2018年4月21日土曜日

水曜どうでしょう「初めてのアフリカ」は本当につまらないのか(と新作の展望)






2018年いよいよ水曜どうでしょうの新作が放送されるらしい。

その前に、現時点の最新作である2013年に放送された「初めてのアフリカ」について書いてみたい。

現時点での最新作といっても、すでに5年前の作品なのだなと驚いてしまう。
もうそんなに経っているのか。

そんな「初めてのアフリカ」だが、世間での評判がとにかく悪い「つまらない」「面白くない」「飽きる」などの声が多く、とにかく評価は芳しくない。





確かに13話と過去最長の放送枠(1クール以上)でありながら、アクシデントもあまり起きず、内容もひたすら車から動物を眺めるばかり。

その中で同じネタ(大泉エッセイの宣伝など)が繰り返されるばかりなので、飽きてしまうという理由はとてもよく分かる。

ということで(?)、天の邪鬼な僕は、「初めてのアフリカ」の良いところをあえて書いてみようじゃないかと思った次第である。そうすれば良さも見えてくるのではないか、ひょっとしたら面白いのではないかと思えた次第である。


そうした結果、先に結論を書いてしまいますが「初めてのアフリカ」はどちらかというと、超つまらないです。












「つまらない」ということ




これは副音声でも明言されていたが「アフリカ、途中で飽きたでしょ。それをお前ら(視聴者)も味わえ」というような旨の藤村Dの発言があった。視聴者と同じように画面の中の出演陣もただ動物を見続けることの繰り返しに飽きている。

「旅に飽きる」これはある意味、普通のバラエティであれば決して流してはいけないシーンだろう。大泉のいうところの「なら切れよ」ということだ。

水曜どうでしょうの魅力とは何か。
それは"リアル"な旅の追体験ができることだろう。

道を走れば道に迷い、宿を必死に探し、文句も言い放つ。そんな追体験ができる番組というのは、普通の予定調和の旅番組ではないものだ。





どんな旅番組であっても、その土地、場所の良いところを見せて、それをいかに魅力的な場所に見せるかがディレクターの腕の見せ所である。つまらない、飽きるなんて思われてはいけないし、スポンサーにも示しがつかない。

しかし、ヒゲは決してそんなことをしない。ありのままの姿を映している。飽きるものは飽きるのだ。





この「感動は長続きしない」というものを疑似体験できる機会はそうない。この感覚は「面白い」や「面白くない」とは別の次元にあるのではないかと思う。

僕はジム・ジャームッシュ監督の「リミッツ・オブ・コントロール」という映画が好きなのだが、あの映画も、たぶんエンタメ作品ばかり見てる人は途中ほとんど寝てしまうんじゃないかな、と思えるほど退屈な映画だ。







ある殺し屋がターゲット(「世界で一番偉いと思っている男」)を殺すというストーリーなのだが、そんなストーリーあってないようなもので、映画のほとんどはそのターゲットに近づくため、様々な情報員と話すことに費やされる。

とはいえ、その暗殺者は無口だし、情報員はターゲットの話よりも思い思いに好き勝手"それらしいこと"を喋って去ってゆく、ただそれのその繰り返し、ただそれだけの映画なのだ。
一応かろうじてストーリーを繋いでいる「世界で一番偉いと思っている男」を殺す、というシーンは終盤にあるが、あまりに呆気なく終わってしまう。

そのオフビートな感覚に近いかなと思う。

或いはテクノって同じリズムをひたすら反復させることで終わらない音楽を体感させるのにも近いかもしれない。テクノではないが、アシッドハウスなんて、分からない人は本当にただ退屈な音楽の垂れ流しにしか聴こえないが、それがクセになっていってしまうのだ。

「初めてのアフリカ」もそれとおなj……


そんな訳ねーだろ。




初めてのアフリカで面白いポイント




冗長、退屈というアフリカの旅。

それでも、そんな中でいくつか面白いポイントはある。

企画発表の乱暴さ。
もはや逆ギレ芸と化している。

この企画発表、大泉洋はハナタレナックスのロケから直接来ているんだよね。その時の「俺のスケジュール12日間も普通切れないよ」というセリフが面白い。

2夜の床屋のくだりも腹を抱えて笑った。
特に藤村Dの髪型には爆笑である。この辺りは「アフリカつまらない」という方々も楽しんでる人多いのではないかな。





いくら退屈だ、飽きるとはいってもやはりアフリカのあまりに広大な景色と空の絵は綺麗だし、動物好きとしては、様々な動物がちゃんと見れるのは楽しいものだ。

後半でガイドのスティーブに対する勝手なモノマネアフレコの「メッチャいるよ」も良いね。





12夜でのようやくどうでしょうらしいアクシデント、テントの側にライオンが?というところも「それらしさ」があって、中盤のひたすらな中弛みを打破している。






極めつけは、最後まで竹馬に乗れないミスターだろう。
僕も乗れないので人のことは言えないが、人はこんなにも成長しないものだろうか。











水曜どうでしょうという番組と大泉洋という人間




熱烈なファンなら分かると思うが、水曜どうでしょうという番組で、初期に番組を引っ張っていたのはミスターどうでしょうこと、鈴井貴之である。

今見ると空回りともいえるほど必死に番組を盛り上げようとしていた。それは誰よりも番組を形にしようとしていたからだ。
それ故に番組開始1年のヨーロッパでの「全部回れなかったら番組辞めます」という宣言にまでいった。

しかし途中からは大泉に、そして藤村Dにその座を明け渡して自身は後ろへと引っ込んでいった。

また何のDVDか忘れてしまったが、どこかの副音声で「今後は大泉に発破をかけられるようになるかもよ」「大泉洋の合宿、なんてね」みたいな発言があった。
歳を重ね「ゆっくりやろうよ」という製作陣(ミスター含む)に対して、今度は大泉洋が奮起する時が、今後起きるのではないかと期待してしまうのだ。

「アフリカつまらない、と云われますよ」という話を大泉洋自身も副音声で発言している。それに対しての返しが最初の「お前らも味わえ」に繋がったのだが。

「番組を人一倍愛しているのは大泉洋だ」と今でも云われる。





そして、大泉洋というのはどこまでも「自分が面白い」ということに貪欲な人間なのである。

そんな男が「つまらない」と云われることに耐え続けられる訳があるだろうか。いや、ない。


ということで、その反動がまたその内(次ではなさそう)来るかもしれないという期待も込められる。

水曜どうでしょうの好きな場面と云われると、僕は最初のヨーロッパ完全走破で訪れたリヒテンシュタインのをMr.フリッツのくだりか、対決列島のおやきの場面を挙げる。
だが、復活してからもヨーロッパ完結編のみっちゃんや、ひとつ前の原付日本列島完全制覇の赤福の一連のくだりで、もしかしたらベスト更新したかもというくらい笑わせてもらった。





またそんなシーンが訪れるかもしれないと思って見てしまう時点で「もう離れられない」という術中にハマってしまっているのだ。

そもそも色々なものが一人歩きしてしまい、ハードルが勝手に上がっているというところもあるかもしれない。そんなに構えなさんなというメッセージかもしれない。

元々は北海道の小さなローカルバラエティなのだ。



新作について




そんな新作について、2018年に放送という発言をキャラバンのイベントにて藤村Dがしている。










2017年3月時点でロケは2回行われていて、更にまだ追加撮影があった、らしい。

ロケが複数回にまたがるということは、どのような企画なのだろうか。
今までの企画でいえばこれだけの長期に渡るものは、シェフ大泉夏野菜か、ロケが2回に分かれた原付西日本くらいなものである(たぶん)。

ということで、僕なりに予想をしてみたのだが、新作は、ドラマではないだろうか。

水曜どうでしょう=旅というのはもう視聴者にはお馴染みだが、何も必ず旅になるとは限らないではないか。

そうした時に近年の藤村Dの役者としての活動が盛んなこと、数年前にミスターがドラマを手掛けていたり、大泉洋や安田顕は言わずもがな今や日本には欠かせない俳優となった。

複数回行う必要性を踏まえるとそれが一番しっくりくる理由なのだ。


ただ、まぁ「南半球です」ですという発言もしているらしいから、当たらない予感はしているが。

それと発言としては、

「新しいの見たらがっかりする」
「『なんでこんな体たらくなんだ』とショックを受ける」
「アフリカがどれだけ面白かったか思い知らせてやる」


等々、期待するんじゃねーぞということは伺える。

果たしてどんな内容になっているのか。

期待半分くらいで待つことにしよう。



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