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2025年6月24日火曜日

【ライヴレポ】ハルカトミユキ「青写真を描いた、その後」GRIT at Shibuya






2013年リリースされたハルカトミユキのメジャー1stアルバム「シアノタイプ」から12年経った。 

そんな2025年の夜、再現ライヴが行われた。

6月なのに梅雨を忘れた暑い真夏日の渋谷。

その夜をここに記録する。


※敬称略


2024年1月8日月曜日

【ライヴレポ】ハルカトミユキ 11th Anniversary Live "Triad" @新代田FEVER







ようやく冬の空気をまとい始めた師走の夜。

ハルカトミユキの11周年ライヴを見届けた。


※敬称略


2020年12月1日火曜日

ハルカトミユキ 「最高の孤独感」感想 @日本橋三井ホール








「本を読まないということは、そのひとが孤独でないという証拠である。」


ハルカトミユキが9ヶ月ぶりとなる有観客のライヴを行った。
会場は1年前に「7 DOORS」を行った日本橋三井ホールである。

1年前にドアを開けた時には想像さえしていなかった状況に世界は陥っている。そこでハルカトミユキが唄ったものとは。




ハルカトミユキ 「最高の孤独感」感想 @日本橋三井ホール



※敬称略

2020年7月6日月曜日

【感想】ハルカトミユキ「最愛の不要品」








「不要」という言葉がある。

「必要のないもの」を意味する言葉だ。

一方で「不用」という言葉がある。

「使わないもの」を意味する言葉だ。

ハルカトミユキの新作EPには「最愛の不要品」というタイトルが付けられている。


※歌詞については、インスタにアップされていたものはなるべく合わせてますが、それ以外の箇所は耳コピのため、表記など違う場合がありますのでご了承ください。



【感想】ハルカトミユキ「最愛の不要品」







2020年6月22日月曜日

コロナ禍にも動じないミュージシャンの特徴









「コロナ禍」と呼ばれる状況が続いている。

緊急事態宣言が解除され、少しずつ規制が緩和されつつあるが、未だ予断を許さない空気が続いている。2月にライヴハウスでの感染者の発覚から、ライヴというものの開催さえも難しい。

無観客での開催、小~中規模のイベントは席の間隔をあけるなどして、感染予防の徹底が必要とされている。

しかしながら、満席になったとしてもチケット代でハコ代がようやくペイされるという話もあるくらいで、観客数を削減したのでは採算的には厳しいという見方もあるなかで、興行の側面で見ればかなり厳しいだろう。

表現者と呼ばれる人々の多くが、この状況下で何ができるだろうか、何をしていいのだろうかと自答し続けている。

「音楽は不要不急ではない」と声にするミュージシャンも多いなかで、この状況を淡々と受け止めているミュージシャンたちもいる。その声は、折しも自分の好きなミュージシャンに多い気がした。

好きなミュージシャンだけに発言に触れる機会が多いということもあるが、ある理由があるのではないかと思ったことがあるので、記そうと思う。



2020年2月20日木曜日

ハルカトミユキ "Triad"大阪LIVE SQUARE 2nd LINE ライヴレポ・セットリスト






The Show Must Go On


ハルカトミユキのツアー「Triad」を見届けた。
今回僕はハルカトミユキでは初めて大阪へ遠征をした。

1月の東京公演が仕事の都合で厳しかったためだ。
大阪はモバイル会員限定のイベントライヴが連日だったので、遠征することに決めた。

結果的に、とても貴重で有意義な2日間となった。


※TOP画はオフィシャルTwitterより引用






2019年12月30日月曜日

ブログ「飴玉の街」2019年回顧録 1年を記事で振り返ってみよう






2019年が終わろうとしている。

今年もよく書いた。

趣味で書いてるのか、職務ではない義務感で書いているのか最近わからなくなってきた。

そんな2019年も色々なことがあった。

記事とともに振り返りたい。


2019年11月27日水曜日

【ライヴレポ】ハルカトミユキ Best Album Release Special Live “7 DOORS” @日本橋三井ホール








集大成という扉はゴールではない。


ハルカトミユキのベストアルバムツアー、その最終公演となったのが、日本橋三井ホールで行われた「7 DOORS」である。

7年間の全てを出し切った、あまりにも見事なライヴ、そこに見た未来に泣いた夜。


ハルカトミユキ Best Album Release Special Live
“7 DOORS” @日本橋三井ホール 2019.11.23




2019年11月18日月曜日

ドレスコーズもハルカトミユキも、ゴッホになって欲しくない








上野の森美術館で「ゴッホ展」が開催されている。

その特集を見ていたのだが、あることが思い浮かんだ。

ハルカトミユキやドレスコーズがゴッホにならないで欲しい。



2019年10月9日水曜日

【ネタバレ感想】映画「ジョーカー」 それは妄想か虚言か 狂気の傑作








ホアキン・フェニックス主演「ジョーカー」を見る。

一応ネタバレとは銘打ったものの、ストーリーはもうすでに明示されている。

バットマンのヴィランであるジョーカーがどのように誕生したのか。つまりは最初から結末はもうわかっているのだ。

それでも「なぜジョーカーとなったか」に至る過程にこそ、この作品の魅力はある。

思いつくままに綴るので散漫としてしまうが、感想をここに記す。



【ネタバレ感想】映画「ジョーカー」
それは妄想か虚言か 狂気の傑作




2019年8月26日月曜日

【ライヴレポ】ハルカトミユキ Best Album Release Tour 2019 “The Origin” @渋谷LOFT HEAVEN ネタバレ注意







ツアー中につき、ネタバレ注意。
TOP画はTwitterより引用

ベストアルバムリリース後のバンド編成のツアーを経て、今回は2人だけのアコースティック編成のツアー。

11月23日の三井ホールのファイナルに向けたツアーが始まった。今回はそのツアー2日目にあたる渋谷 LOFT HEAVENの公演について。


ハルカトミユキ
Best Album Release Tour 2019 “The Origin”
@渋谷LOFT HEAVEN ネタバレライヴレポ


ネタバレ有



2019年6月23日日曜日

フジファブリック「手紙」の歌詞が日ごとに大切になる 「さよならだけが人生だ」








この曲が配信リリースされたのは去年の6月。

今さら、何故と思うのが普通だ。

僕にはフジファブリックを語るほどの資格があるだろうか、とずっと考えていた。なので、前から何度かフジファブリックについて書こうとしては途中で止めてしまっていた。

僕がフジファブリックを好きになってからまだ日は浅い。

数年前に会社の人にCDを借りたことがキッカケだった。

当然、志村正彦はもうこの世にはいなかった。

それでも、残されたメンバーで歩み始めたフジファブリックを聴いていた。
山内総一郎の声や楽曲は個人的にはとても大好きで、志村正彦時代とはまた違う、しかしフジファブリックというアイデンティティをしっかり継承している。

今回フジファブリックを好きな人間としてというより、純粋に音楽を愛して生きている一人の男として、フジファブリックの"手紙"に感動したことについて1年経った今、書きたい。



2019年6月20日木曜日

【レポ】ハルカトミユキ BAND TOUR 2019 @渋谷CLUB QUATTRO ライヴレポ








その日、外は嵐だった。
強い雨と風が降り続くなか、原宿から渋谷へ歩いていった。

渋谷クアトロで何回もハルカトミユキを見ているが、思い出すのはいつも、2014年のあの日。記録的な豪雪の中、なんとかたどり着いたクアトロ。そこで、僕は初めてハルカトミユキを生で見たのだ。

"ドライアイス"に心を打ち抜かれ、リリースされたアルバム「シアノタイプ」でもう戻れない電車へ乗った。

「シアノタイプ」から「青写真を描く」と題されたライヴ。雪によって多くの人が会場に行けなかったなか、それでもなんとか来られた観客たちの前でハルカトミユキはステージを敢行した(行けなかった人は後日チケットにメッセージを直筆で書いてくれるという救済もあった)。

ポルノグラフィティはもちろんのこと、国内外問わず、大小問わず、多くのミュージシャンのライヴを見てきた。

それでも、あの日に体感したヒリヒリとした空気は、今でも尚、この時以上に感じたことはない。

どこかステージと観客の間に幕があるような感覚。

自分を含め観客たちは、ビタっと静止し、ただその音と言葉を受け止めていった。もちろん無心な訳ではない。
曲が終わっても、すぐに拍手できなかった。それほど、その音が鳴り止んで尚余韻にうちひしがれてしまっていたのだ。

この頃はまだハルカトミユキはアンコールをしないという主義だった。それでも、雪の中たどり着いた観客たちに彼女たちは再び現れ、何度もお礼を言ってくれた夜。



ハルカトミユキ BAND TOUR 2019
@東京・渋谷CLUB QUATTRO ライヴレポ



※トップ画はナタリーより引用


2019年1月19日土曜日

君は「Larrivee(ラリビー)」というギターブランドを知っているかね








カナダのギターのブランド「Larrivee(ラリビー)」をご存知でしょうか。

日本ではそこまで馴染みのないギターブランドかもしれない。しかし、そのギターは計り知れない魅力を放っている。
そして僕が敬愛するハルカトミユキが使用しているということで、興味を抱いた。


2018年12月29日土曜日

ポルノファンへハルカトミユキの歌詞と音楽をプレゼンさせてください







ゆとり世代は黙っていながら、心の奥に狼を宿している。


ポルノファンの中にもきっとハルカトミユキの音楽が響く人がいるはずだ。

実はブログをやってる目的の1つがそれなのである。

ハルカトミユキは度々名前を出すので見覚えあるという人もそれなりにいると思う。そうやって名前を刷り込ませていくことが目的であるので、見覚えあるなら企みが成功にあると言える。

ブログを通じて、ポルノグラフィティのファンの方たちには歌詞や言葉を大切に受け止めてくれるというのがわかった今、あらためてハルカトミユキというアーティストを紹介したい。

紹介するからといって、好きになってくれというわけではない。
そもそも音楽とはなかなか薦められて好きになるというものではないからだ。しかも「流行ってる」からとかそういう理由で聴かれるようなアーティストではない。

それでも、好き嫌いではなく、こんな言葉たちが必要だった、という方がきっといるはずなのだ。
それが伝われば幸いなので、できれば目を通して、聴いてもらいたい。そして、この記事がより多くの人に届けばと思う。



2018年12月25日火曜日

ブログ「飴玉の街」2018年回顧録 1年を記事で振り返ってみよう








先日アップした「UNFADED」のライヴレポで、ほぼ燃え尽きてボロ雑巾のようになった僕である。

もう今年書かないと思いながら、ネタバレの件をどうしても言葉にしときたくて書いたし、思いついたことのメモを残したりしてて、多かれ少なかれ結局書かない日がない。

ブログを2年半以上やってきて、まだこんなに書くことあるのか、と自分で驚くばかりだ。

2018年という年、本当に多くの方に読んでいただいた。先日とうとう1日としては最高のPV数になったほど。本当にありがとうございます。

売れてるブログに比べれば微々たるものだが、こんなポンコツの人間のブログが、色々な人に読まれていると思うと、もはや他人事のように「凄いなぁ」と思ってしまう。

ということで、少し2018年を記事で振り返っておきたいと思う。少し前にポルノグラフィティの2018年を振り返るという記事を書いたが、そこからあまりに色々なことがありすぎて、時期早々だったと反省した。


ということで、おそらく今年最後の更新になると思うのでよろしくお願いします。
と、書きつつ本当にそうなるかは、まだ分からない。


個人的に好きな記事とか反響の大きかった記事を紹介していければと思う。もちろんポルノに限らず、全部が対象。もちろん割合はポルノ多めになりますが。



2018年11月22日木曜日

フラワーの歌詞について本気出して考えてみた~映画「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」主題歌








ポルノグラフィティの新曲"フラワー"がカフェイン11でフルオンエアされた。

今年リリースされたシングルはどれも、初オンエアになって発売なり、配信なりしたらひたすら気が狂ったように聴いていた。

今回も"カフェイン11"を録音して、何回も聴き返していたけれど、いつものとは違っていた。

軽い気持ちでリピートできない。
それほど受け止めるものが多く、大きすぎて、聴くには覚悟が必要な気持ちになってしまう。

なぜそんな気持ちになるのか、覚悟して何度も聴いて、曲と向き合って自分なりの答えを出すのに時間を要した。

それでも、少しでも掴んだ気持ちを今の自分としてここに記したい。おそらくこれから先の人生で、聴く度に印象も捉え方も変わっていくことだろう。


※記事中で「障害者」という言葉を使うが「障がい者」ではなく、あえてこの表記を使うのは原作小説に倣ってである
※映画はこれから公開なので原作のネタバレになりそうな箇所は書かないでおく



ポルノグラフィティ"フラワー"歌詞解釈
映画「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」主題歌






2018年10月10日水曜日

ハルカトミユキ"17才" の歌詞を読みとく アニメ「色づく世界の明日から」主題歌








少女はむかし、自分に魔法をかけた。
”わたしは幸せになってはいけない”

『色づく世界の明日から』



2018年9月4日火曜日

【感想】ハルカトミユキ「朝焼けはエンドロールのように」







人は何かを得るから、それを失う。

それならいっそ、最初から出逢わなければよかったのだろうか。


試聴だけでも、是非聴いてもらいたい。






ハルカトミユキが2018年11月14日にリリース予定のシングルより、カップリングの"朝焼けはエンドロールのように"を先行配信した。

ハルカトミユキにとって初めてのシングル形態でのリリースとなる。

シングル表題曲はタイトル未定で、この曲はP. A .WORKS制作による新作オリジナルアニメ『色づく世界の明日から』の オープニングテーマとなっている。


エコーがかった静かな唄い出し。


ゆっくり注いでいく
ゆっくり溢れていく
ゆっくり流れていく


どこか遠くの彼方から呼び掛けてくるような声。
真夜中を漂うように。

キーボードの音色が美しいのに、どこか重くて切ない。

一歩すつこれ以上近づけば、戻れない二人。


サニーデイ・サービスに"八月の息子"という曲がある。

99年にリリースされたアルバム「MUGEN」に収録されている。







「見つかった?/見つからない/何がある?/何もない/夏の終わりに。」というピリオドで終わる曲。その中の歌詞に、


近づくほど遠ざかる夏
あぁ 八月の息子は歩く


という歌詞があって、それを連想した。

リリース日が折しも8月31日だったからかもしれない。


朝焼けの街なんて見たくはなかった
一人ぼっち 青く冷えていく
道端に捨てられた人形と同じ
僕は動けない


この曲は今までのハルカトミユキの集大成だと、初めて聴いた時に感じた。

集大成であり、次なる一歩。

デビュー当初のイメージカラーともいえる"青"。 世界と心の間にある壁。切なさが込み上げて溢れだすようなサビ。

"春の雨"で足をとめ、聴いていたのは「命の音」。そして待つ「君の征く未来」
"LIFE2"でも夜明けまで、ただ君のことを待っていた。

集大成とは、ゴール地点ではない。

これこそが、また一歩次のステージへと進む一歩となるうる曲、それこそが"朝焼けはエンドロールのように"ではないか。

容赦なくやってくる朝、それは逃れようの無い次のスタートでもある。











部屋にこもって時間を忘れたい主人公。

しかし夜は明け、朝焼けがやってくる。
窓辺の果実も腐り、時を知らしめる。

どれだけ拭おうとしても、弱さを映し出す。

本当はどれだけ待っていても迎えが来ないことを知っている。だけどもそれを願ってしまう。

人形も自転車も自力で動くことはできない。
それと同じように主人公も君という存在が原動力となっていた。

それを失ったことで、主人公は打ちひしがれる。
もう帰らない日々を、何もかもが取り返しつかないということも。

あの日にこぼした赤いジュースのように、汚れてしまったらもう戻れないことに気づいているから。

優しいふりをして、本当に僕がずるかったなら、同じ仕打ちができた。だけど、君は白いまま、跡形もなく。


部屋には 匂いは残さない
期待は抱かない
最後に失うなら


本当はそう思っていないからこそ、そう願ってしまう。

主人公が明日を願わないのは、それが少しでも残っていて欲しいから。
それでも時は容赦なく僕らを明日へと連れていく。


人は何かを得るから、それを失う。

それならいっそ、最初から出逢わなければよかったのだろうか。


数えきれないほど失くしてきたけれど
本当に欲しいものは一つだけだった
"Vanilla"



最後に。


哀しみはひとつの色へ

朝焼けの街なんて見たくはなかった

そんな曲が入ったシングルの表題曲のタイアップが「色づく世界の明日から」なんて。もう狙ってるとしか思えない。

これをやってしまうんだから、やっぱり僕はハルカトミユキが大好きなのだ。



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2018年7月7日土曜日

ハルカトミユキ"Sunny,Cloudy" 歌詞解釈~それでも生きてく人たちへ






ハルカトミユキの2017年にリリースされたアルバム「溜息の断面図」。






その中で最も「パーソナル」な曲だという"Sunny,Cloudy"について、色々考えてみたい。

と書きつつ、こんなに時間が経ってしまったのは、考えても考えても掴みきれないでいたからだ。

それでも、自分なりに辿り着いたものをここに記したい。