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2017年2月24日金曜日

おこがましいがハルカトミユキの”夜明けの月”は俺のための歌だ






ハルカトミユキの昨年リリースしたアルバム「LOVELESS/ARTLESS」の中の収録曲”夜明けの月”


アルバムの感想でも好きだと書いたし、日比谷野音の感想でも書いたけど、まだ書き足らない。
ということで2017年にもなって、いまだに熱が冷めないこの曲についての想いを書いていく。


と思ったが、あまりにも思い入れが強すぎてとんでもない文字数になりそうである。
※かなり削りました


こういう感情が先走った記事はきっと多くの人に読まれるものにはならないだろう。だが、たった1人であっても伝わればいい、そんな気持ちを全身全霊込めて書く。





ハルカトミユキの時代性








アルバムのラストナンバーでもあり最大のハイライトともいえる楽曲である。

アルバム「LOVELESS/ARTLESS」自体がハルカトミユキの2016年の"今"を切り取ったアルバムであった。


ハルカトミユキの音楽は常に時代を意識していた。
目まぐるしく動く時代を切り取っていながら、普遍的なテーマを投げかけているのだ。


しかしながら、そのメッセージ性が強すぎるあまり、逆に万人に届くタイプのアーティストではないことも確かである。


以前知り合いにハルカトミユキを薦めてみたが「歌詞が重い」といってthe telephonesを聴いていた。とりあえず殴っておいたが、ほとんどの人がそんな感じだろう。娯楽として聴く音楽にメッセージ性を求めたくない気持ちは分からなくはないが。


その反面、そのメッセージが伝わる人間には響きすぎるほど響く曲たちとなっていることが多い。


良くも悪くも今の時代はメッセージ性の強い曲を求められていない時代になっている。
個人的な見解になってしまうが、それはSNS等で個人が声を挙げられるようになったからではないか。

つまり、音楽に代弁してもらわなくて良くなったのだ。
代わりに求められたのが「共感」である。

この共感というやつは、アーティストにとっては果たしていいものかと思っている。
共感という言葉の意味が軽くなった。


共感が必要とされる時代になり、安易で安っぽい共感が溢れた。
安易さが蔓延してしまうとどうなるか、人は考えなくなるのだ。

物事を深く考えようとはしなくなる。もちろん全ての物事について考えていては、消耗しすぎて壊れてしまうだろう。先の知人の話も同様である。

しかしあまりにも感覚が優先されすぎてないだろうか。
何事もバランスなのだ。

思考と感覚をシーソーにかけて、釣り合うくらいがちょうどいいのではないか。
最近そんなことを考える。


何を思ってこんなことを書いてるかといえば、残らないからだ。お手軽な共感は心に深い傷をつけて残ることはない。

僕は心に刻みつけられるような音楽を聴きたい、そのために音楽を探し続けているのだ。


そんな中でハルカトミユキを知り、沢山の曲に触れ、そして2016年にこの"夜明けの月"と出会えた。


ここでようやく前置きを終える。









夜明けの月の真っ直ぐさ




長々と書いてしまったが、なぜ僕がこれほどこの曲に思い入れが深くなったのかを書くためには必要であった。

ここからが本題である。

ハルカトミユキの音楽はどこかひねくれていることが多いのだが、"夜明けの月"は今までの中でも随一の真っ直ぐな歌詞とアレンジである。


この曲の特徴はメンバーの作曲ではないことだと思う。

アルバムのプロデューサーやここ最近のライヴのサポートギターとして参加している野村陽一郎氏の提供曲である。


この曲についてアルバムの特設サイトにて2人はこんなコメントを寄せている。
それぞれ一部を抜粋する。


夜明けの月は、消えそうで頼りないけれど、絶対に消えないでいつもそこにある。
そんな風に大切な人を守りたいし、歌を歌う人間として、そっと心に寄り添える歌を作りたい。
そう思ったら、今までにないくらいまっすぐな、優しい歌が書けた。
ハルカ


こんなにもストレートな愛の歌ができるなんて!
誰が聴いてもわかる歌詞。誰が聴いても自分のことに置き換えられる歌詞。
不器用な人が不器用なりに愛を訴えていて、私はハルカの歌詞にこんなに共感できたのは初めてかもしれない。
ミユキ


2人も「まっすぐ」だったり「ストレート」という言葉を使っている。
さらに、skreamのインタビューでは


この曲は、ひねくれた私が(笑)飾らない状態で、今まで書けなかったまっすぐさが初めて表現できたと思うから、すごく好きな曲になりました。まさに曲に呼ばれた歌詞だと思うんですけど、これが書けたことっていうのは、これから歌詞を書くうえでもすごく大きいなって。
ハルカ
http://skream.jp/interview/2016/08/harukatomiyuki_3.php


と言っていたり、提供曲であったからこそ真っ直ぐで素直な言葉が並んだということを伺わせる。

僕はどちらかといえばひねくれている人間なので、ストレートな歌詞よりも、ひねくれた歌詞が好きな傾向にある。ハルカトミユキについても、そこに惹かれていた。


しかし、そんなひねくれていた2人(特にハルカ)をずっと見てきたからこそ、結果的にこのストレートな歌詞が、どんな尖った言葉よりも突き刺さるものとなっている。

そんな真っ直ぐな言葉を生み出したくらい"飾らない"真っ直ぐなメロディだったのだ。





太陽になれないそんな僕だけど、君の足元を照らす月になろう




1番サビの歌詞


太陽になれないそんな僕だけど
君の足元を照らす月になろう


僕はいつ聴いてもこの部分に涙してしまう。

少し身の上話になってしまうが、僕は恋愛ということにおいて不安になってしまうことがある。
こんな自分でいいのだろうかといつも自問自答してしまう。

スマートな立ち振舞いなんてできないし、気も利かない、人には迷惑掛けっぱなしである。だけどそれでも、そんな気持ちを抱えていた。


そして、2016年になりこの曲と出会った。


太陽のように君を明るく照らしてあげられなくても、闇夜を薄明かりでも照らす月になろう、そう言われた時に、こんな自分でも良いのではないかと、肯定された気がしたのだ。

ハルカトミユキの2人はたぶん自分より2~3歳年下だけど、その人たちの言葉にこんなに揺さぶられていいのかと恥ずかしさもあるが、事実なので仕方あるまい。


自分の抱えた、沢山の醜さや不安、ありとあらゆるものを取り払って残ったもの、それがこの歌詞に共鳴した。
ライヴレポでも書いたが、そこで僕は真の意味での"共感"を抱いたのだ。

大袈裟かもしれないけど「俺のために歌ってくれた」くらいまで思ってしまっている。


この2行はとても綺麗な言葉が並んでいる。しかし、それが綺麗事にはなっていない。
それはこの言葉がドロドロと汚れた泥の中から掬い上げた光る言葉であるからだ。


その感情こそが、自分の漫然と抱えていた想いの答えであり、願いであった。

僕は本来の共感はそんなに生易しいものではないと思っている、それは自分の本心と向き合ってさらけ出すことであるからだ。


僕がなぜハルカトミユキに惹かれたのか、これほどまでに強い思い入れをもってきたのか、その答えが"夜明けの月"全てに集約されているのだ。



あの日の野音で




幸せでいっぱいの時は、歌なんて忘れてください。つらくてしかたない時は思い出してください。夜明けの月みたいにずっとそこにいます


あの日の野音、"夜明けの月"はこの言葉で始まった。

音楽に救われたことがあるだろうか。

僕は何度となく救われた。
こうして言葉にすると陳腐に聞こえてしまうが、あの日の野音でまた僕は音楽に救われた。


CDの時から掛け値なしに素晴らしい曲だと思っていた。
しかし、あの日、あの時野音で聴いた"夜明けの月"は何もかもを超越していた。

単に「感動」と言ってしまうことも惜しい。そんな一言に押し込められるほど単純明快な気持ちではないのだ。
心にある綺麗なものも汚いものも全部散弾銃で打ち抜かれた。


ポール・オースターの作品に『ムーン・パレス』という小説がある。
ここ数日でたまたま再読していた。





その中でこんな言葉がある「太陽は過去であり、地球は現在であり、月は未来である」


月は未来なのだ。


一人悩みを抱えているのは、いつも夜である。


そんな夜を乗り越えた先には「夜明けの月」が浮かんでいる。
たとえ見えなくても、確かにそこにある。


僕にとってその月は音楽なのだ。


昨年の野音の"奇跡を祈ることはもうしない"の前にハルカが前口上で語っていた、


慰めも同情も幸せも、あなたにくれと頼んだ覚えはない
その代わり、もう、他人のせいにはしない
奇跡を祈ることはもうしない


僕には「奇跡を祈ることはもうしない」と言い切れる強さはない。
だからこそ僕は音楽にすがって生きている。

夜明けの月を見上げながら。


さて、当初この調子でひたすら書こうと思っていた。
なんせサビの2行だけでここまで書いてしまったのだ。

他の歌詞にも書きたいことはたくさんある。

たとえば2番のサビと、ポルノの"アゲハ蝶"の自己犠牲との対比とか、そんなことを書いて行くと1万字を余裕で越えてしまう。
最初に書いたとおり、ここまででもかなり文章削ったくらいだ。


もしかしたら、いずれ続きを書くかもしれないけど、とにかく今はここまで書けて満足してもいるのだ。

ここまで読んだ人がどれほどいるか分からない。

でも、誰か1人でもここまで読んでいただけたのなら、僕はそれでいい。

ありがとうございました。









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2017年2月23日木曜日

LUCKY TAPES オシャレ・シティポップバンドはSuchmosだけじゃない







LUCKY TAPESというバンドを紹介したい。







デビューアルバムの「The SHOW」が当時タワレコメンになってプッシュされてたのでその名を耳にした方もいるかもしれない


というか僕はそれで知ったんだけど。









シティポップ




最近はSuchmosceroあたりが話題をかっさらっている。Suchmosは1年前から猛プッシュしてた気がするが。大まかな分類でいくところのシティポップである。
このシティポップって概念はなかなか分類が難しいが、LUCKY TAPAESもシティポップの一端を担っている。


先にも挙げたバンドはブラックミュージックをルーツの1つとしているケースが多い。
ものすごくざっくりというと「横揺れ」を意識している音楽である。


ひと昔前はとにかくロック!縦ノリ!のような音楽性がシーンを担っていたが、2013年くらいから特に増えてきた(表面に出てきた)ように感じる。


このシーンの変化は2008~2009年頃の海外のトレンドから来ているんじゃないかなと思った。Two Door Cinema ClubやVampire Weekendなどが話題をさらった辺りである。

インディーロックのブームでホステス系のバンドが盛んになって、それに影響を受けているミュージシャンも出てきている。


フェスブームの反動で縦ノリばかりでなく横揺れを意識したサウンドが注目されたこともあるだろう。

なので一口にシティポップといってもブラックミュージックルーツばかりではない。







そんな中でLUCKY TAPAESの音楽性について、ヴォーカル高橋海のインタビューを引用してみる。


ceroや星野源さん、きのこ帝国やindigo la Endなどよく聴きます。
海外だと、Phoenix や Breakbot から Al Green や Carole King までさまざまです。


フレンチポップ、ファンク、ソウル、ポップまで様々なジャンルに影響を受けているようだ。



MOONにやられた








「The SHOW」がタワレコメンに選出されたことや、その音楽性で注目されていたけど、個人的にさらに好きになったのがシングル「MOON」である。


個人的にこのシングル3曲ともとにかく気に入っていて、今でもよく聴いている。
余談だが、2ndアルバムにこのシングルから2曲は入っているが、3曲目の"体温"も名曲なので是非3曲通しで聴いて欲しい。


1stではどちらかといえば華やかなポップスや軽快なファンクビートがメインであったが、このシングルではメロウなナンバーが増えた。


【関連記事】
音楽用語メロウ、ダウナー、シンコペーションの意味を答えられますか?Part.1


また、それまでは日本語詞はないことはないものの全体的には英語詞が中心であったが、このシングルでは3曲とも日本語詞が使われている。
インタビューを読むと、最初に出来上がったオケに合わせて英語と日本語を使い分けているとのことだ。







それで"MOON"についてなのだが、まず曲がいい。
星野源の"Snow Men"もそうなのだが、こういう曲調をやられると、僕はほぼ無条件で好きになる。

あとMVに出てる武居詩織が可愛すぎる。


さらには演奏がどれもこれもとても素晴らしいのだ。

特にベースはLUCKY TAPESの要となっているといって過言はないほど聞き応えのある演奏である。
ベースだけに注目しても楽しめるはずだ。


そして、それだけでも十分満たされてるところに、最後のご褒美のようなギターソロがこれまた胸を撃たれるような気持ちになる。流れが好きすぎて破壊される。

アウトロはそれなりに長いが、飽きるどころかあと5周くらい聴きたいほどである。

2曲目の"パレード"も素晴らしい。






イントロのギターから最高。



LIVE



僕はPredawnがものすごく大好きなのだが、たまたまLUCKY TAPAESとツーマンが去年あり、それを見に行った。
※先日もタワレコのイベントでこの組み合わせのイベントがあった








そこで初めてライヴを見たけど、ライヴも本当に良くて、興味もった人は是非ライヴも見て欲しい。
こういった音楽は生で聴くとより一層身体が動く。






Suchmosでこのジャンルに興味を持った方は是非どうぞ。










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2017年2月22日水曜日

ポルノグラフィティファンでない人間をポルノ友に引きずり込むための傾向と対策






ポルノグラフィティをそこまで好きではない人にも広めるには、あわよくばその人をファンにするにはどうしたら良いだろうか。

そんな傾向と対策をふと考えた。

実りのある話が全くない記事なので気楽に読んでいただきたい。




何曲かはなんとなく知ってる層




もちろん、今でもポルノグラフィティはたくさんのファンを抱えている。
十分ととらえている人もさぞ沢山いるだろう。

しかし、音楽性でいえばもっと多くの人に届くはずなのである。


「好き」を10段階に分けて10を"信者"、1を"名前なら知ってる"レベルとする。
そうした時にファンと呼ばれるようになるのは7以降とする。つまり7~10の間をファンとする。

前置きが長すぎて我ながら鬱陶しい。


こうした時に全日本人にアンケートを取ったらポルノグラフィティで多いのは3~5くらいの人だと思う。


「名前を知ってるし有名曲ならそこそこ知っている」くらいの層である。「あーサウダージとかアゲハ蝶ね」くらいの反応はしてくれる人だ。


「何曲か好き」というだけで、少なくともポルノグラフィティのファンになる素質は秘めている。
たとえば「歌声が気にくわない」とか言われたらこの時点でアウトだからだ。


では、そんなライト層を引き込むにはどうしたら良いか考えてみよう。


「そんなことしないでいいよ」とか「ファン増えて欲しくない」という人もいるだろうが、それはお門違いである。なぜなら、それならリリースの度にプロモーションをする必要なんてないからである。

プロモーションでテレビや雑誌に出るのはファンサービスではなく、世の中の人により多くポルノグラフィティの新曲を知らせる手段なのだ。


だからこそファン目線からこういう至極はた迷惑で余計なお世話な記事を書いてみる。









CDを貸そう




まずは様子見である。

とにかく音源を聴いてもらう。音楽なのだから当たり前だ。


しかし、ここで僕は重大な事実に気づいたのだ。


もしかして、今の若い人はCD聴ける環境にない?ということだ。


僕らの世代はCDがあってなんぼであった。音楽はCDでありCDこそ音楽であった。


しかしあらためて考えて見るとそうとも言えないのではないかと思えてきた。
若者の大半はCDプレーヤーを持ってない、その上多くの若者がパソコンすら持ってないというケースが増えているらしい。


そうすると、どう考えてもCDを聴く手段がないのだ。


15年後くらい先にはCD渡しても「なにこれBlu-ray?」とか返ってくる世の中になってる可能性さえある。
もうすでにMDだって過去の産物となっているのだ。


それでも一応音楽から薦めるには聴かせていくのが一番ではないか。
たとえば"サウダージ"や"アゲハ蝶"が好きと言えば"ジョバイロ"や"オー!リバル"はまず好きである。

たぶん"ミステーロ"も好きなので、そこから徐々にラテン系からロック系の曲へと導けばいいのだ。そこら辺くれば大体ファンになってる。
最初からロック系の曲を好きであるならば、もっと話が早い。しっかり深みへ誘導して一気に引きずりこもう。


きっと君ならできる。




ライヴに連れていこう










それだ。

これが一番手っ取り早い。

なぜなら僕はこれで十数年来の友人をこっちの世界に引きずり込んだからである。


ポルノグラフィティの魅力といえばなんと言ってもライヴである。
ライヴの楽しさに触れればきっとイチコロである。アベックで、連れて来られた彼氏が逆にハマってしまうということもあるという。


テレビくらいでしかポルノグラフィティを知らない人は、その人柄と緩さ、演奏になった瞬間の豹変にきっと虜になってしまうこと間違いない。なんで僕はさっきからかろうじて死語を書いているのだろうか。


しかし、懸念もなくはない。

ライヴのあのファンによる凄まじいまでの一体感、引かれないだろうか?


いや、違う。


これに引かなければファンになる要素が大いにあると言えよう。
というか一体感ならKEYTALKの方がよっぽど…






よし、みんなでライヴに行こう。


チケットがダブったからって、チケットキャンプ使ってる場合じゃない。


周りの友達を誘ってみよう。

もしかしたら、生涯のポル友は君のすぐ傍にいるかもしれない。


ビクトリー!


なんだこの記事!!



【関連記事】
日常生活でポルノグラフィティへの愛が溢れ出してしまう瞬間
第一回ポルノグラフィティファン度測定テスト














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【関暁夫都市伝説】服部半蔵=松尾芭蕉は本当なのか検証してみる








Mr.都市伝説の関暁夫が紹介した都市伝説を勝手に検証していくシリーズ(?)。

今回は、

「服部半蔵の正体は松尾芭蕉だった」


というもの。


個人的に面白い話だったので、ちょっと掘り下げて調べてみたいと思う。










都市伝説について




まずはこの都市伝説の紹介しよう。内容は、


  1. 戦国時代に徳川家は「特殊部隊」を開発した
  2. その一員である服部半蔵は徳川の天下統一後に「自由に旅をしたい」という申し出をした
  3. そして服部半蔵は松尾芭蕉として日本中に旅に出た
  4. その際に徳川家の埋蔵金の情報を「かごめかごめ」の暗号に込めて日本中に広めた

というもの。


そしてその根拠として


旅に出た当時、松尾芭蕉は45歳。その年齢で整備もされてない道のりを総距離2,400kmを歩いた。
※北海道の稚内から沖縄の那覇が2,460~2,500kmくらい






まだ関所があり、国の移動が現在のように容易ではない時代に日本全国を回ることができた。

というのも理由にある。


ちなみに参考だが四国八十八箇所のお遍路巡りは総距離 1,400kmで4~50日かかる。つまり、お遍路よりも1,000kmよりも多く歩くということになるのだ。水曜どうでしょうなら大喧嘩になってる



服部半蔵と松尾芭蕉







服部半蔵と松尾芭蕉、生まれを見てみよう。


服部半蔵は天文12年(1542年)の生まれ 慶長元年(1596年)の没
松尾芭蕉は寛永21年(1644年)の生まれ 元禄7年(1694年)の没


とされている。
つまり出生において、すでにかなり食い違いがあるということになる。


もちろん文献が本当に正しいかどうか定か出ではないし、服部半蔵は何代もいるので初代ではないなどの仮説は立てることはできる。


しかしながら、徳川埋蔵金とかごめかごめの関係や芭蕉が広めた説というのはちょっと厳しいかもしれない。


2人とも伊賀がルーツであり、この部分が都市伝説に信憑性を持たせている要因である。
どちらも政府に対して大きな貢献をもたせたということは間違いないのだ


では、松尾芭蕉についてもう少し詳しく見てみよう。



松尾芭蕉は政府の人間か




松尾芭蕉こと、本名松尾宗房は上記のとおり伊賀の国に生まれる。松尾家は百姓の家系であったが藤堂高虎によって準武士となり苗字が与えられたという。


なぜ芭蕉は自由に国の行き来ができたのだろうか。


当時松尾芭蕉は俳句の名人として名をはせており、その芭蕉が旅をして句集を作るということで旅の許可がおりたというのが通説のようである。


一方で松尾芭蕉は服部半蔵ではないけれども忍者であり、政府の仕事を内密に行っていたと僕は思っている。


理由は視察とかそういった内容だろうか。
水戸黄門みたいだな。


そうした政府の仕事をするということで松尾芭蕉は自由に旅をすることができた、のではないか。

ここまで調べても謎の多き人間である。




最後に余談だが「芭蕉」という名前を、本人は旧仮名表記で「はせを」と書いていた。「はせを」と訊いて、もしかしたらピンとくる人がいるかどうかは分からないが、僕はハッとした。


映画「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの原作「指輪物語」でアラゴルンが呼ばれている名が「馳夫(はせお)」なのだ。気になって調べてみると、





こんなツイートがあった。、翻訳時に瀬田貞二氏が旅をするアラゴルンと松尾芭蕉を重ねた可能性があると思うと、とても面白いなと思う。

都市伝説というよりは小ネタでした。








【関連記事】
【都市伝説】関暁夫が語るトランスヒューマニズム 銀河鉄道999とX-ファイルが予期した未来
奥の細道を水曜どうでしょう風にしてみる(企画発表編)


☆都市伝説関連










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2017年2月21日火曜日

ポルノグラフィティ新藤晴一のカフェイン11レポ 2017.2.20放送分 セットリストネタバレ大事件!?






いつもより生放送。

来月の台湾ライヴや、6月のアミューズフェスに向けて少しずつ活動を始めたポルノグラフィティ。



ポルノグラフィティ新藤晴一のカフェイン11レポ 2017.2.20放送分










オープニングトーク




晴一さん、ラジオの前にトレーニング。
その前にローストビーフがのったラーメンを食べたが微妙で凹んだそう。美味しいと思えない。

インフルエンザが流行っているが、もうすぐ花粉の季節。

晴一さんはアレルギーテストをしたら、フルマークだったらしい。でも一年中アレルギーを持っているので花粉で特に酷くはならないとのこと。

同じくアレルギー性鼻炎持ちなので、とてもよく分かる。

50年前に植えられた杉が猛威を振るい、3〜4月は国民の生産力が低下するというデータがあるらしい。


1曲目"Kiss This" The Struts

おおぉ!良いねぇ!



アミューズフェスのお話




メール:自分も鼻炎なので花粉症の気持ちが全く分からない
メール:もう20年来花粉と付き合っています

生放送なのでこのあと幕張アミューズフェスで聴きたい曲を聴いてくれるそう(採用されるとは限らないが参考にしたい)


晴一さんはディーン・フジオカに出て欲しいらしい。あとは「天上界の方」「歌とともにダンスもヒットした人」「最近ベースが結婚した世界的人気になったバンド」「メタルの3人組」など、しかし現時点では他に誰が出るか全く知らないそう。
僕は「歌とともにダンスもヒットした人」に出て欲しい。


野外じゃなくなった分、照明を使った演出などを盛り込みたいそう。


2曲目"ソーシャル ESCAPE"



台湾ライヴに向けて




台湾の公演のチケットが完売。箱は小さいが動員が分からないので、一応2日ハコを押さえてはいたが1日はライヴ確定でもう1日は予備日扱いだったらしい。
もしチケットが売れなかったら悲しい台湾観光をする日となったそう。

海外のライヴとなると自分たちに何を求められているのか分からない。シングル曲が中心になるだろうが、果たしてそれで良いのか読めない。

台湾行きたかったなぁ。


ブースのスタッフに反応がないので発表前のことを言ってないか不安になってしまう。
ネタバレをするとめっちゃ怒られる。「RHINOCEROS岡野昭仁ポロリ謝罪会見事件」ですね、分かります。




ところで、セットリストは昭仁さんが考えたようで、晴一さんはまさに今日受け取ったが、それをバラしてやろうかと企む。


コーナー:相談するほどじゃないけど相談室


メール:寿司のいくらが大好きでイクラばかり食べたいが、家族や彼氏に止められる。
仕方ないのでイクラの後にどうでもいいネタを5貫くらい食べる

答え:人生とは、そういうものじゃないでしょうか。大好きなイクラを食べる至福のために間に5貫を食べるのが人生。


イクラは手間ひまよりも素材のポテンシャルが重要だから寿司職人にとっては複雑な気持ちじゃないか。

「これしか寿司ネタ食べられないとしたら?」という今浪さんの問いに「それなら寿司屋行かん」

晴一さんのサーモンやエンガワが普通のお寿司屋さんにないという話があったけど、それは江戸前のお寿司屋さんだからじゃないかな?


3曲目"wataridori"



アミューズフェスで聴きたい曲




THE野党のストリーミング放送の話。
投票により配信曲が決定した。


アミューズフェスで聴きたい曲


ツイート:"それを強さと呼びたい"が聴きたい

やるか、それとも新しい曲になるかなということみたい

ツイート:"ハネウマ"でタオルを回したい
ツイート:"プッシュプレイ"が聴きたい
ツイート:レーザーを使った演出で"2012Spark"が聴きたい
ツイート:"むかいあわせ"が聴きたい
ツイート:アミューズフェスで"恋"ダンスを踊りましょう
 晴一:(本人)出んでもね。
ツイート:6月4日で虫の日なので"アゲハ蝶"
ツイート:begin兄さんとコラボして"海の声"


4曲目"帚星" THE野党


まだまだカープ話




野球のキャンプがスタート。
カープについてインタビューされたが、むしろ「今年のカープどうですか?」と訊きたくなった。

今年のカープは補強していないのが不安とのこと。また、2年連続の優勝は難しいのではないか。

最近はトレーニングも昔と変わって、まさにアスリートである。


(野球を全然見ないのでピンとこない)



5曲目"AGAIN"


メール:早朝授業のせいでカフェイレ聴けない、寝る。みんな楽しんで。

wwwww



メール:10年近く前に納豆チーズトーストの話をしていたが、作り方をもう1度教えて欲しい

とろけるチーズの上に七味をかけるといい感じになる。が、熱を加えると納豆菌は死ぬ。



それでは今週も閉店です。









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2017年2月19日日曜日

【ハマケン】浜野謙太という才能、SAKEROCKは星野源だけじゃない







浜野謙太という才能について書きたい。


この人をミュージシャンとするのか、俳優とするのかとても迷う。


まずは名前を聞いてもピンも来ない方もいると思うので、プロフィールを紹介することにする。
ちなみに以下ハマケンと敬称略で書いていくことをお断りしておく。









プロフィール(音楽)




1981年8月5日生まれ、横浜市戸塚区出身である。


身長は157cmと小柄。

上で書いた通り、ミュージシャンでもあり俳優でもある。
音楽と映画それぞれに分けてプロフィールを書こうと思う。


浜野謙太、こと通称ハマケンといえばまず話題に出るのはSAKEROCK(サケロック)である。

2015年に解散してしまったが、リーダーである星野源を筆頭にインストゥルメンタルとしては異例なほどその名を轟かせた存在である。






ハマケンはトロンボーンでメロディの演奏を担っていた。

ちなみに、ハマケンは初期メンバーではなく当初はサポートであったが、キーボードの野村卓史脱退後に正式にメンバーとして加入した。







解散してしまったが、最後の最後まで素晴らしい音楽を届けてくれた。


自身がリーダーのバンド在日ファンクも立ち上げたり、Newdayなどのバンドも手掛けている。






在日ファンクは7人組の、名前のとおりのファンクバンドである。
メンバーのポテンシャルの高さからくる演奏力と意味の分かりそうで何も分からない歌詞が魅力である。

凄まじく聞き応えのあるバックバンドにハマケンのスキャットななんとも言えないヴォーカルがクセになる。全然歌が上手いとかそういうタイプじゃないのに、このハマケンのヴォーカルでないとダメだという謎の説得力がある。


ライヴでは単独をはじめペトロールズやZAZEN BOYSなどとも対バンをしている。


その他ROCK IN JAPAN FESをはじめイベントにも数多く出演し、2016年にはFUJI ROCK FESTIVALにも出演したり他にもフェスはあちこちに出ている。







個人的にとても好きな曲。


ここ最近ではDaft Punkの"Get Lucky"を皮切りに、Mark Ronsonの"Uptown Funk ft.Bruno Mars"といったディスコやファンクのムーヴメントがきているので、在日ファンクももしかしたらフェス効果でさらに人気を上げてくるかもしれない。








プロフィール(映画)



平行して俳優としてもキャリアを築き上げてきている。

映画やCMなどでも見たことある人もいるのではないだろうか。
ちょっと前にはスーモのCMも出てたね。

個人的には妻夫木聡と北川景子主演の映画「ジャッジ!」を見たときに竹輪屋のどら息子役で出演していて見るなり爆笑してしまった。


確実に嫌悪感のあるビジュアル(褒めてます)に、告白されたわけでもないのに「ごめんなさい、ちょっと生理的に無理」と言いたくなるほどであった。そもそも男だし。





最高である。


他には映画「闇金ウシジマくん Part.3」にフリーエージェントくん編の天生翔役でも出ている。
(最初、素で「与沢翼役」と書いてしまった)





原作ではとても好きなエピソードなのだが、まだ見れていないので早く見たいものである。

他にも出演作はたくさんあるので是非チェックしてみて欲しい。


ということで何かと盛りだくさんなハマケン紹介でした。

数々の暴言をお詫び申し上げます。大好きです。


【こんな記事もあります】

【感想】星野源『いのちの車窓から』 アンチにだって読んで欲しい一冊
星野源の実家に迷惑かけて閉店させた奴はファンとは呼ばない














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