※過去記事の転載です
CSで「漫道コバヤシ」という番組をやっていた。ケンドーコバヤシが色々な漫画家にインタビューする番組である。
それでたまたま番組表見ていたらゲストが松井優征だったので、録画してみた。
「魔人探偵脳噛ネウロ」や「暗殺教室」の作者だ。
内容が両作品大好きな自分には興味深かったので、箇条書きで内容をまとめたいと思う。
※どちらの作品もネタバレ含みます
魔人探偵脳噛ネウロ
ネウロの犯人はどれも印象的である。なぜこんな犯人のインパクトを重視したかというと「ミステリの解決編は退屈だから」だそうだ。
ジャンプは主人公が強くなっていく作品が多いが、ネウロは逆に弱くなっていく。そして力を徐々につけていく人間たちとの対比となっている。
謎解きに関してはほぼノーヒント。
しかし、Xiが犬に化けているというのを当てた読者がいた。
葛西善二郎はお気に入りキャラ。
作者本人にしてみると、ネウロの作風は若さ故のこと。
ネウロはジャンプの中で順位のわりにコミックが売れないマンガだった。
次回作(『暗殺教室』)はそこを意識した。
※ネウロは伏線凄いからコミックで読んでこそだと思うんだけどね
ケンコバ「アニメに、映画にずいぶん儲かったでしょう」
松井「税金が」
「きっちり終わらせる」ことを念頭に置いた。きっちり終わらない漫画を見てがっかりしたことがあるから。
ジャンプはちゃんとこう終わりたいと頼めばそうしてくれる。
暗殺教室
最初は他の作品を連載したかったが、連載会議に落ちて、それからいくつか案を出した中の1つが暗殺教室。
普通の生徒であることを強調するため、身体的な特徴を持つ生徒を出さないようにした。
10話打ち切りだったら「俺たちの暗殺はこれからだ!」で終わってた。
柳沢は10巻で終わっていたなら謎のキャラのままだった。
殺せんせーのスピードの設定はマッハ20以下にすることにしていた。それはマッハ20以下だと月に行けないから。それが殺せんせーが月を破壊していないという伏線になっていたとのこと。
そして渚とカルマがロケットで殺せんせーのスピードを上回るという印象的なシーンにも繋がった。このエピソードについては、渚とカルマが殺せんせーにハワイに映画を観に連れて行ってもらうエピソードが伏線となっている。
殺せんせーは関節がないから楽。人間の身体は関節とか面倒くさい。
ネウロで色々な職業を描いてきたが、先生という職業に焦点を絞った。
連載、アニメ、映画を全て同じシナリオの結末なので、かなり気を張っていた。
連載を遅らせられないので、連載終了間際は外出すらしなかった。
「『今回は』スタッフさんたちにもとても理解をいただき、仕上げることができた」
※今回は、を強調。まだネウロのアニメを根に持ってるな
次回作は未定。書きたいことがない。
むしろ読者からこんな作品が見たいと言って欲しい。
暗殺教室では結構メディアに出てたけど、ネウロのことを語ることなかったからネウロ好きにはとても嬉しい番組だった。
ツイート
0 件のコメント:
コメントを投稿