音楽を愛し、楽器(ここではギターとする)にまで手を出してしまった者の末路、そして将来的な悩みは楽器を弾く環境だろう。
日本の住宅事情ではトランジスタアンプですら”ちゃんと”鳴らそうものなら苦情ものである。ヘッドホン対応のアンプなりも今は売っているが、やはりとりあえず音量を上げまくったギターに心は痺れるのだ。
楽器を弾かないまでも、音楽を聴くことだってなるべくなら二軒先から苦情がくるくらいのしっかりした音量で聴きたい。
それに映画も出来れば、素晴らしい音で聴きたいものである。
ということで、もしも将来的に自宅を防音室にリフォームする場合、改装にどれくらいの費用が掛かるのか、調べてみることにした。以前このテーマで書いたことはあったのだが、読み返したらあまりに「内容薄い」と我ながら思ってしまうものだった。
まぁこれ↓はミュージシャン専用マンションを知ってテンション上がって書いたからなぁと。
プライベートスタジオに改築すると予算はどれくらい必要なのか調べてみた
これも含めて夢のまた夢ではあるが、言うのはタダである。
マンションの場合、持ち家の場合等いくつかのケースが想定されるので、やるからには今回は徹底的にやってやろう。
以前は生ドラムが叩けるくらいの防音性という設定にしてしまったが、今回はギターを真空管アンプで鳴らしても大丈夫な部屋というテーマにする。ドラムは電子ドラム想定とする。
その前に少しだけ防音について。
人間の会話音は約60dBほどと言われ、ギターに関してはアコースティックギターで80~90dBくらいの騒音レベルとのことだ。
そして、部屋の中での快適な騒音レベルは40dB以下が目安とされている。つまり防音室を設けるにあたって、この40dBをひとつの基準に考えるといいようだ。
詳しくは下記のサイトを参照していただきたい。
音の大きさdB(デシベル)について
マンションやアパートの場合
一軒家であれば、多少は融通が利くのかもしれないが、マンションやアパートは部屋の広さや、その防音性に関してはかなり制限が多い。
賃貸はさすがに厳しいので分譲の場合を想定する。
まず、マンションの場合は何よりもマンションの規約として楽器の使用についての明記次第である。大丈夫であっても、改装にあたり壁や窓などの工事があるので、その内容が規約に引っ掛かるか否かが重要らしい。
防音室の特性として、機密性が高く、マンションなどコンクリートの建物は湿気との闘いとなる。空調や換気扇、窓などの工事が引っ掛かるかかどうかは特に注意が必要とのこと。
振動や音が伝わりやすいからこそ、生活音に関しても日頃から注意しなけらばならないので、ある程度の防音設備が取り入れられれば、そのストレスが緩和されることにも繋がるのではないかと、ふと考えた。
そうして見ていたら、やはりそういう用途として防音をするという人もいるようだ。特に小さなお子さんのいる家庭では、泣き声や遊ぶ時の音などに気を遣ってる親御さんたちも多いのではないだろうか。
価格については様々な施工例を見たところ6~8畳くらいのケースが多い。そして、価格としては2~300万円の間くらいが多く、その辺りが相場のようだ。
上で触れた生活音に対する防音だけであれば、それよりも価格は下がるようだ。
それでも安くはないけどね。
一軒家の防音室改装
一軒家については2つに分かれる。
新築の際に防音の施工会社も交えて施工する場合と、既に建っている物件の改装である。
新築の場合は新しい建築する時にハウスメーカーと防音工事の業者を交えてあらかじめ防音室の対応をしていく方法と、建ててから(或いは建て売りの場合)リフォームする形がある。
新築時に防音工事の業者を交えてやれば解体費等は掛からないそうだ。ハウスメーカーから防音業者を指定してくる場合があるそうだが、金額面や工事実績などを踏まえ、最終的には信頼できる業者を自分でしっかり選択し任せる方が懸命だという。
ということで屋上屋を架すようなことであるが、事例を見ていた。
2階をシアタールームにリフォーム。エレキ楽器演奏などもできる家族で楽しめる部屋
あったよ!ケンちゃん
理想の部屋が!
価格は載ってませんが、約16.4帖(約5坪)ということで4~500万円くらいでしょうか。
音楽、楽器、映画趣味にとってまさに理想の部屋だはないか。こんな部屋、欲しいわ。
ここまで改装を前提に見てきたが、一応最後に防音室についても触れておく。
防音室
防音室
費用面だけで行けばリフォームするよりも余程リーズナブルなのだが、よほどの広さの家でなければ一般家庭であれば確実に邪魔以外の何物でもない。
部屋の片隅にこれがあったら間違いなく嫁に良い顔されない。
費用の目安については、以下を参照いただきたい。
それでもアンプをしっかり鳴らしてギターを堪能するには、あればあるで助かる設備ではないだろうか。
以前とあるお店の試奏場所として使ったことあるが、若干圧迫感と長時間いると息苦しさを感じたことはここに記しておく。
ということで、防音に関して調べてきたが、やはり普通のサラリーマンには相当にキツい金額である。
500円貯金しよっと。
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