※この記事は今までのポルノグラフィティのファンであったことの限りを尽くし、同時間「本当にあった!投稿闇映像4」を見ていた管理人が妄想して書いております
※Twitter等全力で参考にさせていただきました
※なので、すべては妄想であり幻想であり夢幻です
※本当のライヴレポを期待している方は読まないよう注意してください
「やはり、雨だったか」
そう溜め息を吐くと、僕は新横浜の駅を降りた。
今回はいつもの単独公演とは違う、独特の雰囲気が漂っている。
11月4日(日)
BiSH/04 Limited Sazabys/ポルノグラフィティ/My Hair is Bad/UNISON SQUARE GARDEN
オープニングアクト:SUNNY CAR WASH
浮いている。どう見ても浮いている。
「僕たちだけどえらいジジイ」じゃないですか。
バズリズム LIVE 2018に出演すると発表された時、岡野昭仁はそう言った。そう言うのも仕方ないほど、このラインナップは異常である。
PS4の最新作の中に「クラッシュ・バンディクー」と書いてあるような感覚だ。
PS4でも出てんじゃねーか。
他のアーティストは地下室TIMESくらいでしか名前を見ないようなバンドばかり。この音楽の売れない、成功など厳しいという時代にさえ音楽を選んだ猛者ばかりなのだ。
その中でかろうじてCDバブルの名残を受けたようなポルノグラフィティがいる。
繰り返すがはっきり言って異常である。
それを表すかのように、新横浜の駅で僕はアウェー感を感じていた。ジジイになりつつある僕は、寒い。それなのに、横浜アリーナの周りにはTシャツに首にタオルを巻いて目を輝かせた若者がたくさんいる。My Hair is Badというだけで雪のなかでもTシャツになりそうだ。
僕は寒さに負けてウインドブレーカーすら脱げないのだ。
しかし、その中でもちゃんとポルノグラフィティのファンはいる。普段はなるべく日陰を選んでグッズをこそこそ使うポルノグラフィティファンも、ここでは堂々とグッズのパーカーを着ている。みんな寒いのだ。
オープニングアクトはSUNNY CAR WASH。メンバーは1997年生まれだという。97年、KinKi Kidsのデビュー年である。ポルノグラフィティが世に出るちょっとちょっと前にもう生まれていた。
アポロが世間に響いた時に、2才。
ちょっと頭が痛くなってきた。
しかし、その音楽はとても瑞々しくも、この大舞台でも物怖じしない度胸は、大物の片鱗さすら感じる。"キルミー"は会場にいた全ての人に響いたことだろう。
※繰り返すが見てません
(他のアーティストについては順番わからないし、さすがに怒られそうなので割愛させていただきます)
My Hair is Badが「ポルノグラフィティまで楽しんでいってください」と思いっきりネタバレをしてたので、ポルノグラフィティがトリであると判明した。
色々あっていよいよポルノグラフィティである。
会場を見てもポルノのファンはそう多くはない。
やほりどちらかといえばアウェーである。
しかし、心配はしてなかった。昨年のROCK IN JAPANの大舞台ですら、彼らはそのステージを自分たちのものにしたのだから。
さぁ、ぶちかませ。
登場した岡野昭仁と新藤晴一。このフェスではアウェーでも横浜アリーナは彼らにとっては、もうホームのような場所だ。これまでも数々のライヴを目の当たりにしてきたのだ。
1曲目は"オー!リバル"。なんということだ。近年のヒット曲として重要な役割をしたきたが、実は1曲目ということは、ほとんどなかったのではないかと記憶している。
よく考えるとタイアップが「名探偵行く先々で死体が現れる歩く死神」※だったではないか。さすが、抜かりがない。
※【No】英語禁止でポルノグラフィティを紹介する【English】参照
バラバラだった観客たちも、いきなりポルノグラフィティの音楽で心はひとつに束ねられる。
続いて"サウダージ"。
語弊がある言い方になってしまうが、ポルノグラフィティにとっての強みは、ファンでなくても聴いたことあるというヒット曲の多さにある。絶対素人が気軽に歌える曲でないのに今だ、カラオケの人気曲の常連。
SUNNY CAR WASHが3才くらいの時にリリースしたのに、まだ懐メロにはならない、不変的な最強のカード。所謂盛り上げる曲ではないのに、心臓の奥底から心が震えて沸き上がる。
※繰り返すがこの時間帯は「全然幽霊っぽくねーな」と言いながら「本当にあった!投稿された投稿闇映像4」を見ていた
音楽が持つ、熱。それは時代も世代も越える。時代を象徴するのに、それを越えて語り継がれる曲。それこそが"サウダージ"の持つ強さだ。
次の曲、なんと"ROLL"。
フェスなどでゆるイメージは、ほぼない。先日のしまなみロマンスポルノの興奮も冷めやらぬなか、またやってくれた。
しまなみロマンスポルノも同じく、 そこで唄われるあまりに大きな包容力ある愛は、すべての音楽好きに響いていった。きっとポルノグラフィティのファンでなくとも、それを感じたのではないだろうか。
MCでは「フレッシュな面子の中に、仏壇から飛び出てきたようなジジイがごめんね」「線香臭かったらごめん」と自虐。しかしながら、この冒頭3曲で、ジジイの恐ろしさを見せつけたのだ。
いや、ここから始まるのだ。
だからこそ、次の曲は最新作。
ポルノファン誰しもが待ち望んだ、あの一瞬。
"Zombies are standing out"
これだけ若手が集まれば、普通熱量で勝てるわけがない。音楽に勝ち負けではないと言えるが、それでもフェスはお互いの音楽をぶつけ合う対バンであり、音楽で鍔迫り合いをして闘う舞台なのだ。
そこでジジイ、否ベテランの枠に入るアーティストは、本来は代表曲や熟練さで闘うものなのだ。
しかし、ポルノグラフィティは違う。まだ止まってないのだ。だからこそここで最新であり、現時点の最高峰である"Zombies are standing out"をぶつけた。
これは、ベテランが若手の頭を撫でるものではない。同じラインに立って、対等な立場で闘う宣戦布告なのだ。おそらく初めて聴くであろう他のバンドのファンは、さぞ驚いたことだろう。どうだ、これが最新にして最強のポルノグラフィティの今なのだ。
ジジイたちは衰えない、ゾンビのように立ち上がり、歩き続けるのだ。
と思ったら続いて聴こえてきた"THE DAY"のイントロ、新藤晴一が間違えて1曲飛ばしてしまったことが明かされた。やっぱ、衰えて…る?
しかし、やり直して鳴らされたのは"ラック"。なんてことだ。ファンから度々「こんな格好いいんだからテレビとかでも歌って欲しい!」と願われるような、ポルノグラフィティなりのロック。
"サウダージ"とは違った熱として、身体が震える。
しかも、それを"Zombies are standing out"に続いてやったのだ。懐メロバンドにはならない、ポルノグラフィティは現役なのだ。
次の曲は別の意味でみんな知っている"THE DAY"。フェスには欠かせない曲になった。タイアップがTBS系列だろうが関係ない。
ラストは"ハネウマライダー"。あの会場の外でTシャツに巻いていた姉ちゃんも、ライヴハウスでモッシュするためだけに生きているような兄ちゃんもみんな、タオルを回してる。
そのタオルには様々なアーティスト名が書かれている。
ここは、ひとつの小さな世界、つまりイッツ・ア・スモールワールド。
様々な人によって世界は作られている。「多様性の尊重」という名の差別が、広がる世界。
しかし、せめて音楽という場だけでも、その言葉の本質が叶うように。
そんな願いに似た気持ちで、僕は仏壇に手を合わせた。
霊たちよ、成仏してくれ。
そして蘇れ。
ゾンビのように。
バズリズムライブ2018
セットリスト
1. オー!リバル
2. サウダージ
3. ROLL
4. Zombies are standing out
5. ラック
6. THE DAY
7. ハネウマライダー
あらためて、色々な方にお詫び申し上げます。
すみませんでした。
岡野昭仁の歌詞間違えが生み出したミラクルな歌詞
【産業ロックとは】正直、最近ポルノグラフィティファンだと言うことが恥ずかしくなくなった
「ポルノグラフィティの魅力は?」と関ジャムスタッフに聞かれたら何て答えよう
ポルノグラフィティファンでいるというマゾヒズム
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