2018年6月8日金曜日

菊地英昭(エマ)使用機材~Friedmanアンプ編(THE YELLOW MONKEY)






久しぶりに使用機材を調べるシリーズ。

先日、ギター欲しい欲しいと喚き散らすだけの記事を更新した際に、菊地英昭(エマ)氏の動画を紹介した。





もちろんギターも良いことは間違いないのだが、同じくらい興味深かったのが使用していたFriedmanのアンプの音色である。

試奏動画はワウを使用したりもしていたが基本的には直アンだったと思われる。その音色を聴く限り歪みもクリーントーンも美しくさが際立っていて、聴き惚れてしまう。ギターの動画だが同時にアンプの魅力も体現していたのだ。

ということで、Friedmanの魅力について迫ってみよう。

エマ氏のアンプについては今まで2つ紹介したが、どちらもbrainchild'sの活動で使用していたものなので、THE YELLOW MONKEYで使用しているアンプについては、実は初めてだったりする。

見出しの写真はFREE THE TONEの林さんが掲載していたもので、2017年12月の東京ドーム公演で使用していた機材とのこと。
下に普通にTwo Rockが置いてあるのが恐ろしい。

※動画多いのでページが重いかもしれません。





Friedman




Friedman(フリードマン)はDavid Friedmanが手掛けたアンプである。

David FriedmanはLA RACKSYSTEMS社でアンプエンジニアをしていたが、その評判の高さから自身でブランド「MARSHA」を立ち上げた。

このブランドが後に「Friedman」と改名されたという経緯である。

改造マーシャルから始まったということで、フリードマンはマーシャルをハイゲインにさせたサウンドという評判が見受けられる。

調べていても頭が弱い管理人は英語がろくに読めない上、Googleで調べても「マーティ・フリードマン」ばかり出てくるので、手短なのはお許しを。

日本では(ほぼ海外だけど)高崎晃(LOUDNESS)もフリードマンのアンプを使用している動画があった。






人気モデルのBE-100という機種である。
もういっちょ動画を貼っておこう。クランチ気味のサウンドからかなり強烈な歪みまで出せる凄さだ。






アンプの詳細については書くのが面倒くさいので引用させていただく。

BE100はBE(Brown Eye)いわゆる「ブラウンサウンド」系EVHトーンを彷彿としており、幻の改造アンプJOSE MOD.マーシャルやB社によるMarshall MOD.の様な流れを現在に受け継ぐ80sハイゲイン・サウンドから、現代のヘヴィ・サウンドにマッチした、モダンなハイゲインディストーションまで実に幅広く使えます。


俗にいうブラウンサウンドというやつである。
写真や動画で見る限り、エマ氏の使用しているのもBE-100だと思われる。↓のと同じモデルかな。


長年にわたりトップアーティストをサポートしてきたDavid Friedman渾身のオリジナルアンプFreidman "Brown Eye"!
FRIEDMAN 《フリードマン》 BE-100 [Brown Eye 100W Head]【Full Option】 w/NEW-OLD SW 【希少再入荷!】



ヘッドアンプだけで60万円である。

一般サラリーマンの僕のようなヘタレギタリストが踏み出せる世界では到底ない。

そもそも100Wのヘッドアンプがあったところで、家では弾けないし弾いたら近所に喧嘩を吹っかけることになってしまう。
プライベートスタジオ作るしかないな。

ここであらためてエマ氏の試奏動画(ギターのだが)を見ていただきたい。






クリーントーンがあまりに美しいことが分かるだろう。

歪ませてももちろん優秀であり、本当に惚れ惚れしてしまうアンプだ。








エフェクター



近年ではペダルタイプのエフェクターも手掛けている。

アンプに関してはとても高価であるため、こうして見ると、エフェクターとしては決して安くはないのだが「安い! 」という感覚になってしまう。麻痺している。

何タイプか発売されているので、簡単に紹介しよう。


・Friedman BE-OD







バカ高いBE-100ヘッドアンプのサウンドを再現してくれるのがこのペダル。

もちろんこれで完全再現できてしまったら60万円のヘッドアンプの立場がないので、完全に再現できているわけではない。当たり前だが。

しかしそれでも太いサウンドのディストーションとして大変優秀で、かなりのヒットを記録したそうだ。








かなり歪みが強く、薄くかけるだけでも踏んだ瞬間にかなりメタルメタルしている。

3万円と決して安くはないけど、これほど個性的なFriedmanライクなサウンドを手に入れられるとなれば、その魅力がよく分かる。

ちなみに今年NAMM2018で新たに発表された DP-ODという機種はBE-ODを2チャンネル仕様にしたものらしく、まだ発売は未定のようだが、僕の物欲を刺激してくれる。
使い勝手が良さそうだ。






・Friedman Dirty Shirley






そのBE-ODの兄弟分として発売された。
同名のアンプをペダル化したもの。

60~70年代頃生産されたマーシャルの「プレキシ」というモデルを意識したというのがDirty Shirleyという機種である。
アンプではないのだが、アンプ型のキーハンガーが発売しているみたいで、可愛すぎてヤバい。






BE-ODとの弾き比べ動画があったので、そちらが参考になるだろう。










BE-ODに比べると厚みがあってヴィーンテージライクなサウンドだ。
BE-ODはどちらかというとモダンなハイゲインのディストーションという印象である。

僕はメタルやらない人間なので、こっちの方が好みかなと思ったり。

といことで物欲が爆発しそうなのでここら辺で終わります。






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