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2016年11月24日木曜日

「X-ファイル 2016」エピソード4〜6 ネタバレ感想と解説





ということで前回に引き続き、X-FILES 新シリーズ2016の感想後半に行きましょう。

【関連記事】

「X-ファイル 2016」エピソード1〜3 感想と解説



ところで、実はコミックでシーズン10が出ているとか。
ちなみにこの「X=FILES 2016」は正式にシーズン10の位置づけとなったので、コミック版はまた別物となっています。


しかしながらストーリーにクリス・カーターが関与しているということで、かなり気になってます。
当然海外版しかないでしょうから、手に入れようか迷ってます。

買おうかな。英語まったく分からないけど。






ということで、X-FILES 2016の全6エピソード感想。今回は後編です。
今回もなるべくネタバレ避けますが、少し触れてはいるので、お気をつけを。

そして、最後はネタバレありのまとめ感想書きました。











EPISODE-4 バンドエイド・ノーズマン







あらすじ



ホームレスの強制立ち退きに関わっていた男が何者かに身体を引きちぎられて殺害された。捜査を開始したスカリーの元に、彼女の母が倒れたと連絡が入る。スカリーの苦悩と連続怪死事件の謎が絡み合う中、モルダーとスカリーは絆を深め合っていく。


感想



このエピソードでは事件と共に平行してスカリーの母マーガレットのストーリーが展開される。
スカリーの家庭は父親が亡くなり姉が殺されたりダナが散々色々な目にあったりと不遇な目に合っています。全部モルダーが悪い。


母親と娘、もっといえば親と子のエピソード、ダナが母親になったことで昔とはまた違った哀愁となっています。

スカリーが見つけたマーガレットのコインのネックレスですが、これは謎のまま終わりそうですね。


そして事件パート。
平たく言ってしまえば、絵から飛び出してきた怪人がホームレスの立ち退きの協力者を次から次へと殺していくというもの。

大柄な風貌もですが、ゴミ収集車に入って現場を立ち去るシーンはゾクゾクします。


そしてなぜか、この絵を描いたアーティストとしてRANCIDのボーカルのティム・アームストロングがゲスト出演してます。ビックリした。
謎めいたアーティストということでバンクシーをかなり意識したキャラになってます。


暗い絵と奇怪さがとてもX-FILESだなぁと思って嬉しくなる。



EPISODE-5 バビロン





あらすじ



テキサスのギャラリーで自爆テロが発生。現場にいた人々は黙示録に記されている天使のラッパのような音を聴いたという。この不可解な事件を担当する若い二人のFBI捜査官が、助言を求めてX-ファイル課にやってきた。モルダーたちは彼らに協力することに……。


感想



このエピソードは色々な要素が絡み合っているのですが、まずは世相について。
アメリカでは2月に公開されたエピソードですが、そこからの今年の全世界で多発しているテロ事件のニュースと相まって、とても考えさせられる内容となってます。


特に最後のモルダーとスカリーの会話については多くの人に見てもらいたいと思ってしまいます。我が子に殺人者になって欲しい母親なんていない。母の愛は神よりも深い。


「闘争」 のエピソードもそうですが、クリス・カーターは今回かなり社会問題を提唱する内容を盛り込んできてます。


今回のエピソードで新キャラクターのミラーとアインシュタインが登場します。
少しだけかつてのモルダーとスカリーを象徴するようなキャラクターで、あらためて今のモルダーとスカリーとの対比になっているキャラクターかなと思います。
真偽は定かではありませんが、この2人を主人公にしたスピンオフも検討されているとか。


そしてこのエピソードで最大の話題となっているモルダーの幻覚のシーン。
ぶっ飛び過ぎだろと思いつつも、こういった飛び道具だからこそローン・ガンメンの姿が見れたことが嬉しいですね。




EPISODE-6 闘争 Part.2






あらすじ



タッド・オマリーがネットニュースで新たな政府陰謀を暴露した。ほぼ同時にモルダーが失踪する。スカリーは、かつて自分が異星人に誘拐された経験とオマリーの告発が一連の出来事だと気づく。ほどなく全米各地で人々に異常な病変が始まった。


感想



最終エピソード。

政府の陰謀が遂に明かされ、人類は危機を迎えます。

しぶとく生き延びたシガレット・スモーキングマン(肺がん男)がキーマンとなります。
モルダーとの対峙はかつてのエピソードを彷彿とされます。


かつてはジェフリー・スペンダーが肺がん男にいいいように使われてましたが、今回はなんとモニカ・レイエスが取引を行っていたことが判明。
モニカの復活は嬉しいですが、このような形というのが悲しくもあります。


前回のエピソードで登場したミラーとアインシュタインも陰謀の渦に飲み込まれていきます。


この陰謀の焦点は「異星人のDNA」を持っているかどうか。


「闘争 Part.1」に引き続き、目まぐるしく展開が移り変わります。
そしてラストシーンでは衝撃のラストを迎えます。


さて、ここからはネタバレありの感想です。





X-FILES 2016 (シーズン10) 感想 ネタバレあり



ラストシーンでスカリーの頭上にUFOが登場します。

このミニシリーズでどういうオチをつけるのか気がかりでしたが、まさかクリフハンガー式で終わるとは。
確かに最終エピソードを見ていて「残り時間考えても絶対これ収拾つかないだろ」とヤキモキしながら見てましたが。

続編がほぼ確定している点が救いです。今度はフルシーズンやるのかな?


全6エピソードという短いシリーズでしたが、かなりの要素が詰め込まれ、ファンにも満足の出来だったんじゃないでしょうか。
僕はモルダーとスカリーがFBIとして復帰したというだけでもう良いです。ごちそうさまでした。


劇場版2作目の興行とかを考えると不安はあったのですが、蓋を開けてみればしっかりと結果を残せたようなので、嬉しい限りです。


これから果たしてどれだけ制作されるか分からないですが、今後も楽しみに待ちわびていきたいと思います。

クリス・カーター「僕らは一生X-FILESします」って言え。

【追記】
↓遂に日本でもシーズン11の発売がされます












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