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2018年1月26日金曜日

"カメレオン・レンズ"の歌詞の意味を徹底解剖 新藤晴一文学の集大成





アルバム「BUTTERFLY EFFECT」に収録された"MICROWAVE"と"夜間飛行"、この2曲がとにかく愛しくて仕方がない。

これがあれば向こう3年は新藤晴一成分がなくても生きていけると思いながら聴いていた。しかし2ヶ月もしないうちに、とんでもない曲がシングルとして届けられた。

"MICROWAVE"と"夜間飛行"のハイブリッド、いや今までの新藤晴一文学の集大成ともいえるだろう。


ポルノグラフィティ"カメレオン・レンズ"
テレビ朝日 金曜ナイトドラマ「ホリデイラブ」主題歌





46枚目のシングルとして、両A面をカウントすれば50曲目のA面曲として、そして20周年イヤーを迎えるという時期に、こんな「新たなポルノグラフィティの集大成」が生まれたのだ。

発売は3月だが、居ても立ってもいられず早速筆を取った次第である。

とにかく長くなる記事なので、発売までの間のんびり分割して読んでいただければ幸いである。
「面倒くせーよ」という人はひたすら下にスクロールして本文の最後の一文を読んでください。その7文字が僕の言いたいこと全てです。


2018年1月24日水曜日

【ライヴマナー】ライヴ中よく分からないタイミングで叫ぶやつはなんなのか







ポルノグラフィティのツアーは今現在も続いている。

そして案の定というか、またかというか、今回もライヴマナーについての意見が青い鳥となって飛び交っている。
※ちなみにですが、僕はまだ参戦してないのでネタバレはありません。

この論争はライヴごとに巻き起こるから、恒例行事になりつつもあるのだけど、やはりmixiなりTwitterなりが出てきてからより加熱したように思える。

今回も「MC中に叫ぶファン」が取り沙汰されて、色々な意見が巻き起こっている。


ポルノに限ったことではなくて、多少なりとも不快感を与えるものはあるもので、自分なりにどれくらいの不快指数であるか、探ってみたい。




よく分からないタイミングで叫ばれた時の不快指数




ロックのコンサートに"叫び"はつきものである。
しかし、それは血が沸き立つような演奏を前にして、自然と上がるべきものである。

もしメンバーの名前を叫びたいなら、然るべきタイミングというのがあると分かるはずだろう。大方がこのタイミングがおかしいのだ。

明らかにおかしいと思う点は下の2つだ。


①メンバーが話している間(問い掛けを除く)
②バラード曲の直後


②は明らかに余韻を楽しむようなバラードの直後、拍手もまだ鳴り続いているくらいのタイミング。曲に感動して、ではなく「静かになったから叫ぶ」タイプ。CUBEの中だったら即死である。

これを「不快指数」で表してみる。本来は気温と湿度によって状況を決めるものである。真冬に書いていてなんだが、ここだけ真夏を思い出していただきたい。

叫び声を聞いた時の感覚を気温と湿度に置き換えて入力すると、不快指数は「88.9」であった。ちなみに気温35℃の猛暑日、湿度70%という状況である。
参考までに日本人は数値が77を越えるとかなり不快を感じるそうです。

一応我慢できるが、段々と不快さを肌で感じるといったところだろうか。
おそらく、なのだが僕のようにあまり心地よく思わないという人は、一度の経験ではないのではないだろうか。数回の経験が蓄積されて、ジワジワと不快指数を上げているのだ。

つまり一度だけなら「まぁそういう人もいるか」と思えるけど、ライヴ行く度にとなってくると話が違う。


この事について、不快指数以外で何か的確な例えはないものかと思っていたが、なかなか絶妙なものが浮かばない。

因みに真っ先に思い付いたのは、モッシュの中必死に彼女を守ろうとしている彼氏というカップルの構図である。
ただモッシュ経験者しかこの殺意は分からないので却下。

あとは、寝不足で辛い時に本来起きる時間の17分前(二度寝するにも半端な時間)に間違えて叩き起こされるとか、出先で小指の爪だけ伸びてることに気づいた時とか等と考えていたら、何を書きたかったのかわからなくなってきた。


一番近いと思ったのが

「外で知らない人がマスクも手も当てないでしたくしゃみを正面から受けた時の不快感」


である。


「予期できない」
「その出来事がずっと心に引っ掛かる」
「わりと拡散する」
「結構な頻度で出くわす」
「あまりに変わったものだと遠くで笑いが起こる(近くはシャレにならない)」
「時と場所によっては殺意に変わる」
「可愛い女の子なら許せる」


などの理由による。

本当に勘弁願いたい。









叫ぶという行為



ここからは少し真面目に語らせてください。


そもそも仕方ない話ではある。ライヴなんてものは数千~数万の赤の他人たちを一つの箱に収めて時間を共有するのだ。
映画のような数百人の観客ですら、上映中にスマホの画面を確認する輩がいるし、学生時代40人そこらのクラスですらまとまらなかったでしょ。

それだけの人数のイベントをやる上でどうしても皆が皆楽しめるようなライヴを行うのは至難の業なのだ。

しかし、せめて謎のタイミングで叫ぶ人くらいは、行為の愚かさに気づいて欲しい。特に最近毎回のようにいるやたら低音を効かせて大声を出してウケを狙う男のファン(大体が森男の名を叫ぶ)は、ほんの0.0012%ぐらい笑わせているかもしれないが、残りのパーセンテージの人は不快、イラつき、呆れ、憐れみ、侮蔑の目を向けていることに。

限りなく大多数の人はポルノを見に来て、2人の演奏を、声を聴きに来てるんですよ。あなたの声は求めてないんですね。


この書き方で僕がいかにイラついて来ているかは分かるだろうが、とりあえず僕は本当に不快である。何よりウケを狙っているという点が。


最初の話でいうと、最後の一音まで聴かせるようなバラードの演奏後、余韻を噛み締めるように聞き入っている時に空気を切り裂くように名前を叫ぶ必要があるだろうか。静かになったという問題ではないのだ。おそらく映画のエンドロールで喋ったりスマホ見る人種だろう。

一人の声で不快に思って、ライヴの印象がよくなくなるなんて、いくらでもあるのです。しかもファンがそれやるのでしょうか?

もちろんこれはルールではない。マナーの話なので強要するものではない。でも、マナーだからこそみんなの協力が必要なんじゃないでしょうか。

メンバーの名前を変なタイミングで叫ぶ輩には、未来永劫起きなきゃいけない時間の17分前にその叫び声が耳元で大音量で鳴る呪いがかかればいいのに。


何より、アーティストを思うと悲しくなりませんか。楽しんでもらうためのライヴでファンがそんな論争してたら。

だから本来であれば書きたくなかった。けど、叫びたい人がいればそれが不快だという人もいるということ。

その声を上げる前に一度心に掛けていただければ、と願いこの記事を終える。


アミューズフェス(Amuse Fes)に見るライヴマナーとルールの違い
↑以前にも似たようなことを書いてますが。

おっさん臭く言わせて欲しい、"また今度"なんて言ってる間にそのバンド死ぬぞ
星野源の実家に迷惑かけて閉店させた奴はファンとは呼ばない












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