久しぶりの尊敬しているギタリストシリーズ。
今回で11弾となる。
そもそもプロのギタリストは基本的にみんな尊敬してるんだけどね。
6弦弾いて飯食ってるって、やっぱギタリストってスゲー!と。
さて11弾はこのお方。
三輪テツヤ/スピッツ
誰もがスピッツを見て一度は感じるであろう異質の存在感。
スピッツの中で明らかに一人だけドーベルマンのような佇まいである。
会社にとても熱心なスピッツファンの方がいるので、僕のような一般層が書くのに躊躇してしまうが、知ったような口で書いていこう。
プロフィール
1967年5月17日静岡県藤枝市出身。今年(2017年)で50歳である。
テツヤさん見た目は年代ごとに変わっていくけど、あんまり老けていくというイメージがない。
スピッツというバンドの性質を知らずに見ると、間違いなく最初に目に飛び込んでくる人物である。個人的に、CD屋でポスターに見ようと近づいたら、近くの女子高生が悲鳴をあげながら逃げたというエピソードが大変好きである。
MCも草野マサムネに続いてよく喋り、よくボケている。
2006年に肺癌手術していて、今でも定期的に通院しているという話題もあって心配である。
ギタープレイ
三輪テツヤのギタープレイといえばアルペジオである。むしろアルペジオこそ三輪テツヤである。
あまりにも有名なのは"ロビンソン"のイントロフレーズだろう。誰もが一瞬で心を掴まれるフレーズだ。
ライヴでの安定感も高く、ライヴを見ていてもとにかく頼もしいギターを弾く。たまにリーダーのフレーズのが動いてる時あるもんね。
草野マサムネの声を除いて、最もスピッツをスピッツたらしめているのがテツヤさんのギターだと思っている。
そもそもがスピッツはメンバー全員の演奏スキルが半端ではなく高い。
僕が今さら云うまでもないが、スピッツはパンクを目指していた。そして、ハードロック(便宜上そう呼ぶ)にも傾向している。
ハードロックって、ディストーション効かせてゴリゴリのフレーズで圧しきるみたいなイメージだけど、裏で美しいアルペジオのギターフレーズが鳴ってることって結構あるんだよね。
スクリーモだし、もう解散しちゃったけど、僕はFuneral For A Friendというバンドが好きだけど、これもサビの裏とても印象的なフレーズが鳴っていることが多い。
激しい曲調とのコントラストが効いていてとても好きなんだけど、スピッツもまさにそんな感じ。
ルーツ
音楽的なルーツについて、J-WAVEのTOKIO HOT 100に出演した際の言葉を引用する。
挙げているのは
- Def Leppard 『Pyromania』
- 『Bagdad Cafe・(SOUND TRACK)』
- Xtc 『Oranges & Lemons』
- The Police 『Synchronicity』
- Vandenberg『Best Of Vandenberg』
クリス「三輪さんもわかりやすいですね。どれも『アルペジオ命』ってことですけど」
三輪「もともと、みんなヘヴィメタとかハードロック好きだったんですけど、でも速弾きとかに興味がなくて、ミディアムとかスローのアルペジオに惹かれてたんですよ」
クリス「『Bagdad Cafeはどういうときに聴いてたんですか?」
三輪「『CALLING YOU』のバックの音選びが良かったりとか、それをギターでコピーしてみたりとか。いつかスピッツで使えないかなって、よく聴いてましたね」
三輪「もともと、みんなヘヴィメタとかハードロック好きだったんですけど、でも速弾きとかに興味がなくて、ミディアムとかスローのアルペジオに惹かれてたんですよ」
クリス「『Bagdad Cafeはどういうときに聴いてたんですか?」
三輪「『CALLING YOU』のバックの音選びが良かったりとか、それをギターでコピーしてみたりとか。いつかスピッツで使えないかなって、よく聴いてましたね」
一応捕捉するがクリスはクリス・ペプラーである。
クリス・マーティンでもクリス・プラットでも滝川クリステルでもない。
ルーツミュージックを見ていくと、納得のラインナップである、が「バグダッド・カフェ」のサントラが入っているのが面白い。
レスポール
テツヤさんのトレードマークのギターといえばレスポールだろう。
特に1954年製でP-90マウントのゴールドトップのモデルである。
ライヴでの使用頻度もとても高く、代名詞ともいえるギターだろう。
レスポールといえばロック!というイメージが強いけど、クリーントーンもめっちゃ良い。
P-90だとカッティングも気持ちいいしね。
ちなみにアンプはKemperも使用していて、サイトにコメントを寄せている。ちょっと長いが引用しよう。
三輪テツヤ(Gt)
ベースの田村からこんなの出たよって、前回のレコーディングの時に触らしてもらったのがケンパーとの最初の出会いでした。ちょうどレコーディングだったので、すぐにプロファイリングしてアンプと比べる事が出来たのですが、その音のクオリティーの高さにビックリしたのを覚えています。
またライブでもイヤモニを使い始めた頃で、いろいろ試行錯誤していた時期のタイミングに見事にハマり、もっぱらライブでケンパーを使用しています。音のかぶりもないし、バックアップも簡単だし、良いことばかりでツアーではスピッツのフロントギター陣3人ともケンパーを使用しています。
ベースの田村からこんなの出たよって、前回のレコーディングの時に触らしてもらったのがケンパーとの最初の出会いでした。ちょうどレコーディングだったので、すぐにプロファイリングしてアンプと比べる事が出来たのですが、その音のクオリティーの高さにビックリしたのを覚えています。
またライブでもイヤモニを使い始めた頃で、いろいろ試行錯誤していた時期のタイミングに見事にハマり、もっぱらライブでケンパーを使用しています。音のかぶりもないし、バックアップも簡単だし、良いことばかりでツアーではスピッツのフロントギター陣3人ともケンパーを使用しています。
マサムネさんもリーダーも使っているみたいで、良いなぁ。
※あらためてMステ出演時の映像見たら確かに使ってた
スピッツ 草野マサムネの歌詞はなぜ意味不明なのに惹きつけられてしまうのか
【関連記事】
ギターのピックアップの違いはなに?part.2 P-90とミニハムバッカー
新藤晴一使用機材~ Kemper Profilling Amplifier編~
ということでテツヤさんについて書いてみた。
最後にせっかくなので"春の歌"を。
SPITZ JAMBOREE TOUR 2016“醒 め な い”(初回限定盤) [Blu-ray]
☆尊敬してるギタリストシリーズ
- 新藤晴一
- ジョン・メイヤー
- トミー・エマニュエル
- ゲイリー・ムーア
- マシュー・ベラミー(MUSE)
- ノエル・ギャラガー
- グレッグ・バーグドルフ
- 菊地英昭(THE YELLOW MONKEY)」
- 長岡亮介/浮雲
- オマー・ロドリゲス
- 三輪テツヤ(スピッツ)
- 滝善充(9mm Parabellum Bullet)
- アベフトシ/THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
- Joe Satriani(ジョー・サトリアーニ)
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