2017年2月17日金曜日

ポルノ全シングルレビュー 2nd「ヒトリノ夜」






ポルノグラフィティ全シングルレビュー第2回。
最初は月一くらいでいいやと思っていたけど、よく考えたら何年掛かるんだよという話なので、できれば月2~3回書いていこうと思う。


2ndシングルといえばもちろんこれ。



ヒトリノ夜/ポルノグラフィティ















1. ヒトリノ夜




"アポロ"の爆発的なヒットによりデビュー曲にして一躍その名を知らしめたポルノグラフィティ。

ヒット曲には必ず「一発屋」の言葉がついてまわる。それはデビュー曲がヒットしたアーティストにとってはさらに重圧となるもだ。


そこに登場したのが"ヒトリノ夜"であった。


タイアップはGTOのオープニングテーマ。そのせいか陰に隠れがちだと思っていたら、ファンじゃない人に聞いても案外知名度が高かった。
当時の僕はまだ音楽すらまともに聴いていなかったので、知らない日々を送っていた。


"ヒトリノ夜"はデビュー曲候補であったが、後に"アポロ"が誕生したことで、デビュー曲とならなかった曲である。さらには"Century Lovers"が2ndシングル候補にもなり、2ndにもならない可能性があった。
※ちなみに"Century Lovers"は「Fu-Fu-」が当時流行していたモーニング娘。に似ていたことから、シングル化が叶わなかった。


イントロのサウンドからしてとてもスリリングであり、全編焦燥感がとても強い曲である。


100万人のために唄われたラブソングなんかに
僕はカンタンに想いを重ねたりしない


出だしから強烈である。
この頃の晴一さんはとにかくシニカルだ。触れるもの全てを傷つけてしまうような尖り方だ。

インディーズ時代のバージョンの歌詞は元々本間さんが手掛けていた。そのことはFCUW5でも触れられている。
書き換えた場所などを見比べると、僕はやっぱり今のバージョンの方が好きだなと感じる。


僕が君に教えた 流行りのクラブで踊る


とか今の時代に聴いたら、正直なかなかキツイものがある。

個人的に、ではあるが晴一さんの歌詞って時代を感じさせてもそれを古いと感じさせない言葉選びの感性があると思っている。
あ、いや「まあ!なんてクリアな音でお話できるケータイなんでしょう☆」にはちょっと感じるが。☆に。


スリリングさのある曲と書いたが、それを助長しているのがこのシングルで初登場したヴァイオリニストNAOTOである。
よく好きなポイントにも挙げられることが多いがサビのNAOTOさんのヴァイオリンがとにかく素晴らしいのだ。


"アポロ"に引き続きギターソロ前にユニゾンのフレーズが入っている。
このアレンジはメンバー3人を意識させるためなのだろうか。



2. ジレンマ



ライヴの定番曲"ジレンマ"である。


ポルノグラフィティの最初期の曲であるが、今でもライヴではかなりの割合で演奏されることが多い。そして主にライヴの最後を飾る曲となっている。


だいたい昭仁さんが歌詞を間違える。
今まで50回ライヴで聞いたとすると合ってたの5回に満たないのではないだろうか。


一時期はあえてセットリストから外されていたが、近年はまたライヴの(便宜上)最後の曲ということでまた定着した。
近年ではFCUW5にて久しぶりに限りなくオリジナル音源に近い形での演奏が披露された。

それは「ジレンマ」というものが、歌詞だけでなく「楽しいけど終わってしまうライヴ」のことも示しているように感じる。

歌詞については以前深く掘り下げてるので、そちらを参照してください。

【関連記事】
ジレンマ歌詞解釈~ジレンマが示すもの


ライヴでの印象が強いがあらためてCDで聴くと、とにかく音源としても完成度が高いし、ポルノグラフィティの根底を成すものが詰まっていることに気づかされる。


昭仁さんの歌、晴一さんのギター、Tamaさんのベース、そして何よりライヴアクトとしての自負をこれだけ昔の曲でも感じるのだ。


ところで、あらためてCDで聴くと、若干の物足りなさを感じないだろうか。それは音源としての完成度が低いからでは決してない。
それだけライヴでの聞き応えがある曲で、それが馴染んでいるのだ。CD音源よりライヴの方が良いじゃんというのは、僕にとっては褒め言葉である。

メンバーにとっても大切な曲であり、演奏が難しいながらも「やっぱり最後は"ジレンマ"なんだよね」といった晴一さんが言っている。



3. ヒトリノ夜(Backing track)



長くなったので手短に。

「アポロ」のときも書いたけど、ポルノは特にバッキングのアレンジが凝ってるので、ぜひ注目して欲しいポイントだ。



そういえば「アポロ」と「ヒトリノ夜」は最初8cmCDで発売されたけど、後に12cmCDとして再発されている。

僕はライヴ会場で購入特典欲しさに買ってしまったので家に2枚ずつある。


ポルノ全シングルレビュー 1st「アポロ」


【こんな記事もあります】
《前編》ポルノグラフィティ岡野昭仁という才能を褒めちぎる記事
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