「カーマイン・ストリート・ギター」という映画を見た。
リックというニューヨークの建物の廃材を利用してギターを創ってる男の店の話。
先に言います、今年1位です。「アベンジャーズ/エンドゲーム」でも「トイ・ストーリー4」でもありません、これです。
ニューヨークにあるギター工房「カーマイン・ストリート・ギター」の一週間に密着したドキュメンタリー映画である。
劇的な事件など起きることもない、言ってしまえば淡々と過ぎるギターが産み出され、訪れたミュージシャンたちが弾いていくだけの日々の記録だ。
それなのに、この映画が切り取った記録は、忘れがたい夏の記憶となった。
それは、この映画が「クリエイトすること」の喜びに満ち溢れているからだ。
少なくともエンターテイメントを求める人には勧められない映画だ(そういう人はドキュメンタリー見ないか)。
けれど僕は、こういう映画が見たかった。