2016年7月22日金曜日

00年代以降から最新ツアー虹までのミスチルについて思うこと







バンドには辛い時代ですね。

若手にとってCDは売れない、ワンマンは人集まらない。なのでフェスや何組か出る自主企画のようなものしか人を呼べないというケースが多い。

気のせいかここ二年程でかなりのバンドの活動休止や解散記事を見たような。


そんななか、90年代のアーティストがいまだに頑張っている。やはり固定客を掴んでいるということは強い。最近スピッツが凄い勢いで盛り上がっており、会社のスピッツファンの方がチケット取れないと嘆いていた。スピッツの安定感はヤバい。


そして、もう一組90年代を牽引していきた、バンド。


そう、Mr.Childrenである。00年代から現在までのミスチルについて書いてみたい。









HOME~fanfare









90年代は言わずもがな、飛ぶ鳥を全てローストチキンにする勢いだった。

そんなミスチルはスピッツと違い、2000年代に入ってからかなり紆余曲折を経ている。

アルバム「HOME」をリリースした辺りから、ファンの中でもバンドサウンドが減ったことピアノの割合がかなり増えてきたこと、桜井の歌詞が丸いなど意見が出るようになった。


僕個人としては大好きなアルバムですけどね「HOME」


それでも僕も「SUPERMARKET FANTASY」から若干雲行きが怪しくなる。"エソラ"初めて聴いたときにミスチル大丈夫かな?とすら思った。いや、人気曲なのは知ってるけど。

それでもアルバムでは好きな曲もあるので、まだ大丈夫だった。


そんな中"fanfare"が配信されてかなり気持ちが払拭された。田原さんがギターリフ弾いてる!ていうか、


  田原さんがギター弾いてる!


くらいの気持ちでした。


"fanfare"をライヴで聴いたときにギターリフがピアノにかき消されててマジでずっこけた

そう、この頃から小林武史がライヴでも幅を利かせはじめた。巷では「そんなんならBank Bandでやれよ」との評判を呼ぶ。

僕は「SENSE」のツアーの日産スタジアムを見たのですが、なんかもう勝手に期待を裏切られたという気持ちになってしまい落ち込んだ。




暗黒期









アルバム「 [(an imitation) blood orange]」の頃はもはや暗黒期と呼べるレベルとさえ思ってる。
僕はミスチルのアルバム基本的に全部買ってますが、これだけ買う気起きなかったです。だから聴いてない。

ファンの間でもあまり良い評判は見かけない。


リード曲"祈り ~涙の軌道"が全くといっていいほど響かず、アルバムもかなり既出曲が入ってる。新曲は数曲、セカオワか。


あまり良い評判を聞かない、というかファンの中では軽くなかったことにすらなってる。


REM








そんな折り、急に"REM"が配信された。何が起きた?というほど回帰したバンドサウンド。そしてサビらしいサビを無くすという今までの流れを完全に無視したサウンド。最高や!やっぱり桜井和寿は天才や!と僕も掌を返した。



なんだ。文句あんなら刻まれた歪な曲線見せるぞ、このやろう



そこから何故か出演したサマソニで見て、これがめちゃくちゃ良かったんだよね。



REFLECTION








そして、小林武史から放たれて制作されたシングル「足音~Be strong」もなんだこのサブタイトルということを除けば素晴らしかった。サウンド面でコバタケ関わってもこうなんじゃね?というのは禁句である。


とりあえずあらためてメンバー4人に立ち返ることで製作されたアルバム「REFLECTION」をリリースする。


このアルバムはもう今更語るほどでもない。呆気なく最高傑作といえるほどのアルバム出しやがったよ。アルバムメイキング見てて田原さんがリフとかギターフレーズへの意見出してるだけで泣きそうになった。


そしてこのアルバムリリース後のツアー「未完」の日産スタジアムに参戦。


これがもう素晴らしいのなんの。バンドとしての評価を盛り返すって次元じゃねぇ。サニーさん見ただけで泣いた。泣きすぎだ。


ツアー「虹」










ドーム、スタジアムツアーを完走して、2016年。急に「虹」というホールツアーを行った。追加公演では日比谷野音という、ファンを殺しにかかるライヴも。僕は見事に行けてません。

最後に、その野音のセッットリストを見てみよう。



Mr.Children Hall Tour 2016 虹
日比谷野外音楽堂

  1. おとぎ話(新曲)
  2. 水上バス
  3. 優しい歌
  4. 彩り
  5. You make me happy
  6. クラスメイト
  7. PIANO MAN
  8. CANDY
  9. 妄想満月
  10. もっと
  11. 傘の下の君に告ぐ
  12. マシンガンをぶっ放せ
  13. WALTZ
  14. 血の管
  15. こころ(新曲)
  16. くるみ
  17. GIFT
  18. HERO
  19. 足音 〜Be Strong
  20. 通り雨
  21. 虹の彼方へ
EN-1 名もなき詩
EN-2 Tomorrow never knows
EN-3 あんまり覚えてないや
EN-4 忙しい僕ら



なんだよ。このセットリスト。最高じゃねぇか。


誰かタイムマシンとチケットくれないか。









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