ハナタレポンコツギタリストのブログ。 当初はギタリストの機材を調べるつもりで始めたのに、今ではすっかり歌詞解釈がメインとなってます。ポルノグラフィティ、ハルカトミユキ中心だけど、基本何でもあり。
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2018年4月7日土曜日
ラーメンズオタクが選ぶ秀逸なオススメコントまとめ
年下の知り合いと話しててなんかの拍子に「ラーメンズ」の話をしたら、誰か分からないと言われた。
確かにテレビはそんなに出ないし、そもそも最近はコンビでの活動も少ないので知らない人がいてもおかしくない。
もちろん好き嫌いの好みはあるだろうけど、個人的にはフラッシュ動画が盛んだった頃から大好きな人たちなので、いくつかコントを選んで紹介していきたい。
2018年4月6日金曜日
「Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25」Blu-rayレビュー
Mr.Childrenのライヴ映像作品「DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25」がリリースされた。
先日このライヴで使用していた桜井和寿のギターについての記事を涎を垂らしながら書いたが、今回はあらためて映像作品として振り返ろう。
(「ヒカリノアトリエ」についてもいずれ書く、かも)
各楽曲についてはライヴレポで触れているので、今回映像作品を見返して感じたこと、日産スタジアム公演と違っていたこと等を中心に書いていきたい。
※シングルPVについてはまだ見きっていないので割愛させていただきます
なぜ1曲目が"CENTER OF UNIVERSE"だったのか
25周年。Mr.Childrenの活動とすると「あれ?まだ25周年だっけ? 」と最初に感じた。
なぜかというと同年にスピッツの30周年ツアーを縁あって見ていたからである。スピッツとミスチルはほぼ同年代という感覚だから、5年も開きがあるのだなと驚いた。
それはさておき、Mr.Children25周年である。
数々のヒストリー、 Mr.Childrenがその先に奏でた音楽は「Thanksgiving(感謝祭)」の名に相応しい華々しいステージとなった。
あらためてオープニングのシーケンスが秀逸である。今までのアートワークのコラージュ、バックバンドたちによる"Over"、"Dive"、"ヒカリノアトリエ"の演奏。25周年という決して短くない年月、Mr.Childrenの世界を広げる素晴らしいオープニングである。
そして1曲目に選ばれたのは"CENTER OF UNIVERSE"。
この始まりについて、お祭りムードのライヴとして意外な導入であると思っていた。人気はあるが、シングルではないし、"祝祭"の1曲目としては比較的大人しめな選曲だなと感じていたのだ。
しかし今回あらためて映像で見ると決してそんなことなくて、この選曲にはこんな意味があったのではないか、そんな考察をまず書きたい。
"CENTER OF UNIVERSE"において歌われる。
ここはそうCENTER OF UNIVERSE
そうだ。
今ここに、世界の全てがあるのだ。
どんな日常を過ごしていたとしても、ライヴの一時は、その全てを呑み込んで凌駕してしまう。音楽によって、日常を忘れさせてくれる、或いはまた一歩踏み出させてくれる。
だからこそ今この瞬間を音楽に身を委ねて楽しんで欲しい、というメッセージのようだ。
だからこそ「僕こそが中心です」というフレーズが全くエゴイスティックにならないのは、そんな大きな包容力を伴っているからだ。
たまたま今書いている別の記事でThe Beatlesの"Across The Universe"の歌詞について触れていた。
この曲においての「Universe」は世界のことでもあるし、同時に自分の内面世界までも内包している言葉ではないかと書いた。
「世界と自分」Mr.Childrenの音楽、桜井和寿という人間が常に歌っているテーマである。
自由競争こそ資本主義社会
いつだって金がものを言う
ブランド志向 学歴社会 離婚問題 芸能界
でも本当に価値ある物とは一体何だ?
国家 宗教 自由 それとも愛
一日中悩んだよ
でも結局それって理屈じゃない
理屈じゃないもの、それを表現することが音楽なのだ。
どんなくだらない話題が世の中を席巻しても、LIVEという空間はそれをエンターテイメントに変えてしまう魔法がある。
だからこそ"CENTER OF UNIVERSE"が1曲目というのは、これほど相応しいオープニングはないと思えたのだ。実はもうひとつ理由があるが、それは最後に。
前後してしまうが、ライヴ自体が凄まじいこともさることながら、それを切り取る映像美、それもまた素晴らしい。
会場の解放感や、抜けるような空、その雰囲気だけでも見応え十分となっている。特に映像の質感が良いので、ぜひBlu-ray盤をオススメしたい。
前半のポップネスな雰囲気と、後半のロック色強い展開の映像の違いなど、映像を追うだけでもMr.Childrenというバンドのあらゆる側面を楽しめるようになっていて、曲ごとにきちんと丁寧に作られていることが窺える。
そして映像作品の特徴のひとつは観客たちを映すショットだろう。
時折映る映像。25周年の日々の重さが観客たちの顔にも表れていて、それぞれの曲に、1人ひとり違う想いを乗せている姿、THE YELLOW MONKEYの映画「オトトキ」もそうだったが、最近本当にこういう映像に弱いのだ。
ステージメンバーも演奏しながらみんな本当に楽しそうだ。
僕はもう田原健一やナカケーが楽しそうな姿だけで泣けてしまうのだ。もしかしたら観客以上に自分たちが楽しんでいるのではというくらい表情豊かな姿が映っている。
特に"ヒカリノアトリエ"の前のMCにもあるように「Mr.Children、 ヒカリノアトリエで虹の絵を描く」のバンドメンバーたちの信頼の強さは今回もしっかり描かれている。
それにしても本当に、僕はたまたままだ全くデビューしたての頃からチャラン・ポ・ランタンを見てきたが、あの小春姐さんがこんなにMr.Childrenのステージで愛される存在になるなんて、世の中分からないものである。
夏
日産スタジアムでは演奏されなかった曲として最も印象的なのは"君がいた夏"だ。日産スタジアムではここは"CROSS ROAD"であった。
"CROSS ROAD"~"innocent world"~"Tomorrow never knows"という何百万枚売り上げんねんというリレーも凄かったが、この場であらためてデビュー曲が披露されたということもそれはそれで感慨深いものである。合間で当時のPVを挟む映像演出がまた良いアレンジであった。
「未完」ツアーの時の"CHILDREN'S WORLD"もそうだが、初期の曲を瑞々しさを放ちながらも貫禄ある演奏に持っていける力に、25年のキャリアを見せつけられているようだ。
このライヴが収録された9月9日、まさに夏の終わりのような日(最近は夏が長いが)に、この曲の持つ夏の終わり特有の寂しさが相まってエモーショナルな気持ちに拍車をかける。
夏が終わる、それは新しい季節の始まりでもあるのだ。
もう1曲、夏にまつわる大切な曲、"1999年、夏、沖縄"について。
沖縄という土地が持つ歴史、抱えている問題、それについて僕が何か言う権利はない。それぞれの主張、どちらが正しいかなんて僕が決めてはいけない。
それでも言えることは、過去2度訪れたことのある沖縄という場所、そこにいたその場所の気候のように暖かい人々とその土地の記憶である。
まさに歌詞にあるように自分も30歳を越え、この曲が今まで以上に、途方もないほど大きな存在となって自分に染み込んできた。同時に、リリース時と変わらず、この曲が"響いてしまう"こと、その重さを感じた。
ただひとつ、桜井さんに反論したい。僕は必死に働いた後のお酒よりも、最高のライヴの後のビールがこの世で一番美味しいお酒だということを。
(まぁ桜井和寿本人はライヴこそが仕事なんだけど)
もう1つ、夏の花といえば。
そう、あの曲。
このツアーで最も白眉だったもの、それは間違いなく"himawari"という曲の存在。
CD版で若干感じた物足りなさ(今はすっかり好きになったけど)を、ライヴでは全く違う、もはや別物ともいえる次元にまで昇華させた恐ろしい名曲。
熊本でも変わらず「この曲でみんなをやっつけにきました」と叫んだ桜井和寿。それは映像としても十二分に表れていて、今回もまた僕はやられてしまったのだった。
もちろん生で体感した"それ"の恐ろしさにも似た衝撃たるや、凄いものであったが。その片鱗をこの作品で確実に体感することができるだろう。
あ、夏の花といえば"HANABI"もそうか、なんて。
終わりなき旅
歴史の重みを感じるように、あまりに濃厚な3時間超えのライヴ。そんなライヴの最後は"終わりなき旅"。
バラエティ豊かなサポートメンバーとではなく、メンバー4人+SUNNYというシンプルな構成だ。
ライヴレポにも書いたが、そんなシンプルな構成なのに、このライヴで最も熱量が高い部類の演奏だ。言い切れないのは"himawari"が同レベルでの熱量を誇っているからである。
"足音 〜Be Strong"において、
疲れて歩けないんなら 立ち止まってしがみついていれば
地球は回っていって きっといい方向へ 僕らを運んでくれる
このフレーズって、今までそこまで意識してなかったのだけど。この度、あらためてこのフレーズが優しく心に刺さってきた。人生という"終わりなき旅"、それは歩み続けるだけではない。時にはその歩みを止めて時に身を委ねることも大切なのだ。
地球が回っているように、時間はどんな時であっても進んでいる。自分が進むことでも世界は変わる。同時に、動き続ける世界によっても自分は変わって行くことができる。
その1つの要素が音楽なのだ。
歩みを止めても、歩いていても、高い壁を乗り越えようとしている時も。そこに音楽がいつもあって、寄り添ってくれて、時には背中を押してくれた。
「感謝祭」の名のもとに、過去を振り替える沢山の曲たちを演奏してきたが、最後に感じるのは、そんな過去の先にある未来。
だからこそ、Mr.Childrenは過去のバンドには決してなっていないのだ。
胸に抱え込んだ迷いが プラスの力に変わるように
このフレーズに僕らはいつだって励まされてきた。今回それが更に力強さが増したような気がしていた。なぜかといえば、1曲目"CENTER OF UNIVERSE"の冒頭のフレーズは、
プラス思考が裏目に出ちゃったら 唄でも歌って気晴らし
なのである。この対の構造に遅まきながら気づいた瞬間、鳥肌とともに、更なる感動が心を吹き抜けた。
マイナスの心が少しでもプラスに変わるように、しかしそれが時には裏目に出てしまったなら、立ち止まったり歌を唄えばいい。立ち止まったとしても、世界は動き続けて、いつの間にかきっといい方向へ、僕らを導いてくれるかもしれない。
まるで円環のように、そこでいつまでも巡り続ける音楽、その興奮の坩堝。
そうだ。だからいつもそこにはMr.Childrenの音楽があったではないか。
まさに"終わりなき旅"がそこにあるのだ。
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【Thanksgiving 25】ミスチル桜井和寿使用機材(ギター)まとめ+おまけ
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【ライヴレポ】Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25. セットリストと感想 後編
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2018年4月4日水曜日
【Thanksgiving 25】ミスチル桜井和寿使用機材(ギター)まとめ+おまけ
※敬称略
※但し田原健一に関しては「田原氏」或いは「皇帝」と呼びたいのでそちらを使用する
先日発売されたMr.Childrenの「DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25」を見た。内容は云わずもがな、とんでもないセットリストと25周年に相応しい貫禄の演奏を見せつけられる圧巻の内容であった。
僕は"シーソーゲーム ~勇敢な恋の歌~"のイントロで音楽って楽しいなぁ、あぁ素晴らしいなと感動してもう泣いていた。
そこでよく目についたのが桜井和寿の使用機材である。田原氏のギターはもちろんのことだが、桜井和寿ギターはちょっと目を引くような、ちょっと変わったものが多い。
ということで、ギタリストの皇帝を差し置いて、桜井和寿の機材についてまとめて見てみよう。
Martin D-28
今回のほぼメインと言っても過言ではないアコースティックギター。特徴はなんといっても目を引くレスターフラットのピックガード。
レスターフラットはブルーグラス(Bluegrass music)系のミュージシャンです。
元々「深海」のレコーディングで訪れたニューヨークで57年製のD-28が目につき(やはりピックガードが目に入って気になったそう)、購入。
そのギターをとても気に入り、2000年にカスタムオーダーでこのギターに似せたものを制作してもらうほど。なお、現在使用しているのはこの2000年に制作したカスタムモデル。
レスターフラットモデルは結構根強く人気があるようで、ピックガードを売っていたり、K.Yairiなどでもコピーモデルを取り扱っている。
ストラップはMOODY STRAPSのものを使用している。赤字のロゴは珍しい(気がする)
アコギでは"1999年、夏、沖縄"では別のMartinギターを使用している。おそらくD-45かな。
Guitars・R・US テレキャスター Blue Flower
"終わりなき旅"や"足音 〜Be Strong"で使用。
こちらも代名詞といえるギター。このツアーではこのギターを模したうちわがグッズになるほどである。もちろん買いました。
ちなみにフェンダージャパン製のものは2016年に熊本の震災のチャリティにサイン入で出品している。
もちろん落札済でどこかの家の家宝となっていことだろう。落札額については明言されていないが数百万はくだらないだろう。
なんといっても目を引く鮮やかな、体調良くない時に見たら若干うっとなりそうなルックスである。
元々はフェンダーがテレキャスターに壁紙を張り付けてラッカーを吹いたのが始まり、とか。それをフェンダージャパンで復刻させたモデルが発売されている。10万円くらいなので、ミスチルをコピーしたい人は必見である。
……10万円"くらい"と普通に書いている自分に愕然とした。
フロントのピックアップがハムバッカーになってるのが特徴。
カポタスト Kyser(カイザー) KG6TD
なにげに今回の映像作品で一番目を引いたのが、このカポ。鮮やかなカラーリングがとても気になった。
桜井和寿は元々カイザーのカポタストを使用していたが、このカラーは最近使用し出したのだろうか。
模様が品毎に異なる1点ものになるみたいです。
他の色も素敵。
Crews Maniac Sound OSA-60 Bg Cadillac Green
おまけがてら少し遡っていくがREFLECTION関連のツアーで"Starting Over"で使用したいたのがCrewsのES-335モデル。
ビグズビーとキャデラックグリーンのルックスが良いですね。
Crewsのギターは国内メーカーの中でも人気ありますよね。
Crewsのギターではないですが、Crewsの方が立ちあげたRabbit isというブランドのギターがとても欲しいと思っています。以前にも少し書きましたが。
うさぎギター!?気になっている機材~Rabbit is
誰かください。
Versoul Buxom6 Jumbo "Gold Label"
Versoul(ヴァーソウル)という耳馴染みのないブランドのアコギ。しかしルックスを見れば「あのギターだ!」とピンとくる方も多いのではないだろうか。
その青いルックスは一度見たら目に焼き付いて離れない。
このブランドはフィンランドはヘルシンキの工房で制作されているギターである。そう言われてみると北欧特有の色使いには見えて来ないだろうか。お近くの国のIKEAのショールームが似合いそうなカラーリングである。
紹介を読んでみると、
Versoul Guitar全てのナット及びアコースティックギターのブリッジには、フィンランド産のトナカイの脛骨が使用されています。
!?
さすが北欧。
国内ではなかなか出回ってない逸品で、情報少な過ぎます。価格すらもあまり出てこない始末。しかし、僕は見知らぬ人のFacebookの投稿のコメント欄まで行き着き、参考価格を突き止めた。
その価格は86万円。
僕はそっとブラウザを閉じた。
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