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2016年8月11日木曜日

【感想】FINLANDS「PAPER」突き刺さる声と音の傑作





以前からちょっと気になっていた、FINLANDSという神奈川県出身の女の子2人組のアルバム「PAPER」を購入した。


僕はハルカトミユキ印象派のような変わり者女子2人組ユニット(バンド)にハマってますが、また新たな1ページが刻まれたかもしれない。


冬を愛してるということで、北欧の国名を冠しライヴではどんなに熱くてもモッズコートを脱がないそうです。変わり者だー!

また変わり者女子2人組を好きになってしまった。


メンバーは







塩入冬湖(Vo,Gt)
コシミズカヨ(Ba,Cho)
L→R


そんなFINLANDSなんですが、音楽性はとても熱い。
バンドとしては「RO69JACK 13/14」に入賞したり「出れんの?サマソニ」なんかにも出ているという経歴。

さて、この「PAPER」というアルバム、僕は大好きである。













アルバムのバランスが良い



バックヤードとかあまり知らないで買ったので、どんなものだろうと思ってアルバムを聴いたが、疾走感あるオープニングトラック"ウィークエンド"で掴まれてしまう。





メンバー+サポートメンバーとのことだけど、音がしっかりバンドしてるんだね。

序盤は疾走感あるトラックが続く。
それにしてもヴォーカルの声が本当に素晴らしい。

ほどよくハスキーでありながら、枯れすぎない声。


2曲目なんて"バラード"ってタイトルでありながら、ほぼ叫ぶようなヴォーカルのアップチューン。この激情型のサウンド聴いて大森靖子とかtricotが頭を過った


続く"メリーゴーラウンド"は一転して甘いヴォーカルの出だしになる。
例えば印象派は力強いmicaとの声と甘いmiuの声でバランスを取っているけど、FINLANDSはそれを1人でこなしているような。

中盤ではミディアムナンバーが並ぶ。
インタビュー読んでみたけど、このアルバムではバランスを取る為にミディアムナンバーを増やしたそうだ。

個人的にだけど塩入さんの声を最も活かせているのはミディアムナンバーなんじゃないだろうか。試聴で"月にロケット"を聴いて一瞬で惚れた。





あれだけハスキーで疾走感ある声だったのが出だしクラムボンかよみたいになる。

これだけ表現力あるヴォーカル久しぶりに聴いた。
個人的な趣向だけどこういう曲に弱いんだ。

ちょっとヴォーカルにフォーカスを当てすぎてしまったけど、ベースも面白いです。かなり歌メロに寄り添うようなベースラインで良い。

全11曲聞き応えあります。この曲数と内容のバランスとても良いと思う。



ライヴ見たい



やっぱり音源を聴いて「ライヴ見たくて仕方ない!」と思えるバンドは良いバンド。

精力的にライヴをこなしていて、しかもライヴの評判も良いのでちょっと予定をつけて見に行ってみようと思う。






それでは、今回はこの辺で。


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