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2016年5月25日水曜日

【感想】ポルノグラフィティ「THE DAY」


せっかくポルノのニューシングルが出たので、当ブログでも感想を。

もう43枚もシングル出してるですねポルノは。恐ろしい。仮にシングルに3曲入りを平均としたら、シングルだけで129曲あんのか。

ということで感想を書いてきましょう。







ポルノグラフィティ「THE DAY」






1. THE DAY



タイトル曲。

イントロのギターのカッティングから雪崩れ込む歌い出しがもう心を掴まれる。

ポルノは最近サビ始まりが多いよね。
よく考えたら「俺たちのセレブレーション」以降は全部サビ始まりか。

ポルノの曲の中でもテンポはかなり早い部類の曲。

ポルノの曲って歌の譜割りでテンポ作ってるからBPMが意外と早くなかったりするんだよね。"ネオメロドラマティック"とかも意外とテンポは早くない。BPM130ないんじゃなかったかな。"THE DAY"は200くらいあるか?
※調べたら184だった

テンポ早い上にかなり歌割りが複雑。ポルノの曲ってどんどん難しくなってきてる。

散々煽ってたのにまさかのフル公開じゃないという先日のLINE LIVEライヴ映像を見ても、昭仁さんもまだかなり歌い回しに苦労してる感じ。それだけに、これからライヴ重ねて歌い込むたびに進化していきそう。

晴一さん詞曲のアニメのOPとなると"瞬く星の下で"が思い浮かぶ。どちらも歌詞もかなりジュブナイル的。

ここは地獄じゃなくて まして天国のはずもなく
ちょうどそのミシン目のような場所なんだ



という歌詞はまさに 晴一さんだなぁと思う。

1番と2番のサビが一緒というのは、今まであったっけ?あんまり記憶にない気が。

最初に「非常階段で爪を噛む」だったのが、最後のサビで「非常階段で爪を研ぐ」に変わる心境変化の描写表現も良いね。

大げさなくらいのキメがあったり、ギターソロの前の一瞬の間だったり、とにかくフックがあちこちに散りばめられてる。

早くライヴで聴きたい。っていうかライヴ映像フルで見させろ。



2. My wedding song



イントロ聴いた瞬間に参りましたと言った。

美しいピアノからドラム、スライドギターへと移り変わるイントロ。
思ったよりもテンポ感ある曲なんだなというのが第一印象。でも、あらためて最近参加した友人の結婚式のイメージからして、とても合っているテンポかもと思い直した。

全編要所要所で使われてるスライドギターが本当に気持ち良い。
ちょっとペダルスティールギターのテイストが入ってる。

そしてもう一つ印象的なバンジョー。こういう結婚式ソングに合わせるってとても意外。でも不思議と合ってるんだよなぁ。
一歩間違えるといなたい感じになってしまうので、使い方が上手いと思った。

それと聴いているとこういう曲のわりにドラムが結構強めに入ってるなと感じた。

クレジット見たらハイスタのツネさん(恒岡章)がドラム叩いてる。たまにポルノってこういうビックリな人選するよな。
"スロウ・ザ・コイン"の大樹さんとか。

メロディの流れがもう気持ちいい。個人的に晴一さんの創るメロディラインって、鋭角にツボを突かれる場合が多い。

昭仁さんは歌い手としてメッセージを直接脳に訴えるような曲が多いけど、晴一さんはその辺はしっかり聴かせるためメロディを立たせようとしているなと思う節がある。
そのどちらも味わえるからポルノファンはやめられない。



3. ルーシーに微熱



これもイントロからあれまぁというくらい惹かれた。

なんだろうか、とても試聴機を意識したような作りのシングルな気がする。どこから聴いても掴まれるような。

「RHINOCEROS」もそういう作りを意識していたと言ってたよね。

歯切れのいいギターのカッティングにオルガンが絡む。このオルガンがビリー・プレストンかよってくらい大げさで耳に残る。コーヘーすごいな。

とても7〜80年代を彷彿とさせる。

ファンク気味の曲調。基本的には横ノリだけど、サビで縦ノリっぽいダンサンブルなアレンジが面白い。サビは"星球"的。

曲、詞が、もうどうしようもないくらい昭仁さん。

「1ミリで1℃上昇」なのに「数ミリに迫ってみたい」どれだけ体温上がるんでしょうか。微熱どころじゃありません。


あと個人的に昭仁さんの「アンリミテッド」の歌い方のカタカナ感がとても好みです。

ツアーを回ったメンバーでせっかくならという曲だけあって、ソロ回しがあったり、とてもライヴ的な曲。浜スタでぜひやって欲しい曲。僕はくわGさんのことは忘れないよ。
とても視覚的で映像が浮かぶ曲。

ずっとジャキジャキとしたクランチトーンでカッティングしてたギターが最後の最後に急にワウ使ったフレーズになるのがまた面白い。


濃い。引きがなくてひたすら押すみたいなシングル。

とりわけ前回の「オー!リバル」のヒットがあったからこそ、次のシングルどうなるだろうと一抹の不安もあったけど、こんなホームラン打たれたら降参するしかない。

音もミックスも凝り倒してるので、こういう曲たちはやっぱりCD買ってじっくり聴いて欲しいなぁって思ってしまう。ヘッドフォンで聴くとすごいよ。

ところで今回のシングルはタイトル、ジャケット、MV全部カッコイイじゃないか。どうしたんだよポルノ。













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