2018年7月15日日曜日

尊敬してるギタリスト〜その14「Joe Satriani(ジョー・サトリアーニ)」







このシリーズ、決して忘れているわけではなくて、むしろそれ目的でブログを立ち上げたようなものである。

しかしながら、やるにつれて僕は気付いた。

「あ、ギター欲しい」

ギタリストについて調べるほど使っている機材、音が魅力なのである。
なので、このブログでギターに関する話題は減り、歌詞を解釈していく方向へ変わっていった。

ということで、ギターの話題を減らして今思うことはこれである。


「あ、ギター欲しい」


何も変わっていない。

そう、僕はどっちにしても、いつだってギターが欲しいのだ。

ということで、開き直って久しぶりにこのシリーズを書こう。

14弾は、スキンヘッドにサングラスの、このお方。


尊敬してるギタリストシリーズ その14

ジョー・サトリアーニ (Joe Satriani)






プロフィール








1956年7月15日、米ニューヨーク州ロングアイランド出身。
ビートルズを見たことでドラムを始めるが、14歳の時にジミ・ヘンドリックスが亡くなったことをキッカケにギターに転向した。

それから17歳でピアノのレッスンを受けるようになり、音楽理論を学ぶ。その時の講師であるジャズピアニストはレニー・トリスターノである。
レニーはかなり厳しいレッスンで、少しでもミスをすると時間に関係なく「また来週」と練習を打ち切られてしまったらしい。

デビュー前までは米カリフォルニアでギター教室で講師をしていた。傍らでアーティストのレコーディングやツアーを手伝ったり、バンドに参加して辞めたりしている。

そして1985年アルバム「Not Of This Earth」でデビューする。キャリアとしては、その後に出る2ndアルバム「Surfing With The Alien」が大ヒット。このアルバムはリリースが1987年なので、僕と同い年のアルバムである。どうでもいいだろうか。

余談だが、「Surfing With The Alien」は2007年に20周年記念として「レガシー・エディション」としてリリースしている。






目玉は特典のDVDだが、このライヴがまたすごい。当アルバム発売時の1988年の「モントルー・ジャズ・フェスティヴァル」でのライヴを収録したものだが、アルバムが打ち込みで宅録に近い内容であったのに対して、ライヴではスゴ腕ドラマー、ジョナサン・ムーヴァー(ミック・ジャガー、アリス・クーパー等をサポート)、とこれまた超絶ベースのスチュワート・ハム(スティーヴ・ヴァイのバックや、ジャズ、フュージョン畑でも活躍し自身のソロもリリース)を迎え、ただでさえ強烈な「サーフィング~」の楽曲群をさらに発展させてモントルーの観客の度肝を抜きまくる。


これを読んで、悔しいことに僕はアルバムを買い直すハメになった。愚痴です。


ギター講師時代の教え子にはスティーヴ・ヴァイカーク・ハメット(Metallica)などがいる。
特にヴァイは3年間教え、師弟関係とも云える関係である。スティーヴ・ヴァイはこの時のことについて、コメントしている。


レッスンを3年間うけた。とっても良い先生だった。俺のように弾けとか、ああしろこうしろとか、何も言わない。かわりに、自分自身を理解するのがなぜ大切なのかを説明してくれた。今まで会った人のうちでもっとも音楽的に優れた人だな。トレモロ・アームの使いかたなんかも山ほど教えてくれた。それを見て学んだんだ。彼はレコードを聴いて、その場で、どんな和声なのかとか、コード・チェンジやボイシングやインターバルとか、全て的確に言葉にできるんだ。俺もこんなことができるようにならないといけない、この人みたいになりたいって思ったよ。


その他の教え子の中にケヴィン・キャドガン(Third Eye Blind)の名前があったのが個人的には嬉しい。

スキンヘッドにサングラスという出で立ちは日本にいっぱいいるちょっとイカツイ印象だが、サングラスの理由が、ギターを弾いてて目を閉じているのを見られるのが恥ずかしいという理由である。









プレイスタイル




僕はテクニックを見せびらかすだけのギターというのは、そんなに好きではない。
早弾きを聴けば凄いと思うが、それ以上のものがなくて、それが目的となってしまっているギターソロは心が動かないのだ。

しかしジョー・サトリアーニのギターはそんな思考を軽く超越するものだ。

プロフィールを見ても判るように、テクニックは間違いないもので、それが曲ごとにしっかり、テクニックを表現に昇華させている。

フレーズ、テクニックが目的ではなく手段となっている。これはかなり重要なポイントで、たとえばメロディに対して適切な言葉を当てはめて歌詞にするように、適切なフレーズやテクニック、サウンドを取捨選択しているのだ。

メロディとして聴かせることに重点が置かれ、高揚してしまうギターが正確無比に鳴らされる。

僕が一番好きな曲は1998年リリースの「Crystal Planet」の4曲目に収録されている曲"Love Thing"である。
テンポも落ち着いた、かなりメロディアスな楽曲である。





後半はベースソロなので、前半部分である。時間のある方は後半もヤバいので是非見て頂きたい。
ワウを使用した浮遊間あるサウンドとかなりエモーショナルなメロディにうっとりとしてしまう。



次に代表曲の1つ。





"Always With Me, Always With You"
歌うようなギターとはまさにこういうことだろう。

ギターに関しては、語るより聴く方が早い。












使用機材




最後に簡単に使用機材を。

メインギターはIbanez(アイバニーズ)のシグネチャーモデルである。






アンプはマーシャル。






Marshall / JVM410HJS Joe Satriani Signature

もちろんシグネチャーモデルが出ている。


VOX JS Big Bad Wah
"Love Thing"でもワウワウしているが、もちろんシグネチャーモデルが出ている。
このワウもチャンネルの切り替えが付いていたり、かなり使いやすそうだ。






VOX オーバードライブ・エフェクター ice9 JS-OD

オーバードライヴももちろんシグネチャーモデルが出ている。
ちなみにディストーションももちろんシグネチャーモデルが出ている。

ということで、あまりにも多くのジョー・サトリアーニモデルのアンプやエフェクターなどが発売されている。






↑こんなものまで出ている。

ということで、ジョー・サトリアーニ御大を紹介した。
気に入っていただけたら嬉しい。







☆尊敬してるギタリストシリーズ

  1. 新藤晴一
  2. ジョン・メイヤー
  3. トミー・エマニュエル
  4. ゲイリー・ムーア
  5. マシュー・ベラミー(MUSE)
  6. ノエル・ギャラガー
  7. グレッグ・バーグドルフ
  8. 菊地英昭(THE YELLOW MONKEY)」
  9. 長岡亮介/浮雲
  10. オマー・ロドリゲス
  11. 三輪テツヤ(スピッツ)
  12. 滝善充(9mm Parabellum Bullet)
  13. アベフトシ/THEE MICHELLE GUN ELEPHANT










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