150話までを踏まえ『ジャンケットバンク』の今後の展開を予想してみたい。
本当は「ピーキー・ピッグ・パレス編」の感想に続けたかったが、長くなりすぎるのと予想記事は今ワイワイ楽しむ前提の内容になるので独立した記事にすることにした。
是非ピーキー・ピッグ・パレスの記事も読んでいただければ幸いだ。
そこの最後でも書いたけど、僕は獅子神さんは
負けると思います。
※150話までのネタバレ含みますのでご注意を
※あくまでも予想であり妄想です
獅子神敬一敗北説
僕の予想は当たらないことで有名なので、気軽に読んでほしい。
(引用:集英社『ジャンケットバンク』より) |
正直、150話最後のきっちょむのイキリのせいで獅子神さん完全に勝ちフラグっぽいんだけど、僕は獅子神さんは負けると思う。
これだけだと獅子神ファンの方に刺されると思うので補足していく。
前提として、獅子神さん死にはしないが敗北するという展開になると思う。
どんなかというと「対戦相手を殺さないために、自分がダメージを負って敗北を選ぶ」という展開だ。
こう思うにはいくつか理由がある。
①伊藤班の面目躍如
正直、読者の見る範囲では伊藤班は敗北続きだ。勝ってるシーンはダイジェストでモブに勝っている描写ばかりである。
メタ的に大将戦で真経津さんが負けることはないと思う(死ぬし)ので、ここでそろそろ勝たないと流石にきっちょむが負け惜しみbotになってしまう。
しかしながら、やっぱりフレンズたちの活躍は読者に求められる展開でもあるし、獅子神が力にもなれず単に負けたら、したり顔の宇佐美主任が本当にただの無能みたいじゃないですか。
②スケルトンキー
(引用:集英社『ジャンケットバンク』より) |
大将戦でゲーム上の特権をくれるという「スケルトンキー」。
これ早くからコメントなどで、
「真経津さんはそんな自分有利なアイテムは早々に捨てる」
「早々に権利捨ててフレンズに『俺たちの勝利なんだったんだよ!』とツッコまれる」
などと言われている。
もう容易にその光景が目に浮かぶ。
真経津さんが対等な勝負にこだわるのは、129話(14巻)でも語られる。ワンヘッドの特典説明の場面だ。
(引用:集英社『ジャンケットバンク』より) |
だから「使用することで勝負が有利になるアイテム」なんて真経津さんが使うはずがない、そういう熱い信頼が読者にはある。
しかしながら、これが相手も同じ権利を持っているとしたらどうだろう。
それなら対等な関係となり、アイテムをいつ使うかという駆け引きが生まれる。
もちろん「スケルトンキー」がどういう効果か分からないんだけど、そうだとすれば『アクマゲーム』でいうところの"悪魔の能力"的に、文字通り勝負の行方を左右する"鍵"になる存在になると思う。
そうした理由で、スケルトンキーの設定を活かすには獅子神さんは残念ながら負けてもらうしかないと思う。
獅子神敬一の選択
序盤は敵の圧倒的有利(恒例)
↓
中盤で獅子神さんが覚醒して盛り返す
↓
逆転の末、敵を倒す(殺す)寸前まで追い詰める
↓
獅子神さんは葛藤の末「俺には殺せない」と自分に不利な手を出して自ら敗北
↓
敵ピカソ顔
というストーリー展開である。
こうすれば獅子神さんは成長するし、格もそこまで落ちないのではないだろうか。
いかがだろうか。
そこまでおかしい展開ではないだろうし、何より少年マンガにとって主人公の価値ある敗北は鉄板である。
イメージとしては『嘘喰い』における梶くんの「矛盾遊戯」が近いと思う。
読んでない人は今すぐ全巻読むこと。
(引用:集英社『嘘喰い』より) |
結末は書かないが、この勝負で梶くんは相手を銃で撃てるか?という選択を迫られる。
ここでの選択がゲームの結末も左右することにもなるんだけど、そんな選択を獅子神さんもすることになると予想する。
……あぁ読んでもらわないと伝わらない。早く全人類『嘘喰い』を読め。
獅子神さんの強さは「優しさ」だと思うから、やっぱりそこを活かした試合展開を期待したいですよね。
そうなると対戦相手はとなるんだけど、128話でも思わせぶりに登場した「飛行機の男」が有力そうだ。
(引用:集英社『ジャンケットバンク』より) |
実力とかは分からないけど読者をドン引きさせた電卓をドン引きさせるほどなので、ワンヘッドクラスでもおかしくない。
けど実際にワンヘッドだと定期的に(予約商品とての)飛行機に乗るという部分が引っ掛かる。
なので、何らかの理由で定期的に金を遣っているギャンブラーの可能性もある。
実力はワンヘッドクラスのハーフライフギャンブラーだと、獅子神さんやっぱり死にます?
でも自分は読者が絶望の底に叩き落とすような展開も見てみたい、という暗黒と破滅願望の思想を併せ持っているので、もしもの展開が来てもいいと思っている。ネウロで散々味わった。
それは作者が物語の中でそれが正解だと信じて描いてくれるのならば、それが正義だと思うからだ。
田中先生は読者の望むものを提供するのが絶妙に巧い作家だけど、読者に迎合するような作家性でもないと思っているからだ。
予想を裏切り期待を超えてくることにおいて、僕はいま日本で一番信頼を置いている作家である。
実際、おまけマンガや救済イラストで何度意表を突かれたことか。
といっても獅子神さん喪うとマジでツッコミが追いつかなくなって収集つかなくなるので、メタ的にも間違いなく生き残るとは思うが。
あと、ついでに書くとどうしても手札を出すメインのゲームが多いので、獅子神さんだしフィジカルも必要なゲームもたまにはあって欲しいなってちょっと願っている。
とりあえず以上である。
これをアップする前に151話を読んでしまっので、色々思うところはあるが、ひとまず150話までということで書き始めたので、まぁいいだろう。
これからの展開が楽しみだ。
皆さんはどんな展開になると思いますか?
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