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2025年11月24日月曜日

【感想】ポルノグラフィティ「THE REVO」






ポルノグラフィティの ニューシングル「THE REVO」が発売された。

「僕のヒーローアカデミア」のアニメのファイナルシーズンとしてOPに再抜擢された。
曲自体は単体の記事で触れているので、今回はカップリング中心のシングル全体の総括としたい。

ハッキリ言って久しぶりのこうした形態のシングルなので、僕は浮かれている。配信は利点もあるけど、やはり僕はこういうシングルを欲しているのだ。

その辺りの理由を含め、このシングルを味わっていこう。


2022年4月28日木曜日

ポルノ全シングルレビュー 22nd「リンク」





アルバム「PORNO GRAFFITTI」について意気揚々と書いていたのだが、よく考えたら「リンク」のレビューをやっていなかった。

一応アルバム収録のシングルは先に書くという自分なりの何も意味がないルールがあるため先にこちらを書く。

かといって投げやりな訳ではなくて、大好きな曲なのでもちろん真剣に書く。



ポルノ全シングルレビュー 22nd「リンク」






1. リンク


作詞・作曲:岡野昭仁
富士重工業『スバル・インプレッサ』CMソング





表題曲の"リンク"はインプレッサのCMソングになった。爽やかだけれど力強い曲がとても合っていた。

それもあって当時事あるごとに父に「次に車を替えるならインプレッサにしよう」と車を薦めていたが叶わずにいた。けれど巡り巡って、いま父はインプレッサに乗っている。

ウェルタースオリジナルくらい特別な縁を感じる。なぜならポルノグラフィティもまた特別な存在だからです。


シンプルながら力強いイントロのギターリフ。
東京ドーム公演でストリングスのイントロからこれがきたとき「死ぬかな」と思った。

ギターソロもそうだけど、ペンタトニックを用いた王道なギターなのだけど、王道だからこそそれを表現に昇華させる新藤晴一の力が、この辺りでまた一段と高まったのではないかと思う。

岡野昭仁の詞曲もまた、とてもキャッチーなサビでありながら、葛藤と向き合う歌詞の展開は、今まで以上に真に迫っている。

自分自身と向き合うというテーマは岡野昭仁の歌詞ではもく見られるものだ。

例えば僕は君を抱きしめているのに
こんなにも激しく求め合っているのに

そしてもう1つ岡野昭仁の歌詞で特徴的なのは、とても肉体的だということだ。

順番が前後してしまったが、そのことは"空蝉"の歌詞について書いた時にも触れた。新藤晴一は精神的に、岡野昭仁は肉体的に愛を描く。

身体も心も知っているんだ

心にさえ手を触れるほど、手探りをして。あなたの深くを知ろうとするほど、自分と深く向き合うことになる。

だからこそCメロの「僕は自分で自分は僕だってわかってるのに怖くなった」という叫びにも似た咆哮に繋がる。しかしながら"リンク"はそこから。

まだ君も君のこと 探しているんだ

ここまで想いが突き抜ける。

まさに"ROLL"の「僕はそれを恐れてたんだ」というワンフレーズが心を突くように、認めることこそが互いを理解し合う第一歩なのだ。

そして、これこそが真の優しさなのではないかと思う。

そんな想いに寄り添ってくれる優しさこそが、岡野昭仁というミュージシャンであり、ヴォーカリストなのである。

だから僕は"リンク"が大好きで大切な曲なのだ。

ではカップリングに移ろう。










2. Stand for one's wish


作詞・作曲:岡野昭仁


"リンク"と共通するテーマだ。

こちらも世界と自分、君と僕という対比の中で自分を見つめなおす。

等身大の君と背伸びした僕が
通わせているよ two hearts

というフレーズがいい。このフレーズって"MONSTER"の、

知らないのは自分だけ 等身大の自分を
他人はすべて知ってる 悲しきピエロの夢

という歌詞にも通ずるものだ。「自分を見つめなおす」としても、それが背伸びした自分である限り、決して意味のあるものにはならない。

岡野昭仁の歌詞にはよく「自分を見つめなおす」というテーマが見受けられる。というかここまでも記事中で何回も書いてるくらいだ。

ではなぜ「自分を見つめなおす」ことが大切なのかというと、そこに本当に大切なものを見出だすことができるからである。

どこか幸せについて本気出して考えてみることにも似ている。


反対に、歌詞の中で今見るとちょっと皮肉だなと思うフレーズがあって。

世界の叫び声を今僕らは受け止めるべきだ
目を逸らし黙り込んでそばにある幸せだけを見ても
満たされない気持ちになる

この曲が出た2007年はまだここまでSNSが発達していなくて。前に記事にしたけど、初代iPhoneや初音ミクが出てきたくらいの時代である。

ある意味"Zombies are standing out"に出てくる「無感覚と無関心」みたいな感じで、最近の人は社会の出来事への関心が薄いみたいなことを云われていたこともあった。

逆にここまでSNSが浸透して腐る寸前まで成熟してしまうと、何事にも関心を持ちすぎてしまうという結果も招いてしまった。

バカッターとか言われ始めていたくらいから特に顕著だけど、自分が気にくわないことに対して人を追い込まないと気が済まないような人が増えた。
この増えたというのはあくまでも「可視化される数が増えた」という意味合いである。

こうなると逆に「目の前にある幸せ」を見つめなおすようなタームにまた戻りつつあるということを感じてもいる。

何事もバランスで、無関心すぎることも過剰に関心を持ちすぎることも、人々は見失ってしまっているのではないだろうか。

時代を経て色々と考えることはあるけれど。

とりあえずライヴでやってくれ。

話はそれからだ。


3. It's on my mind


作詞・作曲:新藤晴一


イントロからBメロにあたる部分までがギターインストになっている珍しい構成の曲。

1番のサビから歌が入る。
2番ではAメロにあたる部分までがまたインストになり、Bメロからは歌が入る。

説明が面倒なのでとりあえず聴いて欲しい。

前にライヴレポか何かで「新藤晴一のギターは唄う」と書いたが、まさにそんな感じでメロディをギターが紡いでいく。

カップリングならではの遊び心ある曲で、ゆったりしたテンポと温かみのあるヴォーカルとギターが重なって、穏やかな気持ちになれる。

それでいて歌詞は切なくて。

風だけが知っている涙に、夏の終わりのような気持ちになる。

郷愁感溢れる歌詞の中に、ひとつ仕掛けがある。

古いメロディは何時もひらひらと漂っている
そっと この唇に留まった歌をあなたに

それは2番のBメロで、ここだけは主人公の視点とは異なるものになっている。
では誰かというと言葉を紡いだ新藤晴一であり、それを歌っている岡野昭仁でもある。つまりはポルノグラフィティだ。

歌詞を見てピンとくる人もいるかもしれないが、このフレーズは後の"ひとひら"に繋がっている。

あれは一人で行った海の 冷たい風が吹く風景
あれは飽きもせず聞き返したメロディ
わかっていなかった歌の意味
今なら少しわかる気がする まるで違う歌のようさ
~"ひとひら"

時が歌の意味を変える。
それが、音楽と共に人生を歩むということだ。

そんな僕らの日々に寄り添う気持ちが、ポルノグラフィティの優しさで。共に歩んできて、これからもポルノグラフィティの音楽と共に歩んでいく。

古い曲たちも今の僕らに新しい意味をくれる。

なぜなら。

ひとつとして色褪せはしない物語






僕らは彼らの曲が決して色褪せることはない、「UNFADED」なのだと知っているのだから。

だからこそ。

とりあえずライヴでやってくれ。

話はそれからだ。


ということで「リンク」のシングルについてのレビューという名のラブレターでした。


とりあえずカップリングの曲たちをライヴでやってください。


★シングルレビュー


ポルノ全シングルレビュー 1st「アポロ」
ポルノ全シングルレビュー 2nd「ヒトリノ夜」
ポルノ全シングルレビュー 3rd「ミュージック・アワー」
ポルノ全シングルレビュー 4th「サウダージ」
ポルノ全シングルレビュー 5th「サボテン」
ポルノ全シングルレビュー 6th「アゲハ蝶」
ポルノ全シングルレビュー 7th「ヴォイス」
ポルノ全シングルレビュー 8th「幸せについて本気出して考えてみた」
ポルノ全シングルレビュー 9th「Mugen」
ポルノ全シングルレビュー 10th「渦」
ポルノ全シングルレビュー 11th「音のない森」
ポルノ全シングルレビュー 12th「メリッサ」
ポルノ全シングルレビュー 13th「愛が呼ぶほうへ」
ポルノ全シングルレビュー14th「ラック」
ポルノ全シングルレビュー15th「シスター」
ポルノ全シングルレビュー16th「黄昏ロマンス」
ポルノ全シングルレビュー17th「ネオメロドラマティック/ROLL」
ポルノ全シングルレビュー18th「NaNaNa サマーガール」
ポルノ全シングルレビュー 21st「Winding Road」

【感想】ポルノグラフィティ「オー!リバル」
【感想】ポルノグラフィティ「THE DAY」
【感想 】ポルノグラフィティ「LiAR/真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ」
【感想 】ポルノグラフィティ「キング&クイーン/Montage」
【感想】ポルノグラフィティ「カメレオン・レンズ」(主にPVと"前夜"の感想として)
ポルノグラフィティ"カメレオン・レンズ" 歌詞徹底解剖 新藤晴一文学の集大成
【感想】ポルノグラフィティ「ブレス」『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』主題歌
Zombies are standing outの歌詞の意味を徹底的に深読みする《前編》或いは《本編》
フラワーの歌詞について本気出して考えてみた~映画「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」主題歌
ポルノ全シングルレビュー50th「VS」
ポルノ全シングルレビュー51st「テーマソング」

















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2021年9月22日水曜日

【感想】ポルノ全シングルレビュー51st「テーマソング」






――あなたが最後にワクワクしたのはいつですか。

ポルノグラフィティのニューシングル「テーマソング」がリリースされた。

シングルとしては実に51作目となる作品で、これだけ作品が出ていればそろそろ惰性になってもおかしくないのに、ポルノグラフィティは惰性どころか、より先の世界へ新たな挑戦をしている。

僕はフラゲ日に「CD買う→REUNION映画観る→帰ってCD聴く」という流れだったので、久しぶりに刺激が強すぎて脳が壊れるかと思いました。
ファンになって20年以上が経つが、CDを手に取り再生ボタンを押すのにこんなにワクワクできるなんて、夢にも思わなかった。

新藤晴一が「3曲とも期待に応えられるものになったと思う」と自負していた通り、3曲入りのシングルはとても満足度の高い仕上がりとなっている。


【感想】ポルノ全シングルレビュー51st「テーマソング」






2020年8月8日土曜日

ポルノ全シングルレビュー 21st「Winding Road」







2006年10月4日にリリースされたポルノグラフィティ21枚目のシングル「Winding Road」。 シングルの中では様々な面で異質な存在なので、何を書こうか迷っているうちに書けないままでいた。


取り留めない頭で書いていくが、よく考えたら元々が取り留めのない人間なので意味がなかった。

ポルノ全シングルレビュー 21st「Winding Road」



 


1. Winding Road

作詞・作曲:岡野昭仁
「天保異聞 妖奇士」第一期エンディングテーマ 



 2006年夏、初の横浜スタジアムで発表された。 

その時にアルバム(「m-CABI」)の発売と、この曲が先行シングルとなるといった発表がされる。

横浜スタジアム初日はそれが上手く伝わらずアルバムの先行シングルなのか、アルバムの先行曲なのか判らずにファンが困惑した。 

 2日目は補足されて、その内容が映像化されている。それだけ見るとなぜあんなに強調しているのかと思うだろうが、初日の反省を踏まえてのことだ。 

 秋~冬に掛けてが舞台の曲だが、夏の夜の野外で聴いたそれはそれで乙なものだった。冷たい風に負けそうなら長袖を着ればいいじゃない。

さて、曲について。
この「Winding Road」(ワインディング・ロード)というのは、曲がりくねった道という意味だが、それを人生などに当てはめやすいため、様々なアーティストが「Winding Road」というテーマで曲を書いている。 

もっと元はあるかもしれないが、ほとんどはビートルズの"The Long And Winding Road"から取られて いることが多い。

この曲自体は、当時のビートルズのメンバー間の関係のいざこざをポール・マッカートニーが書いたものだ。詳しくは近所のビートルズ好きのおじさんに訊けば、まるで見てきたように3時間くらい話すと思うので是非訊いてみるといい。

 岡野昭仁作詞作曲だが、ものすごく語弊のある言い方をすると、とても「普通」の曲だ。 

メロディは普通に良いし、歌詞も海の底で物言わぬ貝になりたいほどひねくれてなくて、比較的平易な言葉と比喩が使われている。 

けれど、この曲はどうも「普通」ではないのだ。 しかし、その「普通」というのが曲者なのだ。

この曲を見ていくたびに「普通であることが普通ではない」「普通に普通じゃない」といった側面が顔を覗かせるのだ。



 ◯普通であることが普通ではない 



ポルノグラフィティの歩みについて特に考えず曲だけ聴いた人がいたとしよう。
というよりも実体験なのだが、学生の時にある男に「"ハネウマライダー"に比べて普通」と言われたことがある。 そいつは顔が気に食わなかったので殴っておいたが、ただ「普通の曲」という感覚を受けることは理解できる。


心は空を裂く号令を聞いた ハネウマのように乱暴だけど、
それでも遠くまで運んでくれる。

 
まだ君が好きだから 素直に受け止められずに
この雨に流されてすべてが嘘だと
もう一度微笑んで

この2つを並べられたら、そう見えても仕方ない。

しかしながら、冷静になってみると「普通」という観点からすれば、新藤晴一の表現がそもそも「普通」のそれではないのだ。

僕らファンは、その「普通でない歌詞」が「普通」であると思い込んでいたのではないか。 

 その目で"Winding Road"を聴くとどうなるか、それは「ポルノグラフィティがこんな『普通』の曲を出すなんて『普通じゃない』」という感覚に陥るのだ。なんかのパラドックスみたいだな。

だからこそ"Winding Road"がポルノグラフィティにとってスタンダードな曲への挑戦という曲に見えたのだ。 

何を言いたいのかわからないかと思うが、まさにそんな感覚で、自分にとって「普通」とは何かが足元から揺らいでしまったのだ。

挑戦という意味では、岡野昭仁がクロマチックハーモニカをイントロとアウトロで吹くこともまた、新たな挑戦だ。見るたびに露骨に巧くなっていくので、もっとライヴでやって欲しい。

あと細かなポイントだが「二人」や「一つ」のように漢数字が使われているので、岡野昭仁自身が縦書きの文学性を意識していたのではないかと思う。 



 ◯普通に普通じゃない


そんな曲なのだが、更にその感覚を増幅させるのがアートワークである。

初めてジャケットを見たとき「?」マークが136個くらい頭に浮かんだ。 

「普通」の感覚であれば、そうだ「この胸を、愛を射よ」のジャケットのようなイメージが浮かぶのではないだろうか。 

 改めてジャケットを見て欲しい。 どう考えてもカップリングの"Devil in Angel"や"ウェンディの薄い文字"の世界観である。 

この世界観がキービジュアルとして、PVにも用いられている。
時代をあまりに先取りした「タヌキとキツネ」でお馴染みのPVだが、主役のうさぎの女の子がウェンディにしか見えない。かわいい。

PVを考えたとして、僕のような凡凡人が考えたら、たとえばスキマスイッチの"冬の口笛"のPVのような世界観を想像することは容易い。 

しかし、"Winding Road"はあの世界観だ。炊飯器で米を炊いたらパンが出来上がってしまったような感覚だ。 それが悪いのではなく、この世界観を見てきたファンにとって、あの世界観以外"Winding Road"を表すものはないという思いさえ芽生えている人もいるのではないだろうか(全員がとは言わない)。 

色々なことが異質なのに、それが一つのパッケージに収まるというのもポルノグラフィティの恐ろしさだ。 
 ただし、ブックレットの最後の1ページのオチが異なるというだけの違いで初回盤AとBでリリースするようなものはやめていただきたい。 どんな違いか?簡単に聞き出そうなんて、わざわざ定価で2枚買った人柱人間に失礼だと思いなさい。自分で買ってください。 

ちなみにタイアップの「天保異聞 妖奇士」というアニメだが、残念ながら日本ではあまり話題にならなかったが、海外では比較的ウケていたらしい。 ポルノグラフィティがロサンゼルスでライヴをした際に久しぶりに演奏されたのはそういった背景がある。

ちなみに、あらすじは以下の通り。
 
時は天保14年。マシュー・ペリー提督の黒船が来る10年前の江戸の町では、異界から骨肉を持った獣「妖夷」(ようい)が出没し、人々を襲っていた。それに立ち向かうのは、「蛮社改所」(ばんしゃあらためしょ)と呼ばれる組織に属する、「奇士」(あやし)と呼ばれる者であった。

エンディングとはいえ、"Winding Road"合うかこれ?
見ていた方は是非ご一報を。
この文章の取り留めのなさで、僕の混乱っぷりがよくわかったと思う。 

最後になるがギターソロ、ポルノグラフィティの中でTOP5に入るくらい好き。




2. Devil in Angel

作詞・作曲:岡野昭仁


切ないミディアムバラードから、いきなりポップでロックなナンバーへ。 

しかし、それもまた"サウダージ"から"見つめている"、"デッサン#2 春光"から"ミュージック・アワー Ver.164"を経験しているファンには奇とするにあたらないものだ。 

カラッとしたギターアプローチと、前へ前へ強く出るヴォーカルが力強い。 ライヴで盛り上がるのに、あまりやってくれないのが悲しい。 

この後のアルバム「m-CABI」を引っ提げたツアー「OPEN MUSIC CABINET」で"オレ、天使"から、この曲に繋がる展開は圧巻である。

自分の正義を貫くため 誰か傷つけてしまう
あなたはそれを悪魔の仕業って 気が付けるかい?

◯◯警察とか言ってる人や、中傷をしている岩手県民に叩きつけたくなる。 最近、思うことだけど、たとえば「自分の正義」を決める心があるとして、その人にとっては、それが天使の囁きに聞こえてるんだと思う。 

昔の曲で「天使のような悪魔の笑顔」というフレーズはあるけど、まさに本当の悪魔は、天使のような顔をしている。 

それを信じてしまう人にとって"オレ、天使"に出てくる「これだけオレが親切に正しい道を説いてやっても」という言葉の通り、それに気づきもせずに「自分の正義」を掲げているんだろう、と。

 だからこそ。

 噂が世界を巡る 天使と悪魔 
本当のところ やつらは双子だって!? 

考えて見るといい、 その「噂」は、悪魔の囁きではないか? 

決めるのは自分自身の心なのだからこそ。


右へも左へも進める道の果てに  自分で選んだものを掴めたら 
蹴落としたとしても 優しくあっても  誰もがDevil in Angel 


本当に信じるべきは、自分の魂から生まれるもの。 それは岡野昭仁がずっと唄ってきたテーマそのものなのだ。 

 選ぶのは、決めるのは、自分自身の心だ。


3. ウェンディの薄い文字

作詞・作曲:新藤晴一 


度肝を抜かれるとはこういうことなのだろう。

新藤晴一がヴォーカルというのは聞いてはいたが、まさかこんな曲が生まれるとは。 

どこをどう切り取っても「普通に普通じゃない」類いの曲だ。 
サブスクで聴いたファンではない人が、突然これが流れたらどういう反応するか観察してみたい。

これに関しては再三言ってきたが、かといってこの曲を当時の岡野昭仁が歌ってもウェンディが「ゴースト・オブ・ツシマ」のお題のフォントみたいな字を書くとこなので、薄氷を思わせる新藤晴一の歌声が合っている。





歌詞については以前に書いているが、正直書ききれてないので、もう一度仕切り直そうかと思っている。思うだけ。 

でも、ロックバンドでのし上がってやろうと上京してきた自分たちが、「ペンのさき~がなぜるだけさ」と唄うようになるとは、自分たちが一番思ってなかったのではないだろうか。

ましてや20周年の東京ドームでイントロが流れた瞬間、様々な悲鳴に近い声が上がろうとは、当時想像ができただろうか。 

こういった曲が受け入れられる土壌が、7年掛けてポルノグラフィティとファンの間で育まれてきたことが信頼の証なのだ。知らんけど。


 

★シングルレビュー


ポルノ全シングルレビュー 1st「アポロ」
ポルノ全シングルレビュー 2nd「ヒトリノ夜」
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ポルノ全シングルレビュー16th「黄昏ロマンス」
ポルノ全シングルレビュー17th「ネオメロドラマティック/ROLL」
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フラワーの歌詞について本気出して考えてみた~映画「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」主題歌
ポルノ全シングルレビュー50th「VS」


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2020年6月14日日曜日

ポルノ全シングルレビュー 20th「ハネウマライダー」








全シングルレビューも遂に20枚目に突入した。

近年の作品はリアルタイムで書いているので、それを踏まえると約半分は終わったと言っていいだろう。

これを「ようやく半分かよ」と捉えた方がいるとすれば、これだけは言っておきたい。

至極その通りだ。

というかそもそも更新が二週間ぶりということに驚いた。

さて、今回も粛々と進めていこう。


ポルノ全シングルレビュー 20th「ハネウマライダー」







2020年4月23日木曜日

ポルノ全シングルレビュー19th「ジョバイロ/DONT CALL ME CRAZY」







18th「NaNaNa サマーガール」でファンの間に若干、不穏な空気が流れていたなか発表されたシングル。

久しぶりのラテンテイストへの回帰と、ロック色が強い両A面で、その空気を払拭した。


2020年1月21日火曜日

ポルノ全シングルレビュー18th「NaNaNa サマーガール」







本人が思いっきり「力の抜けたものにしようとしたら、抜きすぎて何も伝えてない曲になってしまった」と溢したシングル。

正直、このレビューは悪いことは書かない方針でいるけれど(ネガティブなものってあんまり読みたくないでしょうし)、本人が失敗と認めているのだから、今回はちょっと踏み込んで書いておきたい。

なので、"NaNaNa サマーガール"が好きで好きでたまらないという人には、すみません。



ポルノ全シングルレビュー
18th「NaNaNa サマーガール」







2019年9月7日土曜日

ポルノ全シングルレビュー17th「ネオメロドラマティック/ROLL」








ポルノグラフィティが2人体制となってから3枚目のシングルだ。

そして初めて両A面としてリリースされたシングルである。

タイプの違う名曲たち、そしてカップリングに収録されたライヴ音源、その個性溢れる熱を見ていこう。


ポルノ全シングルレビュー
17th「ネオメロドラマティック/ROLL」







2019年8月1日木曜日

ポルノ全シングルレビュー50th「VS」








シングルCDという形態はもう意味を為さない。

もはや音楽が好きな僕でさえ、そう思っていた。

けれど、ポルノグラフィティの50作目のとなるシングル「VS」を聴いて感じたのは何より、シングルCDを聴く喜びだった。



ポルノグラフィティ全シングルレビュー
50th「VS」







2019年6月29日土曜日

ポルノ全シングルレビュー16th「黄昏ロマンス」






シングルレビューもいよいよ第16弾となった。

あとたった26作である。
※「THE DAY」辺りからは書いてるため

先が見えてきたといっていいだろう。

さて、なのだが今回の「黄昏ロマンス」に関しては、とてつもなく大好きで思い入れが深いので、書くのにそれ相応の決意が必要である。

しかし、先に進むためにも意を決しよう。



ポルノ全シングルレビュー16th「黄昏ロマンス」







2019年4月7日日曜日

ポルノ全シングルレビュー15th「シスター」








(あれ、まだ「シスター」…?)


春は旅立ちと別れの季節だ。

人は出会い、別れを繰り返す。

それは翌日までのバイバイかもしれないし、もう会うことのないサヨナラかもしれない。

その出会いと別れが確かに心に残すもの、それが"シスター"が描く悲しみだ。


ポルノ全シングルレビュー15th「シスター」







2019年2月25日月曜日

ポルノ全シングルレビュー14th「ラック」







リリースラッシュ期のシングルなのに、全シングルレビューは相変わらずドモホルンリンクルのような速度で進む。

それでもなんとか進めねばと、いうことでこれは書いてしまいたかった。


ということで本題に入ろう。

ある種、楽曲が持つものよりも「大きな意味」を持つシングルである。

もしかしたら、それは「持ってしまった」なのかもしれない。

そんなシングル「ラック」を見てみよう。



全シングルレビュー14th「ラック」







2019年2月3日日曜日

ポルノ全シングルレビュー 13th「愛が呼ぶほうへ」








シングルという形態は、もはや世の中には必要ないものなのだろうか。

サブスクリプションをはじめとした配信サービスによって、シングル、いやもはやアルバムという言葉にすら存続が懸念される事態になるかもしれない。

3曲で1200円くらいするシングルCDなど、もはや時代錯誤なのだろうか。

それでも日本ではまだシングルというフォーマットはまだ残っていて、僕はCDという形態を愛し、大切に握りしめている。

そんな喜びを味わえるシングルのひとつが「愛が呼ぶほうへ」ではないだろうか。



全シングルレビュー 13th「愛が呼ぶほうへ」




2018年11月22日木曜日

フラワーの歌詞について本気出して考えてみた~映画「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」主題歌








ポルノグラフィティの新曲"フラワー"がカフェイン11でフルオンエアされた。

今年リリースされたシングルはどれも、初オンエアになって発売なり、配信なりしたらひたすら気が狂ったように聴いていた。

今回も"カフェイン11"を録音して、何回も聴き返していたけれど、いつものとは違っていた。

軽い気持ちでリピートできない。
それほど受け止めるものが多く、大きすぎて、聴くには覚悟が必要な気持ちになってしまう。

なぜそんな気持ちになるのか、覚悟して何度も聴いて、曲と向き合って自分なりの答えを出すのに時間を要した。

それでも、少しでも掴んだ気持ちを今の自分としてここに記したい。おそらくこれから先の人生で、聴く度に印象も捉え方も変わっていくことだろう。


※記事中で「障害者」という言葉を使うが「障がい者」ではなく、あえてこの表記を使うのは原作小説に倣ってである
※映画はこれから公開なので原作のネタバレになりそうな箇所は書かないでおく



ポルノグラフィティ"フラワー"歌詞解釈
映画「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」主題歌






2018年10月2日火曜日

Zombies are standing outの歌詞の意味を徹底的に深読みする《後編》或いは《存意》






引き続きポルノグラフィティの新曲"Zombies are standing out"について書いていく。

前編はこちら。


Zombies are standing outの歌詞の意味を徹底的に深読みする《前編》或いは《本編》


前編でも宣言した通り、後編はほとんど歌詞から遠ざかって行く内容となっている。

それでもやはり「この時代に」生きる僕らは、考えることを止めてはならない。

考えを止め、思考停止してしまった瞬間、人は本当の意味でゾンビになってしまう。

僕らに必要なゾンビとは、立ち上がり必死に生を掴もうとする意志を蘇らせることなのだ。

それこそが、この記事の要約であり、伝えたい全てである。


ポルノグラフィティ
Zombies are standing outの歌詞の意味を徹底的に深読みする《後編》或いは《存意》



2018年10月1日月曜日

Zombies are standing outの歌詞の意味を徹底的に深読みする《前編》或いは《本編》






ポルノグラフィティの新曲"Zombies are standing out"が配信された。

「こんなポルノを待っていた」

渇望していたものを与えられ、僕らゾンビたちは頭を撃ち抜かれ終わらない日常に別れを告げた。


※書いていてかつて無いほど脱線を繰り返して長くなった為、前後編に分けました
※後編はまだまだ書いてますが、"Zombies are standing out"ほぼ関係なくなる予定です


ポルノグラフィティ Zombies are standing outの歌詞の意味を徹底的に深読みする《前編》



2018年9月30日日曜日