2016年9月27日火曜日

【ライヴレポ】ハルカトミユキTOUR "LIFE"FINAL 約束の地・野音 part.2







LIVE TOUR 2016 'LIFE' FINAL −約束の地・野音!−

2016.9.24 日比谷野外大音楽堂



part.1は こちら から








ハルカ「野音!雨は止んだー?」

そうハルカさんが云う。

ハルカ「去年野音でやるために書いた曲で、みんなで星空を見たいと思った曲で、今日は…無理だけど。分かってたよ」
ミユキ「笑」
ハルカ「みんなサイリウム買ってくれた?」
と、ミユキさんもサイリウムを点灯
ハルカ「あ、そこもろスマホじゃん。スマホのライト目立つね。ない人は後ろで買ってください。間に合う?」


"宇宙(そら)を泳ぐ舟"

前の方にいたので、ちらちら後ろの光を楽しみながら見ました。ハルカさんが「星の降る丘で」のところで客席を指さしていたのが印象に残ってる。

聴くたびに不思議な魅力を持った曲だなと思う。
昨年と同じく野音ステージ全体に映像を当てた演出でした。これもプロジェクションマッピングなのかな?

この辺りでメンバー紹介してたような。

ミユキ「私も『ただいま!』って言いたかった。『ただいま!』
47都道府県ツアーをしていて、去年とかは『色々行けて楽しみだな』と思ってたけど、始めてツアーを回っていると、全然成長できていない自分がいて悩んでいた。
それでも行った先で『待ってたよ』と言ってくれる人がいて、その時に自分のやることが分かった。そうして、アルバムができて、これは待っててくれたみんながいたからこそ出来たアルバムです。」

※MCの位置は自信ありません


ミユキさんのシンセやシンセベースが鳴り響く、しばらくしてスクリーンに縁取られた文字で映される。それは曲名と同時に後半に向けての合図でもあった。


"Are you ready?"
"見る前に踊れ"

アルバムと同じく2曲続けて演奏された。"Are you ready?"はずっと歌詞も出てた。

"見る前に踊れ"はアルバムで聴いたときは「踊らせる曲」というにはちょっと大人しくないか?と思ってたけど、ライブで聴くと後半の盛り上がり方が凄い。

この曲のハルカさんの高音がとても好きだなぁ。

"tonight"

すっかりライブの盛り上げの鉄板になった曲。

「あんたみたいな女」でハルカさんがミユキさんを指差すとミユキさんが投げキス返してた。

最近、"tonight"って凄いラブソングなんじゃないかと思えてきた。

ハルカ「日常色々なことがあると思います。」
というような内容のMCがあった。詳細は失念してしまった。

"DRAG & HUG"

この曲もライブで聴くとどうなるのだろうと期待に胸が膨らんでいた。

ハルカトミユキ史上最速のBPMを誇るナンバー。
期待通りのカッコよさ。強いて言えば2番サビ入るとこのギターのチョーキングが好きだったのでなくて残念だったくらいかな。


"振り出しに戻る"
"ニュートンの林檎"

定番となったクラップの煽りから曲に入る。
"振り出しに戻る"ではミユキさんが最後にキーボードに背中から倒れて弾いたり、頭で弾いたりしていた。

"ニュートンの林檎"はハルカさんが前に出てきてイントロのリフを掻き鳴らしていた。

この辺りの曲はもう何も感じないわけではないんだけど、とにかく楽しい!ということに尽きてしまうので、こういう時に書くことが浮かばない。

そういえば"ニュートンの林檎"の時に
思ったけど、ドラムの城戸さんはかなりCD音源に忠実に叩くんだなと思った。

これまでずっとサポートドラムとして活躍していた中畑大樹さんは、最後のサビのフレーズを変えてたりして、個人的にはそれがとても好きだったので、久しぶりにCDに近い"ニュートンの林檎"になっていたと思う。

暗くなったステージでハルカさんと陽一郎さんが向かい合う。そこで弾かれたフレーズは。

"青い夜更け"

このタイミングでこの曲がくるとライブがもう終わりが近いなと思ってしまう。

それとは別に聴くたびに心に突き刺さってくる曲。
とても冷たい空気の曲なのに、最後にはとても熱量の高い曲になっているのがこの曲の素晴らしさだと思っている。

本編もいよいよ終わりだ。
ハルカさんの短いMCから最後の曲へ。

"光れ"

1曲目がこの曲じゃなかったことで、たぶん最後にやるんだろうなと内心思っていた。"夜明けの月"を途中でやった時にほぼ確信になってた。

YouTubeにこの曲のミュージックビデオがアップされた時に「とても明るい曲が来たなぁ」と驚いた。
しかし、こうしてビデオにもあった通り野音で、本編の最後に聴くと最初に聴いた時とまるで違う印象となった。

元々歌詞はとても辛辣な心情がこめられていた。

投げ捨てたプライドの代わりを
探し 迷子になった

この曲で歌われているものは"奇跡を祈ることはもうしない"の前のモノローグで語られていたことに通じると思う。
同時にそれは、それでも前に歩みだした2人の決意も表している。

決して盛況というには程遠い動員だった今回の野音。それはこの"光れ"で歌われる

あのとき描いた未来は
今はまださわれない

という歌詞とオーバーラップする。「あのとき描いた未来」で思い描くもの、それは"シアノタイプ"である。
「今でも未来のことを歌ってます」その言葉から演奏された"シアノタイプ"、まだ期待した通りの未来はきていない、それでもその未来へ少しでも近づくために、2人は未来へ向けて進んでいるのだ。

この時、漠然とはしながらもそんなことを考えて、また泣けてしまった。

アンコールの間スクリーンには"LIFE"のミュージックビデオが流されていた。途中からは今回のツアーの全日程が流れていた。スケジュールを見ていても、1年とは言いつつもかなり時期が密集しているし、間にアルバム制作や、ハルカさんは2回も舞台に立っている。本当に走りきったという気持ちだろう。


アンコール

ハルカ「後ろにもある通りこのツアーは"LIFE"ツアー。でも『LIFE』ってなんだ?と思いながらツアーをしてた。ツアーが終わって、家に帰ったとき、そこには私1人で、結局『LIFE』とはなんなのか答えはでなかった。でも答えがでないことがLIFEなんじゃないかなと思えた。」

ハルカ「ミユキも言ったけど、8月17日にアルバム『LOVELESS/ARTLESS』というアルバムを出して、それはツアーを回って感じたことを詰め込んだ。タイトルの通り飾らないこと。
きっとここにいる人たちは100%満たされてるわけじゃなくて、だからこそ音楽を聴いたりしてその欠けた部分を埋めようとしてる。そんな人たちのために歌う」

ハルカ「去年野音のために"LIFE"という曲を書きました。そして、今回新しい"LIFE"の歌詞を書きました。」

その言葉から"LIFE 2"が始まった。
事前に歌詞は発表されていたけど、なんとなく見ないで野音に来たので、初めて歌詞を知った。

メロディはほぼ同じだけど、アレンジが少し変わってたかな。

歌詞については公式サイトにもまだ載ってます。

http://harukatomiyuki.net/news_detail/73012

この曲の歌詞の解釈についてはあらためてちゃんとやりたいなと思う。ここでやると終わらなくなるので。

「~はない」というフレーズが何度も繰り返されていき、後半では「~がある」というフレーズに変わっているのが特徴的な歌詞。でも最も印象的だったのが、最後のフレーズ。

最後の4行は、最初の4行と全く同じフレーズが歌われている。しかし、同じフレーズなのに、最初と最後で全く違う印象を受けるというのがこの曲の肝だと思う。

ハルカ「最後に、希望の歌を」

"ドライアイス"

最後の最後で、本当に残念だった。
僕は"ドライアイス"はミユキさんのピアノから始まって欲しいのです。
ピアノでピンと糸が張り詰めるような空気の中でギターが鳴るというあの展開が好きなので、ここは残念だった。

もちろんそれでも曲は素晴らしいことにかわりはないし、大好きでしかたない曲なので、色々なものを噛み締めながら聴いていた。

歌声に関して言えば、僕の中では今までで1番素晴らしいものだったかれない。

最後に来年のライブが発表になり、TOUR"LIFE"は終わりを告げた。

来年はもう5周年ですか。何かしらベスト的なものが出るような感じだったけど、曲数的にはベストにはなぁという感じだし、せっかく前に向かって進んでいるところであらためた過去を振り替えるというのはタイミング的には、ちょっと無理やりやらなくてもいいのになぁと。

最後は指定席チケット全員をしっかり見送ってくれた2人。なんとか直接言葉で伝えたかったけど、時間も短かったので、なんとか一言ずつ言えたくらいになってしまった。

ということで、以上本編のレポでした。

レポは終わりで次の記事で感じたことをあらためて総括してまとめたいと思います。長々お読みいただきありがとうございました。


セットリスト

01 世界
02 バッドエンドの続きを
03 Hate you
04 春の雨
05 Pain
06 Vanilla
07 シアノタイプ (acoustic)
08 奇跡を祈ることはもうしない
09 夜明けの月
10 宇宙(そら)を泳ぐ舟
11 Are you ready?
12 見る前に踊れ
13 tonight
14 DRAG & HUG
15 振り出しに戻る
16 ニュートンの林檎
17 青い夜更け
18 光れ
ec1 LIFE 2
ec2 ドライアイス



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