LIVEは好きですか?
ライヴが生き甲斐、ライヴいつか見てみたいな、ライヴは全く興味ない、など様々だろう。
今回は真ん中に挙げた「ライヴいつか見てみたいな」という方に向けて叫びたい。
30歳にもなったことだし、おっさん臭く。
ライヴに"また今度"はない、行けるなら今すぐライヴに行くべきだ。
"いつか"なんて保証はどこにもない
あなたの好きなアーティストがツアーをしているとする。
あなたはずっとそのアーティストの音楽を聴いていたが、まだライヴは未体験である。「いつか見れたらいいな」なんて思っていた。
しかし、金銭的な都合、仕事、受験、鬼嫁、そもそもチケットに当選しないなど人生には色々な障害がある。
※あくまで仮定の話です
その中でなんとか工面すれば行けなくはないが、「まぁ今回はいいか」と見送ったとする。
ツアーが終了し半年後、公式HPに「大切なお知らせ」という文言を目にする。
「この度バンドを解散することにしました」
「メンバーが薬物使用で逮捕されました」
「ヴォーカルの○○が昨日急逝しました」
あなたが思ってた"いつか"はもう叶うことはなくなってしまう。
僕はそれなりに音楽好きを続けてきたが、こんな経験腐るほどある。
死んできたバンドを集めれば壁を作れるくらいだろう。
※イメージ「ワールドウォーZ」より
次がある保証なんてどこにもない。
だからこそ、今この時に"機会"があるのならば決して逃してはならないのだ。
後悔先に立たず
僕は中学時代からポルノグラフィティが好きであった。
「アゲハ蝶」をキッカケにハマりにハマって、それを拗らせて今に至っている。
しかしライヴにはなかなか行くことはなかった。
そもそも音楽に目覚めたのもポルノだったので、ライヴというものがよく分かってなかったのだ。
漠然と「いつか見たいな」くらいに思っていた。
そんな折『74ers』というツアーがあって、そのツアーの映像作品のDVDを見て「ライヴ見たい!」とハッキリとした自覚を持つことになった。
ファンクラブに入会し、チケットを取る日を夢見ていた時に公式HPでお知らせが流れた。
ベースのTamaの脱退の知らせであった。
そして同時に流れたのが岡野昭仁、新藤晴一の2人でポルノグラフィティを続けるという決断。
初めて受け取った会報(入会時点での最新の会報が貰える)には、ファンクラブ向けの脱退についてのコメントも付いていた。
僕の初めてのライヴは2人体制になって初めての五周年ツアー『Purple's』であった。
もちろん初めてのライヴはとても楽しかったが、結局僕は3人のポルノグラフィティを見ることはできなかった。
これは今でも後悔して止まない出来事であった。
一歩踏み出せば『74ers』はおそらく見ることができた可能性が高かったのだ。
「また今度」と思っているうちに、「また今度」はもう二度と訪れることはなくなったのである。
そこから様々なバンドを好きになり、沢山のバンドとお別れをした。
ある時はヴォーカルが逮捕され、ある時は兄弟喧嘩をこじらせてバンドを解散し、ある時はひっそりとバンドを解散していたり。
何気なく見たライヴが最後になってしまったこともある。
痛いほど強く"今"しかないのだと学んだ。
人が後悔するのは、もう取り戻しつかなくなってからばかりだ。
僕が「またこのセットリストかよ」と文句を言いつつサカナクションをまた見てしまうのはそういうところもある。
何度も言わせてもらう、あなたが本当にそのアーティストを好きなら、機会が持てるなら、今この瞬間を逃してはいけない。
それこそが”LIVE"なのだ。
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