最高で5位まで順位を上げた
鮮烈なデビュー、そういうしかないほどインパクトがある楽曲。
アポロ計画をテーマにして人類が築き上げてきたもの、変わらずにある愛という存在の対比が見事。
さて、いよいよ1位の発表。
第1位 : 2000年リリースのミリオンヒット 女性目線で書かれたポルノグラフィティの代表曲
「女性目線で書かれた歌詞が印象的」
「まさにポルノグラフィティにしか表現できない唯一無二の世界観」
"サウダージ"
・2000年リリースのミリオンヒットナンバー
・タイトルの"サウダージ"はポルトガル語で「郷愁」を意味する
失恋の曲は数多(あまた)とあるが、"サウダージ"が多くの人の胸を打つのは、失恋した主人公が向き合うのは「あなた」という相手ではなく、自分自身に宿った恋そのものと向き合うところにある。
恋という感情を見つめる強い自分、弱い自分が揺れ動く心にそのまま繋がっていて、だからこそ大サビでくる「寂しい…大丈夫…寂しい」というフレーズの切なさを何倍にもしている。
"アゲハ蝶"もだが、音数が詰まっているのに歌詞がはっきり聞き取れるヴォーカルは誰も真似できない。
以上、ベスト10でした。
【ポルノグラフィティ最強ベスト10 (妄想)】
1位 サウダージ
2位 アポロ
3位 アゲハ蝶
4位 オー!リバル
5位 メリッサ
6位 カメレオン・レンズ
7位 カルマの坂
8位 愛が呼ぶほうへ
9位 ミュージック・アワー
10位 ハネウマライダー
ということで、それっぽく書いてきたのだが難しいものだ。
そもそもランキング自体が見てのとおりめちゃくちゃメジャーな曲ばかりになったのは、自分の好きな曲ベスト10ではなく、自分がこのテーマで選ぶベスト10でもなく、「集計した結果がこうなりそうなベスト10」を予想したためだ。自分がやったら2位が"ルーズ"の放送事故すれすれのマニアックさになる。
実際にSPでオンエアされた他のアーティストのランキングもかなりメジャー寄りだ。
なので、個人的には"アポロ"が1位でもいいのではと思いながらも、"サウダージ"を選んだ。
あと最初は"ヒトリノ夜"とか"渦"とか"Zombies are standing out"を入れたかったが、どうしても入れる余地がなくなってしまった。
というか全部妄想なのに何を悩んでるんだ、俺は。
毎回こんな妄想するのも大変なので、関ジャムのスタッフはポルノグラフィティ2時間スペシャルを早くやってください。
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「ポルノグラフィティの魅力は?」と関ジャムスタッフに聞かれたら何て答えよう
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