THE YELLOW MONKEYのギタリスト菊地英昭(エマ)さんの使用機材紹介シリーズ。
今回はプリアンプである。
菊地英昭(エマ)使用機材~エフェクターRetro-Sonic PREAMP編
FREE THE TONEの林さんの記事を見ていてなかなか聞き馴染みのないメーカーだったので調べてみよう。
Retro-Sonicとは
初めて聞いたメーカーだったけど、どうやら「ヴィンテージエフェクターを現代的に再現」したエフェクターがウリだという。
つまり今は入手困難だったり廃盤になっているエフェクターを復活させているということだ。
その際にコントロールを増やしたりジャックの位置を変えたりして、現代のギタリストの要望にも応えるというアレンジをしている。
こういう取り組み、好き。
代表していくつか紹介すると、
Retro-Sonic Distortion
というディストーションはRATのRat1(オリジナル)を再現している。
Retro-Sonic Chorus Stereo Edition
これはBOSSの1976 CE-1のオリジナルモデルを再現している。
他にもMXR Phase90だったり、ROSS Compressorだったりいくつかエフェクターを発売している。
気になった方はチェックしてみてはいかがだろうか。
そして本題であるRetro-Sonic PRE AMPであるが、これはBOSSのFA-1というエフェクターをモデリングしている。
そもそも元であるFA-1をご存知だろうか。僕は初めて聞いた。ということで、元ネタを調べていく。
BOSS FA-1
機能としてはプリアンプなのだが、如何せん知名度が低い。元々が知る人ぞ知るといった類いのエフェクターではないだろうか。
正式な品名はBOSS FA-1 FET Amplifierのようである。
BOSSの最初期に発売されていたらしいが、いつの間にかラインナップから姿を消したエフェクターらしい。
ツマミはTREBLE、BASS、VOLUMEで、さらに6dbのローカットのスイッチが付いている。
それとジャックがINもOUTも上に付いてたり使いづらそうである。
フットスイッチが付いていないので、掛けっぱなしを想定しているということか。
いくつか紹介記事は見つかったけど、電源も9V電池オンリーみたいで、確かに現在使おうとすると何かと使い勝手が悪そうである。
それでも音はなかなか好評みたいで、それでマニアックな人気が出たのだろう。
試奏動画を貼っておく。
では次にRetro-Sonicについて見ていこう。
Retro-Sonic PREAMP
配置は現行のコンパクトスイッチ系統は元のFA-1を引き継いでいる。
そこにフットスイッチやLEDが増設されている。そしてINとOUTのジャックは現行エフェクターに合うように左右に付くようになり、電源も9Vアダプター対応となっている。
デザインもすっかり今のエフェクターの様となっている。元のいかにもというグリーンカラーもなんか哀愁があって愛しく見えるが。
プリアンプはこれをかけて、ケンタウルスと先日書いたBognerのHARLOW BOOST With BLOOMが歪みの要ということだろうか。
エマさんのあの太いギターの音色は憧れてしまう。
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