語る機会がないので、好きなギタリストを語るシリーズをやろうと思う。
邦楽洋楽問わずやっていくつもりである。
まずは、やはり俺をこんな人生にしやがったこのお方。
新藤晴一/ポルノグラフィティ
もちろん、新藤晴一である。
歌詞の面でも大変尊敬してるが、それは他の記事で随時書いて行こう。
では始めよう。
プロフィール
1974年9月20日生まれ 広島県因島市出身。
ポルノグラフィティでは数多くの作詞作曲を手掛ける他、THE 野党としての活動や、他アーティストへの歌詞の提供を行っている。また小説も出版している。
初めてギターをコピーしたのはX JAPANの"紅"。後にYOSHIKIと共演して演奏することになるとは、この思いもしなかっただろう。
他にはボウイのコピーなどをして文化祭で演奏した。
もともとはバービーボーイズに憧れてアルトサックスを購入したという経緯がある。
その後文化祭のためにヴォーカルを担うが、岡野昭仁の出現によりギターに更迭される、が後に「ギターが一番気持ちいいから」と発言しているので、ギターが向いているのは間違いない。
しかしながら"ウェンディの薄い文字"や"Hey Mama"などでヴォーカルを務めることもあったり、突然ラップを披露したりする("Good luck to you")。
影響を受けたアーティストとしてはガンズ・アンド・ローゼス、エリック・クラプトン、エアロスミスなんかのアーティストの影響が強いよう。
自分の中では昭仁さん→UKロック、晴一さん→アメリカンロックが好みという感覚。
晴一さんのギターの腕前は、プロの世界の中では決して高い方ではないとよく言われる。
もちろん上を見ればキリがない。
それでも。これまで沢山のギタリストを聴いたり見たりしてきたけど、この人のギターほど憧れてしまうものはないのだ。
これだけ多彩なポルノの曲を弾き分け、表現していることについては秀でた才能であると断言したい。
"DON'T CALL ME CRAZY"のようなハードロックテイストのディストーションサウンド、"空が青すぎて"のような心地好いカッティング、まんまジョン・メイヤーじゃねえかという"邪険にしないで"など、そのギターサウンドはあまりに多種多様だ。
"didgedilli"や"螺旋"などのギターインスト曲や、ツアーで時折挟まれる長尺のギターソロのアレンジはたまらない。
特に「∠TARGET」ツアーでの“ロスト”のギターソロアレンジは本当に好きで、何度見返しただろうか。
演奏が"入った"時には「アヒル口が更にアヒル口になる」と云われるほど、唇が反り返る。
アコギではクラプトンの影響がかかなり強くて、"何度も"はほとんど"Tears In Heaven"である。他には曲をヴォサノヴァ風のアレンジなんかにしたり、アコギでもアプローチは多彩である。
個人的にはギター弾いてる晴一さんが格好良すぎて、なぜ同じ人類でこんなにも違うのだと自分のギター背負った姿を見て溜め息をついてる。
メインギター
1960年製Gibson Les Paul standard
2005年製Fender Custom ShopTelecaster made by John English(1957モデル)
の2本を主に使用している。
レスポールは一時期コンディションの都合で封印されてましたが、ここ最近のツアーでもちょくちょく使用されている。
僕はこのレスポールのサウンドに強烈に憧れてしまったので、初めて買う時にはレスポール・タイプのギターをチョイスした程度の影響を受けている。
(後にGibsonのレスポールにも手を出した)
ギターについては使用機材を随時調べていっているので、記事の最後のまとめを参考にしてもらいたい。
Gibsonとは2007年までエンドース契約をしていた。
現在は新たに購入したヴィンテージのテレキャスターをメインとして使用したり、フェンダーとオリジナルモデルの製作を行ったりしている。
ポルノグラフィティの音楽性の多彩さは、機材の多彩さでもあるのだ。
おかげで、ポルノのギターをコピーしている人なら分かると思うが、かなり大変である。
プレイも去ることながら、機材面でも必要になるものが多いので、出費がかさむばかりだ。
ギターも色々なタイプがいるし、エフェクターやアンプ、こだわりだしたら底なし沼である。
端的に言えば、
めっちゃ金かかる
なんせ現行のギター機材追うだけでも大変なのに、この人どんどん機材変化して増えていくんだもの。
それでもこの人に憧れてしまった僕は、人生を捧げる決意をしたのだ。
エピソード
せっかくなので、最後に好きなエピソードをまとめよう。
・実家は青果物卸業のためアダ名が「フルーツ」だった。
そのせいか東京に来てから果物を買うということに驚いたそう
・高校生の頃タバコを吸っているのがバレて怒られて反省文を書かされたが、その文章の上手さを誉められた。
ちなみにその日はバービーボーイズのライヴに行く予定だったのが、この反省文を書くために行けなくなったことから猛烈に反省したとのとのこと
・高校時代は坊主頭だったのに赤茶色だった。その姿で教室で本を読んでいたため岡野昭仁は「アイツには近づかないでおこう」と思われていた
・野球が好きで自分の野球チームを持っている
・ゴキブリが嫌い。名前を言うのもイヤなので"G"と略す。もし家に出たら他のメンバーの家に愛犬と逃げ込んだ
・若き日は「野菜は牛が食ってるんだから食わなくていい」という理由で野菜を食べなかった
・中森明菜が好き
・酒が好き
・財布やホテルの鍵など、物をよく失すor落とす
・大阪時代にはバーテンダーをしていた
・「ポルノグラフィティ」の命名主
・Amuse設立25周年の映画「ロード88 出会い路、四国へ」で俳優デビュー。
・フライデーされたことがあるが、ファンの反応は「フライデーおめでとう!」「大物芸能人みたいw」「有名人みたい」と大喜びするだけで終わった
その後の夫婦仲も順調なようである
【関連記事】
《前編》ポルノグラフィティ岡野昭仁という才能を褒めちぎる記事
ポルノグラフィティ's ヒストリー chapter.0「前置きと目次」
☆新藤晴一使用機材
ギター
- 新藤晴一使用機材〜レスポール(1960年製)編
- 新藤晴一使用機材〜テレキャスター編
- 新藤晴一使用機材〜Sagoギター編
- 新藤晴一使用機材〜ポール・リード・スミス編
- 新藤晴一使用機材〜ES-335(クリス・コーネルモデル)編
- 新藤晴一使用機材〜レスポールカスタム(1958年製)編
- 新藤晴一使用機材〜ホワイトファルコン編
- 新藤晴一使用機材〜レスポールJr. TVイエロー編
- 新藤晴一使用機材〜ストラトキャスター編(1)
- 新藤晴一使用機材~エレガットGibson Chet Atkins CEC編
- 新藤晴一使用機材〜Martin HD-28V編
エフェクター
☆尊敬してるギタリストシリーズ
- 新藤晴一
- ジョン・メイヤー
- トミー・エマニュエル
- ゲイリー・ムーア
- マシュー・ベラミー(MUSE)
- ノエル・ギャラガー
- グレッグ・バーグドルフ
- 菊地英昭(THE YELLOW MONKEY)」
- 長岡亮介/浮雲
- オマー・ロドリゲス
- 三輪テツヤ(スピッツ)
- 滝善充(9mm Parabellum Bullet)
- アベフトシ/THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
- Joe Satriani(ジョー・サトリアーニ)
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