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2016年11月22日火曜日

【ヒカリノアトリエ】ミスチルが朝ドラに全く向いてない件






僕の会社で昼休みにいつもNHKがついている。

昼休み終わる15分前。つまり12時45分からは朝ドラの再放送をやっている。もはや僕にとっては朝ドラじゃなく昼ドラである。

毎日見れないのと、ネットを徘徊しているので内容はあんまり追えないので、主題歌が流れると「あー昼休みの終わり近いなぁ」と悲しくなる。ま、そのことは置いておいて、やっぱり主題歌が流れると聴いてしまう。

耳にはテレビの音が入ってくるので平日5日間ほぼ刷り込みとも洗脳とも言えるくらい聴く。たまに早起きした土曜に朝ドラを見ると朝なのに昼休みが終わる感覚になる。もはやパブロフの犬だ。

主題歌は前回の「とと姉ちゃん」が宇多田ヒカルの"花束を君に"、そして今回の「べっぴんさん」がMr.Childrenの"ヒカリノアトリエ"

最近、毎昼聴くたびに思うのだ。


ミスチル、朝が似合わない。








ミスチル、朝は似合わない説



毎昼に聴いてる僕が言うのもなんだが、ミスチルは朝が致命的なほど似合わない。

以前めざましテレビのテーマソングで"Happy Song"が使われた時も「似合わねーなー」と思ったのだ。

昼に聴いててミスチル好きの僕ですら思うんだから、おそらく世間もそう思ってたんじゃないか。

そう思うのは桜井和寿のヴォーカルである。どんな爽やかソングでも歌声が粘っこいのだ。
桜井和寿の声というのは好みは分かれるがミスチルにとってなくてはならないものだ。草野マサムネが"名もなき詩"歌っても合わないように、桜井和寿が歌うからMr.Childrenなのだ。

書くまでもないと思うが、ミスチル好きの僕は桜井和寿の声は大好きだ。
こういう声こそ唯一無二だとさえ思う。

でも、朝が似合わない。それだけなのだ。


Mr.Childrenとして



物事には適材適所というものがある。

思うにミスチルを朝の番組のテーマソングに使うのはスティーヴ・ジョブズに人参作らせるくらい似合わない。ジョブズならとんでもない人参作りかねないが。

それなりのミスチルファンであると思ってる僕のMr.Childrenのイメージで言えば昼下がり、夕暮れ、夜、夜中。だてに活動が長くない。これだけのものを網羅するくらいの楽曲のバリエーションがある。

でも、朝はない。

それはポルノも同じで、ポルノもやはり朝が似合わない。
"ワンモアタイム"とか"LiAR"がスッキリのテーマソングとか正気の沙汰とは思えない

そもそもの話になるけど正直、今回の朝ドラ主題歌の"ヒカリノアトリエ"はちょっと首を傾げてしまった。

なんか、地味じゃない?

昨今のミスチルの再評価は言わずもがなアルバム「REFLECTION」のヒットである。
一般人もファンも巻き込んでかなりの評価を得る大傑作であった。

それは小林武史からの呪縛から放たれたことに起因する。本人たちはそう思ってないかもしれないけど、少なくも多くのファンが小林武史離れに賛意を示していたぞ。

何よりも嬉しかったことがまたMr.ChildrenがMr.Childrenとして「バンド」になったのだ。ちゃんとピアノに描き消されない田原さんのギターが聴こえるのだ。ドキュメンタリーで田原さんがフレーズの提案してるの見ただけで僕は泣けたよ。

でも、今回の"ヒカリノアトリエ"はその流れから逸れてしまった曲だと思う。よくも悪くもひと昔前のミスチルっぽい。
いや、決して悪い曲ではない。でも「RIFLECTION」で感動した自分にはちょっと物足りなさを感じてしまうのだ。

バンド感は薄いし、歌詞もそこまで響かない。

偉そうな物言いに聴こえるかもしれないけど、それだけ今のミスチルに期待してしまっているのかもしれない。

まだフルでも聴けてないので、そうしたら印象も変わるかもしれない。

でも、がっつりバンドサウンドを鳴らしたミスチルを僕は求めている。

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