このブログでは誰に強制された訳でもないのに「ポルノグラフィティの曲をシャッフル再生し、最初に出た曲の歌詞解釈を書く」ということをしている。
これまでの結果。
① Hey Mama
② 稲妻サンダー99
嘘だと思うだろうが本当である。
こんなこと狙ってやる余裕はない。
しかし!
今回、実は前と異なっているポイントがある。
前回とiPod touchの本体が違うのだ。
さすがにあの先代iPodの頭が弱いだけであったと思う。
新しいiPodなら運命は、きっと変わる。
そう、三度目の正直というやつだ。
では、運命の抽選である。
問1.久しぶりにランダムで出た曲の歌詞解釈するかと、ランダム再生してこうなった筆者の気持ちを答えよ (15点) pic.twitter.com/sZwrRpeti8— サトシ/飴玉の街 (@zattastore74) 2018年12月11日
頭おかしいんじゃないか。
もはや、悪気を通り越して悪意しか感じない。
これだけは云いたいが、ネタとしてわざとやってるわけではない。間違いなく本気である。
猫も走るほど忙しいこんな年末に、狙ってやるほど暇ではない。いや、書いてる時点で十分暇人だが。
二度あることは三度ある、とでもいうのだろうか。
おいでよサンタモニカ(instrumental)
2013年にリリースされた38thシングル「青春花道」のカップリングナンバー。
タイトルを見れば分かると思うが、どう見ても「instrumental」と書いてある。一応音楽好きをこれだけやってきているので、確かによく見る。
意味は、あれだろう。
130年ぶりに1kgの定義が変わるらしいし、もしかしたら僕の知らないところでinstrumentalの定義も変わってるかもしれない。
一応辞書を調べてみよう。
instrumental(インストゥルメンタル)
歌の入らない、楽器の演奏だけの楽曲。
それを踏まえてもう一度、タイトルを見てみよう。
おいでよサンタモニカ(instrumental)
これは、さすがに無理だろう。
"稲妻サンダー99"でさえ、あれだけど、ちゃんと歌詞はあったのだ。
しかしこの曲は間違いなくインスト曲だ。
火のないところに煙は立たないし、無い袖は振れない。
ということで、諦めて聴いていた。
というか、正直結構久しぶりに聴いた。
……
……♪Let's go~
♪フワ フワ
コーラスがあるじゃないか!
おいでよサンタモニカ
ということで、かなり尺を稼いだので本題に移ろう。
インストであっても、一応何らかの叫びは入ってるし、諦めた、諦めることを。
タイトルがとても軽い。
「おいでよサンタモニカ」
近所にコメダ珈琲出来たから行こうよ、くらいのテンションでアメリカに誘われる。呼ばれるほど「ニューヨークへ行きたいかー!」ほどの熱をアメリカに対して抱いていない。
僕には愛している八王子という土地がある。
こんな素晴らしい場所をなかなか離れられないではないか。
ところで原宿に「サンタモニカ」という古着屋があるが、それですら「おいでよ」は軽いだろう。
※他にも日本でちょくちょく店名に使われてるみたいです。あなたの近所のサンタモニカを探してみよう
一応八王子からの距離を調べてみたが、
距離:8,827.86km
飛行時間:9時間45分(直行便)
往復価格:122,720円(年末料金)
※尚、八王子~羽田空港分は含めない
どう考えても「おいでよ」という距離と時間ではない。
それに対して無慈悲でお気軽な誘いのご機嫌なタイトルではないか。
だが、それは何ら不思議ではない。
そこはサンタモニカ、カリフォルニア、西海岸なのだ。
僕の中でロサンゼルス、西海岸といえば、みんな昼間からビーチで酒と女に溺れタイフーンに飛ばされてきた鮫に喰われる、というイメージしかないほどご機嫌な土地である。
独断と偏見だが、僕の中でロスに住む人間は「c'mon California!」とか平気で言いそうな人間たちである。
だって「♪Welcome to the Hotel California」だもん。
サンタモニカという土地について少し。
この土地の名前の由来は「聖モニカ」から来ている。初めてスペイン人が訪れた日付が8月27日で聖モニカの祝日であったけらだという。
8月27日は剛力彩芽の誕生日らしいので、時代が違えば「サンタゴーリキー」になっていたかもしれない。
気候について調べてみた。
年間平均晴天日数325日
冬でも平均気温は15℃くらい
ご機嫌な気候である。
先ほどアメリカには大して熱を上げてないと言ったが、寒いのがとにかく嫌いな僕は今、一刻も早く「おいでよ」されたい。
この冬はクソ寒く、夏はクソ暑いという八王子を捨てて永住するのだ。
太陽が燦々と降り注ぐビーチ。
そう、太陽。
Sunshine
コーラスの1つに「♪Sunshine」という部分がある。
年間を通してほとんどが晴れというサンタモニカ。さすがのポルノグラフィティでさえ雨を降らせなかった土地である。
西海岸とは、それほどの太陽の力を持つ土地なのだ。
太陽がなければ生命は生きてはいけない。
つまり太陽の光とは即ち、人の生命力なのだとも言える。
アメリカ西海岸という土地は晴れる日が多い上に、雲も少なく乾燥しているため、陽の光が強いのだという。そんな場所だから、いつでも明るく陽気みたいな気持ちになってしまうのだろうか。
その太陽を利用するニュースを今年見た。
米カリフォルニア州、新築住宅に太陽光パネル設置を義務付けへ
コスト面で疑問の声が上がっているが、エネルギー問題に関しては、ちょっと色々思うことがあるので紹介した。
太陽がなければほとんどの生物は生きてはいけない。
それだが、日頃からどれだけ太陽を讃えているだろうか。
だからこそ「♪Sunshine」というコーラスに、生命への感謝、畏敬の念を禁じ得ない。
ちなみに曲中のサックスの音色は新藤晴一が奏でているという。ファンなら知ってる方も多いが、新藤晴一が初めて買った楽器はギターではなくサックスである。それは敬愛しているBARBEE BOYSのKONTAに憧れたことによる。
遂にプロのミュージシャンとしてサックスを吹いた記念すべき曲でもあるのだ。
あらためて聴くとそんなサックスの音色やギターのカラッとしたサウンドに、お馴染みのうぐいすボーイズの少し気の抜けたコーラスは妙に、クセになる。
それにしても。歌詞でもないコーラスを無理矢理取り上げるのは無茶ではないか。
あらためて、なぜこんな苦行を一人で課して苦しんでいるのだろう。
アナウンス
途中で英語のアナウンスが流れる。それはポルノグラフィティがLAで初ライヴを行った際に流れた紹介アナウンスである。
ポルノグラフィティが海外でライヴ、しかもアメリカ、ロサンゼルス。これだけで驚いたものであった。だって「PORNO」「Porno Graffitti」エロ本だぞ。
確か本人たちも当時、このバンド名にしたときに、まさかアメリカでライヴやるなんて思ってなかった、みたいなことを言っていた気がする。
アメリカ人が思いっきり「Porno Graffitti!」と叫んでいる、胸が熱くなる。それほどアニメの影響が強いということにも驚くばかりだ。
「Porno」という名前を背負ってアメリカでライヴをやるということが、今一度、とてつもないことだなと思う。
元々新藤晴一という人はアメリカのロックが好きなイメージがある。Guns N' Rosesに始まり、エアロスミスなどの典型的なロックというイメージのバンドたちである。
それに対して岡野昭仁はどちらかというとUKロックを好むように感じる。レディオヘッド好きのイメージからだ。
もちろんそんな簡単に二極化できるわけではないが、イメージの上ではという話である。
極論の暴論だが、一般的にアメリカンロックはカラッとしてご機嫌である。そしてUKロックはジメジメして陰湿である。そうイメージして間違いないありません。
ちなみに僕はもちろんUKロックを心の底から愛している。
だからか、新藤晴一という人間が表現したアメリカ西海岸という土地は、これほど陽気なサウンドになった。思わず最後に含み笑いをしてしまうほどのご機嫌な場所。
シングルに通ずる80年代テイストのアレンジ。というか、ビーチ・ボーイズ感。
テンポとかアレンジの感じがちょうど同年の「あまちゃん」のオープニングテーマを思わせる。あのオープニングテーマも作曲の大友良英も80年代を意識していたそうだ。
まぁ80年代のビーチ・ボーイズはあれだけど。
ギターソロは云うまでもなく、たまらない。
行ったこともないのに、サンタモニカのビーチが見えてくる。
太陽が眩しくて、ビーチには鮫が飛んでくる場所。
おいでよサンタモニカ
いつか誘われたいものである。
おいでよiPod touch
テメェは後で説教だ。
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↑こっちは超大真面目に書いているのでよろしくお願いします
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