ギターにはピックアップと呼ばれるパーツがある。
いくらボディが何の材だとか、塗装が何だと言っても、サウンドを左右するのは間違いなくピックアップである。
主要なピックアップでもいくつか種類があるので、今回はそれぞれの特徴を見てみよう。
書いてたら長くなってきたので記事2つにセパレートしようと思う。
今回は二大巨頭である「シングルコイル」と「ハムバッカー」の2つを取り上げる。
ちなみにメーカーごとの音質の違いではないのであしからず。
それはそれでいつかまとめたい。
・シングルコイル
主にフェンダー系のギターに搭載されている。
シングルコイルは歯切れが良く、明るいトーンが特徴。
特に、テレキャスターで(巧い人の)クリーントーン~クランチのカッティングは気持ちいい。切れ味の良い包丁でサクサク切れていくような感覚だ。
フロントにしたときのウォームなトーンも気持ちよくて、良い真空管のアンプに繋ぐだけで幸せなサウンドが出る。
ストラトキャスターでも甘いトーンからカッティングまで鳴らせるのて、多くのギタリストに今だ支持されている。
シングルコイルは音が細いというイメージがあるけど、しっかりEQでベースを上げたり、トレブルを削ればバランス良くなる。
シングルコイルの弱点はノイズが乗りやすいこと。
その対策としてノイズが抑えられるタイプなども出ている。
主要なシングルコイル搭載のギター
- フェンダー ストラトキャスター
- フェンダー テレキャスター
- フェンダー ジャズマスター
・ハムバッカー
シングルコイルの出力が弱い、パワーが足りないというワガママに応えて造られたピックアップ。
ハンバッカー、ハンバッキングともいう。バックパッカーは違う。
出力弱いなら2個並べれば良くね?というノリだったかは分からないが、ともかくシングルコイルを2つ並べるだけという生活の知恵みたいな方法で開発された。
なぜ2つ並べるとノイズが抑えられるのかはWikipediaに書いてあったので見て欲しい。
僕は難しい漢字がたくさん書いてあったので諦めた。
ともかく、そうすることでノイズが減りパワーも上がったということで、ロックは音がデカくなるほど正義というギタリストにウケて今ではシングルコイルとの二大巨塔に。
シングルコイルと対照的に低音の成分が強く、音が太く力強い音が特徴である。
とりあえずロックやりたければ、ハムバッカーのギターをマーシャルアンプに繋いでボリュームをフルテンにすればロックギタリストの仲間入りだ。
ノイズに強いということはその分ボリュームを上げたり、歪みを強くしてもノイズがそこまで出ないという強みがある。
ちなみにハムバッカーといえばギブソンのイメージだが、フェンダーでも取り扱っている。ストラトでリアがハムバッカーだったり、フロントだけハムバッカーのテレキャスターカスタムがあったり組み合わせで色々な種類がある。
フェンダー製のはギブソンのともまた違った味わいになったり、近年では様々なメーカーのものが出ている。
先に書いたように、それをやると終わらなくなるので、今回はここまで。
主要なハムバッカー搭載のギター
- ギブソン レスポールスタンダード
- ギブソン ES-335
- フェンダー テレキャスターカスタム
ということで主要な2タイプのピックアップでした。次回はP-90と若干マニアックなミニハムバッカーを取り上げるので、お楽しみに。
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