2016年7月26日火曜日

誰からも理解されない、歌い回しが変わる瞬間フェチ






今回記事として書きたいんだけど、おそらく誰からも理解されることがないかもしれない。

僕が音楽を聴いているなかで「あ、良いわ」と光悦してしまうポイントがある。
フェチといってもいい。

それは歌い回しが変わる瞬間フェチだ。

わかる。いや、そういうことじゃなくて、意味分からないでしょ。

ということで、代表例を3つのタイプを上げて紹介しよう。








・転調


ここに入れていいか分からないけど、これも大きな意味では我が歌い回しが変わる瞬間フェチ界の代表じゃないだろうか。ちなみのその世界には小室哲哉と僕しかいません。ドラゴンボールの界王様のとこみたいだな。

小室哲哉が90年代を席巻したのは転調の力による。この今では当たり前の転調文化を作った。まさに界王拳だ。僕はバブルスくんでもいい。

転調の効果の一つにはそれまで予定調和的に繰り返してメロディを転調することで、さらに印象深くさせる効果がある。

通常のJ-POPの構成だと、1番→2番→Cメロ→サビってなるでしょ。それを最後を転調させることで、曲の盛り上がりと曲にひとつフックを効かせることができる。

ほら、みんなそれに夢中になったでしょ。
ということは我が協会に入会する素質十分ということだ。


・最後のサビだけ歌い回しが変わる



これは転調に近いけど、違う点は転調はサビ全体だが、これはワンフレーズのピンポイントの話だ。
例として最近一番グッと来たのがAwesome City Clubの"Vampire"なんだけど、YouTubeにショートサイズしかないので、別の例にしよう。





Mr.Children / Tomorrow never knows


言うまでもない、問答無用の名曲。

最後のサビの「誰かの為に生きてみたって」の部分だ。
ここのブレイクがあったからこそ、この曲が未来永劫受け継がれる名曲になったと断言したい。

そして、僕が推しに推している印象派。その印象派の代表曲"SWAP"である。





印象派 / SWAP


この曲自体にはコーラスの入れ方が最高すぎフェチもあるけど、終わらなくなるのでやめておこう。
サビの「夢のように広がるわ」のポイントに注目して欲しい。1番と最後のサビで歌い方が変わるのに気づくだろうか。

初めて聴いて、このフレーズが来たときにもう僕はもううっとりしてしまう。

これも同じく、序盤と同じサビの繰り返しになるところを崩して印象を強くしている効果があると思う。こういうことをシレっとやれるアーティストは出来るよ。



・ライヴで歌い回しが変わる



CDで上記のようなことがなくても、ライヴで演奏された際に歌い回しが変わってることがある。これもドキドキポイントだ。

これも例を挙げよう。
ポルノグラフィティの"何度も"である。名曲。

ライヴ版で昭仁さんは「誰かに出会って」の「出会って」の部分をCD音源と違って意図的に伸ばして歌っている。これはどのライヴでもしていたので、かなり意識してこの歌い回しにしているんだと思う。横浜ロマンスポルノ'06やSWITCHツアーの映像作品で確認してもらえればと思う。ない?買え。

ちなみに僕には小4からの長い付き合いの友人がいる。そいつは俺に誘われたことで今ではかなりのポルノバカに染まった。その友人ですら「いや、分かんね」と呆気なく言われた。

それでも僕はこの歌い回し好きなんだよ。

別角度からになってしまうが、ハルカトミユキでずっとサポートドラムをしてる中畑大樹さん(Syrup 16g)、ハルカトミユキのライヴでよく最後のフレーズを変えてる時がある。それがとても好きでねぇ。

最後に動画を載せるけど"バッドエンドの続きを"の最後のサビ、最初のと比べて欲しい。大げさなくらいキメがたくさん。カッコイイ。





誰からも理解されなかったとしても僕はこの性癖を広めたい。

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