LUCKY TAPESというバンドを紹介したい。
デビューアルバムの「The SHOW」が当時タワレコメンになってプッシュされてたのでその名を耳にした方もいるかもしれない
というか僕はそれで知ったんだけど。
シティポップ
最近はSuchmosやceroあたりが話題をかっさらっている。Suchmosは1年前から猛プッシュしてた気がするが。大まかな分類でいくところのシティポップである。
このシティポップって概念はなかなか分類が難しいが、LUCKY TAPAESもシティポップの一端を担っている。
先にも挙げたバンドはブラックミュージックをルーツの1つとしているケースが多い。
ものすごくざっくりというと「横揺れ」を意識している音楽である。
ひと昔前はとにかくロック!縦ノリ!のような音楽性がシーンを担っていたが、2013年くらいから特に増えてきた(表面に出てきた)ように感じる。
このシーンの変化は2008~2009年頃の海外のトレンドから来ているんじゃないかなと思った。Two Door Cinema ClubやVampire Weekendなどが話題をさらった辺りである。
インディーロックのブームでホステス系のバンドが盛んになって、それに影響を受けているミュージシャンも出てきている。
フェスブームの反動で縦ノリばかりでなく横揺れを意識したサウンドが注目されたこともあるだろう。
なので一口にシティポップといってもブラックミュージックルーツばかりではない。
そんな中でLUCKY TAPAESの音楽性について、ヴォーカル高橋海のインタビューを引用してみる。
ceroや星野源さん、きのこ帝国やindigo la Endなどよく聴きます。
海外だと、Phoenix や Breakbot から Al Green や Carole King までさまざまです。
海外だと、Phoenix や Breakbot から Al Green や Carole King までさまざまです。
フレンチポップ、ファンク、ソウル、ポップまで様々なジャンルに影響を受けているようだ。
MOONにやられた
「The SHOW」がタワレコメンに選出されたことや、その音楽性で注目されていたけど、個人的にさらに好きになったのがシングル「MOON」である。
個人的にこのシングル3曲ともとにかく気に入っていて、今でもよく聴いている。
余談だが、2ndアルバムにこのシングルから2曲は入っているが、3曲目の"体温"も名曲なので是非3曲通しで聴いて欲しい。
1stではどちらかといえば華やかなポップスや軽快なファンクビートがメインであったが、このシングルではメロウなナンバーが増えた。
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また、それまでは日本語詞はないことはないものの全体的には英語詞が中心であったが、このシングルでは3曲とも日本語詞が使われている。
インタビューを読むと、最初に出来上がったオケに合わせて英語と日本語を使い分けているとのことだ。
それで"MOON"についてなのだが、まず曲がいい。
星野源の"Snow Men"もそうなのだが、こういう曲調をやられると、僕はほぼ無条件で好きになる。
あとMVに出てる武居詩織が可愛すぎる。
さらには演奏がどれもこれもとても素晴らしいのだ。
特にベースはLUCKY TAPESの要となっているといって過言はないほど聞き応えのある演奏である。
ベースだけに注目しても楽しめるはずだ。
そして、それだけでも十分満たされてるところに、最後のご褒美のようなギターソロがこれまた胸を撃たれるような気持ちになる。流れが好きすぎて破壊される。
アウトロはそれなりに長いが、飽きるどころかあと5周くらい聴きたいほどである。
2曲目の"パレード"も素晴らしい。
イントロのギターから最高。
LIVE
僕はPredawnがものすごく大好きなのだが、たまたまLUCKY TAPAESとツーマンが去年あり、それを見に行った。
※先日もタワレコのイベントでこの組み合わせのイベントがあった
そこで初めてライヴを見たけど、ライヴも本当に良くて、興味もった人は是非ライヴも見て欲しい。
こういった音楽は生で聴くとより一層身体が動く。
Suchmosでこのジャンルに興味を持った方は是非どうぞ。
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